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っで、ウォームギア

まぁ・・・前回で話は(大きく)脱線しましたがw

ウォームギアの話。

もう、発明者の名前すら判らないほど昔からあるギアで

実に理に適ってます♪これこそ人間の英知。

(≧∇≦)b

このギアは、小さく高速で回転させるウォームギアから

垂直方向に伝達向きを変え、減速機にもなるし、

遊び(バックラッシュ)も少なく、今回の場合は

(沢山回す必要はあるけど)クソ重いモーター&回転刃ごと

昇降させられる。

β(□-□ ) フムフム

また、噛み合い(条数)によっても変わるんだけど、受けからは

ウォームを押し戻せない「セルフストップ」応力が働く。

つまり・・・固定させなくても止まった位置で止まったままに

出来る。エレベーターの昇降設備や、重量リフターなどに

採用されてるのは、この為。

テーブルソーも回転刃&モーターのクソ重い物体を

せり上げるだけで勝手にセルフストップ。

なので、別にロックして無くても、このお蔭で

勝手に落ちて来ることは無いのら♪ヽ( ´ ▽ ` )ノスゲェ!

ただ・・・本来、ウォームギア歯は金属旋盤やNCN、

(左右から型を挟む転成でも)正確な螺旋に製造しないと

本来の機能は出ません。

また、詳しく調べると判るんだけど、構造上、応力的に

「僅かな隙間に足で石を蹴り押して、上のモノを上げる」

ような応力なので、互いの歯が剛性が高ければ、摩擦係数が

高過ぎて、歯が硬ければ良いと言うモノでも無い。

(以前に柔い金属だと書きましたが、こー言う事らしいw)

そして一番の理由が(パーツを調べて購入しないのは)

米製なので、恐らく「インチ規格」&このサイズにしては

珍しい「左巻き」だからw

そりゃあ、ウォームギア製造メーカを調べまくって数万円

出せば特注も可能だろうけど・・・・現実味が無い。

┐(´д`)┌ヤレヤレ

っで・・・・私の範疇で出来るとすれば・・・

硬質エポキシ樹脂で固めて、欠けた歯を補う作戦。

無論、強力な押し潰すようなトルクが掛かるので

コレで十分とは思えませんが、透過して以前の歯が

見えるので同形状に削って成形しやすいから。

ただ・・・画像に載せるまでも無く一瞬で粉砕w

┐(´д`)┌ヤッパリ

まぁ・・・こーなると軟弱なハンダでも無理でしょうから

鉄の溶接補修しかないかなぁ・・・

( ̄~ ̄;)ウムム

っで、溶接φ(°ρ°*)チマチマでギアを補修。

虫食いみたいになってるのは・・・ギア円柱を

8等分して、分割して溶接盛り→途切れたギアの

角度と深さを元に習って削って繋げて複製する

作戦だから。

あと、ギヤ歯の上にだけ上手く溶接盛りする

技術が私に無いからw

っで、(後で成形するとして)仮に取り付けて見ると・・

案の定、微妙な咬み違い(と同質材による摩擦係数悪化)で

ハンドルが重過ぎて回せない。

つーか、回転を止めるクリップが折れるから・・・

動力は伝わってるけど「咬み過ぎ」状態。

後は・・・何度も合わせながら少しずつφ(°ρ°*)チマチマ

擦り合わせして行くしか無いかなぁ・・・

( ̄~ ̄;)トホホ

昇降機構の故障(ノД`)・゜・。

えーっと・・・建築案件を進めつつも・・・

木工オーダー&新作も進めて行かなきゃならん!

(≧∇≦)bソーダソーダ!

っで、いつものように私ご自慢のテーブルソーを

動かして作業してると・・・あれ?

