逆転の発想

「モノは考えよう」とは言いますが、既存の

固定概念に囚われてしまうと視野が狭くなって

アイデアや発想が乏しくなっちゃう事もある。

( ̄~ ̄;)ウムム

またバイクネタなんだけどぉ・・・(* ´艸`)

バイクのミラーって根元がネジで止まってるのね?

刺さってる部分がネジになっててクルクル回して締める。

φ(°ρ°*)クルクル

ミラー調整はミラーの鏡の部分で出来るから根元は

シッカリ締めちゃって良いんだけど、立ちゴケしたり

初心者が良く判らずにグリグリ触っちゃうと、ミラーの

根元のネジがバカになって噛み合わなくなって来る。

中古車体は結構な確率でネジ山がバカになってたりする。

β(□-□ ) フムフム

残念な事にミラーを取り付けてるハンドルのベース側

つまり雌ネジ側がアルミ製の場合が多い。なので、交換

しやすく安価なミラー側(大抵は硬質な鉄製)では無く、

基部側のアルミ製の雌ネジのネジ山がバカになっちゃう。

┐(´д`)┌ヤレヤレ

そうなると交換なんだけど、アルミ製純正パーツなので結構

高価。1万円は軽く超える。ミラーのグラグラを直すだけでw

なので、ネジ山の修復を試みる場合が多いんだけどぉ・・・

φ(°ρ°*)チマチマ

通常、雌ネジの修復で最良なのは「リコイル」と言って

ワンサイズ大きいネジを切り直して、バネみたいな形状の

リコイルをネジ込む。すると・・・ワンサイズ分小さく

元と同じネジサイズになって、再利用が出来る。

( ̄Д ̄;)ホウホウ

ネジってのも工業規格で直径やピッチが決まってるから

単純に考えたらワンサイズ大きいネジを切り直せば良い?

ように思うけど、プラグやミラーなども規格があるから

そうも行かない。元のサイズに戻す為にリコイルってのが

有効。でも「リコイル社」ってあるくらいポピュラーで

専売特許的で専用工具を含めると・・・これまた高価。

( ̄~ ̄;)ウムム

要は、例えばプラグ穴の修理だったら、修理しないと

エンジンが掛からない=ある程度腹を括る予算なので

高額なリコイル修理一択だけど、ミラーがちょっと

グラつく程度・・・でも、シッカリ溶接や接着しちゃうと、

ネジ式では無くなるので、今度は交換が出来なくなる。

( ̄~ ̄;)ウムム

と言うような中途半端な修理の時に・・・って話ね。

ネジ山が空いちゃう分、シールテープを巻いて応急しても

ミラーだと走行風で簡単にグラグラに曲がっちゃう。

( ̄Д ̄;)ソッカァ・・・

そんな時に見つけたのが・・・・

↑こー言う商品w何枚も入ってて数百円。

でも、実は薄いブリキ板にネジ山に馴染むように

凸凹になってるだけ・・・のアイデア商品。

( ̄Д ̄;)ホホォ・・

逆転の発想ですね。我々メカを触る人間には

ネジ穴に異物が嚙み込む事を極端に嫌う。

ネジ山に噛んじゃうと固着したりカジるから。

β(□-□ ) フムフム

でも、ネジ山が半分程度飛んでバカになってるなら

ネジ材質より弱いブリキで「ワザと噛み込ませる」と

隙間が埋まり、丁度良いくらいネジ固定は復活する。

ヽ( ´ ▽ ` )ノナルホド

なので、私は手持ちの薄ブリキ板(缶の切れ端)を

ガシガシ凹ませてワザとネジ山に噛み込ませて、

ゆっくりネジを締めてみると・・・

見事に丁度良いくらいにネジ固定出来た♪

β(□-□ ) フムフム

ネジ山は多少痛むけど、ネジを外せばポロンと

外れる。リコイル等の本格的な修理をし直す事も可能。

応急修理としては画期的発想って訳。

なるほどねぇ・・思いつきそうで思いつかなかったw

「ワザと金属片をネジ山に噛み込ませる。」

メカに精通してたら絶対に避ける基本の逆転発想。

わずか数百円の安価商品でも、薄ブリキだったら更に

原価が安く利益率が実に高い。ホントにアイデア商品。

(* ´艸`)スゲェ!

ニッチ中のニッチ。でも、この手の需要は高い。

スクーターのミラー修理や自転車のちょっとした

ネジ山修理程度なら、コレで済んじゃうw

完璧な修理では無く応急だけど・・・実用性が高い。

こー言うのを知ると、まだまだ私も発想が固いなぁ?

っと思い知りますね。(´~`ヾ)ニャハハ

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