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竹製の筧(かけい)完成

えーっと・・・この真冬にφ(°ρ°*)ゴソゴソ

マジで山に入って竹を切ってくると言う強硬手段で(* ´艸`)アハハ

手に入れた、丁度良いサイズの竹(破竹)を使って・・・

あっ!そうそう「竹」と言っても、この辺りでは大きく3種類。

(≧∇≦)bウンチク!

竹細工とかに良く使われるのが「真竹(マダケ)」

細めで節の間隔が均等に広く、節に環(リング)が2つある。

しなりが良く、籠とかの竹細工などに扱いやすい竹ね。

おむすび包む黒い斑点のある竹皮ってのは、この皮。

苦竹とも言うくらい、細長いタケノコはアク(エグミ)が強い。

β(□-□ ) フムフム

真竹の別種で「孟宗竹(モウソウチク)」ってのが、

真竹よりも裾が広く(タケノコの太さくらい)で

少し加工し難く粘りが無く割れやすいけど、茶筅とかに使えて、

んま、日本中どこでも生えてる。タケノコでお馴染みの太めの竹。

節に環が1つなので見分けやすい。節の間隔が少し狭い。

(* ´艸`)ウンウン

んで、今回取って来たのは「破竹(ハチク)」「淡竹」って

言う中国原産種。こっちも節に環が2つある。節がちょい狭い。

ポキッ!っと折って採れるハチクタケノコで有名ですよね。

「破竹の勢い」って言われるのは竹は一節割れば、最後まで

止める事が出来ずに一気に真っ二つに裂ける(進軍)って意味ね?

β(□-□ ) フムフム

別名「呉竹(クレタケ)」とも言い筆とか花器とか茶道具にも

良く使われてます。

(* ´艸`)シッテルー!

大体、この3種類が多いかなぁ?竹ってどれも同じと思ってたでしょ?

(´~`ヾ)デショ?

篠笛とか細いのは「雌竹(メダケ)」って言うまた別の細い竹で

黒竹とか他の珍しい種類は植えないとナカナカ山では生えてません。

こー言うのはネットでも調べれば判るけど、同種別名も多いし

肝心な・・・山に生えてる竹をパッと見て判別できないと

無駄な知識に終わる。

(* ´艸`)ニャハハ

田舎ならでは。なのに都会ならともかく、今やこの辺の30~40歳代でも

殆ど見分けがつかず&知らないんじゃない?

┐(´д`)┌

「アレが〇〇で、コッチは〇〇って言うんやで。これは、こーやって・・」

こー言う棟梁かっちゃんみたいな現役のご年輩と山に行くと、面白いし

勉強になるのです。

ヽ( ´ ▽ ` )ノララーン♪

ウィキペディアやヤフ知恵袋では決して知られない英知の宝庫ですし

いざ実践で見極めたり役に立って使えないと、ただのウンチクですからね。

(≧∇≦)bソーイウコト!

んで、バーナーで軽く炙って油抜き(茶色くスベスベになる)

して・・・一部、真竹も交じってますね。(* ´艸`)アリャ

モチロン、竹は幹にも葉緑素があるから緑色にゃの。

( ̄Д ̄;)ヘェ・・

放置すれば、葉緑素は勝手に劣化して抜けるけど、ワザと

炙るとモザイク&液晶みたいに、パパっと瞬時&順次に

茶色に変色するので面白い。φ(°ρ°*)ボォー

ヤニと言うか油も出て来るので磨くとスベスベになります。

(≧∇≦)bヘェー!

んで・・・・

元々のボロボロの筧は庭師さんか?大工さん作かな?

駒頭(こまがしら)に焼き角材を使ってますね。

んまぁ・・・コレも作れるのですが今回は(≧∇≦)b

ALL竹で作ってみた♪ヽ( ´ ▽ ` )ノカックイィ!

こー言う時に、割れやすい&食い込みやすい竹材でも

高度な穴開け技術があると楽々♪φ(°ρ°*)シューン!

んで・・・・

現代の筧は中身がこーなってる。13mmの給水

塩ビ配管で(水の音は良いけど)これじゃあ風情も

へったくれもない (#`Д´)ノノ基部も腐っとるやないかい!

なので・・・

基部から全部やり替えで・・・完成♪ヽ( ´ ▽ ` )ノ

んま、既に配管された塩ビ管をどうやって通すか?

また別のアイデア技術が必要ですけど(* ´艸`)バッチリ!

後で支柱と駒頭部はシュウロ縄で飾り縛するけど、傷みやすい

注ぎ口はアタッチメント予備を3本作ってあるので、

差込交換可能式♪(≧∇≦)bキガキク!

