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ドカティの話(* ´艸`)

えーっと・・今日は趣味バイクのお話wゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ!

ご贔屓頂いてる高野山のカフェ「停車馬」さん。

マスターのご意向でコロナ影響で減った客数を

ライダーズカフェ化で補う作戦。

(* ´艸`)モゴモゴ

以前にも書いたけど、流石は元ディーラー所長さん!

会話が上手で誰とでもスグ友達になれる方なので・・・

SNSを活用して一気にライダー間の知名度が上がり

忙しくなって来た。アドバイスした私も嬉しい♪

ヽ( ´ ▽ ` )ノスンバラスィ!

っで・・・ライダーズカフェってくらいでマスターも

バイク好き。自動車も好きでレクサス乗ってるんだけどw

( ̄Д ̄;)スゲェ!

んで・・・彼の新車ドカティが納車されたので、納品兼

お祝いに♪って言うか私の目の保養w

じゃーん!コレがドカティのパニガーレV2!!

1000ccで最新の高性能モデル。

車体価格だけで200万円超えのモンスターマシン。

ヽ( ´ ▽ ` )ノスゲェ!

ドカティと言えばイタリアの古くからのバイクメーカで

昔はLツインと言って前向きL字型の独特のエンジンで

ドコドコ走るエンスージアスト、つまりマニア向けの

高性能を目指す日本産バイクとは一線を画した・・・

ノスタルジックなメーカーだった。

ただ2000年頃から大きく時代が味方する。

当時2ストロークの高出力バイク至上の時代。

特にF1のような世界選手権レースWGPは高性能で

日本メーカー独占状態だったけどMotoGPと改め

500cc2ストローク禁止=同程度の性能保持と

言う事で4ストロークのみで排気量が一気に

1000ccになった。

色んな政治背景は省くけど、簡単に言うと2ストローク

と同じ性能を出そうとすると4ストロークは約2倍の

排気量じゃ無いと駄目だから。

トコロがコレのお蔭で精密機械工作が不得意で大排気量

主体の海外メーカーがジワジワ台頭し出す。

当時は国産バイクの750cc規制が撤廃された程度で

免許の区分精度や小排気量=効率化だったから、まだまだ

国内バイクで1000ccとかには馴染みが薄かった時代。

β(□-□ ) フムフム

加えて・・・更にドカティに時代の追い風が吹く。

コンプレッサーの時にも書いたように・・・

ピストンと言うのは多気筒化した方が高回転&高出力化

しやすい。スムーズな高回転でF1とかフェラーリだと

V10など10気筒もあったりするくらい。

バイクはMotoGPでも4気筒までなんだけど、日本メーカーは

挙って4気筒で高回転&高出力エンジンばかり。

トコロが当時、ライダーが制御出来るギリギリまで

高性能化が進んで2輪の出力、つまり後輪1輪では

パワーが大き過ぎて空転(スリップ)し出すロスが

問題になって来てた。

β(□-□ ) フムフム

当時からHONDAはV型エンジン派で、私の愛車VFRもV型

4気筒だけど、聞き慣れたバイクの「フォォーン」じゃ無くて

どちらかと言うと「ドコドコ」っと言う感じなの。

当時は他の4気筒バイクと違う濁った感じの音なので

毛嫌いされたりもしたけど、V型エンジンの方が明らかに

パンチが効いて車速の伸びが良かったの。

当時は何故だか判らなかったけど、今ならハッキリ

判る。だから今もVFRに乗ってるんだけど。

(* ´艸`)ニャハハ

恐らくエンジンの仕組みが判らない人にはV型やL型、

直列4気筒・・・ってエンジンの形状の違い?程度にしか

判らないと思うけど、エンジンの形状はあまり関係ない。

L型とV型は向きの話で真横からみてV字、それを45度

傾けたらL字って事ね?タテ向きもあれば水平対向ってのも

あるし、V型でも360度クランクと270度クランクでも

違う。レイアウト的に爆発の順番も違うんだけど

最大の違いは爆発(燃焼)の間隔が違う。コレがデカい。

β(□-□ ) フムフム

当時の日本メーカーは「スムーズな高回転で高出力」を

目指してた。規則正しい順番&間隔でキレイで澄んだ

高回転エンジンを追求し純粋に高性能を追求してたって事。

トコロが・・・大排気量でV2など気筒数も少ないドカティ

などが台頭してきた分析を進めると・・・真逆の事実が判明。

( ̄Д ̄;)エッ?

