古材と戯れ♪その1(* ´艸`)

えーっと・・・・色々と製作を進めつつ・・

先日、譲って頂いた和箪笥&和道具の数々。

(* ´艸`)ルンルン♪

色々と同時に進めてるのでササっっと紹介。

(≧∇≦)b行くぜっ!

先ずは黒檀のお香炉台。本来なら相当に

高価な骨董品なのですがぁ・・・

ボロボロΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン

こー言うのは今になって貴重だと判るんだけど

良さと言うか価値と言うのは時代によって変化

しますからね?良いのは良いけど・・(´~`ヾ)

っで・・・

このままでは、どうしようもないので検証β(□-□ ) フムフム

手彫りなんだけどねぇ・・・残念(ノД`)・゜・。

この時点で黒檀として修復は不可能(価格に見合わない)

のでぇ・・・骨董品→イミテーションとして

リメイク修復する事にしましょ♪

下部の円もバラバラだったので再接着。

φ(°ρ°*)チマチマ

エポキシ&木粉でパテ埋めを施してぇ・・・

欠損部を修復。んま、コレで黒檀の木粉でも

あれば同材質で修復した方が良かったんだけど・・

(´~`ヾ)シャーナイ

下地を磨き倒してφ(°ρ°*)チマチマ

組み直して修復完了♪ヽ( ´ ▽ ` )ノ

ただ・・・もう黒檀の骨董品としてはNGなので

イミテーションな意味合いで販売しようかな?

( ̄~ ̄;)ウムム

他にも和茶棚とかも、今風に修復中でφ(°ρ°*)チマチマ

コレは何て言うんだろ?何かを引っ掛ける和道具

みたいだけど、不勉強で(´~`ヾ)何かは不明。

コレも結構な手間が掛かった構造で値打ちが

しそうだけど、漆塗りは無理だし・・・・

カナリ痛みも酷いので(´~`ヾ)何かしらに

リメイクしようかな? ( ̄~ ̄;)ドーシヨ?

んで・・・頂いた数々のお値打ち品を分解してみると

あれ?コレ、相当に古いモノだぞ?こりゃあ相当に

当時でも高価だったろうな?とか・・・

昭和の安価既製品とは違う職人が創ったモノも多い。

コレは以前にも紹介した和箪笥の引き込み取っ手。

接合部から分割して、ココに竿を刺して搬入する機能。

金属部分はアルミ鋳物なんだけど・・・

剥ぐと中身は、こんな感じ。β(□-□ ) フムフム

んで、ケヤキの無垢板使ってるのもあれば・・・

接いだケヤキ板もある。コレなんて手彫り細工

ですしね?色々な(中流より上の)価格帯が

混在してて、時代や作りが把握しにくい(´~`ヾ)

でも、この構成だと・・・あれ?メラミン合板の

時代より前だぞ? ( ̄~ ̄;)おっかしいなぁ?

っと思って分解してみたら・・・

マジで極薄の松化粧板だった。(* ´艸`)スゲェ!

とても貴重で珍しいモノ。凄いですねぇ・・・

ただ・・・だからどう?( ̄Д ̄;)ナニナニ?と言われると

困っちゃうんだけど、カナリ高価で昭和以前の

和箪笥も多かったって話。ヽ( ´ ▽ ` )ノスンバラスィ

既に何台かは完全に分解して良質古材として

部材化出来てるので、どう使うか?楽しみ♪

今では高価と言うより入手すら難しい

良質な杉、ヒノキ、ケヤキの幅広板も沢山

採れた♪ヽ( ´ ▽ ` )ノララーン♪

んで・・「コレも持って帰りなよ♪」っと強引に?

大人4人で運んだクソほど重いスノコ。

昔の蔵とかの米俵置きで害虫や湿気を防ぐ板。

んで、重い米俵を何俵積んでも耐えるだけ、

メチャクチャぶ厚く&重く、密度が高い硬木で

創ってるのが多い。これは450mmを2枚

接いでるから900×1900ほど。相当にデカい。

目下の悩みはコレだけ重いと分解しないと運べないし

(´~`ヾ)何の部材でどう接いでるか?良く判らんので

降ろすに降ろせない( ´,_ゝ`)プッ

どうしようかなぁ?

( ̄~ ̄;)ウムム

ステンドグラス額縁完成

えーっと・・・・実は本日、お引取り頂いて

事後報告になっちゃいますがぁ(´~`ヾ)

ステンドグラス額縁の完成でーす♪ヽ( ´ ▽ ` )ノ

色味は依頼者さんが悩んでらっしゃいましたが

アンティークな雰囲気のシャビー白が良いのでは?

