日別アーカイブ: 2012年6月30日

折り畳み机(1480×400)

またまた、新作!今度は「折り畳み机」です。天板のサイズは長さ1480mm×幅400mmです。

作ろうと思ったキッカケは、やはり、手作り市などに出品される出店者さんから、キャンプ用の折り畳み机は、軽量&組み立てが簡単・・・・だけど、貧弱で安っぽいって意見から。

天板は、出来るだけ軽くする為に補強したくなかったので、18mm厚の寄木合板(パイン)を使用。脚は耐久性のある、国産杉です。何かと私は国産杉を使いますが、国内有数の良い杉の産地「和歌山」であり、周囲に木材を扱う知り合いが多く、他の木材より入手しやすいのもモチロンですが、価格と加工性と耐久性のバランスが良いから好んで使っています。塗装はログ・ハウスやウッド・デッキにも使われる耐水性に優れた「キシラデコール(ウォール・ナット色)」を使用してます。

木組みして、丁番(ヒンジ)金具だけで作ってますが、筋交いの三角形構成の寸法計算してあるので、折り畳み部分は「コクッ」っとプッシュ金具を使ったような節度感があります。(精度が良くないと、こうはなりません)

立てると、ガタガタと大きく揺らしたぐらいではビクともしませんが、一旦、脚を折り曲げ始めると、脚はスムーズに自重だけで畳めます。(逆に天板を持って浮かせると、勝手に脚が起きて一人で起こせます)この脚が伸びきった時の「コクッ!」っとした節度感は、我ながら良い感じなので、是非!実践して頂きたいです。

畳んだ状態。スッキリしています。実はコレ!某木工書籍のオマージュです。

ただ、書籍中に不備(掲載ミス)があったので、自分で寸法を計算しなおし、私なりのアレンジを加えて耐久性も、カナリ持たせています。また、画像では見難いのですが、天板の側面にもリーマーで飾り彫りしてあります。

ヒンジの数が12箇所と多く、天板も・・・材料費が意外にも高くついたので、予価5000円~6000円くらいになりそうですぅ。