「意匠」カテゴリーアーカイブ

軽量な机天板 ( ̄~ ̄;)

えーっと・・・他のオーダー品製作も

進めてますがぁ(*´д`*)アワワ

「ご年輩でも提げられる出来るだけ軽量な

折り畳み机」ってオーダー品にも着手。

(≧∇≦)bアザース

意外に誰もが、「平たくて丈夫な木板」って

簡単そうに言いますがぁ・・・・(´~`ヾ)タハハ

実際には、無垢天然木だと(大判&薄板であるほど)

確実に反りが出ますし・・・・

基本的には、木と言うのは密度で強度が出る素材なので

成長が遅く年輪が密で重たい木の方が強度があります。

β(□-□ ) フムフム

つまり・・・強度を優先すれば堅木=重い=希少で高価

んま、簡単に言うと金属ほど硬くて&反りが無いような木が

あれば理想なのですが、そうなると・・・・

ウリン・ブビンガ・黒檀・紫檀・マホガニー・チーク・

ウォールナット等々・・・・

銘木になっちゃうし、そんなんで無垢テーブル天板なんて

50万円出しても買えません┐(´д`)┌

つーか・・・そんなん重過ぎて実用性が低い。

だ・か・ら・・・・・例えば

ダイニングテーブルやコタツの天板など

(庶民が買えるレベルは)全て合板の偽物にゃの。

喫茶店なんかもそうですね。

MDF(木の粉を固めた合板)に突板(0・3mm以下の

ペラペラにカンナで挽いた薄板)を貼るか?

木目を印刷したラミネート・フィルムが大半。

本物の無垢テーブルなんてカナーリ貯金しないと

買えませんし、現行、ナカナカ入手も難しい。

それでも相当に重いし、ラミネート設備が無いと

私レベルでは無理です。

そんな合成板のコタツの天板自体でもソコソコの

価格がするモノ。安易に考えてる人も多いですが

その類を「天然木の天板って数万円?数千円?」って

程度に軽視してるご依頼は(技術的にも設備的にも

コスト的にも無理なので)断ってます。

(´~`ヾ)タハハ

って言うか、「単純な平らな板」っと言うモノが

無垢材では相当に難しい。だから合板製が多いのね。

(≧∇≦)bソーイウコト

ベニヤ板1枚ですら・・・・安易に思われがちですが

あんなもん、全然、平滑でも無いしグニャグニャです。

それを天板としての平滑強度を出すのでも難しい。

( ̄~ ̄;)

何故?天板の平面強度が要るか?って言うと、

折り畳み机だと、その天板が基準になる。

その天板から伸ばした脚も、付け根の天板側が基準。

もし、それが水平に対して反ったり捻ったりしてると

脚の接地間距離が変わって・・・ケコケコしてしまう。

┐(´д`)┌ソーイウコト

無論、同じコンマmmまで脚の長さであっても、

天板が基準になるので、曲がってれば決して水平にはならない。

また、反った&捻ったソレを矯正&修正する術がない。

( ̄Д ̄;)アッ!ソッカァ!

つまり・・・天板(もしくはそれを支える骨組みビーム)が

真っ直ぐで水平な平面強度を保持して無いと成り立たないの。

β(□-□ ) フムフム

厚みを増せば重たくなるし分厚くなる。

だから側面にエッジを立てたり、裏に骨組みを入れて

平面強度を上げるのが常套手段だけど・・・・

今回のご依頼は「畳んだ(収納)厚み」にも制約があり、

天板+脚の厚みも抑えなきゃならない。

( ̄~ ̄;)ウムム・・・

簡単に言えば天板をある程度の厚みのある箱状に

組めば、軽くても強度が出やすい。しかし、

天板厚みを増せば、その分、脚が細くなっちゃう。

だからMDF合板製も単にコスト削減ってだけでは無く

それだけ平滑な平面強度&精度を保つ為に、(不均等な

繊維収縮性を持つ、扱い難く&精度の出し難い)

無垢材からの進化代用とも言えます。

( ̄Д ̄;)ソッカァ・・・

ですがぁ・・・・ ( ̄~ ̄;)ポークポーク・・・

(≧∇≦)bチーン

不可能なのは判ってる。じゃあご希望(制約)内で

どーにか出来ないか?って事でぇ・・・・

無垢桐材を使って天板を試作してみた。

(* ´艸`)

すると・・・計算してた予想よりも平面強度が

出てるし、カナリ軽い天板が作れそう。

んま、裏面見ても判んない。この内部に色々と

工夫を施してる訳ですがぁ・・・(* ´艸`)モゴモゴ

もしかすると、カナーリ軽量で強靭な天板が

出来そうですぞ。ヽ( ´ ▽ ` )ノガンバルベー

 

純和風ひな壇(* ´艸`)

えーっと結局、純和風のケヤキ色に

色味が決定したものの・・・・・

天候不順で思うように乾燥が進まず ( ̄~ ̄;)ウムム

お待たせしていましたがぁ

日本酒一升瓶を飾れるひな壇が完成♪(≧∇≦)b

背景の緑の影響で自動コントラスト補正により・・・・

妙に明るく写ってますが(´~`ヾ)スマーン

純和風のケヤキ色で完成しました♪

これだけだったら「ふぅーん( ̄Д ̄;)」かも

知れませんがぁ・・・(´~`ヾ)

コレがビス留めだけで、バラバラに分解出来て

宅配サイズで梱包&発送出来ちゃう♪ってのがミソ!

