日別アーカイブ: 2013年11月14日

鉄アングルの台車(* ´艸`)

またまた・・・オーダーで忙しいのにぃ・・・

ワガママ実兄は、構わず急ぎの依頼をブッ込んで来ます。( ̄д ̄)エーッ・・・

 

素人判断で「調理機械の下に木の枠で台車を・・・」っと言う

依頼だったのですが・・・現物を確認しに行くと・・・・

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錆びてボロボロやーん(○´ε`○)んもー・・・・

 

これでは、台車うんぬんの前に・・・機械の台座がアングル保持できてません。

そのうち・・・倒れてぶっ壊れるぞぉー!!(*`ε´*)ノ_彡パシッパシッ!

 

あと・・・この機械、某有名メーカー製なのですが・・・・(´~`ヾ)

溶接のビードがちゃんと乗ってませんでしたよ?(* ´艸`) ○ボダさん♪

 

だから、スポットも甘く・・・錆びてなくても手で簡単に、もぎ取れちゃう。ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ

ココに重心を載せてるんだから、応力の向きも突き上げるように反対に掛かりますよ?

こんな溶接では、どの道、持ちませんぞ!( ̄へ ̄;バカモーン!

 

つー事は、別にして・・・・

1・予想以上に機械が重いので、木製ではぶ厚くなる。その下にキャスターを

つけるので、更に高さがあがってしまう。

2・手前に折り畳み機構があるので、アジャスターで納まるように

できるだけ台車は低く作りたい。

3・台座アングルが取れちゃったので(* ´艸`) アハハ・・本体の下の四辺で支えて

保持するしかないし、保持して囲うようにしてあげないと機械が歪む。

 

・・・・・つー事で、鉄アングルで四方組みして台車にしないとダメって訳。

(*`ε´*)ノ_彡パシッパシッ!

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先ずは、鉄アングルを45度にカットして・・・それぞれの内寸にカット。

(簡単に書いてますが、クリアランスを見て、内寸を合わせないとダメです)

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次に木の枠で寸法&直角を保持するように冶具を作って・・・

アングルの内面にビードを乗せると、熱で歪んで起き上がってくるので

四角の内側も押さえまーす。

これで、どんなド下手がヨソ見しても・・・バッチリ!直角&平行です♪(≧∇≦)b

 

んで・・・溶接。_φ(□□ヘ)ジジジィー

表面からもビードを乗せて・・・更に外角にアングルで補強して・・・

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完璧に寸法通り(≧∇≦)b 平行&直角の四方角鉄アングルの出来上がり♪

 

あのぉ・・・コレって、鉄工所なら当たり前の朝飯前ですが、普通の木工屋さんは

こんな事しませんので、こんな仕事は言わないであげてくだちゃいネ?(´~`ヾ)

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んで、今回はボルト留めのキャスターを使うので、取り付け台座!

四角の内側にナットを付けて・・・裏に座金を補強板として共溶接♪

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今回は、調理場と言う事で、水&酢&塩&洗剤&ハイターと

錆びやすい環境なので、思いっきり厚めに黒塗装しておきまーす。

でもぉ・・・たぶん・・・いずれ錆びます(* ´艸`) ンマ、シャーナイ。

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んで、キャスターを取り付けて・・・完成っ!(≧∇≦)b

手前の右車輪だけ、ストッパー付きのキャスターにしてます。

もっと重たくて、歪むようなら・・・斜めに補強を足したりもOK♪

 

んで・・・ぶっつけ本番で・・・・

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ドキドキの・・・現物と合体!!パッコーン!ヽ( ´ ▽ ` )ノ ピッタリですぢゃ♪

これで、本体の底面保持も兼ねてるので、まだまだ、当分使えますね♪

 

こーする事で、脚の高さを究極まで低く出来たので、手前に折り畳みの

追加板があるのですが、その高さ調整もアジャスターで回避できました♪

 

木工なので、主に木で何でも作るのですが・・・・鉄も得意で発想が広いので

こー言う時は、あっさり・・・「鉄の方が良いや♪」と切り替えます。(≧∇≦)b

 

ただ・・・何度も言いますように、これは私ならではの・・・・変わった発想なので

(鉄には鉄の、木には木の特性&組み方があって、精度の取り方も違います。)

木工屋さんだったら誰でも溶接も出来る?って訳では無いので、ご理解をm(__)m

 

っと・・・・これ以外にも、オーダー品製作は進めているので、ご安心を。(´~`ヾ)