( ̄~ ̄;)ウムム

いつもよりも回転刃を昇降させるハンドルが

やけに重い(*´д`*)ウーン

実は少し前から、この症状は出てたのですがぁ・・・

┐(´д`)┌イキサツ

以前に昇降ウォームギアの斜歯の噛み合いが悪く、

減ってギアが噛み合わなくなったので・・・

自力でギア歯を補修溶接で修理したのね?

β(□-□ ) フムフム

っで、その時に書いたと思うんだけど、ある程度の

硬度の溶接を施したせいで(受け硬度が硬すぎて)

今度は出力側のウォームギアに負担が掛かり、

いずれはウォームギアの歯が壊れるかもね?・・っと

それが・・・・今。

( ´,_ゝ`)プッ

コレがハンドルからの入力を伝えるウォームギア。

んね?ものの見事にガリガリに削れちゃってる。

┐(´д`)┌ヤレヤレ

ただ・・・・とても厄介なのは、普通壊れたら

メーカー部品を取り寄せて交換すればOKだけど

既にココのメーカーは廃業で無くなっちゃってる。

中国生産の米製だしアフターサービスなんてのは

期待できない。

┐(´д`)┌ヤレヤレ

少し話が脱線しますが・・・ベアリングの時にも

書きましたが、日本の工業製品の殆どには工業規格が

あって、それぞれの分野にある程度の寸法や精度の

品質規格があるのね?

うーん・・・モノを作った事の無い人はイメージ

し難いかも知れないけど・・・

例えば、貴方が乗ってる自動車、自転車、玄関ドア

家電製品、なんでも良いんだけど、殆どの製品部品は

自社設計製造では無くて規格部品を採用しているの。

パナソニックだろうがトヨタだろうがマキタだろうが

全てのパーツを自社で創ってるのでは無くて・・・

( ̄Д ̄;)エッ?

例えば、ギアやネジやビス、モーターやウォームギア、

ベアリング、リテーナなどの規格部品は、それぞれの

専門中小企業の部品の規格に合わせて設計して創ってるの。

β(□-□ ) フムフム

まぁ、それが中小零細が企業メーカーを支えてると

言われる由縁だし、日本の工業製品全般の評判や繁栄は

それがあっての事。

聞いた事無いような部品メーカーが、実は大手5社の

ギアを下請けてて成り立ってたり。

そもそも、それが設計上、それぞれのパーツが求める

性能に見合うように部品が選定され、それが選定しやすく

どのメーカーの部品でも流用出来るようになってるのが

工業規格。

マキタのベアリングはマキタしか合わないのでは無いし

トヨタのリテーナがトヨタでしか合わないのでは無いの。

β(□-□ ) フムフム

ただ・・・年々、下請けを子会社化したり各社専用設計の

部品も増えてるから、ホントにベアリングとかボルトなどの

単体パーツ以外は使えない事も多いです。

↑一般人はココがゴチャゴチャになってると思います。

自動車や家電の内部構成パーツのボルトもゴムもシリコンも

全部、自社製作なんて無理にゃの。

逆に言うと、昭和の時代は、その工業規格分野で世界中に

日本の中小企業の部品の採用率が高く、長く繁栄&下支えが

出来てた。だから潤ってたし日本製=高品質ってココね?

β(□-□ ) フムフム

でも、近年(賢そうでバカな合理的思考で)この要の

部品メーカーを海外に委託したり、自社工場を中国や

東南アジアに移した。これが日本興業衰退のはじまりでも

ある。色んな要素が絡むけど、結局、現状は中国は

始めこそ粗悪だったけど、急速に技術進歩し、大量供給が

可能になって・・・大いに発展し、今や世界の工場の

十八番は日本から中国に移った。だから中国が栄え、

日本が経済だけでなく技術的にも衰退してるの。

(ノД`)・゜・。

っで・・・脱線しちゃったけど、恐らく私のテーブルソーも

米製デルタ社と共通の中華OEM製造。もしかすると

海外サイトを探しまくればデルタの昇降機構と同じ部品かも

知れないし・・・・

正確に採寸すれば、日本のウォームギア製造メーカーに

特注(もしくは既存部品)で間に合うかも知れない。

β(□-□ ) フムフム高価だろうけどw

ただ・・・モーターなどの強力な入力&精度では無い

手動ハンドル機構で、言っちゃえば完璧は求めて無い。

( ´,_ゝ`)プッ

「(補修して)作れんじゃねーかなぁ?」とかw

お馬鹿な発想が出て来ちゃう訳です。

(* ´艸`)ムフフゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ!

