「意匠」カテゴリーアーカイブ

EPOXYのコツ(* ´艸`)

いやはや・・・夏並みの気温になって来ましたねぇ?

(*´д`*)アヂアヂ

暑いのもだけど、そろそろ蚊も増えて来てるのでぇ・・

今年も蚊取り線香を引っ張り出してきました♪

(* ´艸`)

えーっと・・・んで、最近、私が良く使ってる

2液エポキシ樹脂ボンドの話。(≧∇≦)b

接着性が高いのも魅力なんだけど、木工に限らず

接着強度と共に精度を上げようとすると、僅かな隙間に

硬質な樹脂が入り込んで硬化する利点は大きい。

β(□-□ ) フムフム

そもそものトータル接合面積が増えますし、僅かな

隙間にもクサビのようにしっかり充填した方が、

捻じれや曲がりの強度が格段に上がるのだ。

(≧∇≦)bイイネ

んで、ボンドの樹脂自体が熱重合硬化するので、接着面との

密着度が高く、肉やせが少ない。

なので、無垢材の反りや捻りも修正しやすい。

ヽ( ´ ▽ ` )ノスンバラスィー!

また、プラスチックや金属など、殆ど何の部材にでも

硬質にカッチリ接着出来るので、良いとこ尽くめ。

(≧∇≦)bイイネ♪

最近では、自動車や飛行機などの金属同士の接着、また

カーボンなどの異種接合にも主要骨格にはエポキシ接着が

断然に増えてて、今や溶接よりも主流になりつつある。

(≧∇≦)bスンバラスィー!

しかし・・・エポキシボンドにも成分や品質に違いがあって

例えば100円均一の安価な2液エポキシはホントに剥離(剥がれ)

しやすいし、衝撃でボンド樹脂そのものが内部で割れたりもします。

( ̄~ ̄;)ダネェ?

本来は100円で買えるようなほども安くないモンです。

(´~`ヾ)アマーイ

んで、優れた接着ボンドのエポキシですがぁ・・・

難があるとすれば「そもそもの価格が高価」なのと、

「使う度に2液を同量混合しなきゃいけない面倒さ」に

ある。良いのは判ってても、煩わしさでツイツイ・・・

一液の強力なボンドが無いか?探してしまうw

んま、一液ボンドなら以前にも書きましたが「スーパーX」が

ダントツに優れてます。ただ接着性能を弾性に頼る性質上、

剥がれはしないけど、何となくニュルっと感は残ります。

┐(´д`)┌シャーナイ

んで、2液だったらエポキシが断然良いんだけど・・

ちょっとだけTIPS(≧∇≦)bコツ!

入手しやすさだったら、硬化時間5分のクイック5が

お勧め。800円以上と木工ボンドとかより遥かに

高価だけど、瞬間接着剤(シアノアクリレート)よりは

分量的に安い。

んで、A液(主剤)とB液(硬化剤)を目分同量を混ぜて

使用するんだけど・・・

使い慣れてる人は判ってると思いますがぁ・・・

同じ分量と表記されたA液とB液。

実は微妙にB液(硬化剤)の方が多い。

( ̄Д ̄;)マジカ!

比重が微妙に違うのもあるんだけど、エポキシや

レジンなど、2液を同量混ぜて使う重合タイプは

重合反応で懸架(分子同士が手を繋ぐ=硬化する)

際にピッタリ同量で相手が僅かにでも足りないと・・

重合できずに硬化不良を起こす。

具体的に言ったら、いつまでもグチグチで固まらない。

こーなったら、混合分量ミス&攪拌不良なので諦めるしか

無いんだけど(どうしようも無いです。諦めて下さいw)

こーならない為にも、微妙に硬化剤が多めに入ってる。

コンマ3gで言ったら僅かなんだけど・・・

コンマ3って言ったら、この位の量。

目分で同量合わせてる筈なのに、最後B液がチューブに

この位余る。( ̄Д ̄;)アリャ?

