えーっと・・・先日のマテリアル(素材)の話で
プラスチックの事も書いたのですがぁ・・・
以前にも書いたと思うけど、プラスチックと言うのは
一言で言えば「合成樹脂」の総称でザックリ過ぎるのね?
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ポリバケツやポリ袋と言う「ポリ」と言うのは「ポリマー
(重合体)」の意味で「モノマー」を科学的に重合させた
モノをポリ〇〇と呼んでるだけで、これでもザックリ過ぎる。
┐(´д`)┌ヤレヤレ
スチレンのポリマー(重合)がポリスチレン(PS)
プラモデルとかプラ板ってのはコレ。発泡させると発泡スチロール。
燃えると黒いススが出て、ミカンの皮のリモネンで溶けますね。
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エチレンのポリマー(重合)がポリエチレン(PE)
タッパーの蓋とか、安価な液体ボトルの容器に良く使われてる
ツルツルした表面のアレ。子供のコップとかプラ製ペール缶などですね。
パキン!じゃ無くてニチィ・・っと割れる感じ。
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プロピレンのポリマー(重合)がポリプロピレン(PP)
耐熱性が高いのでタッパーの本体側とか、ボンドやペンキのプラ容器とか
低密度PPは柔らかいのでチューブとかにも使われてますね。
んで、大きな特徴として表面の汚れが落ちやすい。逆に言うと
塗装や接着が(表面を削ったりプライマーしたり)とても難しいの。
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んま、あと、水に強い塩ビ配管やレコードに使われる「ポリ塩化ビニル
(PVC)」とかCDケースやバイザーに使われてる「ポリカーボネート」や
2液でレジンって言われてる「ポリウレタン」や「アクリル」なども
含まれるし、一般的にはフェノール樹脂(ベークライト)とかラクト樹脂
(安価ハンコの乳成分のアレ)とかも含むと思うから種類はビビるほど多い。
(*´д`*)フワァー
上記のポリでも低密度(柔らかい)と高密度(硬い)があるし発泡させたり
着色したりコーティングしたり、極薄にしてレジ袋&フィルム状にしたり、
ABS樹脂やPET樹脂みたいな、混ぜたり中間的なのも・・・
無論、主成分の話で配合&添加は、各社それぞれですから共通では無いです。
例えば微量の安定剤や染色したりしても成分には記載しないでしょ?
それらひっくるめて、全部プラスチックって呼ばれてますね。
( ̄~ ̄;)ガバガバ
だから主婦がそれらを「どっちかなぁ?」なんて感覚で分別なんぞ
出来る訳ないし(混ざると似て非なるモノですから無意味)
そもそも・・・・分別してもリサイクルするだけの価値が無い。
コスト面でも環境の意味でも。( ̄Д ̄;)エッ?
んま、そーいう国ごとエコ宗教なんだから「そー言うテイ」なだけ。
今更、分別しなかったりしたら心の清らかさを疑われかねないw
んま・・・それは今回は脱線しちゃうので、また今度にでも。
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んでね?前置きが長くなったけど・・・上記のポリエチレン(PE)とか
ポリプロピレン(PP)ってのは、とにかく塗装や接着が乗りにくい。
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んで・・・コレは書いて良いのか?判んないけど(´~`ヾ)
私は作業中に良く、早く乾かせたい時や毛羽立ちを抑える時に
木材や金属やプラでも、たまにバーナーで軽く炙ったりしてるのね?
んで・・・偶然、数年前に発見したんだけどぉ(* ´艸`)
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通常、PPプラ製品やPEのモノを塗装する時には、以前も今も
ヤスリで全面を磨いて(表面を荒らして)密着率を上げた上で
ミッチャクロンとかの定着プライマー処理を施してます。
φ(°ρ°*)チマチマ
でないと・・・・
例えば、コレはオイルペール缶でお馴染みの
プラ製ペール缶。米国基準のリサイクルマークの2で
HDPE(高密度ポリエチレン)って記載されてます。
β(□-□ ) フムフム
これを(下地処理せずに)普通にラッカー塗装すると・・・・
こうやって砂吹き(梨地)にスプレーすると、一応
塗装は出来てる風ですが・・・・
ペタッ!っと粘着テープを貼ってぇ・・・
コレを剥がすとぉ・・・φ(°ρ°*)ペリリペリ
案の定、ごっそり剥げてしまいます。┐(´д`)┌ヤレヤレ
んま、そりゃ当然。誰でも予想は付きますし・・・
爪でガリガリすれば、簡単に塗装が削れてしまう。
要は表面に塗料が定着(密着)して無いんですよね。
β(□-□ ) フムフム
タッパーでも同じようにペリペリ剥がれてしまう。
トコロが・・・(もう一度シンナーで全部拭いてから)
愛用のガスバーナーで(溶けないように)乾かす感じで
5~10秒ほど炙る。←コレを普段から良くやってるの。
早く乾かしたりヤスリの毛羽立ちを抑える為にね?
