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遂に!TIG導入ヽ( ´ ▽ ` )ノ

えーっと・・・・以前から書いてるTIG溶接。

(≧∇≦)bアレネー♪

溶接の中では、作業効率が悪く量産には向かない上に

技術修得が難しいアレなんですがぁ・・・・

(´~`ヾ)ニャハハ

はい!(≧∇≦)bデーン♪導入しましたw

溶接機は中国製ですが、日本の代理店を挟んでるので

Amazonやヤフーの2倍の価格ですw

ただ、安価を求めるよりも、初期不良や故障時に

修理が出来た方が良いと思ったので敢えて。です。

一昔前ならダイヘン製やパナソニック製で機械だけでも

50万円以上は確実にするTIG溶接機( ̄Д ̄;)ゲッ!が・・・・

今や中華製や中古品なら10万円以下でも入手可能だったり

安いのなら5万円くらいで売ってますw

ただ、物価と言うのは世界全体で総じてソコまで安価では

無いので、不良品だったり「値段なり」だったりします。

んま、「機種は全く同じ」なので割高に感じるけど・・・

保証も修理も出来ないよりはマシだし十分安い。

保証と修理可能の為に倍額出した・・・って感じです。

β(□-□ ) フムフム

してコレは200V電源(単相200Vの30A)が必要なので

オンボロ小屋工房に「三相200Vコンセント」を電気屋さんに

増設して貰い、それを単相200Vに変換接続しました。

この辺り、単相と三相の違いや100Vと200Vの違い、

直流と交流の違いについては、また今度にでも。

(´~`ヾ)タハハ

んでからぁ・・・(≧∇≦)b

7立米のアルゴンガスも導入(≧∇≦)bハヤイ!

アルゴンガスってのは、空気遮断のシールドガスで

不活性ガス。つまり引火性の無い不燃ガスだから

所有時に免許&資格は不要です。

アセチレンガスは真逆で爆発の危険性はありますが

まぁアルゴンは二酸化炭素と同レベルで、そもそも

燃えないです。

(吸引すると窒息しますから換気は必要です。)

( ̄Д ̄;)ソッカァ・・

んで、このアルゴンガスについて少し詳しく。

工業用なので田舎のガス屋さんでは取り扱いが無いので

ご多分に漏れず、和歌山県も市内とか大阪、奈良など

他府県の「○○酸素会社」とかじゃないと取り扱いしてない。

普通は個人でアルゴンガスなんて不要ですからw

ただ・・・年輩の方々や少し前に知り合いになった

鉄工所に聞いてみたら同じ奈良の業者。

ダメ元で問い合わせたら・・・スグに配達OK。( ̄Д ̄;)エッ?

私も無知で導入に戸惑いましたが・・・

「アルゴンガス導入は敷居が高い」事は全然無いです。

あれ?こんなんだったら、もっと早く導入しても?

・・・って拍子抜けでした。

(´~`ヾ)ニャハハ

ただ・・・知らない人も多いし専門職用なので調べようが

無いのですが、基本的に圧縮ガスを充てんしてある

「ガスボンベ」はLPGガス同様にレンタルが基本です。

中古ボンベを買い取ればボンベの所有権はコチラですが

その代わりに数年に1度、耐圧検査など受ける必要があり

見ず知らずの一般人の所有ボンベにガス充填は拒否されます。

つーか・・・当たり前ですね。

でもヤフオクで中古ボンベが売られてたり、昔の鉄工所では

「余ってるからボンベごと持って行きなよ?」ってな感じの

なぁなぁがありましたが、長い目で見ると、結局ガス屋さんに

充填して貰う他無い訳ですからね。

(≧∇≦)bソーイウコト

っで、レンタルの場合は・・・

背の高さくらいの細身の7立米ガスボンベか?