余って正解とも言えるけど、硬化不良を招かない為にも

目分同量よりもホンの気持ちB液が多い位で丁度良い。

(≧∇≦)bソッカァ!

混ぜた時にB液の黄色っぽさが少し出てる状態が◎。

これは2液のポリウレタンレジンなどでも同じ。

β(□-□ ) フムフム

メーカーさんはちゃんと考慮して、商品全量同士で

混ぜてピッタリに合わせて配合してくれてるって訳。

んでから、ココも大事。混合反応した時に発熱を伴う

重合(熱重合)は温度管理も大事。

真夏なみに大気が暑いと硬化が促進され(硬化時間が短く)

冬場は反応温度が足りずにナカナカ硬化し難い。

硬化時間を長めに取るのでは無くて、反応促進の為に「温める」のよ?

β(□-□ ) フムフム

冬場に粘度の高くなったエポキシを無理くりニチニチ

混ぜるんじゃ無くて・・・( ̄Д ̄;)エッ?

ドライヤーで温めれば、シュルシュルになります。

そうやって反応促進させた方が攪拌不良も硬化不良も起こらない。

エポキシはボンドも透明樹脂も、温めるとシュルシュルに流動性が

上がって、それで熱反応し始めると一気に重合反応で硬化する。

そんな感じ。

私は冬場は混ぜる時にファンヒーターに当てて柔らかくして混ぜてます。

β(□-□ ) フムフム

エポキシは難燃性なので、バーナーで炙って気泡を抜く&硬化促進

させるのも良い。

逆にレジン(ポリウレタン)は可燃性なので、やったら引火して

大炎上になっちゃいますよ。

(´~`ヾ)ゴチュウイヲ

なのでエポキシはA液&B液同量混合が大前提なんだけど・・・

「微妙にB液を多めに」「熱反応だから温めて硬化促進」すると

ほぼ硬化不良は起こらないです。(≧∇≦)bキッパリ

EPOXYボンドは慣れれば扱いやすく、布地や革にも

抜群の接着が可能なので「どうも好きになれない」人は

上記に注意すれば随分、特性が判り易く&扱いやすいと

思います。

して・・・あれから数日経った訳ですがぁ・・・

毎日、着実にφ(°ρ°*)コツコツ創ってるので、知らぬ間に

6枚完成。ヽ( ´ ▽ ` )ノンネ?

しかも・・・・全部、同サイズでバッチリ立つ!

ヽ( ´ ▽ ` )ノキャッキャ♪

背板組み(* ´艸`)

えーっと・・・例の椅子ソファーのご依頼の

もう一つのめんどっちぃ「背板パーツ」(* ´艸`)

参考としてお持ち込み頂いた背板パーツがコチラ。

β(□-□ ) フムフム

これ自体が単板で、左右脚を連結する背板パーツと

して機能するから単板でシッカリ平面強度&精度も

出て無きゃいけない。

オリジナルのサイズは520×520のスクエア真四角。

外人サイズらしく、コレでは幅が広すぎるので、少し

幅だけ480幅に狭めたサイズ違いがご希望なのでぇ・・・

専用の冶具をφ(°ρ°*)チマチマ作ってぇ・・・

ダボサネ接ぎでガッシリ構成!(≧∇≦)bデケタ

構成的には難しく無いんだけど、中の桟も実嵌めの

嵌め殺しなので、同時に一気に嵌めなきゃいけない。

β(□-□ ) フムフム

特に接合にエポキシを使ってるから数十秒内の

時間との闘い。ちょっとマゴ付いちゃあ(*´д`*)アワワ

嵌められなくなって・・・即アウト。Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

┐(´д`)┌ソーナノ

コレはコレで時間との勝負でナカナカに難しい。

角や形状などの外周形状は後から整えるとして・・・

バッチリ上手く組めました。強度も十分♪

ヽ( ´ ▽ ` )ノララーン

参考モデルよりも40mm幅を狭め、それに伴い

中桟を3本に。

あとで構成パーツ取付けなどもあるけど、ガッシリ&

ピッタリでスベスベなのですじゃ♪

ヽ( ´ ▽ ` )ノイェーイ

ただ・・・コレとピッタリ同じモノをあと3枚 ( ̄~ ̄;)

(*´д`*)フゥ・・

ナカナカに根気が要りますなぁ。(´~`ヾ)ダネェ?