んで、(乾燥中の湿度により)若干、反りが

出てしまった部分は・・・私が気に食わなかったので

新しく作り変えました。

(* ´艸`)アハハ

依頼者さま。長らくお待たせしました♪

OKでしたらご精算&発送に移行させて頂きますね♪

(≧∇≦)bオマタセー!

ダスティ・ピンクの色味合わせ

スッカリ秋めいてヽ( ´ ▽ ` )ノ

気候的に涼しくなって来ましたがぁ・・

夏場に大活躍した愛用の業務用扇風機を

倒してしまってグラ・・( ̄Д ̄;)アッ!

首が折れた(ノД`)・゜・。

折れたと言うか・・・首振り機能がグラングラン。

┐(´д`)┌アーア

っで、修理&解説を兼ねて・・・分解(≧∇≦)bゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ!

扇風機の首振りと言うのは、中身がこーなってて

羽根を回す動力から縦軸にギア駆動させてて・・・

このギア(左の細いギア)から右の大きいギアに

動力を伝えてる。

んで、その大きいギアにクランクが付いてて、

その往復運動変換が、首振りとして機能するの。

んで・・・この(首から上の重量を受け持つ)

大きいギアが割れた。って訳。

本来は、こーなってて、首を無理矢理に振ると

カチカチッっとノッチするのは、このギアです。

後ろのノブを押すと、左の細いギアが動いて

大きいギアと連結→首振りするって訳。

(≧∇≦)bナルヘソ!

逆に言うと、このギアで首から上の全ての重量を

受け持ってるから、倒したり強引に首をひん曲げると

このプラスチック製ギアが割れる。

んで、支えが無くなるからグラングランになっちゃうの。

んで、エポキシ2液接着剤でギアの割れを修理。

(強靭にギアを修復できるなら)コレで直せます。

ヽ( ´ ▽ ` )ノララーン♪

こんなトコロの構造が判っても、しゃーないと

言えばそうだけど、中にちっちゃな小人が

入ってるのでは無く(* ´艸`)人間の英知が詰まってる。

たった、こんなパーツひとつにすら設計者が居て

色んな試行錯誤の上で成り立ってるのら♪

ヽ( ´ ▽ ` )ノスンバラスィ♪

んで・・・・(≧∇≦)bツギィ!

現在、複数個オーダーを進めてる「植え込み額縁」

某花屋さんから一括してオーダーを承ってるのですが

それぞれ、オーダー依頼時にカスタマイズと言うか

細かい注文&ご希望が添えられてる訳です。

ヽ( ´ ▽ ` )ノアザース

んで・・・「四方にバラのレリーフで、カラーを

シャビーのダスティーピンク」って言うご依頼。

 

色見本(カラーシート)を持ち込んで頂いたのでぇ

φ(°ρ°*)自家調合してます。

少しくすんだ淡いピンク色なのですが、実際には

色調的に白と赤と・・・・灰色(黒)と黄色が

微量入った色ですね?(≧∇≦)b

↑この色分析が出来ないと調色と言うのは出来ません。

因みにシートに一滴だけ落としてるのが調合した色。

厳密に言うとラミネートされた艶ありの見本ピンクと

艶ありの液体ペンキの状態で幾ら厳密に色調色しても

乾けば艶消しになるので、当然、艶ありと艶消しの

明度差は必ず出ますし・・・・

全体に塗った時、またアンティーク風に色を

塗り重ねた色とは微妙に必ず差が出ます。

なので、厳密に色合わせ(出来ますが)よりも

全体に施した色相的に(ニュアンスや色イメージ)

出来るだけ、見本色に合うようにアレンジしてます。

(≧∇≦)bナルホド!

なので、全体的には色味は合ってるけど・・・

照らし合わずと必ずしも「敢えて」一致しません。

┐(´д`)┌

つーか、見本の色そのまま単色で塗れば、単に

野暮ったいし、全体的に黄色が立ってオレンジ気味に

見える。ディティールの陰影やアンティーク塗装の

明暗もあるので、全体的に暗く見える。

その辺りを最終的に塗り重ねで「色相を合わせてる」

って訳です。(≧∇≦)b

色を忠実に調色する技術は、それなりに難しいのですが

(´~`ヾ)

更に、それを施した時の(依頼者さんは想像出来てない

まだ見ぬ現物の色)全体的な色相バランスを配慮しないと

完璧に色合わせしたとて「なんか・・・思ってたのと違う」

っとなっちゃう訳です。←コレが技術的に鈑金屋並みにムズい。

特に指定色となると、余計にその辺りはある意味、

思い入れ&イメージがあるので・・・厳格に!

そしてある意味、イメージ先行で曖昧だったりするので

・・・

その相反するバランスをとってアレンジ調整(さじ加減)を

施してます。

(単に全く同じ色を塗ればOKと言うのはPC内だけです)

これとて「画像として出力」してる画像を見せてるので

現物とは微妙に色が違って見えます。( ̄Д ̄;)ソッカァ・・

「人の色イメージ」や・・・←コレ大きい

「人の肉眼(色弱&思い込み含む)」「光の当たり具合」

「撮影カメラのスペック&補正」「モニターのスペック」

と、そもそも媒体が違うモノで完璧に色を合わせるのは

不可能に近い。 ( ̄~ ̄;)

ただ、ココでハッキリ!調色工程を見せてるように、

ほぼ完璧に色合わせしても、それで終わりでは無い。

って訳です。調色ってのは、ホントに奥が深いですヨン♪

ヽ( ´ ▽ ` )ノヘラヘラ