「意匠」カテゴリーアーカイブ

ネオ水屋箪笥の構想(* ´艸`)

えーっと・・・・私はアメリカン・ビンテージや

フレンチ・シャビーやJUNKやモダンなど・・・

ジャンルを問わず色々なティストの作品も作るのですがぁ

和風&昭和レトロも好きだったりします。

(* ´艸`)ムフフ

以前、実姉apoisから譲って頂いた昭和初期と思われる

水屋箪笥(水屋=台所&水回り)(* ̄(エ) ̄*)ポワーン♪

これをリビルドしようとφ(°ρ°*)チマチマ

バラバラに分解&詳しく調べてみたのですがぁ・・・

私を含めて皆さんが思う感じとは少し違い、

①高級家具では無く庶民的で実用性什器。

そもそも炊事土間があった時代、富裕層の主が

炊事を進んでする時代背景では無い。( ̄Д ̄;)ソッカァ!

つまり、高級な部材&巧みな工作技術をふんだんに使った

高級家具ではなく(当時の庶民にとっては高価だったでしょうが)

買えないほどの高級家具とは加工&細工が違う。

②実際に現存する水屋を解体すると、経年劣化と言うより

「水回りゆえに」各部の釘錆や腐食が酷く、衛生面の劣化状態も

悪い。(簡単に言うと釘はボロボロ&ゴキブリの糞だらけです)

だから修復リビルド品が少ない訳で・・・納得です。

(´~`ヾ)

つ~訳で、解体まで進めたものの・・・・リビルド製作は断念。

┐(´д`)┌

しかーし!お蔭で内部構造や骨格組&加工方法が理解でき、

私の現代技術を駆使すれば、新規製造出来るかも?(* ´艸`)

おばあちゃんの代から大事に使うのも判るのですが

今のシステムキッチンとかよりは、もっと安価&庶民的で

優れた巧みな加工技術も使ってない、オーソドックスな

ホゾ組の骨組み骨格にケヤキや杉、松材を使ってたり・・・

って感じなのね?β(□-□ ) フムフム

それに・・・当時の収納&需要から、水屋箪笥は総じて

サイズが大きく、特に奥行きが深すぎる。

現代では400以上も出っ張る家具なんて部屋を狭くするだけ。

第一・・・・製作したトコロで送料が2万円を超える筈。

┐(´д`)┌

つ~事で・・・どうにか、どこか懐かしい(*´д`*)レトロ

あの昭和レトロな味を残しつつ・・・現代風のネオに

創れないかなぁ? ( ̄~ ̄;)って構想があって・・・・

今や・・・恐らく水屋箪笥をイチから新造できる家具職人など

引退&廃業でしょうし、昭和レトロなエイジング技術や

各部ディテールを再現するのは希少だと思います。

昔ながらの製法で作れる職人が居たとしても、驚くほど

高価でしょうし、今風のアレンジやエイジングも無理。

新規&新造でありながら、出来るだけ価格を抑えつつ・・・

使い込まれたエイジングで・・・現代風にアレンジできる

って言ったら・・・私しか居ないかも?

(* ´艸`)ニャハハ

つ~訳で・・・(≧∇≦)bイクゼッ!

密かにコツコツと新規の完全オリジナル(≧∇≦)b

「ネオ水屋」を新作として製作してましてぇ・・・

(* ´艸`)コツコツ

ネオ水屋の改良点は・・・・

①「釘は使ってない」ただ、強靭にビス&ボンド&

現代技術をふんだんに使ってます。(* ´艸`)ギャハハ

②日本家具は日本建築同様に骨組みを有してますが

現代風の(内部空間の広く使える)パネル構成に!

③サイズを現代風(キッチンに使うのでは無く)

にアレンジ。奥行きを280に抑え、600角

つまり、上下2段のそれぞれが個別に宅配発送が

可能なサイズにダウンサイジング化。

簡単に言うと「一回り小さく新規に水屋箪笥を創る」

って訳です。(* ´艸`)

上下2段は単体&並列配置も可能なので、

2台買えば、こー言う風に横長にもレイアウト

出来ちゃう。(* ´艸`)

んま、ふんだんに新アイデアを盛り込んでて

実は、相当以前から創り始めたんだけど(´~`ヾ)ノロノロ

やっと本体構成が終わったので初お披露目。

さてさて・・・どう仕上がるか?楽しみですばいぃ♪

ヽ( ´ ▽ ` )ノ

 

軽量な机天板 ( ̄~ ̄;)

えーっと・・・他のオーダー品製作も

進めてますがぁ(*´д`*)アワワ

「ご年輩でも提げられる出来るだけ軽量な

折り畳み机」ってオーダー品にも着手。

(≧∇≦)bアザース

意外に誰もが、「平たくて丈夫な木板」って

簡単そうに言いますがぁ・・・・(´~`ヾ)タハハ

実際には、無垢天然木だと(大判&薄板であるほど)

