えーっと・・・昨日、|ω・`)チラリ・・っと
ガラスの話をしたり、金属の話でもチョイチョイ
マテリアル(材質)の混ぜ物(添加・含有・化合)の事、
んま、金属だったら「合金」と言ったり、樹脂系の場合は
「コンパウンド」なんて呼び方をしますがぁ・・・
(´~`ヾ)ヤヤコシイ
その事を良く知らない素人から見れば、例えば
「ガラス」と言えばガラス、「鉄」なら鉄と言う風に
マテリアルが一種類だと勘違いしてる人が多い。
そんな単純じゃないんすよ?って話。
(≧∇≦)b
例えば、ガラスと言うのも沢山種類があって、
普通にパリンと割れるお馴染みのガラス(硝子=しょうし)
にもケイ酸塩を主体としたケイ酸ガラス、多く普及してる
ソーダ石灰ガラス、ホウ酸を混ぜた耐熱ガラスの
ホウケイ酸ガラス、グラスファイバーやビーカーに採用されてる
石英ガラスなど・・・
( ̄Д ̄;)ホヘェ・・
そして、それらも各メーカーや製法によって色んな用途によって、
硬さや粘り、割れにくさ、飛散し難くさせたり、熱でも割れにくい
ように添加(化合)したり、溶解温度や冷却温度、再加熱処理など
製法そのものも改良して現代、色んな用途にあった種類や特性を持った
ガラスの種類があるのね。
また手流しやビン製法が雑で気泡が入ってたり粗悪ガラスもある。
・
珪素を溶かしたら出来る・・・っと言うのは人間はタンパク質で
出来てると言うのと同じくらいwガバガバで的外れな見方にゃの。
β(□-□ ) フムフム
これは別にガラスに限らず・・・例えば「鉄(Fe)」とかでも。
例えば純粋な鉄「純鉄(純度99・999%)」ってのは、近年
やっと大学の実験で精製成功した程度、後は地球の核コアにあります。
私と言うか人類でも現物を見たのは数人しか居ない(´~`ヾ)
β(□-□ ) フムフム
皆さんが想像している鉄とは違い、純鉄は王水でも溶けないし
極限冷却温度でも可塑性が失われない特殊な金属。私達の日常で
知ってる鉄は、全て酸化鉄(鉄鉱石、砂鉄)から、還元させて
やっと鉄と言う見慣れた同位体Fe金属になってる。
・
んま、だから原子や化学の知識が足り無いと、第一鉄(二価鉄)や
第二鉄(三価鉄)や、身体に鉄が必要と言うのと、ごちゃ混ぜに
なっちゃいます。(´~`ヾ)ナラッテンダケドナァ?
・
んで、その鉄と言う金属も純粋なFe元素から出来てるのは稀で
(スグに酸化(錆)してしまう)同じ原料の鉄でも、炭素の
含有量で軟鉄(柔らかい)とか鋼(硬くて脆い)と言われる
違いがあったり、マンガンやニッケル、その他の金属を
混ぜ溶かして、大抵は「鉄合金」になってるの。
( ̄~ ̄;)ヘェ・・
また、その配合量(含有量)や焼き入れ処理や鍛造など
製法でも使う用途に合わせて種類が数多にある。
だから同じ溶接でも母材によって溶棒の種類を変えたり
太さや電圧、余熱や冷却時間など色々工夫しないとダメで、
少なくとも溶接=ワンパターンじゃあない。
・
これは、他の金属や、銅やアルミでもモチロンある。
例えば真鍮ってのは銅と亜鉛の合金(黄銅)ですが
その配合比率によって亜鉛含有が5%~20%の丹銅、
20~35%の黄銅(真鍮)、ソコにニッケルを混ぜたのが
洋白で、黄色み掛かった旧500円玉が銅72%亜鉛20%
ニッケル8%、今の現行500玉は銅75%、ニッケル25%で
白銅(100円玉)と同じ。
因みに来年発行される新500円玉は内部に白銅、外側に
ニッケル黄銅のバイカラー・クラッド(ハイブリッド構造)
で伝導率の違いで機械判別し偽造を防ぐ狙い。(* ´艸`)
また銅と錫(すず)を混ぜた青銅、銅95%スズ2%亜鉛3%の
砲金(10円玉)や、神社の屋根とか銅に金を5%入れた赤銅
など、用途によって色んな配合量で合金があるし・・・
