「意匠」カテゴリーアーカイブ

アラレ組みの科学 ( *´艸`)

えーっと・・・先日、テストで製作した・・・

軽量でありながら強度を保つ事に成功した・・・・

ライトウェイトな新型木箱♪ ( *´艸`)

早速、ご来店頂いた数名に実際に手にとって、

軽さと強靭さを体験頂いてまふ♪ ( *´艸`)

皆さん「(想像よりも)軽ーい!そしてシッカリしてる!」

っと好評で、実際に腰の高さ程からワザと落下テストして

(スタンダード木箱ならヤバい)実演してますが  (#`Д´)ノノ

ビクともしないでしょ♪

ヽ( ´ ▽ ` )ノスゲェー!

アラレ組み・・・・っと言うのは、接いだ形状が

可愛い&凝ってるだけに思われ気味ですが・・・

実際には、(接着面積の少ない)薄い板で

箱状に組む為に有利ですし、シッカリ精度良く

組めば、箱自体の強度UPにも貢献します。

(≧∇≦)bイイネ♪

具体的には・・・・

こー言う風にコーナー接手を加工します。

その時の精度がピッタリであれば・・・・・

互いが噛み合う事で、グラつきを規制し合い、

タテ向きの捻り強度が各段に上がりますし・・・

今度は直角側ね?(≧∇≦)b

コチラも隙間なく噛み合う事で90度を保持する

強度が格段に上がる。ヽ( ´ ▽ ` )ノ

ただ、量産既製品でも、この加工を機械で一発加工

すれば施せるのですが・・・本来は、この凸凹の

クリアランスが限りなく(隙間の無い)ゼロに

近いからこそ!規制し合い、強度を発揮します。

β(□-□ )

逆に言うと(木工ボンドの水分でも木はコンマmmレベルで

膨張し始めるので)あまりにクリアランスが無いと

硬すぎて&微調整が難しく、組みにくい。

先に仮組みして微調整して、ほぼ同タイミングで一気に

塗布して、一気に一発で嵌め合わせないと組めなくなる。

┐(´д`)┌

東南アジアの工場では(ソコまでシビアな加工は出来たとしても)

パートさんでは組めないレベルで、大量生産&量産工場メーカー

では無理なの。

( *´艸`)シャーナイ

どちらかと言うと緩めで手早く&微調整が利く位の精度。

つまり、パートのオバちゃんでも誰でも組みやすくする為。

それとビス&釘をケチってる程度の事で・・・・

量産品のアラレ組みは基本、効率重視なので強度はあまり無い。

一方、私はひとつずつ手作りなので、アラレ組みを

かなりシビアに追い込んでもφ(°ρ°*)チマチマ組める。

本来は(日本工芸的なのは)このシビアなクリアランスで

バチッっと組んだアラレ組みが見た目だけでなく

アラレの凸凹互いの密着&規制強度が高く・・・

遥かに強靭に「アラレ組みで箱の強度を出せる」って訳。

(≧∇≦)bナルホド

前にも書きましたが、見た目や技術自慢では無くて

どんなに強靭なボンドでも難しい薄板&軽量でも

「強度が出しやすい」から私はアラレ組みを修得した

って訳です。(それで量産できる自作冶具を作ったって事)

β(□-□ ) フムフム

それだけに歪みの収拾の仕方や、精度良く組んだ後の

誤差の逃がしなど・・・それらも熟知して無いと、

見た目だけのアラレ組みになりかねない。

┐(´д`)┌

私は専門学校や、どこかの木工所に修行した訳では無く

別に木工技術に執着&こだわりはありませんが、単純に

「強度確保に必要だから」導入してる。

装飾的な付加価値では無く、木組の強度不足を補う為に。

そして、それを応用して(ソコまでの技術があれば、先ず

試そうともしない)安価な部材でも敢えて施し、軽くて

強度を保てないかなぁ?←ココが付加価値

っと言う感じにゃの。 ( *´艸‘)

木工で加工精度に拘れば、どうしても木質強度に拘って

しまう。スギや松のような柔らかい木材では収縮率が

大き過ぎて、高精度に加工しても湿度でも簡単に狂いやすい。

そうなると・・・ヒノキやオークやチークやウォールナット等

木質が硬い銘木で施すのが・・・普通と言うか順当。しかし

そうなると部材コストがハンパなく高価になって、高級に

なってしまう。

そりゃあ硬い木で高精度に組めば、指し物や小箱でも

自ずと良いモノになります。(´~`ヾ)ソリャソーダ

それを目指すのは、木工職人や趣味木工にお任せして・・

私はそれとは別の応用を独自で考えてるの。

( *´艸‘)ムフフ

それは・・・明日にでも(≧∇≦)bアハハ

 

木片モザイク自作ボード

えーっと・・・・

以前から何度か作った事のあるオリジナルの・・・

カックイぃ「木片モザイク」ね。(≧∇≦)b

もう売り切れちゃったけど ( *´艸`)アザース

でも、本当は・・・このデザインで、もっと大きい

家具とか作りたい(≧∇≦)bイイネ♪

・・・とか、密かに企んでてぇ ( *´艸`)イヒヒ

その構成パネル用のボード(板)から無垢材で

自分で作れねぇかなぁ? ( ̄~ ̄;)つ~訳で・・・・

φ(°ρ°*)チマチマ自作で作ってみます。これは、強度は無論、

デザイン上のバランスも見ながらだから、もの凄く

時間が掛かるし、エマルジョン系(木工ボンドなど)

程度では全然強度が足りないので、高価な重合ボンドで

ガチッ!っとシッカリと強度を出しながら作ってます。

β(□-□ ) フムフム

んで、裏面ね?ココが平滑じゃ無いと、引き出しやら

棚などの内側が凸凹では構成パネルとしてダメなので

裏面を平滑にしながら・・・です。(≧∇≦)bスゲェ!