「ドコドコ」と言う重苦しい大排気量の方が、むしろ

モーターのようにスムーズな高回転よりも爆発間隔が

不均等な方が「空転(スリップ)し難くなり路面に

パワーが上手く伝わりやすい」お蔭で不利な筈の無骨

エンジンが日本の洗練されたエンジンを凌駕するほどに。

( ̄Д ̄;)ホヘェ・・

言っておきますが、じゃあドコドコ言うハーレーや古い

ドカティーが最新高性能バイクより速いって意味じゃないよ?

極限まで突き詰めたレースの先に・・・そう言う事が起きた。

つまり、極限まで性能追及したシューンっと回る

モーターのような高回転よりも、パッパカパッパカと

馬が地面を蹴るような微妙な不均等が空転を落ち着かせ

ロスなく路面にパワーが伝わってライダーの感覚的にも

コントロールしやすく実質的にレースで結果が出始めた。

日本バイクメーカーの高性能エンジンに及ばない海外メーカーが、

一気に世界のレース常勝で沸いたw

とは言っても、ドカティやモトグッチやノートンも、

日本メーカーが台頭するまではヨーロッパ常勝名門で

高度経済成長~バブル期に日本メーカーが一時期席巻した

だけとも言える。コレはクルマのF1でも同じ。

まぁ・・・なんにせよ技術も規模も日本メーカーに

及ばなかったドカティが一気に返り咲いたのは確か。

今や、ドカティや他のメーカー含めV2ではなく、

「V4エンジン」で直列4気筒のヤマハですら

不均等爆発(クロスプレーン)エンジンに変わって、

かつての「フォォーン」では無くて「ドロドロドロロー」と

言う不均等な排気音が主流。

イタリアの名門ながら一旦は廃れ、レース&時代と共に

一気に脚光を浴び、息を吹き返したドカティ。

今やアウディー傘下(VW傘下)でバイクメーカーとしては

レースで常勝&市販車も大ヒットの盤石メーカーとなった。

古くからのヨーロッパ-式ブランド戦略でバイクのフェラーリ

みたいな存在で、最新のパニガーレV4は500万円近い

超高性能バイク。日本バイクも今や1000ccが主流に

なって来たけど、200万円前後と比較すると・・・・

外車=高価の図式はバイクも同じ。そりゃ高性能で高品質w

┐(´д`)┌ヤレヤレ

最新トレンドの前が調整式の高剛性倒立フォーク、

強力なラジアルマウントのブレンボ製キャリパー、

後ろが片持ちスイングアームに、アルミやカーボンを

多用した高性能バイク。似た形状の最高峰のパニガーレ

(パニガーレと言うのは、イタリアの地区名で

日本で言う「レーシング」や「R」と同義)V4とは

違い、性能特化では無くて、マニア向けの敢えての

スリムなドコドコwエンジンのV2エンジン搭載。

んま、どっちみち高価&高性能だけど。

特徴的なのは、この透明カバーに機構ギミックが

見えるスケルトンな乾式クラッチ。(コレはオプション)

大抵のバイクはオイル湿式でカバーされてて見えないけど

レース譲りの乾式クラッチ採用で、メカがクルクル見える

スイス時計みたいな演出は流石w

あー、クラッチ性能的には湿式も乾式も大差無いんだけど

「レース譲りの・・・」がカッコイイって理由だけですw

(´~`ヾ)

さすがに立ちゴケしただけで修理代が100万円近い( ̄Д ̄;)ゲッ!

借りはしませんけどwカッコイイし、バイク乗りには羨望の眼差しw

特に近年、日本人独特の「750ccより大きい=偉い」の

大排気量と「名門&高価なドカティ」で見栄っ張りなイメージは

拭えませんけど、素直にカッコいいし羨ましいと言う感じ。

私個人的には、日本バイクメーカーも自動車メーカーも、

もう少し性能&効率一辺倒&安さを求めるのでは無く、

こー言う風にデザイン性やブランディングを上手くやって

「所有満足度」を高めて価値観を高めた上で、利益率を

上げる戦略を取った方が良いのになぁ?って思います。

( ̄~ ̄;)ウムム

それにしても、カッコイイ。(* ´艸`)

決して誰でも楽に買ってる訳では無くて、頑張って捻出して

自分の趣味をガッツリ愉しむ。これ大事。