今日は、ちょっと珍しく・・・木工ネタぢゃ無いです。(* ´艸`) マエオキ
長ーい文章なので、覚悟してネ?ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
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さて・・・一部の紙媒体を使うカード作家さんは、モチロンの事・・・
「名刺」や「ショップカード」「作品のカタログ」や「暑中見舞い」や
「年賀状」まで・・・作家さんぢゃなくても、皆さん・・・
フツーに、ご家庭のインクジェット・プリンター(染料)を駆使してると
思います。(´~`ヾ)
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私も以前は「ラベル」とか「イベント用の名刺」とか
「ショップカード」とか・・・
皆さんと同じく、エプソンやキャノンの市販の
家庭用(染料)インクジェット・プリンターで印刷してました。
(今や、1万円以下でも良いのが、ありますもんね?(* ´艸`) )
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・・・っで、皆さん・・・・思った事ありません? (* ̄Θ ̄*)
「あー・・・プリンターのインクが滲まなきゃ良いのに( ̄~ ̄;)」って。
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リメ缶に貼るラベルとか・・・ショップ名刺とか家庭用プリンターで
印刷したモノは、雨(水)に弱いですよね?
実は、ガーデニング用(ピックとかリメ缶)だと、日光(紫外線)による
退色(色あせ)にも弱い。(ノД`)・゜・。
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ご商売でされてる方は
「そー言う時は、コンビニでカラー・(レーザー)コピーしてるよ?」とか・・・
「ショップカードや名刺は数も多いから印刷屋に(シルク印刷)依頼してるよ?」
って方も多いと思います。
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基本的にプリンターと言うのは「インクジェット(染料)プリンター」と
「レーザー(顔料トナー)プリンター」って言う2種類の方式があるの。
(≧∇≦)b
事務機器のコピー機はレーザー(トナー)印刷。だから滲まない。
一方、家庭用(染料インクジェット)プリンターのコピー機能は、
見た目は一緒でも、染料の黒で印刷してるから滲みます。
・
写真屋さんや現像屋さんの写真は写真現像か?トナー印刷。
だから滲まないけど家庭用プリンターで写真印刷したモノは滲みます。
(発色がキレイで滲み難い専用紙は売ってますけど、染料には変わりない)
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FAXやレシートは、熱で文字部分を黒くする、感熱紙って言う、
これまた全く別の方法なので、今回は割愛しますね?(´~`ヾ)
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私は、以前は少し高価ですが、ラベルなどは、滲みが
極力抑えられたインクジェット専用(コーティング)シート紙に、
印刷&その上から、更に薄くクリアー・コーティングして
滲みに対応してました。
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「だってぇ・・・レーザー・プリンターって高価だもん。(*/∇\*)ダモン♪」
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私も、つい先日まで・・・そう思っていました。(´~`ヾ)
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ちょっと・・・・詳しく説明しますね?(≧∇≦)b
今や
「家庭用プリンター=インクジェット式」「業務用プリンター=レーザー式」
って言う、今の形態に落ち着いて、皆さんも何の違和感も無く・・・
ハッキリ言ってしまうと、今のが、どっちなのか知らずに使ってると思います。
( *´艸‘)
量販相場が1万~2万円とか、パソコンにセットでついて来るようなのは、
残念ながら・・・・殆どがインクジェット式です。
ガーΣ(`・ω・Ⅲ)ーン
暑中見舞いを刷って・・・・今度、年末に年賀状を刷ろうと思ったら・・・
「ノズル・チェック」だの「ヘッド・クリーニング」だの・・ ( ̄~ ̄;)
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再度、ちゃんと印刷をするまでに、インクのヘッド固着を
自動クリーニングさせて、φ(°ρ°*)チマチマ
結局・・・また途中でインクを買い足して・・・
・・・んで、また・・・そのインクが中途半端に残って・・・の繰り返し。
(# ゚Д゚) ムカッ!
