日別アーカイブ: 2017年10月28日

メートル法の弊害。

えーっと・・・昨日、灯油ポリタンクに

18Lタンク(従来の縦長ジョリ缶タイプ)と

20Lタンク(ズングリした低高タイプ)が

混在してるって話を書きました。

そもそも灯油タンクに2種類以上ある事も知らなかったり

低くて、こじんまりしてる方が逆に20Lと沢山入ったり、

だとしても・・・・灯油を買いに行けば18L単位販売。

┐(´ー`)┌ネェ?

なんか中途半端だなぁ? ( ̄~ ̄;)っと感じる人も

多いと思います。

他にも、米国が使ってる「ヤード・ポンド法」や

「インチ」日本建築や着物に多い「尺貫法」など

なんで、こんなヤヤコシイ事になってんのか?

「世の中全部、メートルの方がキリが良いんじゃない?」って

思っちゃいません? ( *´艸`)アハハ

でも、それは逆説。・・・・ハッキリ言ってしまうと

「メートル法」の基準制定が間違ってるから。( ̄Д ̄;)エッ?

自分が国際メートル法で習って来たから、それ以外の単位が

中途半端に感じてしまうだけの話って事。 Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

┐(´ー`)┌ ヤレヤレ

あっ!長さと質量(重さ)には密接な関係があって、

10センチ角の容積を1リットルと言い、1リットルの

真水の重さが1kgって事。(メートル法)

つまり「長さ」さえ制定されれば「重さ」も「体積」も

すべてその単位で統一に定められるって意味ね?(≧∇≦)b

「ヤード(長さ)ポンド(重さ)法」とか

「尺(長さ)貫(重さ)法」って呼ぶのは、その為。

そもそも、昔からヤード・ポンドやインチ、尺貫法など

世界各地で「人間の身体や身近な穀物を基準に」単位が

その国々独自で決まってたのね。

β(□-□ ) フムフム

例えば尺貫法の「寸」ってのは、元々は日本人男性の

親指の幅なのね。一寸法師の1寸。一寸先は・・・の寸。

インチってもの、大人の男性の親指の幅で25、4mmで

1フィート(304、8mm)の12分の1で

1ヤード(914,4mm)36分の1。

インチも寸も起源は同じなんだけど、日本人と白人の体格差や

インチは「12分の1(12進数)ダース」に対して

尺貫法は「10分の1(10進数)」にしたから・・・

一寸は30,3mmとインチよりも大きくなっちゃってます。

尺は中国から伝わり、象形文字。もともと親指から中指までの

18センチくらいだったんだけど、単位は年貢など税収にも

使われる性質から、時代と共にドンドン長くなる(それだけ多く徴収できる)

傾向があって、最終的に30センチほどに伸びたんだけど( ̄Д ̄;)

日本だけでも時代によって違ったり、中国各地の尺も日本との尺も

時代と共にバラつきがあったりします。

しかし、ちょっとゴチャゴチャ違いがありそうですがぁ・・・

現行の1尺(10寸)は、日本人男性の尺骨(前腕)の長さで、

約303mm、

1フィート(12インチ)は白人男性の足の長さで、

約304mm・・・・

全く違う風習や人種でも、おおよそ扱いやすいモノの

長さは、万国共通で大体その程度。

30センチ定規とかね?メートル法の定規なのによ?( ̄Д ̄;)アッ!

尺貫法の「歩」は一歩の事で6尺(約1818mm)

で「1間(けん)」の事。面積で言うと「1坪(つぼ)」の事。

両手を広げたほどの長さで、日本の柱から柱までの間で

1ヤード(3フィート)910mmの約2倍。

畳やベニヤ板、石膏ボードなど(910mm×1820mm)は

覚えにくそうな数字だけど「約303mm(尺貫法)」を基準に

考えると簡単で「3×6判」と言って「大人が一人で運べる大判」の

サイズ。(≧∇≦)bナルホド!

910は約303の3倍。455は910を半分に切ったサイズ。

(メジャーに455刻みに赤いマークがあるのは、その意味)

2×4材の長さ(フィート)が1820mm(6フィート)や

3640mm(12フィート)なのは、この為。

2×4って部材自体も2インチ(約38mm)×4インチ(約89mm)

(乾燥収縮するので微妙に違いますが)の意味です。

一斗缶が18リッターなのも(コレによって、灯油も

18リッター単位で販売された)1升瓶が1,8リッター

なのも尺貫法がベースの重さなの。

(昔は米1俵(約60kg)が人間が持てる重さ、

2俵が馬に載せる重さとされてたんだけどネ?)

