日別アーカイブ: 2012年10月19日

「よりどりエア・プランツ」取り扱い説明です。

カワユイしぃ~・・・ドコでもぶら下げるだけで・・・

オサレにキマっちゃう人気の「よりどりエア・プランツ」♪(#^o^#)

今週末の「ガネ福市」&再来週の「陽だまり市」にも持っていく予定♪

 

・・・・・んで、手入れが殆どいらないし、ナカナカ丈夫で枯れない♪

忙しい女子にはピッタリでっス。☆⌒(*^∇゜)v

 

ですが・・・・いっつも思うんですが・・・・・

植物の管理って・・・人によって受け取り方がバラバラ( ̄□ ̄;)

 

「お水は少なめに・・・」っと言っても、

「一日、一回しかあげてませんよ?」っと、毎日あげちゃう人も居れば、

全くのゼロ!カラカラで完全な放置・・・・で、忘れちゃう人も居ます。(~~;)>

 

サボテン等の多肉植物や、このエア・プランツ・・・高温多湿な日本では、

大抵は「水をやり過ぎて腐らせて枯らせてしまう」ので・・・・

 

ソコで!一般的にも知られるようになった「エア・プランツ」ですが、

販売する側として、「取り扱い説明」を書いておきますネ♪(^o^)/

 

○ほとんどが「パイナップル」の仲間です。

名前の最初に「T」が付いてるのですが・・・

「パイナップル科・チランジア属」(Tillandsia)の頭文字です。

エア・プランツの大半が、このパイナップルの仲間です。

 

○アッチの国の原生です。

ほとんどが、熱帯アメリカ・中南米・アルゼンチン・コスタリカ・メキシコ・・・

大体・・・・アッチのほうです。(* ´艸`)

 

日中、殆ど雨が降らなくて、わずかな夜露だけでも生きられる・・・

「ワイルドだろ~?( ̄ー ̄) 」・・・・

だから、水が殆ど要らない=エア・プランツなの。

 

○根っこより・・・葉の全体から水を飲みます。

葉の表面には「鱗片(トリコーム)」って言う細か~い毛が生えてて、

ソコに夜露を貯えて、葉や株の全体で水分を吸収してます。

その他の種類は、葉の間の隙間に貯えたりします。

 

一応、根っこがあるけど、他の植物と違って「他の木にしがみ付く=着生」の

為で・・・根っこからも吸収するけどぉ・・・って感じです。

 

○水やり方法は?

1・「ミスティング」(毎日~一週間に1度でも)

・・・・「ミスト=霧」ですね。基本は霧吹きで葉の表面にシューっと吹き掛ける感じです。

夜露で生きてるんだから、夜に霧吹き掛ければ、良いって事です。

 

でも、「乾燥地帯の・・・・」の話。注意したいのは、基本「ジュクジュク」とか「蒸れ」

には極端に弱いので・・・濡れたまま翌日まで放置とかはNGです。(腐って枯れます。)

 

2・ソーキング(水に浮かべる)

・・・購入して直ぐ!や、カラカラの水不足で弱ったり・・・・そーじゃなくても

一ヶ月に一回くらい2~4時間ほど、水にそのまま浮かべちゃうって事。

たまには、「雨季」のように、ガブガブ水を飲みたいって時もある訳で・・・・

でも、最長8時間くらいまででしょうか?そのくらいでOK。溺死しますゾ?(* ´艸`)

 

そりゃー・・・人によって、育て方は違うでしょう。

両手ほどの大きさに育てて、株分けしたり・・・花を咲かせたり・・・

普通の植物のように、もっと頻繁に水やり&液肥を与え、温度管理をして・・・

ベストな環境で育てれば、大きくもなりますし、エスレルとかの開花薬を

あげれば、100円均一のエア・プランツでも、見事に咲きます。(#^o^#)

 

・・・・っが・・・それなら、花屋で買ってください。(~~;)>

 

私は、「カワイくて、飾るだけで・・・・オサレで、ソコに植物がある」事に

意味を感じて、木工でコラボしてますので・・・ご理解をm(__)m

 

