日別アーカイブ: 2018年10月8日

軽量な机天板 ( ̄~ ̄;)

えーっと・・・他のオーダー品製作も

進めてますがぁ(*´д`*)アワワ

「ご年輩でも提げられる出来るだけ軽量な

折り畳み机」ってオーダー品にも着手。

(≧∇≦)bアザース

意外に誰もが、「平たくて丈夫な木板」って

簡単そうに言いますがぁ・・・・(´~`ヾ)タハハ

実際には、無垢天然木だと(大判&薄板であるほど)

確実に反りが出ますし・・・・

基本的には、木と言うのは密度で強度が出る素材なので

成長が遅く年輪が密で重たい木の方が強度があります。

β(□-□ ) フムフム

つまり・・・強度を優先すれば堅木=重い=希少で高価

んま、簡単に言うと金属ほど硬くて&反りが無いような木が

あれば理想なのですが、そうなると・・・・

ウリン・ブビンガ・黒檀・紫檀・マホガニー・チーク・

ウォールナット等々・・・・

銘木になっちゃうし、そんなんで無垢テーブル天板なんて

50万円出しても買えません┐(´д`)┌

つーか・・・そんなん重過ぎて実用性が低い。

だ・か・ら・・・・・例えば

ダイニングテーブルやコタツの天板など

(庶民が買えるレベルは)全て合板の偽物にゃの。

喫茶店なんかもそうですね。

MDF(木の粉を固めた合板)に突板(0・3mm以下の

ペラペラにカンナで挽いた薄板)を貼るか?

木目を印刷したラミネート・フィルムが大半。

本物の無垢テーブルなんてカナーリ貯金しないと

買えませんし、現行、ナカナカ入手も難しい。

それでも相当に重いし、ラミネート設備が無いと

私レベルでは無理です。

そんな合成板のコタツの天板自体でもソコソコの

価格がするモノ。安易に考えてる人も多いですが

その類を「天然木の天板って数万円?数千円?」って

程度に軽視してるご依頼は(技術的にも設備的にも

コスト的にも無理なので)断ってます。

(´~`ヾ)タハハ

って言うか、「単純な平らな板」っと言うモノが

無垢材では相当に難しい。だから合板製が多いのね。

(≧∇≦)bソーイウコト

ベニヤ板1枚ですら・・・・安易に思われがちですが

あんなもん、全然、平滑でも無いしグニャグニャです。

それを天板としての平滑強度を出すのでも難しい。

( ̄~ ̄;)

何故?天板の平面強度が要るか?って言うと、

折り畳み机だと、その天板が基準になる。

その天板から伸ばした脚も、付け根の天板側が基準。

もし、それが水平に対して反ったり捻ったりしてると

脚の接地間距離が変わって・・・ケコケコしてしまう。

┐(´д`)┌ソーイウコト

無論、同じコンマmmまで脚の長さであっても、

天板が基準になるので、曲がってれば決して水平にはならない。

また、反った&捻ったソレを矯正&修正する術がない。

( ̄Д ̄;)アッ!ソッカァ!

つまり・・・天板(もしくはそれを支える骨組みビーム)が

真っ直ぐで水平な平面強度を保持して無いと成り立たないの。

β(□-□ ) フムフム

厚みを増せば重たくなるし分厚くなる。

だから側面にエッジを立てたり、裏に骨組みを入れて

平面強度を上げるのが常套手段だけど・・・・

今回のご依頼は「畳んだ(収納)厚み」にも制約があり、

天板+脚の厚みも抑えなきゃならない。

( ̄~ ̄;)ウムム・・・

簡単に言えば天板をある程度の厚みのある箱状に

組めば、軽くても強度が出やすい。しかし、

天板厚みを増せば、その分、脚が細くなっちゃう。

だからMDF合板製も単にコスト削減ってだけでは無く

それだけ平滑な平面強度&精度を保つ為に、(不均等な

繊維収縮性を持つ、扱い難く&精度の出し難い)

無垢材からの進化代用とも言えます。

( ̄Д ̄;)ソッカァ・・・

ですがぁ・・・・ ( ̄~ ̄;)ポークポーク・・・

(≧∇≦)bチーン

不可能なのは判ってる。じゃあご希望(制約)内で

どーにか出来ないか?って事でぇ・・・・

無垢桐材を使って天板を試作してみた。

(* ´艸`)

すると・・・計算してた予想よりも平面強度が

出てるし、カナリ軽い天板が作れそう。

んま、裏面見ても判んない。この内部に色々と

工夫を施してる訳ですがぁ・・・(* ´艸`)モゴモゴ

もしかすると、カナーリ軽量で強靭な天板が

出来そうですぞ。ヽ( ´ ▽ ` )ノガンバルベー