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歩くって難しい ( ̄~ ̄;)

私が今、取り組んでる回復期リハビリは、患者1人につき

・左脚、主に歩行について理学療法士さんが1名、

・左手、主に作業療法士さんが1名、

・言語聴覚士さんが1名

の3人体制で取り組んでもらっていて、それぞれの

パートのそれぞれの課題や的確なアドバイスをして

くれる。

また、事前に「ココまでは回復したい」っと言う

リハビリの目標を話合いで事前に決めてくれます。

例えば、私の場合・・・・杖無し補助なしで歩くのは無論、

大きいホームセンターを何往復も出来るくらいに・・とか、

自動車は無論、バイクも運転できるように・・・とか

嫁さんに補助して貰わなくとも歩いて、一人で風呂に入れて

一人でトイレで用をたす、着替えが出来るように・・・とか

お客さんと電話や対面でも聞き取りやすい程度まで普通に

会話が出来る程度とか・・・ソレに向けて訓練してます。

とは言っても、既に急性期を経て回復期を合わせて一か月強の

時点で、殆ど一人で歩けてるし、風呂もトイレも着替えも

一人で出来てます。(*´▽`*)

言語も練習を兼ね、花子(嫁)と電話で毎日会話してます。

マジで半身麻痺だったとは思えない、脅威的な回復。

麻痺と言うか痺れも無く、ほぼすべての筋肉にチカラが入るので

ホント、後はぎこちない動作や不器用な操作を反復して

上手くなるように練習していく感じ。

マジに「コツを掴んで上手くなる」そのままがリハビリに

通用するのでトントン、日々みるみる上手くなってます。

また単調になり気味なリハビリ課題も「退院したらラジオ体操を

毎朝したい!」って要望と言うか目標を作って、毎朝ラジオ体操を

練習し動画撮影して日々成長比較して貰ってます。

たかが、ラジオ体操。ですが、改めてイチから修得しようとすると

複雑な機械体操で・・・・んま、普通は半身麻痺では出来ない。

もう感覚的には半身麻痺は脱して「左半身が極端に不器用」だと思ってます。

昨日は左脚だけでトントンと靴を履けるようになった。

今日は左手でゴシゴシとシャンプーできるようになった。

って感じでドンドン回復と言うか左半身の不器用さが無くなって

ほとんど健全者に近づいてる。

だからこそ、こーやってブログを再開し、退院後も今まで通り

ものつくりを続ける!!と宣言出来てます。

(*´▽`*)

ただ・・・歩くのって、実はメチャ複雑で高度にバランスされてる。

2足歩行のロボットが簡単そうでカナカナ実現しないのも頷ける。

もう皆さんは何も考えず歩きながら会話したり、歩きスマホ出来ますが

もう超絶難しく、慣れるまでは、ちょっとした事でバランスやタイミングが

ズレて、まともに歩けない。ご高齢のヨタヨタ歩きでも歩けると歩けないとでは

天地ほどの差がある。

「歩くのダりぃー」とか言ってるクソガキは、今一度歩ける有難みと、

この人類が獲得した二足歩行の妙技を実感した方が良い。

ホントに歩くって、凄い!!難しい妙技だからこそ、またイチから覚えて

修得してる感じです。

リハビリの段階

リハビリの話の前に・・・

少し西洋医学的と言うか、現在の日本の病院の仕組みを

説明しておきますと・・・・

脳梗塞の処置と言うのは、先の血栓を溶かす投薬と、

更に血栓が出来にくいようにする血小板阻害薬を投薬。

(´・ω`・)エッ?