んま、工法は独自の企業秘密で絶対に明かしませんけど。

( *´艸`)

んで、出来た構成パネル♪ヽ( ´ ▽ ` )ノ

扱いやすい&自分が使いやすいサイズで数枚テスト。

んま・・・思ったよりも手間とボンド代が(*´д`*)ヒィ

掛かっちゃいましたが・・・かっちょ良い♪

( *´艸`)ウンウン♪

扉パネルやBOX側面に使える!平滑さと均等で

反りの無い良いパネルに仕上がりました♪

ヽ( ´ ▽ ` )ノワーイ♪

試しでウォールナット色を塗ったら、こーんな感じ♪

色んな木材を織り交ぜてるから、それだけでも

シンプルなのに表情豊かでカッコイイ♪ヽ( ´ ▽ ` )ノ

ただ木片を繋いだのでは無く、こー言うランダムなのは

逆に、全部のパーツをひとつずつ、シッカリ高精度に

切り出して、且つ全面ヤスリ掛けしてφ(°ρ°*)チマチマ

・・・・じゃ無いと(凸凹で後から磨けないので)

作れません。思いっきり手間が掛かってますぞ ( *´艸`)

こー言うのがあればなぁ?っと思ったのですが、

裏面のプレーナーさえ(凸凹なので)通らないし

膨大な労力 ( *´艸`)そりゃあ・・・売ってねぇーわw

んで、自分でφ(°ρ°*)チマチマ作ってみた。って訳♪

(≧∇≦)bイェイ!

良いパネルに出来たし、コツも判った♪(≧∇≦)bイェイ!

さぁーて、コレで何を作ろっかなぁ?って感じ♪

( *´艸`)ムフフ

新作トランク ( *´艸`)

えーっと・・・

従来とは違う構成で(木製にしては)超~軽量な

木製トランクの新作!大&中&小サイズ(≧∇≦)b

似たような構造は、以前にも|ω・‘)・・チラリ

作った事があるんですが、更に軽量化したバージョン!

トランクと言うのは、頑丈に作れば良さそうだけど、

それだと「重い」(*´д`*)ヒィ!

重く作ると「中身よりトランクの方が重いじゃねーか!」

(# ゚Д゚) ってなっちゃうのも無論なんだけどぉ・・・

重い構成だと、負担が大きくなっちゃう。

例えば、それで・・・・

重さに耐える頑丈な取っ手にしたとする。

すると・・今度は、その取っ手の付け根に負担が来る。

んで、ソコを補強しちゃうと四角構成の本体そのものに

負担が掛かる。

木箱の片面を外に (#`Д´)ノノオリャー!っと押し広げる感じね?

蓋の相が悪くなったり、四角が捻って本体も歪む。

それに、そもそも、トランクは片手で持つしか無いので

重量をガチン系の男子であろうが、か弱い小柄な女子で

あろうが、片手で取っ手を持つしかない。 ┐(´ー`)┌

それで、中にギューギューに詰め込めるだけ (#`Д´)ノノムギュー

詰め込んじゃったり、クソほど重たいモノを入れると・・・

ちょっと落としただけでも、簡単に壊れてしまう。

┐(´д`)┌ソリャソーダ

無論、私が創る木製トランクと言うのは、旅行などに

使えるほどのプラ製の既製品トランクほども強度が無い。

「持ち運びにも使える」レベルで、例えば毎日使ったり

放り投げたりすれば、簡単に壊れます。( ´,_ゝ`)

つーか・・・昔から木製では壊れる&重いから・・・

革製になったり、近年になってプラ&ファイバー製に

置き換わって来てるモノなので、それで現代の強靭な

市販トランクほどの強度&耐久性を求めても無理。

それが大前提なんだけど(´~`ヾ)それでも、少しでも

(強度をあまり犠牲にせず)「軽く」作ると言う事が

とても大事。(≧∇≦)b

ある程度は木製は重いと判ってても、軽い方が誰でも

嬉しいし、軽ければ(重くなるので心理的に)妙に

詰め込もうとしないし、軽ければ、少しぶつけた位なら

(重量応力が減るので)壊れにくくなる。

軽く・・・っと言うのは、それだけ加工が難しく&

難易度が上がるんだけど・・・大本命なのだ♪

(≧∇≦)bガンバレー!

これは、オーダー依頼の試作段階テストなので、後に

カワユスにしてぇカートで販売する予定です♪ヽ( ´ ▽ ` )ノララーン♪