って事で決定♪(≧∇≦)b

シャビー白が映えると言う狙いは・・・

ココですね?外周のアクアブルーが透過して

コントラストが効くのと、やや反射してブルーっぽく

映えるのでは?って狙い通り♪(≧∇≦)bイイェ♪

これまた、掛かり溝をピッタリに合うように

φ(°ρ°*)チマチマ微調整を重ねてピッタリサイズ♪(≧∇≦)b

これにより、全体の強度も上がるし、トンボ金具で

留めてるので、着脱も可能です♪

ヽ( ´ ▽ ` )ノキガキク!

んで、リクエスト通り、上部左右に吊りフックを

装備してます♪(≧∇≦)b

このまま、展示会やご自宅に飾るのも、随分扱いやすく

何より「映える」♪やはり額縁がピッタリ似合いますね♪

(* ´艸`)ウンウン♪

本日、既にお引取り頂いて大満足のご様子でした♪

ヽ( ´ ▽ ` )ノアザース♪

レトロにタイムスリップ♪

えーっと・・・コチラは

乾燥が完了しましたので、本日梱包&発送完了です♪

ヽ( ´ ▽ ` )ノマッテテネェー♪

んでからぁ・・・(≧∇≦)bツギィ

先日の「和箪笥を貰って来たよ♪」の続き。

(* ´艸`)ネタネタ♪ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ!

滅多に無い貴重な作業だし、こう言うレトロなのが

好きな人は好きかも?

つ~事で、今日は昔の和金具について(≧∇≦)bイクゼッ!

コレは昔見た事ありますよね?和箪笥の取っ手。

真鍮製で最近の黄銅よりも銅の配合比率が高い丹銅っぽい?

だから錆が緑色(銅の錆)で、金属の中では柔らかめです。

因みに、この手の和箪笥や船箪笥にも多い、取っ手の下の

黒い当て板や装飾補強金具は、薄いブリキや薄鉄板を叩いて

加工してる普通の鉄板だったりします。(* ´艸`)

裏面には取っ手の付け根のボルトネジに真鍮ナットで

留めてて、ソコを隠すように鋲が打たれてますね。

この六角ナットも手製でマチマチだったりします。(* ´艸`)

β(□-□ ) フムフム

んでからぁ・・・

コチラは和箪笥に多い取っ手でブラブラ畳めるタイプ。

この手の取っ手の取り付けは・・・裏面を見ると

こうなってるのが多い。金属鋳物の取っ手の

両端を薄鉄板の帯で留めて穴から裏に出して、

裾を広げて留めてる。この場合は薄鉄板の端が

危ないので折り返して端部を裏面木内に打ち込んでます。

コレも和箪笥に多い鍵穴。紋がスライド蓋になってるタイプ。

クルンと回して鍵穴を出すタイプも多いですよね?

(* ´艸`)ナツカシィ!

コレの構造は・・・

こう言う鋳物に薄鉄板で穴を囲ってハンダ付けして

組み上げてます。この当時は全部手作業ですね。

φ(°ρ°*)チマチマ

んで、蓋側の金具裏溝に鍵穴金具を通して2パーツを

ハンダ付けしてますね。ひとつずつφ(°ρ°*)チマチマ

現代では考えられないローテクですね。(* ´艸`)

んで、先ほどの取っ手の薄鉄板帯と同じ構造で

端部を穴に通して、裏の爪を叩いて留めてる感じ。

正面からの高級感とは違って実に単純な構造。

裏面は、こーなってます。こう言う鍵のアタッチメント

は今での市販されてますが、当時の作りは正に手作りw

中身はこー言う感じで厳重な鍵と言うより・・・

内部のロック機構が単純でパイプの先に一つ爪みたいな

鍵で開いちゃいます。

(* ´艸`)アハハ

防犯と言うより、どちらかと言うと昭和時代に子供が勝手に

開けられないように鍵をするイメージ。

昔の日本は寛大で平和だったからなぁ・・・(*´д`*)ポワーン♪

んで、何が言いたいのか?つーと・・・当時はそれほど

分業が確立して無いので、ホントにパンチで打ち抜き

叩いたりヤスリを掛けたりして一つずつ創ってる。

こんな金具でも、ひとつずつ。φ(°ρ°*)チマチマ

国宝級の職人がひとつずつ・・・って美化じゃないよ?

町のおっちゃんがカンカンしてφ(°ρ°*)チマチマ作ってる感じ。

(´~`ヾ)

本当に、当時に限られた道具で限られた技術を使って

φ(°ρ°*)チマチマ手作りしてるって意味ね?