後は経過を見る程度で、例えば、具体的に詰まった血栓を

取り除いて血管を通すような脳外科的な手術は(時間的に

間に合わないので)無いです。

言い方は悪いが、一刻を争う脳出血とは違い、投薬して

後は運任せと言うか、そのまま経過を見守る感じなの。

っで、脳細胞のダメージの位置や範囲で後遺症の度合いが

決まる。

その後は、とにかく再発防止に注力。考えたくは無いが

右脳詰まって、左脳も詰まれば植物状態になっちゃうし

脳梗塞の後で脳溢血を併発する可能性もあります。

退院しても運悪くまた脳梗塞を再発もありうるからね。

( ̄~ ̄;)ウムム

また後記するけど、脳卒中と高血圧の因果関係や予防に

ついても、かなり思い込みと言うか相違があるので、

コレはまた別の時に書きます。

っで、発症から投薬&経過観察数日を経て・・・・

その後はリハビリに移行・・・ってカタチになる。

β(□-□ ) フムフム

発症直後から(無意識に感覚が覚えている段階で)出来る限り

脳神経回路を新しく形成して(指令的に)バイパスさせる事に

注力した術後2週間以内の「急性期リハビリ」と、

それ以降、筋力と反復練習で日常生活が出来る程度に

回復させる「回復期リハビリ」があって・・

私が緊急搬送された市民病院は「急性期リハビリ」で

2週間後に「回復期リハビリ」のある紀和病院(民間)に

即日転院と言う形になった。

β(□-□ ) フムフム

日本の病院では回復期リハビリは継続入院でなければならず、

一度退院してからリハビリ入院は出来ない仕組み。

年末の急遽だったので、本当は1~2日でも帰宅出来れば

良かったんだけど、コロナの影響もあって帰宅も出来す

そのまま転院です。

モチロン、コロナ影響でお見舞いや親族の面会も無し。

転院&回復リハビリに移行継続は、ほぼ選択権無しです。

そして、リハビリの期間と言うか「ここまで」と言うのは

あって無いようなもので、言ってしまえは私が「ここまでで

十分。日常生活が送れる」っと言えば、ソコがゴールで退院。

中には保険も効くし、シッカリ静養してちゃんとリハビリして・・・

っと尤もらしいw社交辞令を言う人も居ますが、

ぶっちゃけリハビリは最初の2週間で感覚が残っている内に

いかに早く基礎的動作を身体と脳に叩き込めるか?で

チンタラしてると、ドンドン関連する動作指令を忘れてしまう。

人間1週間も歩かないと・・・・・・歩き方を忘れます。

普段は意識せずとも足が勝手に歩きますが、その指令回路が

無くなりリセットされたのと同じなので・・

「あれ?先ず足を踏み出すのってどうやってっけ?その時の

地面に付ける足の裏は踵から?つま先だっけ?」

ってなもんで、動作、各関節、角度やタイミングとかまで

一発で無意識に再現って出来ないの。

┐(´∀`)┌ヤレヤレ

実際、歩いたり人の動作って複雑で理に適ってるし、何気ない

動き・しぐさって、本当はもの凄く高精度で複雑だったりするの。

”`ィ (゚д゚)/

つまり、50歳=50年掛けて覚えて来た動作指令を失ったのに、

ゆっくりジックリ自分のペースで・・・なんて言ってられない。

急性期のリハビリ先生達も、本音で言えば、最初の2週間でほぼ

リハビリで克服できる後遺症の度合いは決まるとの事。

(っ´∀`c)モゴモゴ

だから、何となく、おぼろげながらでも、それとなく・・・

覚えてる間に慣れておかないと。

焦ってもダメだけど時間的余裕は、あんまりない。

入院保険も湯水のように永遠では無いし、お勤めなら良いけど

自営業は休めば、有給の無いので、単に収入が減る。

身体が完調になっても半年も休んで断り続ければ倒産します。

Σ( ̄ロ ̄lll)ソッカァ・・

シッカリとは言っても、半年リハビリしたとしても、ありとあらゆる

動作全てを完全に回復はしない。キリがない話。

リハビリは量より質。

っで、その動作をする筋肉への指令、チカラの加減やスピードや

バランス感覚、しぐさ、角度、チカラの抜き具合・・・・・