・
両者の違いを判りやすく言うと・・・
「染料インクジェット」ってのは、インク・ヘッドから微細な「染料」インクを
紙に微細に吹き付けて印刷するスプレー吹きみたいな感じ。
(もの凄くアバウトに簡略化して例えてます。(´~`ヾ))
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「トナー(レーザー)印刷」ってのは、感光ドラムにレーザーを当てて
静電気で粉末の「顔料」トナーを吸着させて、熱ドラムで圧着して
紙に定着印刷する、蝋封みたいなイメージです。
(だから、ドラムの熱で溶けちゃう透明フィルム・コーティング系の
インクジェット専用紙には、印刷できません)
・
「水に滲む」・・・・
ってのは、採用してる「顔料」「染料」インクの違いで・・・
「染料」ってのは、染物に使ったり、シミになっちゃう・・・
水に溶けちゃう色素。┐(´д`)┌
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滲むインクジェット印刷や、本物のハンコの朱肉は顔料に近い。
だけど、シャチハタの三文判の朱(カートリッジ)インクは、
染料なので水で滲みます。β(□-□ )
・
一方、「顔料」ってのは簡単に言うと、色の粉。(アクリルが主流)
ペンキや絵の具とか、塗料のほとんどは、顔料です。
・
インクジェット式にも「染料インク」と「顔料インク」の両方が
ラインナップされてたり黒だけ、染料(画像用)と顔料(クッキリ文字用)の
2種使い分けで装備してるのもあります。
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また、根本的に水性や油性とか関係無く・・・
定着させて無い顔料(例えば絵の具)も染料(例えば墨)も、
水に流れて印刷面から溶けます。
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ですが、顔料は塗膜として定着させると、油性でも水性でも、
耐水性が出ます。
例えば水性ペンキとか、ラッカースプレーとか。(≧∇≦)b
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定着させない顔料ってのは、絵の具くらいで現在では少ないので
インクジェットの顔料インク式も、レーザートナー印刷も
紙に定着させてるので、「顔料」と言えば耐水性があります。
(厳密に言うと、全く剥がれないのでは無いし、色あせは別の問題)
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しかし「染料」の場合はシミには残りますが・・・定着自体が元々苦手。
これまた、一般には理解が難しいと思うけど、染物の手ぬぐいは
工程では洗って柄を出すのに、完成品は水で滲まない。
( ̄~ ̄;)アレレ?
染料も顔料も、身に廻りに水に溶けちゃうモノもあれば溶けないのもある
から、ややこしい。 ( ̄~ ̄;)ウムム
・
話がややこしいですが・・・・
大半の家庭用(染料インクジェット)安価プリンター印刷は水に滲んぢゃいます。
・
んで・・・
お店経営してたり、名刺や書類を印刷してる人は知ってると思いますが、
「ご家庭で簡単♪お手軽プリント♪(^o^)/」って言う割には・・・・
印刷屋に出したり、レーザープリンターよりも、遥かにインクジェット式の方が
「インク代が、カナリ高額」に、なっちゃってます。
・
しかも、数ヶ月使わないと→自動クリーニングで無駄ロスになっちゃってる部分も多い!!
・
でもぉ・・・レーザー複合機とか、事務用は高いでしょ?モノクロじゃあ要らないし・・
やっぱ一枚印刷数十円の公共機関やコンビニの有料カラー・コピー?
いやいや、それではシール紙やクラフト紙など、印刷する用紙を
色々と換えたいのに・・・基本は、用紙チェンジはさせて貰えない。 ( ̄~ ̄;)
・
・・・んで、考えますた・・・
「ご家庭用カラーのレーザー・プリンターって無いの?」
( ̄~ ̄;)
トコロが・・・・調べてみたら・・・
あるぢゃん!あるじゃん!!1万円前後で!家庭向けカラー・レーザーが!
( ̄□ ̄;)
しかも、小型になってるし、交換トナーも、そんなに高くない!!(°m°;)
・
トナーが3000円とか、やっぱり高いように思うけど、期間が開いても、また使えるし、
長い目(1年以上)でみれば・・・・・遥かにレーザープリンターの方がインク代が安い!
(安いと言うのは、染料インクジェットと顔料トナー印刷の単純な比較では無いです。
大前提の「水に滲み難いと言う目標を叶えた上で。」なので、安いと言う意味)
・
もう1つの必須の高額交換部品のドラム(感光機)なんて・・・交換不可!(* ´艸`)アハハ
「30000枚or5年で・・・・寿命です。買い換えろ!」ってスパッ!っと割り切りです。(エライッ!)
んま、インクジェットもレーザーでも・・・5年もすれば買い換えるでしょうし・・・
( ´,_ゝ`)プッ
っと言うか・・・究極を言えば、ネットで8000円で本体を買えば、
標準装備の初期トナーで、A4サイズで約700~800枚刷れるそうです。(* ´艸`)
(実際は、印刷する面積に比例するので、例えば余白スカスカの文字印刷と
全面フルカラーの画像印刷とでは全く違うので、枚数では比較出来ませんが)
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つー事は、1枚約10円。コンビニはモノクロで10円、A4カラーで50円ですぞ?
A3サイズだったり、縮小&拡大時だけコンビニで済ませれば・・・(* ´艸`) ウヒヒ
・
トナー代が高くても、なんなら・・
その都度、本体ごと買い換えたとしても・・・遥かに安い!そして便利!