んで、話が前後しちゃうけど・・・世界各国の長さ、ひいては

重さの単位(基準)が昔はマチマチでした。

やがて近代化が進み、各国同士が貿易し、流通が進み

グローバル化が進むと・・・・

「インドで作ったのがフランスでは入らん!」とか

なっちゃうと困るのでぇ・・・(*´д`*)アワワ

「世界共通の長さを決めよう!」ってフランスが決めたのが

今の「国際メートル法」。(パリ万博の頃の話)

ただ、世界が納得する共通の長さ(他国でも計測が出来て

誤差が少なく共有できる)にアレコレ悩んだ末・・・・

「北極から赤道までの長さの1000万分の1の長さ」

と言うのを基準に国際的に普及させたの。ゞ( ̄∇ ̄;)ナゼダァ!

後に、天体の地球は一定では無いし、0,0001mm僅かに

違うだけでも、各分野に多大な誤差影響が出てしまうので、

今では、秒(時間)も、メートル法の基準の1m定義も

「分子の大きさや光の速さなど、もっと精密で不変な基準に

制定され直されてる」が・・・

「普及させたの」って書いてるくらいで、庶民&商人&大工には

不評だったのだが、(新しい単位に馴染めないだからでは無くて、

人体を無視した単位で扱い難く&それによって世の中の色々なモノが

中途半端な数字になる事を嫌った)各国が法律で制定&罰則金を

課してまで、強引に一般にも普及&国際共通化させたの。

因みに、今でも尺貫やインチ表記は製品のサイズ表示に使うと

アウトなので「20インチ型」とか妙な言い回しになってますし、

日本の木材や建材には必ず()でメートル表示されてます。

 

つまり・・・

元々が「不変とされる地球を基準に・・・」ココがミスった。

Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

今までの説明で判っただろうか?

そもそも各国違いがある風で、世界各地の身体尺は

だいたい等しく、メートル法で言うと「フィート」や「尺」つまり、

3の倍数に近い。

303mm、910mm、455mm、1820mm・・・

( ̄Д ̄;)ソッカァ・・

人間が使うモノ、扱うモノ、生活必需品、自動車や椅子、

ドアや家・・・・・全てが割り切れない中途半端?

では無くて(≧∇≦)b

「地球の大きさ基準では無くて、人間に馴染み深い

91センチ(約303の3倍)を、もし、1mと設定すれば

殆どスムーズに共通出来たのでは?」と思います。

Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

特に、建築や木工、つまり人間が使う&触れるモノを作って来た

私にはハッキリと判る。

「建築部材には中途半端な数字が多い。」そう思う人も

居ると思いますが、それは逆。

┐(´ー`)┌

オーダーをお伺いしてると判るのですが、机や椅子、箱で

キリの良いメートル寸法のオーダーと言うのは、実は

ほとんど無くて、座りやすい&使いやすい&丁度良い大きさ

と言うモノは、インチや尺貫法で表すとキリが良く、部材も

それに合わせて切っていくと、無駄が無く帳尻が合う。

( ̄Д ̄;)エッ?

メートル法でキリの良いオーダーは「ちょっと大きくて

なんとなーく使いにくい」傾向があります。( ̄Д ̄;)エッ?

当時、国際加入してなかったアメリカが「メートル法」に従わず、

今でも自国だけ「ヤード・ポンド法」を採用してるのは・・・

逆に言うと、もの凄く理に適ってる。

アメリカ人にしてみれば「なんだ?あのヘンテコリン単位基準は?

地球サイズで割り切れて何の意味がある?人間が基準だろ?」

┐(´ー`)┌ ハァ?っとなる。

何も難しい話では無い。

貴方が「持ちやすい重さ」「手頃なサイズ」「大体このくらいの・・」

その長さや重さの感覚を・・・定規で計って見れば良い。

( ̄Д ̄;)エッ?