確実に反りが出ますし・・・・

基本的には、木と言うのは密度で強度が出る素材なので

成長が遅く年輪が密で重たい木の方が強度があります。

β(□-□ ) フムフム

つまり・・・強度を優先すれば堅木=重い=希少で高価

んま、簡単に言うと金属ほど硬くて&反りが無いような木が

あれば理想なのですが、そうなると・・・・

ウリン・ブビンガ・黒檀・紫檀・マホガニー・チーク・

ウォールナット等々・・・・

銘木になっちゃうし、そんなんで無垢テーブル天板なんて

50万円出しても買えません┐(´д`)┌

つーか・・・そんなん重過ぎて実用性が低い。

だ・か・ら・・・・・例えば

ダイニングテーブルやコタツの天板など

(庶民が買えるレベルは)全て合板の偽物にゃの。

喫茶店なんかもそうですね。

MDF(木の粉を固めた合板)に突板(0・3mm以下の

ペラペラにカンナで挽いた薄板)を貼るか?

木目を印刷したラミネート・フィルムが大半。

本物の無垢テーブルなんてカナーリ貯金しないと

買えませんし、現行、ナカナカ入手も難しい。

それでも相当に重いし、ラミネート設備が無いと

私レベルでは無理です。

そんな合成板のコタツの天板自体でもソコソコの

価格がするモノ。安易に考えてる人も多いですが

その類を「天然木の天板って数万円?数千円?」って

程度に軽視してるご依頼は(技術的にも設備的にも

コスト的にも無理なので)断ってます。

(´~`ヾ)タハハ

って言うか、「単純な平らな板」っと言うモノが

無垢材では相当に難しい。だから合板製が多いのね。

(≧∇≦)bソーイウコト

ベニヤ板1枚ですら・・・・安易に思われがちですが

あんなもん、全然、平滑でも無いしグニャグニャです。

それを天板としての平滑強度を出すのでも難しい。

( ̄~ ̄;)

何故?天板の平面強度が要るか?って言うと、

折り畳み机だと、その天板が基準になる。

その天板から伸ばした脚も、付け根の天板側が基準。

もし、それが水平に対して反ったり捻ったりしてると

脚の接地間距離が変わって・・・ケコケコしてしまう。

┐(´д`)┌ソーイウコト

無論、同じコンマmmまで脚の長さであっても、

天板が基準になるので、曲がってれば決して水平にはならない。

また、反った&捻ったソレを矯正&修正する術がない。

( ̄Д ̄;)アッ!ソッカァ!

つまり・・・天板(もしくはそれを支える骨組みビーム)が

真っ直ぐで水平な平面強度を保持して無いと成り立たないの。

β(□-□ ) フムフム

厚みを増せば重たくなるし分厚くなる。

だから側面にエッジを立てたり、裏に骨組みを入れて

平面強度を上げるのが常套手段だけど・・・・

今回のご依頼は「畳んだ(収納)厚み」にも制約があり、

天板+脚の厚みも抑えなきゃならない。

( ̄~ ̄;)ウムム・・・

簡単に言えば天板をある程度の厚みのある箱状に

組めば、軽くても強度が出やすい。しかし、

天板厚みを増せば、その分、脚が細くなっちゃう。

だからMDF合板製も単にコスト削減ってだけでは無く

それだけ平滑な平面強度&精度を保つ為に、(不均等な

繊維収縮性を持つ、扱い難く&精度の出し難い)

無垢材からの進化代用とも言えます。

( ̄Д ̄;)ソッカァ・・・

ですがぁ・・・・ ( ̄~ ̄;)ポークポーク・・・

(≧∇≦)bチーン

不可能なのは判ってる。じゃあご希望(制約)内で

どーにか出来ないか?って事でぇ・・・・

無垢桐材を使って天板を試作してみた。

(* ´艸`)

すると・・・計算してた予想よりも平面強度が

出てるし、カナリ軽い天板が作れそう。

んま、裏面見ても判んない。この内部に色々と

工夫を施してる訳ですがぁ・・・(* ´艸`)モゴモゴ

もしかすると、カナーリ軽量で強靭な天板が

出来そうですぞ。ヽ( ´ ▽ ` )ノガンバルベー

 

純和風ひな壇(* ´艸`)

えーっと結局、純和風のケヤキ色に

色味が決定したものの・・・・・

天候不順で思うように乾燥が進まず ( ̄~ ̄;)ウムム

お待たせしていましたがぁ

日本酒一升瓶を飾れるひな壇が完成♪(≧∇≦)b

背景の緑の影響で自動コントラスト補正により・・・・

妙に明るく写ってますが(´~`ヾ)スマーン

純和風のケヤキ色で完成しました♪

これだけだったら「ふぅーん( ̄Д ̄;)」かも

知れませんがぁ・・・(´~`ヾ)

コレがビス留めだけで、バラバラに分解出来て

宅配サイズで梱包&発送出来ちゃう♪ってのがミソ!

んで、(乾燥中の湿度により)若干、反りが

出てしまった部分は・・・私が気に食わなかったので

新しく作り変えました。

(* ´艸`)アハハ

依頼者さま。長らくお待たせしました♪

OKでしたらご精算&発送に移行させて頂きますね♪

(≧∇≦)bオマタセー!