シール用紙だろうが、名刺用紙だろうが、普通紙だろうが、好き放題ですぢゃ♪
・
シール用プリンター用紙の売り場で・・・
「あれ?これ・・・レーザー式用紙だ?今やフツーは、インクジェット式が常識でしょ?
今時、こんな時代遅れのレーザー式の用紙買う人居るの?」とか思ってたけど・・・
・
・・・完全な「プリンター・メーカの刷り込みで、まんまと思い込み」ですた・・・。
(´~`ヾ)
ちゃんと(知らない間に)ひっそり家庭用のカラー・レーザー式は
小型オフィス用プリンターとして小型&軽量&安価に進化してて、
全然、インクジェット式とも大きさや騒音も、遜色ないレベルになってる!!
(っと言うか、もともと、インクジェット式の方が印刷方式に難が多いのに、
安価&扱いやすさで一般シェアを勝ち取って、やっと今のレベルまで
技術対応してきた!って言う方が正しいかも?)
・
染料インクジェット式の最大の利点は、写真画像がキレイ。
だけども、年賀状に写真は使わないし、メインは「ラベル作り」や「名刺印刷」
イラスト&フォントが大半。写真なんか印刷した事がない。(* ´艸`)
・
顔料インクジェットも「安価か?高性能の両極端」でインクジェットの影で
密かにラインナップしてるのも存在するけど、純正インクは、なにしろ高いし
(印刷カウンターで残量警告が出るので)ロスが多い!!
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こー言う私には・・・
「トナー(粉末)なので、印刷期間が空いてもインクが乾く心配が、そもそも無い。」
「耐水性が高くて、リメ缶などのラベル製作にも安心。←ラベルの用紙も選び放題♪」
「印刷スピードが、インクジェットよりも遥かに速い。コピーと同じ機構ですからね。」
「最悪、インクジェットが必要なら使える&借りれば良いし・・・・」 ( *´艸‘)ヨビ♪
・
逆に、そんな私なら、
「家庭用インクジェット式プリンターでなきゃいけない理由、そのもの自体が無い。」
┐(  ̄ー ̄)┌ナンダッタンダロ?
・
家電屋さんに行けば、間違いなく染料インクジェット式を薦められますし、CMも
「家庭用はインクジェット式でしょ?」的な刷り込みだけど・・・思い込みなだけです。
( ̄~ ̄;)
実は(* ´艸`) ・・・元々は、某作家さんに・・・・
「ラベルの耐候性&滲みが気になるなら、高くてもカラー・レーザー式を
導入すれば?」って、私がアドバイスしながら・・
「アレ? ( ̄~ ̄;)私こそ!が必要なんぢゃね?」ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
っと思って調べたの(* ´艸`)
・
・・・っで、今のインクジェット・プリンターも買い換え時だったのでぇ・・
即!ネットで注文・・・・・今日、届きました♪(* ´艸`) 衝動買いぢゃ無いよ?
最新の家庭用インクジェットよりも、味も素気もないですがぁ・・(* ´艸`)
大きさ&重さも、家のエプソン・インクジェットと殆ど同じ(少し背が高いかな?)
・
買ったのは、ロングセラーで密かに普及してる小型カラー・レーザープリンター
「NEC」の安価モデル!
「日本電気 A4カラーページ(LED)プリンタ MultiWriter 5600C」(型番 PR-L5600C)
OEM製品(メーカー共同)らしく、エプソンからも出てますが・・・中身は一緒です。
小規模オフィス向けモデルでネット通販で8千円強でした。
・
・・・っで、刷ってみた。
右がCanonのインクジェットで、左が今回のNECのレーザー。
同じ原本を出力しても(メーカー色の差もあるけど)レーザーの方が
濃淡がクッキリしてて、マット紙でも、印刷部分が少々ツルツルした感じ。
・
・・・っで、濡らしてみた。
左がレーザー(顔料インク)で、右がインクジェット(染料インク)
・
インク・ジェットは、一滴垂らした瞬間から、滲み始めますが・・・
レーザーの方は、ペンキみたいで、全く・・・・滲む気配すらない。(* ´艸`)
おお!!!全然OKぢゃん♪これからは、ラベルも!名刺も!ショップカードも!
「滲みません」ですぢゃ♪(* ´艸`)
・
コレって・・・スゴクね?んま、「滲み対策」で既に知ってる作家さんは
早くから導入してるだろうケド・・
主婦作家さんの大半は、この「実は、滲んでしまうのは染料インクジェットの
家庭用プリンターだから。でも!このカラー・レーザー機なら1万円以下」って
事実を知らないと思います。
( *´艸‘)
いっぽう・・・インクジェットの方は・・・
んね・・・やっぱ・・・こーいう風に滲んぢゃうでしょ?( ̄~ ̄;)ダヨネー?