ただ、植物なので、(今の空調完備された室内では)「全くの水分ゼロ」では枯れるし、

マイナス温度の真冬に、そのまま放置すれば、寒さで枯れるので注意してください。

 

具体的に言えば、雪が降るほどの真冬なのに、トイレとか玄関とか出窓とか

外気と変わらない寒い場所に、そのまま放置してたら枯れます。

(耐寒温度5~0℃前後が限界)

 

窓の無いトイレなど・・全く、空気の対流が無い密閉空間もNGです。

日光が好きな種類も多いので、たまに日光浴も良いですよ♪

・・・それでも、真夏の直射日光はNG!! さすがに葉焼けを起こして枯れます。

照明の明るさや、レースのカーテン越しとか・・・やさしい光が一番、適してます。

 

っと言う風に、他の植物より、圧倒的に世話は必要無いのですが・・・

 

たとえば、冬場だけでも、温かいリビングに移動してあげるとか(=´∇`=)

寝る前に「おやすみ~」ってシューっと霧吹きを掛けてあげるとか(^◇^*)

 

その程度で良いんですが・・植物ですから「造花のように放置」するのはNGです。

 

○ウンチク&ポイント

水やりは少なめでOKとは言え・・・・丈夫で辛抱強いので∠( ̄∧ ̄)

枯れるまで、気付かないではダメなので・・・・

 

・「鱗片(トリコーム)がある種類」は、基本的には、水やりが少なくてもOK。

もし、水が足りないと少しでも空気中の水分をかき集めようと・・・

鱗片(トリコーム)が多くなり、見た目が白っぽくなります。

逆にソーキングして可愛がり過ぎると、鱗片(トリコーム)が怠けて、

ドンドン取れてしまいます。

 

・ 「葉がツルツル系」や「細い葉がボーボーの種類」は、水が少ないと水分の蒸発を

抑えるために、葉の広がりが小さくなり、見た目がスマートになります。

 

・細い葉ボーボーの種類には、開花前に「葉が赤く紅葉する」品種が多いです。

 

・たいていは開花すると、扁平状の桃色~赤色の花苞が幾重にも膨らみ、その先に

薄紫~青紫の小さい花弁の花が咲きます。

「トリコロール」の種類は、葉が赤、花苞がピンク、花弁が紫・・・3色=トリコロールらしい。

 

○販売中の「よりどりエア・プランツ」の種類(全6種類)

・画像左

T・ストリクタ

エア・プランツの代表格。日光好き&水好きで育てやすい。

耐寒は8℃。

・画像真ん中

T・ブラキカウルス

恐竜みたいな名前(* ´艸`) 熱帯アメリカ~アルゼンチン生まれで

耐寒は10℃。花が咲く前に葉の先が赤く紅葉しまーす。

水好きですが、水のやり過ぎで腐る事が多いので、葉がグリン♪グリン♪

曲がってきたり、鱗片が濃くなったら「水くれー!」のサインです。

・画像右

T・コットンキャンディー

コレだけは原種じゃなくて「ストリクタ」と「レクルビフォリア」の交配種。

両方の特徴を兼ね備えて丈夫。耐寒は10℃

・画像左

T・シルシナータ(別名 パウシフォリア)

水好きで中南米育ちなので日光&高温好きです。

うまく咲かせれば、紫色の花が咲きます

・画像右

T・カプツ-メデューサ

メデューサの髪みたいに葉がクネってるのが特徴。

ミスティングは一週間に一回程度でOK。日光好きなので

冬以外は屋外でもOKです。0℃の寒さでも耐えます。

 

・画像には無いですが・・・

見た目はネギっぽくて、実はパイナップル葉みたいに硬いヤツで・・・

T・メラノクラテル

メキシコ~中南米のラテン系で水好きで、乾燥すると

葉が全体的に閉じてくるので「水くれ!」のサイン。

コレも開花前に、葉先が赤く紅葉します。

 

以上・・・・長々と書きましたが、「よりどりエア・プランツ」を

ご購入頂いた方に「あれ?コレって水好きだったかしら?」って時に

でも見直して頂ければ幸いです。

 

より詳しい「着生植物のプロ」による育て方については、直接

「蘭とバラ園 蘭ing」に聞いてください。