(* ´艸`)ニャハハ
んで・・・・下地処理もしてない状態は先と同じ。
β(□-□ ) フムフム
シンナーで拭いた&バーナーで軽く炙った程度。
今回は判り易く、べっとり同じラッカーを塗布して・・・
シッカリ乾燥させて、ベタァーっとまたテープを
密着させて・・・同じようにφ(°ρ°*)ベリッ!っと・・
あーあー┐(´д`)┌ダメダメっと思うでしょ?
トコロが・・・これが全く大丈夫!
( ̄Д ̄;)エッエエエッェ!
これを最初に発見した時は、何故なのか?判らなかった
のですがぁ・・・・
(´~`ヾ)タハハ
実はコレ、塗装業界では既に知られていて(´~`ヾ)ナーンダ
「フレーム(炎)処理」っと言って専用の連続自動機械まで
ある。数十万円する設備って感じです。
「フレーム処理」で動画で見れば笑っちゃうほど単純。
バーナー前を通過する時に溶けちゃわないようにグルグルと
高速回転するだけの構造。(* ´艸`)アハハ
弱くても「炎(フレーム)」じゃないと駄目なのがポイント。
(≧∇≦)b
んで、(溶けると困るモノあるので)よく似た原理で
「コロナ放電」で処理する場合もある。
どちらも原理的には大電流のコロナ放電(もしくは
高エネルギーの炎の内部)でプラズマ化して表面の
結合が変化し撥水力が落ちて親水性(べったり)が
出る現象を使ってるの。見た目は全く同じままで!
( ̄Д ̄;)ヘェ・・
火って身近だけど、炎と言うのは凄いエネルギーの
(稀に見る)プラズマ状態ですからね。
β(□-□ ) フムフム
これを偶然見つけた私は「もしかして天才なのか?」
(*´д`*)オロオロって思ったもんです。(´~`ヾ)バーカ
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ただ、まだ世に知られて数年くらいかな?
まだまだ自動車業界(鈑金)でもあんまり知られて無かったり
「コロナ放電処理」ってなんだか高額で大掛かりな設備が要る?
と思ってる人が多い。
「表面処理にプラズマ化が作用して・・」的なうたい文句で
もの凄く大変そうに宣伝を書いてるもんw
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まさか、塗装出来ない筈のPP&PEに最適な救世主的な
万能プライマー「ミッチャクロン」がアレだけ売れてるにも
関わらず・・・大人の事情&慣例ってヤツかな?
(* ´艸`)モゴモゴ
まさか・・・バーナーで炙っただけで(見た目は変わらず)
実はミクロの表面組織が変化してフツーに塗装出来るなんて・・
クチが裂けても言えんデショ?
(* ´艸`)モゴモゴ
でも、私は自分で見つけたから、簡単に言っちゃう。
バーナーで炙るだけでOK。それだけで塗装出来ちゃいます。
( ´,_ゝ`)プッ
でも、炎が直接当たらない入り組んだ形状や薄い形状だと、
炎が入る前に溶けちゃうので、ギザギザやフチの隅々など
炎が(2~3秒?)直接到達しないと表面処理できないの。
( ´,_ゝ`)プッ
んま、コレを偶然見つけたから・・5年ほど前から
プラペール缶の塗装商品や、最近ではプラ製(PE)の
ミニ工具パックを塗ってリメイクして・・・
遊んでたりしてたの。
(* ´艸`)ニャハハ
もう時効と言うか、最近ではネットでも知られるようになって
来たし、PEに塗装出来たから・・・何だ?って話ですからね。
(´~`ヾ)タハハ
こー言う発見があったりするから我流&実験ってのは面白い。
当時は何処にも知られて無かったし、何でなるのか?自分でも
判って無かったので(´~`ヾ)無難にミッチャクロンも併用
してましたからね?
今も、万が一(隅々)を考えてプライマーも併用して使ってます。
(´~`ヾ)
最近、たまたまネットで再び知って「やっぱ合ってたんだ!」
って嬉しくなったので、つい・・・・(* ´艸`)ガハハ