えーっと・・・・
クラフトらふのオンボロ小屋にはカワユスな
ヘンテコリンな小物があるシリーズ(* ´艸`)アハハ
んで、コレ。なんて事のない箱。(* ´艸`)
良ーく見ると「ジクロロメタン(二塩化メチレン)」
って書いてますがぁ・・・・
アクリル樹脂の溶解接着剤「アクリル・サンデー」
の事です。このジクロロメタンってのは、名前は
恐ろしいけど、それほどの劇薬って事も無く、
(厳密には発がん性リスクもありますし、揮発性ガスは
身体に良く無いので十分な換気が必要です(≧∇≦)b)
んま・・・除光液のアセトンみたいな揮発性のある
「難燃性の溶解液」ですね。
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具体的には・・・
コレね?この箱自体をアクリル板で作ってます。
汚くなって来たので、上画像に塗装したって事です。
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アクリル樹脂に限らず、ポリカーボネートやスチレン、
PETなども溶解出来るので、お互いを溶かして接着出来ます。
スチレンだけに限れば、同じ溶解のリモネン(柑橘系油)
と似て、サラサラの透明な液体です。
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スチレンって言うのは、ポリマー化したらポリスチレン。
プラモデルとかプラ板の材料もコレですね。(≧∇≦)bソーナノ
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塩化ビニール(水道パイプ)ポリプロピレン(タッパー)
とかは溶解出来ない。プラスチックと一口に言っても
本来は「可塑性合成樹脂(柔らかく出来て形を変えられる)」
の総称だから、もの凄く種類があるので(ゴミの分別の
プラスチックの定義はあやふやなので論外です。)
一般にはポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン
ポリエステル、ナイロン・・・そりゃあ誰だって
区別が付きにくいですね。
(´~`ヾ)
その上、例えば「レジン」(単に樹脂って意味です)などの
読み替えも無数にあるからゴチャゴチャになるのも無理はない。
( ´,_ゝ`)プッ
殆ど「何かしらの合成樹脂」って意味で使ってると思いますが、
プラスチックが全て石油から出来てる訳では無いですよ?(´~`ヾ)
(元々、樹脂本来の語源は松ヤニです)
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んま、難しい事はさておき・・・溶解接着って事は、
お互いが溶けて結合するので溶接と同じく、頑丈に
接着出来ます。
例えば、透明なアクリル板を組み立ててφ(°ρ°*)チマチマ
その接合部に流し込めば、それだけで引っ付く(≧∇≦)bビタッ!
なので、こー言う箱モノも作れますね。(≧∇≦)b
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コレは鉛筆入れなのですがぁ・・・
ココにピッタリ入るように作ってます。 ( *´艸`)
こー言うモノも作れますし、例えば既製品の
アクリル箱の仕切りを追加したりも出来ますね。
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瞬間接着剤でも引っ付きますが、(白色化してしまうので)
ココまでキレイに仕上がらないし、逆に水槽のように接着面に
シリコーンを使ったり、既製品なら微振動やレーザーで溶着
って手法などもあります。
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色々あるんだけど、液体で溶かして溶着するのが一番簡単
って事で、今でも市販されてますね。(≧∇≦)bベンリ♪
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ただ、難燃性ですが、僅か40度で揮発してしまうので、
夏場だと開封したままだと蒸発してしまいますし ┐(´ー`)┌ アリャ?
何と言うか液体がサラサラ過ぎて、注入器でもポタポタ
零れて「付けたい場所以外を溶かしてしまう」ので(°◇°;)ゲッ!
独特のコツ(接合部をピッタリ引っ付けた上で端から慎重に
「伝わせる」感じ)が要るんですけどね?(´~`ヾ)