・
今回は、私が普段ラベル作りに使ってる、
高い「エーワン滲み難いインクジェット用シール紙」では無く、比較として・・・・
両方同じ「エーワン(半値以下の)安価なシール用紙」で比較してます。
・
ラベルを印刷する事を考えると・・・
コンビニのコピーより安くて、「一番安いシール紙」や普通紙など・・・
用紙が色々使えて、「滲む」って心配から開放されるって訳!(≧∇≦)b
・
高価な「滲み難いインクジェット用紙」や、更に上からクリアーコートするより
遥かに安くて&工程数が減って&何より「滲むリスクが無い」ってのがデカイです♪
・
是非!「パパ・・・そろそろプリンター買い替えよ?ヽ( ´ ▽ ` )ノ
あー私、良いのを知ってるんだ♪ソッチを買って良い?(*/∇\*)」とか・・
そそのかして(* ´艸`)
「敢えて」染料インクジェットぢゃ無く「レーザー・プリンター」に買い換えちゃいましょう♪
参考までに・・・
・写真印刷だと、やっぱ、インクジェットよりは「鮮やかさ」は劣ります。
・逆に文字の印刷は、コピー並みに「クッキリ鮮明」です。
・手差しで数枚ずつならハガキ印刷も出来ますが、この手のトナー機は
機械の中で印刷用紙を熱ドラムに巻き付けて反転印刷する機構上、
詰まりやすく、特にこの機種は数十枚のハガキ連続印刷は苦手です。
・
インクジェット用に特殊コーティングされた(滲み難いとか、鮮明フォト用とかの)
「インクジェット専用コーティング紙」は、トナーを熱圧着する熱ドラムを通る時に
コーティングが熱で溶けるので、使用不可。壊れます。絶対に使ってはいけません。
・
逆に普通紙だろうが、わら半紙だろうが、和紙だろうが、大抵の紙に印刷できます。
(毛羽だつ和紙は埃が内部に溜まりやすく、掃除が必要ですし、あまりに薄い紙だと、
普通には給紙してくれないので、それなりの工夫とコツが要ります。でも、出来ます。)
・
最新インクジェットのような液晶画面とかLAN通信とかスキャナーとかの装備は、
安価モデルには省略無いです。んま、PCの画面見てるので要らないけど(* ´艸`)
・
ペンキみたいに印刷面に、やや艶&テカリ感が出るのと、コーヒー染めとかは、
真っ白(インク無し)部分は顔料は水分をブロックしてしまうので印刷面には効きません。
印刷する前に先に用紙をコーヒーで染めるとか、PC編集でコーヒー染めっぽく画像で
汚しを追加しておくとか、薄めたペンキ等で印刷面の上から汚すとかで対処します。
・
それでも勝る「滲まない」「トータルで安価」と言う大きな利点!q(≧∇≦*)スゲー!
・
「ピック」や「リメ缶」、「カード」の作家さんなら判ると思いますが・・・
「滲み」ほど、恐いモンはありません。 (((( ;゚Д゚)))ガクブル
・
今の時代「手作りだから、滲んでも仕方ない」とは許して貰えません。
その途端「所詮はプリンターで刷っただけでしょ?私でも出来るわ┐(´д`)┌」
っと、作品の品質レベルが激ダウン・・・(ノД`)・゜・。
・
染料インクジェットで印刷したモノを滲み対策するなら・・・・
「出来るだけ滲み難いインクジェット専用紙を使う(高価)」
「更に幾重にも表層から印刷面をクリアーコーティングする」
(でも、リメ缶など、印刷の裏面から水が入ると滲みます)
「デコパージュ並みにクリアーを染み込ませる」
んま・・・どれを施しても万全では無いし、その手間を考えると、
家庭用プリンターは「染料インクジェットが基本」ってのは、
メーカー側の意図が大半で、実は思い込んでるだけですよ?
・・・・・ってぇ話。(*`ε´*)ノ_ペシッペシッ!
・
ワザワザ、新調しなくても良いと思います。
ただ、次に買い換える時は、レーザーも「アリ」なんぢゃない?って意味です。
(≧∇≦)b
でもでも!私・・・・NECの回しモンぢゃ無いよ?だから、先に自分で買ったのヨン♪
( *´艸‘)
既に作っちゃってるのは「滲み難いインクジェット紙&トップコート」ですが・・・(´~`ヾ)
次回からの「ラベル類」や「名刺」など・・・
クラフトらふの印刷物は全て!レーザー・プリンターで作りますね♪
(≧∇≦)bアンシーン!