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特注車内ツィーター

コチラは後輩の自動車屋さんからのご依頼で・・・

車内スピーカーの「ツィーター」(高音域スピーカー)収納を

特注で作って欲しいと言う内容。

要は高音域(つまり指向性)だから運転席のダッシュボードから

ドライバーの左右の耳に向けた専用形状って事。

β(□-□ ) フムフム

中に内包するツィータースピーカーは専用の高価な奴で既に

持ち込み&計測済み。

要は木製の流線型の筒状です。

何で作るか?散々迷った挙句・・・・高価でも良いとの

事なので、なんと!豪華に高価なウォールナットの無垢塊

から削り出す事にφ(°ρ°*)チマチマ

さすがにココまで大きいと材料費が高価すぎるので、

2枚の部材を強靭に合体させて作ってます。

っで、例州的にはティアドロップ(流線型の涙型)に

成形するんだけど、先ずはスピーカーが入らないとダメ

なので、その形状に筒状にくり抜くところから。

欲を言えば、最終的に(耳の方向に)傾けるので

傾斜を付けて作りたかったけど・・・それだとコレの

2倍ほど大きく作らないとダメなので、昔の車の

ロケット形状のフェンダーミラーみたいに足を付けるように

設計してます。

現在では、この手の特注汎用商品は、殆どがMDFの積層から

自動マシニング削り出しで、上から木目調フィルムを貼った

商品が多いなか・・・拘って木製。っで私が手彫りしたモノの

方が良いと言ってくれるんだから、有難い話。

コダワリ・・・・前にも言いましたが、本来は執着などの

悪い意味合いなのですが、分別があやふやな現代では、良い意味

に捉えられています。っが、要は、本人の満足、まぁ・・・

言っちゃったら「見栄」なんですが(笑)

今や、コダワリも見栄や虚勢も同義語で要は本人が

付加価値として満足するか?どうか?だと思うの。

つまりね?特別な・・・でも自分だけの・・・でも

言い方は何でも良いんだけど、効率とは全く逆の膨大な

労力と時間、手間暇かけたモノ。掛ければ掛けるほど

付加価値が上がるんだと言う摩訶不思議な構造を理解し

「だからこそ」を判ってくれる人に尽くしたいの。

だから「できるだけ安く」「なんでも良いので・・・」

とは違うベクトルですね。

趣味や趣向、自分が思う付加価値、ソコに日常のケチケチ

金銭感覚を混ぜちゃあダメなんです。

ソレを言い出したら、そりゃあMDF積層でも良くなっちゃうし

プラスチック製&合皮でも良くなっちゃう。

┐(´∀`)┌ヤレヤレ

ソコの采配はご依頼者自身でシッカリ決めて頂くしか無いので

注文前に揺るぎない、多少金額は掛かっても欲しいと思う

気持ちが大事っす。

ソレはね?ホントに単純に「自身が惜しみなく出す金額と

付加価値&満足度は正比例」するモノで、ソコを下げると

(私じゃ無くて)本人さんは自分を自分で騙せないのでね?

どうやっても「安くて良い品」ってのは根本的にあり得ないの。

下げちゃうと「安くてマァマァ」と必ずなる、当たり前の話。

ココがね?心の豊かさとも直結するし、日常の金銭感覚も

大事なので、ごちゃ混ぜにしたくなっちゃう気持ちも判るけど

「自分の趣味、趣向、執着するモノ」は見栄でもあり虚勢でもあり

生きる喜び、生きる糧でもあり、ソコにこそ、コスト的打算は

絶対入れない方が良い。

ソレ入れた途端に、打算が自分の付加価値を浅くするブーメラン

として\跳ね返り、中途半端になっちゃって、余計に目について

後悔してしまう。

自分の付加価値を金銭面で妥協しちゃった・・・と言う事と

同じですからね。ボディブローのように自身に効いてきます。

今までの趣味や趣向、思い入れが、なぜ飽きちゃったのか?

なぜ熱心が冷めたのか?も考えた方が良い。

人間ってホント自分に都合の良い言い訳を自分で作る生き物です。

┐(´∀`)┌ヤレヤレ

毎回、目にして触れ愛でるモノだと余計にね。

熱中や夢中が一過性の流行り病のような、すぐ冷めちゃうような

浅いモノではダメなの。

折角の趣味趣向がそうならないよう、シッカリお考え頂くが吉。

モダンな経机(* ´艸`)

えーっと・・・途中、何処まで掲載してたか?

忘れちゃったので(* ´艸`)ワスレタゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ!

後輩の義理父が亡くなった日にオーダー頂いて

「49日法要(残り45日)までに・・・」と

承りした経机のご依頼品。

先ずは、豪華に350mm幅広の無垢ケヤキ古材で

構成(≧∇≦)b

無垢一枚板なので、外周に反り防止の嵌め殺し補強を

入れてφ(°ρ°*)チマチマ

無垢板は15mm厚でも十分に丈夫だけど

反りが必ず出ちゃうので単板として使う場合は

こー言う風に柾目材で補強を入れてます。

んで、コッチの問題なんだけど、木幅が350mm

なので僅か50mmオーバーだけど私の

300mm自動プレーナーでは通せない。

( ̄~ ̄;)ウムム

こー言う場合は全面、手磨きで平面を仕上げます。

φ(°ρ°*)チマチマ

っで(≧∇≦)b一枚の無垢板を3分割して構成。

強靭に構成したのと、重いモノは載せない筈なので、

机下はトンボ棒補強を入れずに、下にお供えとかを

スッっと仕舞えるようにしてます。

因みに釘&ビスは一本も使わずに組み構成してます。

(≧∇≦)bイイネ♪

ただ・・・私的には無垢素地の方が好みなのですが

仏壇でご使用だから、汚れや手垢が付かないように

相談してクリアーコーティングを施す事に。

(≧∇≦)b決定!

コレ、なんでワザワザ相談してるのか?って言うと

上の素地はスベスベで白木っぽいでしょ?

β(□-□ ) フムフム

でも無色のクリアーコーティングを施すと・・・

木板本来の色味が際立っちゃうの。(´~`ヾ)

まぁ、コレはコレで良い色味だと言う事だけど

白木は白に塗る事が出来ないので、今回は

いかにもケヤキっぽい色味に仕上がるって事ね?

ある程度は想定出来るけど、部材の色味が

際立って仕上がり色味コントロールが一切出来ないの。

β(□-□ ) フムフム

まぁ、良い部材使ってるから変では無いけど

柾目補強とクッキリ色が違って見えるのが

気になったりするかも知れないので。

ピカピカにクリアーコーティングを施してある

ので手垢等が付く心配も無し♪

(≧∇≦)b

無事にお引き渡し完了♪なんとか間に合って

喜んで頂けました♪

ヽ( ´ ▽ ` )ノララーン♪