日別アーカイブ: 2018年9月17日

敢えて挽割る(≧∇≦)b

えーっと・・・・

先日から製材をφ(°ρ°*)チマチマ進めている

日本酒(一升瓶)を飾るひな壇(和風)の

オーダー品。

3段のひな壇タイプになるので白木の無垢材で

天板も3枚必要なのですがぁ・・・・(* ´艸`)ムフフ

コレ!良ーく見ると・・・・・ワザワザ真ん中で

挽割って→再び強靭に接いでます。( ̄Д ̄;)エッ?

無垢材・・・・木そのままは質感は良く、価値も

あるのですが、必ず「異方性」があります。

つまり「反り」ってヤツです。(´~`ヾ)

コレは(良質な柾目でも使わない限り)必ず起きる。

特に今回は白木を使ってるんだから当たり前。

木は乾燥と共に木表(年輪の外側)向きに反りが出ます。

どんなに大人しい木目でも乾燥していく過程で

必ず木表側に巻くように両側が反って来る。

ありとあらゆる手段で反りを抑える方法はあるのですが

根本的に反りを100%消してしまえる訳では無いの。

┐(´д`)┌ソーナノ

特に・・・・厚みが有って、木幅が広いと必ず起こる。

( ̄~ ̄;)ウムム

トコロが・・・・こー言う風に「敢えて挽割る」と

反りの収縮幅が半分に減るので、一気に根本的な

反りが取れる。( ̄Д ̄;)ホォ・・・

んま、以前から書いてるように無垢材は木幅が広ければ

(それだけ太い巨木が必要なので)それだけで一気に

金額が上がる。100mm超えると一気に上がり・・・

300幅、600幅、900幅となると比例どころでは無く

3倍、10倍、50倍・・・みたいに一気に希少になる。

だから作る側は出来るだけ「無垢材の巾広はそのまま

使おうとする。」挽割ると値打ちが下がるからネ?

だから・・・反りに悩まされる呪縛になる訳ですがぁ

(´~`ヾ)

トコロが・・・・一旦切って、キレイに接げるなら

木目は通る訳で(無垢材である事には変わりないし)

こーやる方が、遥かに後々反る心配が無い。

(≧∇≦)bナルホド!

んでからぁ・・・マジに一升瓶を借りて来て

バランスを見てます。(因みに、この日本酒は

店舗用で私が呑んでる銘柄ではありません。(* ´艸`)

あっ!そそ!因みに一升瓶と言うのは、正式には

「JS-52 1.8Lリットル丸正瓶」と言って

容量1800ミリリットル(±15ミリリットル許容誤差)

高さ395mm(±1,9mm許容誤差)

上部直径30mm(±0,3mm許容誤差)

底部直径105,3mm(±2.5mm許容誤差)

最小肉厚1,7mmまで・・・・

っと厳しくJIS規格で決まってたりします。

(≧∇≦)bソッカァ・・

なので棚板は120mmプラスのみ込み10mmで

製作を進めてまーす♪(*´д`*)イソゲェ!