日別アーカイブ: 2018年7月14日

引き出し木箱(* ´艸`)

えーっと・・・いよいよ本格的に(*´д`*)

暑くなってきましたね。ヽ( ´ ▽ ` )ノナツーッ!

んで、また引き出しを作る予定でφ(°ρ°*)チマチマ

引き出し小箱を25箱も製作中♪(* ´艸`)

そそっ!こー言う木箱は100円均一なんかでも

売ってたりするけどぉ(´~`ヾ)ダネェ?

んま、製作コスト的には100円均一には

絶対に勝てないのですがぁ・・・・

(こんなん1箱100なんて原価でもオーバー)

自分で作るのは・・・全然、精度が違うの。

(* ´艸`)

寸法的にシビアに組めると言うか・・・・・

たぶん、大抵の人は「量産品」と言うのはバシッ!

キチッ!っと、きっと精度が良いものだと思ってるケド

(確かにそれなりに高価なモノは、そうですが)

こー言う風にコストが限られてる安価品の場合は

「公差(誤差)」が大きいの。特に海外木工は確実に。

┐(´д`)┌シャーナイ

どー言う事かと言うと・・・例えばね?

私の作った木箱だと、ホラッ!25箱重ねても

真っ直ぐに建つ。グラつきもしない。当然と言えば・・・

当然なんだけど(´~`ヾ)

これを100円均一の木箱を重ねて見れば、絶対に

ココまで建たない。( ´,_ゝ`)プッ

恐らく100円均一レベルだと、公差が±2mm位だと思う。

( ̄~ ̄;)オソラク・・・

たった2mm・・・っと言っても公差のプラスマイナスだから

2mm長くて2mm短ければ、合計4mm狂うのが許容範囲。

┐(´д`)┌ソンナモン

10円玉2枚分ほど4mmのズレが2箱に一回あれば・・・

んね?数個しか買わなきゃ判んないだろうケド、そんな

誤差の大きいので引き出しを作れば、せいぜい4箱まで。

マス目で25個も引き出しなんて無理になって来る。

可能にしようと思ったら公差の計4mm分のクリアランスを

取れば・・・そりゃあ全段、ガバガバな訳です。

(´~`ヾ)

引き出しと言うのは、固いのも開かなくてマズいけど

緩すぎると・・・引き出しが傾き側に暴れるので、角が

途中で引っ掛かって余計に突っかかるの。

┐(´д`)┌大は小を全然兼ねない。

だから自分で精度公差の少ない木箱から創る。

当然、パンパン!っと量産する訳には行かない。

選別も必要だしφ(°ρ°*)チマチマ擦り合わせて時間も掛かる。

なので・・・この引き出しを500円だとしても

500×25=¥12500分のコストが掛かる。

取っ手金物や、本体の棚は抜きでね?

┐(´д`)┌ソーイウコト

だから引き出しはコストが掛かる。いや・・・・

掛けてる。掛けないと出来ない。って言った方が

正しいかな?(´~`ヾ)

市販品に「もーちょっと引き出しが多ければ良いのに・・」

っと言っても安価品ではナカナカ無いのは、そー言う事にゃの。

┐(´д`)┌

安価品&量産品には、パートのおばちゃんでも作れる為に

「誤差&公差」と言う大きな壁があるから。

極端な事を言えばスマホの内部部品でも(シビアな製品ほど)

誤差と言うか公差の逃がしが必ずある。

微塵も誤差が無いと言う事が精度が良いのでは無くて・・・・

誤差を修正できるのが精度が良いと言う事で、そのひとつの

パーツの精度が全体的に高い(公差が少ない)のが日本製品全般が

性能が良いと言う事だったのに・・・・

いまや、海外に作らせたり、むやみにコストカットしたりで

ソレを最も苦手とする国になっちゃってるんだけどね?

(´~`ヾ)

そして、それを甘く見て杓子定規に「バシッ!キチッ!」っと

しようとすればするほど(公差の逃がしが出来なくて)几帳面な人ほど

グダグダに仕上がる。

「そんなん100円均一の木箱買った方が安いんじゃ?」ってのは

作った事が無いから、公差を甘く見てる。

そんなんで上手く行くなら、そもそも私がしてる筈。( ´,_ゝ`)プッ

CADで図面通りに・・・ウマいCADは現場を知ってて逃がしが上手い。

mm単位まで几帳面な図面を描く人間ほど現場&現実を知らない。

┐(´д`)┌ヤレヤレ

こー言うのは経験則でしかないから(例えば、引き出し箱を重ねてる

と言うのは四角形の精度では無くて、引き出しに大事な「箱の捻り誤差」

って事ね。だから重ねて見せてるの。)

もう・・・今さら今からイチイチ、トライ&エラーで先人がクリアー

して来た失敗&ノウハウを、再びイチから若者が学んでたのでは遅い。

↑ココが致命傷で再び日本製品の精度が戻るのには、相当な時間が掛かる。

木工に限らずだけど、精度と言うモノの意味すら取り違えてる

現代の日本では「モノづくり」は、想像以上に落ちぶれてるのよ。

( ̄~ ̄;)ナルホドネェ・・