今の品質で言ったら・・・そりゃあ折り曲げはベコベコだし

製品精度もバラツキがあって、一言で言ったら粗悪品。

これが一昔前の日本。良くも悪くもw

コレは、和箪笥を下げる為の引き込み金具で

アルミ製なんだけど、マジで溶かしたアルミを

砂型に流してるだけ。今では考えられないローテク。

(´~`ヾ)タハハ

今だったら金型で鋳込んでプレス鍛造してバリも無いし

全部ピッタリ同じカタチ・・・が当たり前に思ってるけど、

ホンの数十年前までは中国と大差ない原始的と言うか粗悪ながら

一生懸命、ひとつずつ手で創ってた。

β(□-□ ) フムフム

とかく日本製品の今の製品精度を見て、大きな工場設備で

ビシーッっと揃って同じに創った量産品こそが日本製だと

美化する現代人が多いけど・・・・

ホンの数十年前、ちっちゃい町工場でφ(°ρ°*)チマチマで

手作業で効率が悪く・・・それを改良に改良を重ね、

皆が想像するパキッ!っとした品質精度に、ホンの最近に

なって来たって話。

良く私も金属をお手製でφ(°ρ°*)チマチマ金具作ったりしてるけど、

元々はココ。鋳物金型&プレス機なんて、ごく最近の話で

φ(°ρ°*)チマチマ手で創れるし、その発展を経て今の量産品がある。

β(□-□ ) フムフム

少しチープかも知れないけど、ひとつずつφ(°ρ°*)チマチマ昔は私に

限らず町のおっちゃんがひとつずつ創ってたの。

だから平成の日本製を過剰に美化し、当時のローテク中国製を

比較するのもバカバカしいと思ってたし・・・

そんなんだから、今では急成長し最新鋭の量産設備が整った中国製に

今や易々と品質も設計も精度も日本製が、ぶち抜かれてるって話。

機械がやってんだから、何処の国で創っても一緒でしょ?

┐(´д`)┌ソーイウコト

日本の機械加工技術、モチロンそれも高い技術だけど、殆どの

日本人が思ってる日本製って、人間じゃ無くて機械が創ってる製品を

見て言ってるだけでしょ。そりゃあパシッ!パキ!っとしてるよw

そうじゃ無くて、φ(°ρ°*)チマチマひとつずつ・・・

手先が器用なφ(°ρ°*)チマチマ日本人って、本来はココだよ?って事ね。

工芸品や高価で優美な装飾なんて日本でも極一部だったんだよ。

それを美化して良いように解釈を変えちゃうのって本当は変な話。

(´~`ヾ)ソーイウコト

昔の日本は設備も技術も足りないし、こー言うコストを掛けられない

金具はイチイチφ(°ρ°*)チマチマ手で創ってた。今から言えば粗悪だけど、

当時はそれでちゃんと機能し、事足りてた。

それを経て・・・効率的に合理的に・・機械化が進んで今がある。

β(□-□ ) フムフム

判り易く言ったら、現代で真鍮で箱を作るなら、絶対にプレス&ベンチ

機械設備が要る。プロなら&製品として販売するなら尚の事。

手で真鍮を叩いて90度に曲げられる技術なんて、もう日本にほぼ無いし、

ぴしーっ!っと曲がりなくピッタリ同じの機械加工に慣れてる消費者は、

それでは満足しない。

なので実際は、そのφ(°ρ°*)チマチマに対して数万円の対価は日本人の

誰もが今や・・・支払わない。「えー?コレで新品?」てな感じw

それって、日本人のモノ創りって機械加工に置き換わって、それを消費者が

過剰に美化し過ぎてるんじゃねーの?って思っちゃう。

( ̄~ ̄;)ウムム

だから手作り=粗悪で良いと言ってるんじゃ無いよ?

でも・・・日本人の大半が、さすが!日本製!と言ってるのって殆どが、

機械加工品だから・・・・あれ?手作業じゃあないよね?って意味。

だから今や最新設備が整った中国に簡単に日本が全ての面で抜かされる&

もう追いつけないって事ね。

┐(´д`)┌ヤレヤレ

んま、その機械加工機器の大半が日本製ってだけが救いかな?( ´,_ゝ`)プッ

手作りと言うのは、本質的にココで、ある程度は既製品のような

完成度、品質を目指しますが「最終目標」では無い。

手作りで既製品そっくりに出来上がったとて価値無いモン。

そうじゃ無くて、人の手で一生懸命、心を込めて創る。

φ(°ρ°*)チマチマ・・・ココに付加価値が出るの。

なので、ボロっちい金具ひとつでも、学べる事が沢山ある。

一生懸命、φ(°ρ°*)チマチマひとつずつ作ってたんだろうなぁ~?

って考えるだけでワクワクしますよね♪ヽ( ´ ▽ ` )ノララーン