自動カクノミの可能性

えーっと・・・オーダー品もアレコレ(*´д`*)アワワ

進めてるのですがぁ・・・(´~`ヾ)ソローリ

作業の合間にφ(°ρ°*)ジジジィーっと極太アングルを溶接。

下水道のハッチ?( ̄Д ̄;)みたくも見えますがぁ・・・

超~ガッシリ強靭な作業台を自作中。

ヽ( ´ ▽ ` )ノガッシリ!

話は飛びますがぁ(´~`ヾ)ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ!

以前から私はアーク溶接を得意としてますがぁ・・・

んま、(アーク溶接で)この程度、溶け込んでればOK。

(≧∇≦)bジョーデキ!

ただ、アーク被覆溶接は厚物の軟鉄に限られるし、

イチイチ、こーやってビート(溶接跡)を削ってると

スンゲー時間が掛るのでぇ(*´д`*)フゥ・・・

近い将来的にはTIG溶接を導入&マスターしようかな?

っと思ってます。β(□-□ ) フムフム

因みに「アーク溶接」と言うのは、高圧電流を簡単に言うと

ショートさせてバチバチ溶接するアレね?

ただ、そのまま大気中で熱で金属を溶かすと「酸化」して

溶接した部分が逆にボロボロに脆くなってしまう。

( ̄~ ̄;)

なので、アーク溶接棒(被覆溶接)には、芯の溶ける鉄の周囲に

「ヒュームガス」と言う不活性ガスを同時燃焼させて、溶接の

周囲だけ「酸素を追い出す」事で酸化を防ぎ、溶接が出来てます。

今は、簡易な被覆アーク溶接。コレ↑なのですがぁ(´~`ヾ)

これよりもビート(溶接跡)が波打ってキレイで、アルミやステンレスも

溶接出来るのが「TIG溶接」にゃの。

皆さんが見慣れてるキレイに並んだムニムニした溶接痕はコッチね。

β(□-□ ) フムフム

ただ、結構、機器が高価なのと、熟練の技術と・・・・

「アルゴンガス」(被覆ヒュームの代わりの不活性ガス)ってのが

ボンベで必要にゃの。

(´~`ヾ)

だから敷居が高いとも言えるんだけど・・・アーク被覆溶接だと

やはり板厚に合わせた電圧&溶棒(径が違う)に変えても、

ヒュームガスを発生させる関係で溶け込み(溶かしたい金属と

溶棒が溶けて合金になる)に限界があるのね?(´~`ヾ)

なんつーか、溶接スピードに時間を掛けると余計に酷くなる

「待ってくれない」傾向があって、用途が限られる。

薄いとスグに穴が開いちゃうし、ビート痕もキレイじゃない。

β(□-□ ) フーン?

技術と言うか、ジックリとコツコツやれば良くなるのでは無く

余計に酷くなる。ジックリするならTIG溶接の方が(難しいけど)

面白そうで、実際、溶接出来る範囲が格段に増えるので、

欧米ではDIYでも火花が飛ばないジックリ出来るTIG溶接が多い。

アーク溶接は主にボンベを持ち運べない屋外の建築用途がメインだからね。

(≧∇≦)bヘェー?

スグは無理だけど・・・TIG溶接出来るように・・・・

将来的には狙ってます!(≧∇≦)bガンバルル!

んま、コレだけシッカリ溶接出来てりゃアークでも

良いんじゃないか?とも思うんですが(´~`ヾ)

更なる技術向上を常に狙ってる訳です♪

んで・・・・コレは何に使うのか?つーと・・・

こーなる訳です♪ヽ( ´ ▽ ` )ノジャーン!

先日から導入した、自動昇降機構の「カクノミ」ね。

先に既存の作業台に取り付けてたんだけどぉ・・・

こーなって欲しい訳です。(≧∇≦)bココ!