ソレってホントに「モノを覚える」「コツを掴んで習得する」

のと全く同じ。

例えば、今の私は定規でスーッと長い直線を引くのは(以前は

得意だったが、リセットされたのと同じなので)不器用な人が

ぎこちなくヨロヨロと線を引くよりも、下手です。

β(□-□ ) フムフム

つまり、この状態。

「以前出来てた失われた機能を取り戻す」のと・・・

「生まれて初めてで回数が少なく、まだ慣れていない動作、しぐさ」

を「コツを掴んで上手く動作するように訓練する」リハビリって、

全く同じなの。

つまり、元が熟練度10の動作か0にリセットされ

再び10か?少なくとも7~8以上に取り戻そうとするのと、

もともと「私は苦手・・」として、その動作を嫌い避け続けて

熟練度が1~2とか極端に低いのが「運動神経が低い」とか

「不器用」「どんくさい」「ドジ」って同じだと捉えられる。

Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

つまり「努力不足で避け続けた結果、熟練度が低いまま」なだけで

先天的疾患でも何でもない。一言で言うと「怠け者」って事ね。

(ノД`)・゜・。イヤーン

責めたいのでは無くて、単に絶対的な回数が少ないので・・・・

成功体験もコツも掴んで無いだけとも言える。

ナカナカ凄い仮説だけど、ドジで不器用な人はもっとハードルを下げ

リハビリを受ければ全員、不器用では無くなる。っと思うの。

同じくリハビリを「おっかしいなぁ?前は出来てたんだけど・・」

復旧的な考えは捨て、脳細胞が壊死しリセットされてるんだから

イチから最も効率的に動作をごく短期間で学び直す。っと思えば

もの凄く人間工学に基づいた動作を修得できる。

正直、今はその実証の為、っと言うのがリハビリに精力的に

取り組んでるモチベーションだったりします。

(* ´艸`)

リハビリの考え方

*2022年12月14日のブログ記事から遡って頂くと

いままでの経緯が判りやすいです。

かくして、独自に何とか光明を見出し、日進月歩!

先生も驚く感覚&運動機能の回復の兆しがある私。

(* ´艸`)

正直言うと・・・・

「直後の投薬の効き目で血栓が溶けて開通し麻痺がとれ

リハビリも何の苦労もせずに、霧が晴れるように

何もかも労せずに元通りに回復した」(その後、絶望w)

経験をした私には、当初リハビリは「遠回り」に思えた。

今では、まるで次の日から気持ちを切り替えた風ですが・・・

実際には集中治療室から一般病室に移る数日間は、

「まだ薬でどうにかなるんじゃ?」と未練タラタラで

腐ってました(*´σー`)エヘヘ

ですが、上記のように徐々に手足が動き、先生方が驚いた

表情を見せると、嬉しくもっと!もっと!と言う気になり

(*´▽`*)ララーン♪

「実際問題、開通しても、もう脳細胞は死んでて回復しない。

( ̄~ ̄;)ウムム

イチから失った神経回路を再構築するしかないが、

この掴んだコツを使えば、リハビリ=機能回復とは違う

「リハビリをする機能回復」と「練習して上達する

コツを学ぶ方法」って、実は同じじゃないのか?

それなら、機能回復どころか前より器用になる事も

出来るんじゃないか?」ってモチベーションが上がった。

つまりは、「不器用」と言うモノを先天的な欠点で

あるかのように演じて社会許容もされてるが、実際は

「苦手=その動作を避けて慣れていないだけ」

「運動神経が鈍い=避けて逃れてきたが練れてないのが露呈」

もの凄く厳しい言い方だと「怠けた故の機能不全=不器用」

(´・ω`・)エッ?ゞ( ̄∇ ̄;)ソコマデイウ?

それだけじゃ無いのか?って言う私の持論の証明と

ホントにソレで回復してリハビリが進めば一石二鳥♪

って事ですね。

先に不器用な人には申し訳ないんだが・・・

結論と言うか、約一か月後の途中経過を言うと、

正に持論は的中してると思う。そのまんま。

実際、私は驚異的な回復をしてるので、あながち

見当違いでは無いのかも?って思ってます。