「オーダー品」カテゴリーアーカイブ

アラレ組み治具再び

久々の(* ´艸`)アザース

サイズ指定の木製トランクオーダー製作を

ご依頼頂きまして・・・・

退院後初で、数年前に作って愛用している

アラレ組み用治具を用いて箱組み中φ(°ρ°*)チマチマ

考えてみると、今さらながら、コレあって大助かり。

「よくぞ作った有難う!昔の俺」って感じ。

(*´▽`*)

今、同じものを作ろうと思ってもココまでの精度出すのが

大変だし治具作りでギブアップしそうw

(*´σー`)エヘヘ

とにかく作業で楽をしようと言うより、より良い精度を

求めた結果、治具の大切さを念頭に置いてきたし、

今になって、その治具や考え方が不利になってしまった

私の技術精度を補ってくれる。

もし、治具が無かったら、以前と変わらぬココまでの精度は

出せない筈。(* ´艸`)

ホント、備えてた訳では無いけど、意図せず過去の私に

救われてるw

脚の切り詰め(* ´艸`)

常連さんから「椅子の脚を現状から2センチ

切り詰めて欲しい」ご依頼。

「はいはーい」ってな感じで安請け合いしそうに

なりましたが・・・・(*´σー`)エヘヘ

実は数日前に(元々キャスター付きだったようで)

キャスターの外し方を聞かれ、答えてたの。

その元キャスター付き椅子だったようで・・・・

前足の2本がアルミ製だった。

(;゚д゚)ゴクリ…

切り難いのは無論なんだけど・・・・・・

ちょっと話は脱線しちゃいますが、この手の

「ちょっと切って欲しい」的な頼み事って

たぶん機械とかでシュィーンっと切れる筈?とか

思われてるようで、蘭爺や実兄達もスグに

「簡単に切れるだろう?」と安易に頼んできます。

でも、木工をやってる人なら判ると思うけど、

電動工具、回転刃とかは、余程に安定したものしか

切らないです。

こー言う時は、毎回、私は手引きノコギリでφ(°ρ°*)ギコギコ

切り出すので「えっ?機械でスパーンと切らないの?」

とよく言われます。

(*´σー`)エヘヘ

そう。何の問題も無く簡単にスパーンと切れるなら、

そうしてるw

┐(´∀`)┌ヤレヤレ

でも、大抵は私が作ったモノでは無い事が多く、

内部構造が判らないと、木の内部に金属が入ってたら

回転刃が欠けるどころか噛みこんで大怪我します。

((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

今回のような椅子の脚も、一般には均等に真っすぐ

4本脚が出てる?っと思ってるけど、実際は世の中の

椅子の殆どがこけ難いよう垂直では無く四方転びと言う

立体3Dに末広がりだったりします。

β(□-□ ) フムフム

それなのに、垂直だろう?と90度横向きに寝かして

真っすぐ切ったら・・・・全部の脚が地面につかなく

目も当てられない失敗でコケコケなります。

(´・ω`・)アッ・・・・だから、真っすぐにシュパーンなんて

一発で切れないの。

今回なんて、そのうち2本がアルミ製だしw

知らずに切ってたら刃を痛めると言うより、切れずに

巻き込んでしまって私の手が巻き込まれてケガをしたり

椅子の他の部分をグシャっと傷つけてしまってたかも知んない。

(*´σー`)ヤベー

今回の場合、モチロン私が作った椅子では無く既製品。

恐らくだけど、推測するに・・・・・

ねじ式のキャスターが4足裏に付いてて・・・

椅子の全体デザイン上、キャスターを居込むには

前2本の元脚が細すぎる。

キャスター(特に自在コマ)だったら相当にグリグリ

応力が掛かるので、元足が割れてしまわないように

専用にアルミ製の補強キャップを装備したんだろう。

β(□-□ ) フムフム

こんなんはあくまで推測。何にも意味の無い事なんて

まず無いし、イチイチ製造元に聞いて回る訳にも行かない。

たぶん・・・・ノウハウ&当時の常とう手段的に

そうだろうと推測。正解はあって無いようなもんだし。

っと・・・・言う事は、

キャップの裏辺りに・・・・・

あった!あった!

万が一にアルミ補強が抜けてしまわないように

キャスターが付いてたら絶対見えない位置に

隠し釘を打ち込んであった。

っで、コレを丁寧に取り外し・・・・

四本脚が均等に着地するように、同じく四方転びで

2センチ切り詰めた。(*´▽`*)

テーブルソー盤の平面で接地確認。(*´σー`)ふぅ・・

依頼者様。お待たせしました。お引取りのご調整を

お願いします。

ヾ(*´∀`*)ノ

こー言う感じで「チョチョイ」と簡単な事でも

DIYの素人がやれば失敗するかもしれないし、

アルミ製だからヤッパリ切れませんわ(*´σー`)エヘヘとか

だと困るでしょ?高さは切れたけどコケコケするとか

もはや、切るんじゃなかった的なwやり直しも

効かなくなる事も。

まぁ・・・ご自分で切れるならDIYで切るのも良いけど

やって失敗してから持ち込まれても(素人作業のケツ拭きなんて)

何処でも断られます。

機械があれば・・・・っと素人の人は思うけど、実際は

私に限らず、こんな作業でリスクを鑑みると、テーブル

ソーとか大きな機械は危なくて使いません。

「悪いけど、ついでにコレを機械でチューンと切って欲しい」と

持ってきたモノを、その場で手鋸でφ(°ρ°*)キコキコ私が切ってる感じ。

機械って便利だけど、扱い方ひとつで凶器になり得る。

高速回転する刃に「あっ!ちょっちょっと待って」は効かない。

指だろうが骨だろうが切ってはダメなモノであろうがお構いなし。

だから機械を扱う人間ほど慎重に使う。

絶対に切っても大丈夫な時しか使わない。

始めた当初は、私も「機械で切った方が早くてキレイ」としか

考えなかったり、危なっかしい体制でも「ココさえ切れれば・・!」

的に無理も色々した。でも大抵そんな時は上手く行く前に、

後チョットのトコロで機械が挟まって全部やり直しの大失敗に終わる。

あーめんどくせーなぁーこんなの機械でチュイーンっと切れば・・・

っで・・・その浅はかな考えが、余計に面倒な事になっちゃったり、

ガっっと機械に巻き込んで傷を付けて取り返しのつかない事になる事を

痛い程、知ってる。

不確定でメンドクセー事を、強引に機械のチカラで押し切るなんて発想がダメ。

その甘ちゃんな発想が大怪我の元。

ソレを知らない人ほど「機械出来れば一瞬じゃない?」「ちょっとだけ

切ってよ?ケチ」とか言うんだと思う。(*´σー`)エヘヘ

どんな世界でも同じ。知らない無知だからこそ、簡単に考え、

舐めて掛かって、下に見積もる。