2立米の卓上ボンベの2択。ただ、レンタルの場合は

6ケ月単位なので残っていようが回収&再充填なので

使いきれないなら小型の方が良い。

だけど・・・そもそも初めて使うから使用量は不明だし

どれだけのペースかも判らない。

( ̄~ ̄;)ウムム

ただ、アルゴンガスをケチって使うとシールドされずに

溶接不良を起こすし、空気遮断すればするほど品質は

上がるし失敗も減る。「ガスはケチるべきではない」ので

最初は練習も兼ねる筈で、期間内に使い切れば問題無い話。

ドーンと7立米(補償費込み)をレンタルしました。

(* ´艸`)

後に期間内でもガスが余り過ぎるなら変更すれば良い。

っと言っても1立米=千円ほどですからね。

んで、何よりガスを導入すれば「溶接による酸化劣化を防げる」

つまり半自動ノンガスやMMA(アーク溶接)では必ず付いて回る

スラグ除去の手間が無い。スパッタ&火花も殆ど出ない。

この利点はメチャクチャにデカい。

半自動でもノンガスで慣れて来ると、結局はソリッドワイヤーで

アルゴンガスの方が良い!ってなるんだから、どの道良い話。

(≧∇≦)b

長々と説明を書いてるけど・・・ホントに一般人だと

ナカナカ判らないし調べようが無いから、参考に。

因みに、今回のガス屋さんは奈良県の良いガス業者だけど

週2ペースで、このド田舎にも配達に来てくれるので

今後の発注も安心♪

ヽ( ´ ▽ ` )ノララーン♪

つ~訳で、念願の「交流/直流TIG溶接機」導入♪

これから練習して独学で学ぶので、商品として

販売できるまでは時間が掛かるだろうけど・・・

また学べる楽しみが増えた♪

逆に言えば、密かにココ2年くらい前からTIG溶接も

ジワジワ人気が出て来てるけど(だから安い機種も出て来た)

200V電源&アルゴンガス&技術修得が難しいから

素人DIYだと高嶺の花だし、鉄工所さんだとワンオフ&少量ロット

だと小回りが利きにくいから・・・絶好のチャンス♪

(≧∇≦)bイェーイ!

たぶん、TIG溶接は近辺でも数件で、大手参入もない完全ブルー♪

どうせなら「TIG溶接が得意」って言われるほど上達したいし

木工用の金属パーツやワンオフパーツも創ってみたいね♪

ヽ( ´ ▽ ` )ノララーン♪

溶接の雑学(* ´艸`)

えーっと、私が長らく計画しているひとつがぁ・・

「TIG溶接」(≧∇≦)bティグ!

元々、木材も好きなんだけどぉ・・鉄や金属も好き♪

ヽ( ´ ▽ ` )ノララーン♪

っで、溶接もアーク溶接は前職で得意だったけどぉ

(免許も持ってます)数年前からTIG溶接に興味があって・・

(´~`ヾ)カッコイイ!

あー・・・知らない人には判らないと思うけど、

豆知識として、出来るだけ判りやすく解説するから

そーなんだ?の読みモノとして見てくれると幸いです♪

(≧∇≦)bニャハハ

溶接ってのは「金属同士を溶かして溶着する」事で

イメージで言うとプラスチック同士を付ける時に

両方、熱でドロドロ溶かしてくっ付けるアレ・・・

の金属版。

ハンダやロウ付けは、ちょっとホットメルトみたいな

感じで「母材を溶け込ませてない」ので溶接とは別です。

金属同士が融解結合してないので強度もあまり無い。

ごちゃ混ぜにしちゃう人も多いけど、全然別物です。

んで、「金属同士の溶接」ってのも大きく4種類あって

1・アーク溶接(手棒溶接)

ワニ口に灰色の溶接棒を加えさせて、アーク通電させて

そのスパーク熱を利用して母材を両方とも溶かして溶接する。

φ(°ρ°*)ジジジッ←コレw

2・半自動溶接(MIG溶接・MAG溶接)

ワニ口&溶接棒の代わりにノズル口があって、ボタンを

押せば機械にリール状に巻いた溶接ワイヤーが少しずつ

出て来て、その先端がスパークしながら溶けながら溶接する。

半自動と言うのは(溶接棒(ワイヤー)が自動で出て来る」

って意味で、ワイヤーが出る以外は手動ですw

ノンガス方式とガス(アルゴンやCo2や混合ガス等)