上記は工業規格(JIS)であって、ココに各合金メーカーや
自動車メーカーが独自の配合や製法で新合金を開発していくので
キリがない。
ジュラルミンと言うのが、アルミに銅とマグネシウムとマンガンを
配合したアルミ合金だと言う事も、チタンと言うのも純チタンは無く
殆どがチタン合金でその配合は各社独自開発でバラバラだと言う事も
ナカナカ知られていない。
┐(´д`)┌ヤレヤレ
鉄にニッケルとクロムを含有させた錆びにくいステンレスと
一言で言っても、マルテンサイト系、フェライト系、オーステ
ナイト系、中間のフェライト・オーステナイト系と、母相の鉄の
組織配列状態で性質も性能も違い、JIS規格で数十以上の数えきれない
程の種類があり(錆びたり磁石に引っ付くのもあります)ココに更に
「析出硬化系(銅やアルミを混ぜ母相中で析出硬化させる)」も増え
コレにも母相のフェライト・オーステナイト、マルテンサイト、
オーステナイトの3種類、ニオブやチタンを微量含有させたり・・・
( ̄Д ̄;)ホヘェ・・
20世紀以降、日進月歩、各メーカーが色んな用途に合わせて改良&
開発して「一言でステンレス」とは全く言えない状況にゃの。
・
プラスチックも数多に種類があって、更にそれらをコンパウンド
(配合)したABS樹脂(アクリルニトリル・ブタジエン・スチレン)
やPET樹脂(ポリエチレン・テレフタレート=日本ではテトロン)
など、それらも配合率が違ったり、違う特性を狙って新たな添加を
微量加えてたり、例えば安価な中華量産品のようにレジン生成時に
切削性や強度を上げ、かさましコストカットを狙ってタルク(石粉)
やグラスファイバーを混ぜたり・・・配合レシピは数えきれない。
・
例えばアルミ缶と言っても、アルミ100%じゃ無くて、薄く
強度を増す為にボディ部分にはマンガンを含有させた3000系、
蓋部分にはマグネシウムを含有した5000系と言うアルミ合金
で、しかも飲料缶は内面にビニールコーティングも施されてる。
( ̄Д ̄;)ヘェ・・
単純にアルミ缶を(数百個)溶かせば、個人レベルでも溶解出来ますが
上にスラグとして不純物が浮いてきますし、溶解したら何でも配合してる
他の成分が全部浮いてくるとも限らない。分離するのは、また別の技術が
要るし、ほぼ純粋なアルミニウムは思ってる以上に脆く柔かったりします。
(´~`ヾ)タハハ
っと言うように、特に1900年以降、一応のJIS規格を増やしつつ
更に各メーカーが更に改良&開発しているので金属でもプラスチックでも
ガラスでも他のマテリアルも「何かの元素が1種類」って事では無いの。
紙でも陶器でも、ほぼ全てのマテリアルが、そう改良&細分化されてるの。
┐(´д`)┌ソーイウコト
んま、新金属や新素材と言うモノは商品名や独自開発で名前が付くけど、
実際は無くて、元素周期表に記してる地球上にある物質、あの中で、
ドレとドレをどんだけの配合にするか?そう言うレシピみたいな事に
なってます。基本的にはJIS規格以外は、社外秘ですし。
だから塗料や溶剤や接着剤に同じメーカーを使わないと駄目とかあるの。
β(□-□ ) フムフム
んま・・・・それらから巷のバカ環境信仰の「資源リサイクル」と
言うのが、実際は、いかに難しくコストが掛かるのか?判る筈。
(* ´艸`)
そのマテリアルの摘出&製造に元々コストの掛かる、また溶解しやすく
成分分離や均一化しやすい&どの道、後で添加するなど・・・・
そして「再利用する手間コストが新造よりもコストが安くつく」前提。
電気や熱を大幅に使うアルミ・銅・鉄・古紙以外は、殆ど無理。
単なる鉄のスクラップ塊ですら、溶解して再利用する際に成分的に
数種類に細分化して溶解リサイクルさせてますからね?