要は(本来の使い方とは違いますが)長い部材の

木口(切り口)側にホゾ凹を彫れる下のスペースね。

んま、テスト段階なので仮固定ですがぁ(´~`ヾ)

私的には、先日の「並列ダボ結合」や「ドミノジョイント」

に代わる接合方法を模索してて・・・・

骨組みなどの細いパーツ結合に適してるんじゃないか?

って事で大改造してる訳です。(* ´艸`)

ダボは丸いので並列加工が必要。しかも、実際には

ピッタリ2穴(計4穴)が合わせ難く時間が掛る。

んで、実は「深さ」も絶妙に合わせないと強度が出ない。

( ̄~ ̄;)

一方、それを解消したのがドイツ製の「ドミノ」って

ジョイントでダボを2本並べた程度の長方形の専用ダボ

なんだけど・・・

一発で正確に向かい合わせに穴を開けて(専用のダボで)

結合が早い。しかも長方形ってのがミソで捻りに強く

1穴でダボ2穴分に相当するから便利で早くて確実。

ただ・・・機械&専用ダボが異様に高価。

┐(´д`)┌ソーイウコト

以前に導入したビスケットジョイントとほぼ同じ機械なのに

本体16万円&専用ダボなので、結構な費用を伴う。

( ̄~ ̄;)ウムム

して・・・四角と言うのも捻りに強い。そう!ホゾ自体、

だから古くから日本はホゾを施してるんだけど・・・

ホゾは加工に時間が掛るし、凸凹分の加工ロスも大きい。

なので、私が目指してるのは「ホゾ」でジョイントが

出来ないか?って言う独自の方向。(* ´艸`)アホカ?

んで、実験!(≧∇≦)bイクゼッ!

この時に前後左右に微調整が効くのも、この機械の良さ。

あと、このままストロークさせても実に正確に真下に

彫り進む。レバー式カクノミだと微妙にズレが出ちゃうの。

やった♪ヽ( ´ ▽ ` )ノんま・・・冶具やらは、もっと改良が

必要だけど、真っ直ぐに木口にホゾ穴が彫れた♪

(≧∇≦)bイイネ♪

つ~事は(* ´艸`)ムフフ

こー言う風に・・・

「長手パーツ(木口)」と「短いパーツ(側面)」

それと、その四角ピッタリのホゾジョイントを作れば・・

こー言う結合が出来ちゃう♪(≧∇≦)bキテレツー!

んま・・・ココまで出来るなら「ホゾ彫れよ?」って

言われちゃうそうですが・・・(´~`ヾ)

こー言う風にジョイント化する事に意味があるの。

(≧∇≦)b

つまり、ホゾだと長手側を細くする分、凸分の余計なロスが出る。

でも、このジョイント方法だと、ボンド結合やビス結合と

同じ部材で済む・・・・のにビス痕跡が無く、強度が出る。

ヽ( ´ ▽ ` )ノスンバラスィー♪

ダボと言うかジョイントは、自分で四角の棒を作れば良い。

β(□-□ ) フムフム

んで、ココまでこだわってるのは・・・この時ね?

この時の結合ズレが無く&捻り強度がホゾ並みにある。

ドミノジョイントもナカナカ素晴らしい発明だけど

私のは「両ホゾ彫ってサネを入れる」なんちゃってホゾ。

(* ´艸`)

ただ、コレがもっと精度良く&早く加工が出来れば、

骨組み構成がもっと早くなって、強度も格段に上がる。

合い嵌めジョイントも良いんだけど、部材ロスが多いし

なんつーか・・・ちょっと捻りに弱い。チェックしないと

捻りが出やすいし、修正出来ないから厄介にゃの。

んま、だからどう?っと言われればソレまでなんだけど(´~`ヾ)

こー言う風に常に頭をぐるぐる回してる訳。

(* ´艸`)

TIG溶接もホゾジョイントも・・・結構、良い方向になりそうな予感。