があって、量産など連続溶接用途なので私は持ってないです。

β(□-□ ) フムフム

3・TIG溶接

溶接棒では無くて、トーチ先端には「タングステン」の棒が

入ってて、それをスパークさせた熱で溶接する。

その際には「シールドガス」として「アルゴンガス」が必須。

(≧∇≦)b今回はコレ!の話。

4・ガス溶接

酸素ガスとアセチレンガスをノズルの先端からバーナー状に

炎を出して部材を溶かして溶接する。ガス圧で溶かしながら

焼き切るガス切断や焼き曲げなども出来るが、爆発注意。

炎炎炎炎>(◇´*)ブォォォォ

っで、上から順に素人向けでガス溶接ともなると資格も居るし

設備も必要で本職プロ仕様って感じ。

( ̄Д ̄;)ヘェ・・

っで、上からアーク溶接は、200Vの本格的なのから

100Vで手軽な機種も市販されてて簡単に出来るので、

DIYや趣味でも比較的簡単に溶接が出来ると人気。

ただ、空気中で金属を溶かすと必ず「酸化」が起こる。

β(□-□ ) フムフム

「酸化」ってのは、ざっくり言うと「錆」と同じだから

金属にとって強度や劣化を招く。つまり脆くなるから

「溶接に酸素は大敵」なのね。

(≧∇≦)bダイジ!

っで、その酸化を防ぐために(空気を遮断)する為に

アーク溶接棒には灰色の「高温でガスを発生させる成分」

があって、芯には「溶けて足りない分を足す添加棒」の

2重構造になってるの。

溶接棒がスパークしてる限り、線香花火と同じでガスが

溶接周囲の酸素を遮断する。屋外や強風でも対応出来るので

工事現場や造船では主流だし、電源と溶接機と溶接棒があれば

何処でも溶接できるし、水中で溶接できる特殊なのもある。

ただ・・・

さっき言った空気を遮断する代わりにガスが発生して、

そのカスが酸化した「スラグ」と言う不純物金属の黒い膜が

出来たり、バチバチっと火花が飛んで溶けた金属が飛び散る

「スパッタ」が必ず出る。

コレを除去しなきゃ次の溶接は出来ないし、仕上げも良くない。

あと、空き缶みたいに薄い板はスパークで穴が開いちゃう。

β(□-□ ) フムフム

それから、アーク溶接棒は普通は30センチくらいで

長くても1mまで。つまり溶接しながら溶けて減って行くので

「1本で連続して溶接する長さが限られる&繋ぐ必要がある」

機材も少なく屋外でも溶接できるけど、溶接棒の長さで途切れる。

β(□-□ ) フムフム

それを改善したのが「半自動溶接」で、先に書いたように

溶接棒がワイヤーで芯にガス発生成分が入ってるリール状。

まぁ・・・ワイヤーが数十メートル以上だから途中で途切れる

事は無いし、ワイヤーの送りスピードが上手く調整出来れば

ノズルを一定に(付くか付かないかのギリギリ)保てば、

ずーっと溶接出来る。

話が前後するけど、電気溶接の場合「スパーク(アーク)」

させる放電熱で溶かす訳だから、簡単に言うと「バチっと

ショートさせてる」みたいな事です。

( ̄Д ̄;)ソッカァ・・・

なので「溶接が難しい」と初心者が一番戸惑うのが、この

「先端をギリギリ当たるか?当たらないか?」の位置を

保つ事。

「アーク長(距離)」って言うんだけど、先端を近付けすぎると

電磁力で急に母材に引き寄せられ、電極(溶接棒)がピトッ!と

引っ付いてしまう。アーク溶接だと良く起こっちゃうミス。

引っ付いちゃうと「ジージーィィ」っと短絡通電しちゃうので

溶接棒がみるみる高温に赤くなって・・・溶接失敗。

(*´д`*)アワワ

アーク溶接は溶接棒はアークさせるのが溶接棒の先っちょ。

更にドンドン溶けて減って来るので距離を保つのが難しい。

なので「ギリギリ寸止め」が出来ると溶接しやすい。

ワイヤー式で先がアークして溶けて減った分、次々と

送り出させる半自動溶接は有利って訳。

β(□-□ ) フムフム

んで、その半自動溶接は本来「ソリッドワイヤー式」で

母材と同じ金属のワイヤーだけだったのね。

なので、空気(酸素)を遮断するシールドガス(不活性ガス)が

同時にワイヤーと一緒に吹き出す仕組み。

その吹き出すガスが「アルゴン」や「ヘリウム」の不活性ガス

のみだとMIG(ミグ)溶接。ソコに安価なCo2ガスも混ぜると

MAG(マグ)溶接って言うの。

聞き慣れないかも知れないけど、昭和の産業大国ニッポンwの

高度経済成長期~バブル期までの大量生産時代はコレが主流だった。

鉄工所さんや製作所さん、鈑金屋さんやボイラー配管など多岐。

まぁ・・そのMIG&MAG溶接主要は今や中国が主流ですけどねw

(´~`ヾ)