┐(´д`)┌ヤレヤレ
国の援助が無ければリサイクルなんて余計に資源とコストを使っちゃって
本当は、まとめて燃やしてたり、実は補助金&天下り狙いなんてのもザラ。
心清らかなだけど、科学に無頓着な「賢そうでバカ」が、まんまと
無駄に付き合わされ、挙句、日本工業はその流布&風潮でココまで
衰退しちゃってるのw
んま、このバカな今の思い込みエコ宗教洗脳の話は・・今度にでも。
(* ´艸`)ニャハハ
んま、大きく脱線しちゃったけど、要は素人が考えてるような元素や
材料が一種類ってのは、現在、世の中には殆ど存在してません。
むしろ純粋なアルミや銅のインゴットとか入手できないのが普通。
┐(´д`)┌ヤレヤレ
普通、ガラスならガラス屋、鉄や金属だったら鉄工所や製作所と
専門職でそれぞれ区別は限られてるんだけど・・・
(´~`ヾ)ダネェ?
私の場合は色んな種類のマテリアルを触るので、臨機応変に対応
しようと思ったら、カナリ広域でそれなりに精通したノウハウが必要。
預かりモノだから絶対に失敗できない。と言うのも大きい。
(*´д`*)ソッカァ
なので私は経験&ノウハウで・・・
ガラスだったら割れ方や切り口で判断したり、鉄だったら削った
火花や加熱の入り方や叩いた感触で見たり、プラなら質量&しなり、
何に溶解するか?などで大まかに区別は出来るけど、それでも配合量の
違いや似てるけど違う素材&特性の時に四苦八苦してるって訳。
(* ´艸`)ニャハハ
ビール瓶に木綿糸にアルコールを染み込ませて燃やして水に入れたら
スパンと・・・・今時の割れにくいビール瓶が切れるかいっ!
( ̄Д ̄;)アレ?
バリン!と割れた時に、昭和の小学校の窓ガラスみたいには
今のガラスは尖って割れんデショ?
プロレス凶器の粉々になるビール瓶はこれまた別注で全く違いますし。
┐(´д`)┌ヤレヤレ
ほぼ混じりっけ無しの割れやすい加工目的のステンドグラスのガラスと
TVボードの下のいくら叩いても割れないガラスとでは全然違うの。
(´~`ヾ)
日々数多のマテリアルは進化し続け、利点を伸ばして欠点を減らし
各マテリアルメーカー&採用するメーカーが改良をし続けてる。
・
怪我しないように、処理しやすくするように、放置されても耐えるように
製造コストを抑える為に・・・ドンドン特性が変わって専用設備が無いと
手作業では加工が難しくなってる。
「〇〇と言う方法で、この機材で〇〇やればOK」なんて事は、ほぼ無い。
┐(´д`)┌ヤレヤレ
そりゃあ・・・ゴチャゴチャ言うより、自分で加工してみれば一発で
「ありゃりゃ?」って判るんだけどね?
ヽ( ´ ▽ ` )ノララーン♪
んで、こんだけひとつの素材だけでも色々な種類や特性が
あると知ったら・・・・何か恐くなって来るでしょ?
(((( ;゚Д゚)))ガクブル
「らふさんだったら何とかしてくれるかも?」っと言う
他力本願でも良いんだけど、ナカナカ素人さんは簡単に考えてて
私がパパっとしてるように見えるかも知れないけど・・・
実際は想像以上に遥かに難しい事も多かったりします。
(´~`ヾ)タハハ
でも、私は何でも面白がって色々チャレンジしたり、承った限りは
必ず成功&完成させようとします。
それが、また実践ノウハウ&経験になりますし、カナリ広域知識が
必要で、実際に比較的安価でパッっと施す訳ですから、ナカナカ
真似が出来る人は居ないと思います♪
(≧∇≦)bイェーイ!
なので私が「うーん」って唸ってる時は、実は相当に難しかったり
します。(* ´艸`)ニャハ♪