実兄の飲食店内のホントに僅かなスペースだけど

つくばいがあるだけで、随分と和風&風情が出る。

なので、プラ竹じゃあ駄目にゃの。(* ´艸`)ウンウン♪

ネット見るだけ&言うだけは誰でも出来んのよ。

でも、実際にワザワザ山に入って竹を取ってきて、

ちゃんと加工し&施工までする。それが私。

そんなの採算なんて合う訳ねーし、誰でも出来る事では無い。

何でもつくるよ♪クラフトらふ・・・なのですばい!

ヽ( ´ ▽ ` )ノヘラヘラ

竹取り物語(* ´艸`)ニャハ♪

えーっと・・・

ワガママ実兄ご依頼の小袖壁の施工は終わったのですがぁ

(´~`ヾ)フゥ・・・・後、看板の再塗装と( ̄Д ̄;)エッ?

それと追加で、和風店内庭の「つくばい」(水がチョロチョロ

出る風流な手濯ぎ石甕の事ね?)の筧(かけひ=かけい)

ボロボロになってるから、新調して欲しいって事で・・・

( ̄Д ̄;)ッタクッ!

筧(かけい)ってのは、つくばい&シシオドシの、あの竹の

先っちょから水がチョロチョロ出てる側ね?

β(□-□ ) フムフム

んま、近年、Amazonや楽天でプラ竹風の安っぽい既製品も

市販されてるのですがぁ・・・

確かに水場なので、プラ竹の方が高寿命なんだけどぉ(´~`ヾ)

どうせなら!ホンモノの竹で作っちゃおう♪ヽ( ´ ▽ ` )ノイェーイ!

って事で・・・・

棟梁かっちゃんに (人ゝω・)お願いしてぇ・・・

強引に(* ´艸`)棟梁かっちゃんに和歌山県某所の

山奥の所有地竹藪に連れてって頂いてぇφ(°ρ°*)テクテク

この竹藪から、材料の竹(破竹)を分けて貰う

作戦♪(≧∇≦)bイェーイ!

んま、地元なので近所やらの放置竹藪で勝手に

取っても怒られはしないと思うけど・・・・

地元だと顔差すし、後でお礼とか面倒だから。

(* ´艸`)クスクス

ちょうど棟梁かっちゃんと山遊びに行けるしね♪

沢に落ちそうになったりヽ( ´ ▽ ` )ノキャッキャしながら

2~3本切って来ました。(*´д`*)ハァハァ

サイズ的に良いのを選んで、ついでに面白かった

ので、私の予備材料としても使えるかなぁ?っと。

(* ´艸`)クスクス

竹だと痛むのなら、予備ストックも作っちゃえ!

って事で注ぎ口を4本。斜めにカットしたら

それっぽくなるでしょ♪

んま、後は駒頭とかパイプ隠しの細工もあるんだけど

また次回にでも紹介しますね♪

(* ´艸`)ワクワク

んでからぁ・・・(≧∇≦)bツギィ!

コチラは例の椅子座面の修理用にチギリを製作中。

本当は花梨とかの堅木が良いんだけど、丁度良い

無垢ラワンがあったので、コレで製作φ(°ρ°*)チマチマ

ホンの僅かにテーパーが付いてるのがミソ。

要は、割れ防止の補強にリボン状の堅木を、

部材の2分の1ほどピッタリに彫って埋め込む事で

強靭に開きを抑える補強方法。

今度、ご紹介しますね♪

(* ´艸`)ムフフ

アレやコレやとφ(°ρ°*)

えーっと・・・日々のオーダー製作を進めながら・・・

直径1m近い6枚分の外周骨格が完成したのでぇ

φ(°ρ°*)チマチマ

支えになる骨組みにも着手(≧∇≦)b

これまた6枚分なんだけど、水平&直角が

キッチリ出て無いとNGなので、慎重にφ(°ρ°*)チマチマ

ココまで進められれば、年内に骨組みは完成しますね♪

(*´д`*)フゥ・・

コレこそ製作日数が掛かるから、ストック予備が

欲しい所だけど・・・やたらと場所取るのと、直径って

好みでオーダー出来てこそ!意味があるのでぇ・・・

(´~`ヾ)シャーナイ

ただ、可変式の円形多角形ベース組みの治具は、何か?

良いのを考えて創っても良いかなぁ? ( ̄~ ̄;)ポークポーク

今度、時間あったら作ってみよう♪っと。

ヽ( ´ ▽ ` )ノララーン♪