必ずメートル法でキリの良い数字では無く、ややそれより小さい

(20Lより18Lほど、2mより1、8mほど)尺貫法や

ヤード法で割り切れる丁度良い数字ですから。( ´,_ゝ`)プッ

当時から日本は加工貿易国だったので、日本の製品が

世界中どこにでも合う国際サイズ「メートル法」に、

日本全土も国際加盟国も従うしかなかったのだろうが・・・・

人間に関わる商品やモノの殆どに3の倍数&割り切れない&

中途半端な数字になっちゃうのも・・・納得いくでしょ?

( ´,_ゝ`)プッ

人間のサイズを無視して、地球のサイズを基準にした大ミスで

「メートル法」を基準にしてるので、家具でも自動車でも家でも

何もかもに中途半端な数字に感じてるだけ。

軽トラの荷台は中途半端な数字の1820センチが乗る長さ

では無くて、単に「1間(けん)」「6フィート」なの。

( ̄Д ̄;)エッ?

┐(´ー`)┌ソーイウコト

今さら・・・どうにもならないけど、18リッターが

都合が良いとか、20リッターが今後の主流になるとか

言うのは「メートル法を基準に考えてる」だけの話。

ポリタンクや灯油の量が中途半端な18リッターなのでは

無くて「一斗(いっと)」なだけ。

米を計るのも「1合=0.18リットル(焚くとご飯が約2杯強)」

ってのが未だに単位として残ってるのは、この為。

ただ、扉の幅や、椅子の高さ、自動車のサイズや家の部品、

生活にまつわる全てのモノ、そしてどんなに巨大な建造物でも

人間が作る以上・・・人間のサイズ基準から抜け出せる訳では無い

・・・やっぱり1mの扉は「デカすぎない?」って誰でも思うし

50センチジャストの椅子は座り難い。 ( ̄~ ̄;)

今後もメートル法で表す限り、「中途半端な数字」は、ずーっと続く。

(ノД`)・゜・。ソーイウコト

なんと・・・その、当時の国際統一化の波は・・・

「秒」も60進数では無く10進数にしようとしたりゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ!

1週間(7日)や1ヶ月の単位も10進数にしようとしてたけど

それは、阻止され、秒は60秒だし、24時間は24等分だし、

1年も365日(+うるう年)に収まった。

ややこしくしたのは、むしろ「メートル法」の方で、貴方が今

「中途半端は止めて、統一してスッキリさせた方が・・」と

思う方が・・・実はオカシイ。っと言う事になってしまう。

( ̄~ ̄;)ウムム

こー言った事は、世の中で意外に多くあって・・・・

「なんでこーなってるの?」「ややこしい」「中途半端」っと

疑問に思う事の殆どが、実は、自分を基準に見てるだけで

「その基準自体が重大なミス」と気付かないからとも言える。

「メートル法」が正しいのか?どうなのか?今さら議論しても

意味は無いし、従うしかないのだが・・・・長さと言う基準は

世の中の物質の大きさ、重さ、質量を推し量る上で最重要なのに

私に言わせれば人類史上「基準をミスった」大失敗だと思う。

当時の学者の誰か止めなかったのか?(ノД`)・゜・。とも思うし、

それを鵜呑みにして正しいと信じてしまう&自分で考える事をしないと・・・

とんでもないミスが(正しいと思い込んでた)自分だった。( ゚д゚)ハッ!

と言う事に気付かなかったりする。

人間も、社会も、法律も、まだまだ未熟で、まだまだ成長過程。

常識に囚われず・・・と言うのは「常識」「当然」「正義」

それらが「確立された間違いのないモノ」だと勝手に固定化する

事で、思考しなかったり大きな失敗や、身動きが取れなくなるから・・・・

常に自分の頭で考えなアカン!って話。

上記のようなクダラン知識を知っておく必要など無い。

だが、「えー?ソッチの方が良いんじゃないの?」

「判り易いんじゃないの?」と安易に流れちゃうと・・・

物事の本質や、自分の未来や信念、理想や夢すら・・・

揺るぐどころか・・・・根底から覆ってしまいかねない。

┐(´ー`)┌ アリャリャ?

「キチッ!パシッ!っとキリの良い方がスッキリするわ!」

でも・・・

その肝心のキリの良いと思ってるメートル基準が、人間のサイズや

普く地球上の全てのモノからすれば、キリが良くない・・・・

Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

「信じる」と「正解だと決め付けて、考えずに進んで良い」

とは全く違う。だから常に考えなきゃダメだよ♪って話。

(≧∇≦)bンネ♪