っで、近年、そのワイヤー式半自動溶接機にガスボンベが無くても、

先に書いた「ワイヤーの芯に不活性ガス発生成分を入れる」ように

なったのが「ノンガスワイヤー式」で、まぁ・・高価なワイヤーは

必要だけど、誰でも簡単に溶接できるとDIYで人気です。

(でも、どの道、溶接技術が無ければ、どれでも苦労しますがw)

んで!TIG溶接!!上記とは発想の逆転で(≧∇≦)b

「タングステン」って言うメチャメチャ金属の中では溶解温度の高い

金属の芯を電極として、それ単体で高温に熱して母材を溶かす方法。

モチロン、酸化防止のシールドガスとしてアルゴンガスは必須だし

溶解溶着させると溶けて足りない金属を補いながら溶接しなきゃいけない。

上記2つの電気溶接よりも両手を使うしφ(°ρ°*)チマチマ手間も掛かる。

だけど・・・遅い分、丁寧に溶接できるので溶接ビートがキレイ。

(≧∇≦)b

溶接、特にアルミやステンレスのあのモコモコした溶接痕(ビード)

はTIGならでは(厳密には熟練すればアークでも半自動でも出来ます)

っと言えるほど「丁寧な溶接が出来る」って訳なの。

一昔前には、上記2つの電気溶接より遥かに遅いし、右手でタングステン

トーチを寸止めして母材を溶かしながら・・・左手で溶融で足りない金属を

足しながら・・・なので、カナリの技術が必要で人気無かったんだけどねw

(´~`ヾ)ニャハハ

しかし、バチバチと火花が出ない。ジックリ丁寧に溶接が出来るうえに

近年、自動遮光面が出て来たので、シールドを下げる手間が必要無く

両手を使うTIGにはもってこい。大量生産より少量ロットで見た目も

剛性も品質も高いTIG溶接が急速に人気が出て来た。

まぁ・・・アーク溶接や半自動溶接が一通りできるなら

「いつかはTIG溶接」憧れって感じですね。(≧∇≦)b私もですけどw

っでね?もう一つTIG溶接には凄い利点があって・・・・

以前に書いたと思うけど「アルミニウム」やマグネシウムって

削っても、もう秒でw酸化被膜が形成されちゃうから、

アーク溶接やM&MAG半自動でもナカナカ溶接出来ないんだけど

TIG溶接機の「直流&交流タイプ」の交流バージョンを使えば

何と!その硬質で融点の高い酸化被膜を交流特性で除去しながら

(クーリング効果)アルミニウムやマグネシウムやチタンなど・・・

殆どの金属溶接が出来ちゃうの。コレは「交流TIG」ならではの特権♪

(≧∇≦)bスゲェ!

モチロン、TIGで鉄も鋳物も鋼材もステンレスも溶接できるので

「殆ど全ての金属を溶接できる」ってのは凄い上位互換w

っで・・・・そのアルミも溶接出来ちゃう「交流TIG溶接機」

を導入して、ムチャクチャ難易度の高い溶接技術を学びたい!

んで、それを生かした(普通では個人製作は無理だった)

色々な金属の商品が手作り出来るんじゃない?っと言う企み♪

(≧∇≦)bギャハハ

たぶん、ココまで長々と溶接の説明でwなんのこっちゃ?

だと思いますが、今まで鉄の溶接はアーク溶接出来たモノの

「薄物溶接」や「ステンレス」や「アルミ」の溶接、それから

仕上げビート(溶接痕)がキレイに出来ないから断念して来た

過去が沢山あるの。

「溶接も出来る」だけでは無くて「溶接が上手い&得意」に

なりたい!んま、単純に興味津々なのもありますがw

(* ´艸`)モゴモゴ

っで、いざ!導入!っとなると・・・

交流TIG溶接機も安価になって来てるモノの、高価だし

まだまだホームセンターに陳列されるほどメジャーでは無い。

200V電源も必要だし・・・・アルゴンガスも別途必要。

(*´д`*)ヒェー!

それで「買ったその日から」では無く、むしろソコから

修行だからねぇ・・・・ナカナカ先は長いですが(´~`ヾ)

前々から書いてるように、着々と水面下では「TIG導入」を

進めてまーす♪