つ~訳で、(現実的には不可能に近い)ウォームギアを

自力で再生修理してみようかと?

↑泥沼化確定w(* ´艸`)

COCOテーブル(* ´艸`)

えーっと・・・先日、接客用ウッドデッキが

完成した後輩の自動車修理屋さん「COCO GARAGE」

ヽ( ´ ▽ ` )ノ

んで、お次は、ソコに配置するソファー座高に合わせた

高さ600のミドルテーブル(≧∇≦)b

通常の椅子有りテーブルは大体高さが700~750mm。

ローテーブルって言ったら大体300~350mmとすると

ミドルだな?って言う安易な決め方w

(* ´艸`)テキトーw

んま、従来の無垢材でテーブルを構成しても良いんだけど

コスト面と「たまにお客さんに書類にご署名頂く」事が

あるそうなので・・・・

無垢材は見た目は良いですが、やはり木肌は柔らかいので

ボールペンだと引っ掻いて破いてしまうので・・・

っで、硬質クリアーコーティングを掛けるとOKだけど

大きな面積だと、それだけコストも跳ね上がる。

( ̄~ ̄;)ウムム

なのでぇ・・・・苦肉の策(≧∇≦)bピコーン!

合板に市販のプリント化粧板(アンティーク調)を

接着して市販品のようなプリント天板に(≧∇≦)bスゲェ!

まぁ、耐水性とか剥がれは劣りますが、ボールペンで

書いても大丈夫な平面強度は確保出来ます♪

んで、プリント合板は角が弱い(剥がれたり削れたり)

ので、コーナー全周は無垢材で囲って・・・・

んま、無垢材+下敷きでも良いんでしょうけど、

普通のお客さんは机にそのままで書いちゃいますからネ?

(´~`ヾ)タハハ

んで、脚骨格はアイアン溶接でも良かったけど、

どうしても木製の方が良いと言うリクエストなので

(´~`ヾ)

久々に欠き込み加工を正確に施してます♪φ(°ρ°*)チマチマ

んで、ヒノキ材で骨格構成♪ヽ( ´ ▽ ` )ノスゲェ!

後輩だから・・・大サービスしちゃってますね?(* ´艸`)ニャハハ

話変わって・・・以前、溶接修復したテーブルソーの

昇降アッセンブリのギア歯。

ん?何か硬いなぁ?と思ったら、突然スタックΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン

再度分解してみたら・・・溶接した刃が折れてる。

Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

んま、こうなる事は想定内なので、再溶接φ(°ρ°*)ジジジッ

そうそう、私はこうやって何でもチャチャっと修理してますが、

やはり一体鋳物の純正品&補修部品には敵わないw

もう一度修理したらOKってな訳も無く┐(´д`)┌アマーイ

こー言う風に何度も再修理したりメンテしないと

「安価で新品同様」みたいな直り方はしません。

(´~`ヾ)

それが煩わしいなら純正でパーツを取り寄せたり修理したり

(この機械は純正修理自体が出来ませんけど)適切に修理

した方が、後々の事を考えると得策です。

逆に、今回のように「2度と純正修理自体が出来ない」場合、

どうにか考えてでも(多少、煩わしくなっても)技術や知恵が

あれば、修理して使えるって事です。(≧∇≦)bイェイ!

コレ、本当に修理出来なかったら&完璧を求めたら、廃棄する

しか無いですからネ?修理って本当に大変にゃのよw

β(□-□ ) フムフム