日別アーカイブ: 2016年12月9日

高速カッターの修理♪(≧∇≦)b

えーっと・・・ちょっと更新が遅れてるので・・・

電動工具ネタなんぞを ( *´艸‘)クスクスゞ( ̄∇ ̄;)テ・テメェ!

「高速カッター(高速切断機)」ってのは・・・・

大きい横向きのサンダーみたいな、鉄とか金属を切断する機械。

355とか305の規格サイズの大きな刃を高速で回転させるので

火花を一杯出しながら・・・鉄柱とかでも切断出来ちゃいます。

ヽ( ´ ▽ ` )ノチュィィーン!

んで、以前の私の建築のお仕事「軽天」でも毎日使ってたし、

今も、鉄製で何かを作る時には高速カッター」を使います。(≧∇≦)b

通称「ジャン」っと言うくらいに「ジャーーーーン」っとウルサイのですが

とても早く束ねたボルトとか切れるので、便利♪ ( *´艸‘)

今や「マキタ製」や「日立製」が主流ですが、軽天業に限らず、

建築で昔から良く使われてて信頼性が高いのは「新ダイワ製」

んで、それの修理(ベアリング交換)方法(≧∇≦)b

普通に使ってれば、先ず壊れにくいのですが、毎日&何年も

使ってれば、そりゃあ故障もしますし、例えば不慣れな新人君が

力任せに(切れる速度よりも)押しまくって切ってると・・・・

内部の軸受けベアリングの奥側が逝っちゃいます。 ( ̄~ ̄;)

新ダイワ製は、非貫通なので、刃側から分解します。

安全カバー内側の4本の長ネジを外して、ギア部を抜いて

センターのモーターシャフトを抜くと・・・・

こーんな感じ。

「ガラガラガラ」とか鳴き出して・・・「ギュルルルー」とか

カン高い金属が擦ってるような音がなってたら・・・

一番奥側でモーターシャフトを支えてるベアリングが壊れてます。

画像で言えば、一番右側端のベアリングですね。

( ̄~ ̄;)

切りながら、無理なチカラで押切りしてると・・・・てこの原理で

歯から一番遠い、反対側のベアリングに負担が掛かっちゃう訳。

┐(´д`)┌アリャリャ・・

この高速カッターは十年以上選手で、今尚現役 ( *´艸‘)

先日、素人の実兄に貸したのがマズかったみたい。

(ノД`)・゜・。ンモー!

「ギュルギュルーーー」っと異常な金属が擦ってる異音が

するので・・・・ホラっ!やっぱりベアリングが逝ってます。

逝ってベアリングが回らなくなってるのに無理に回すから

ベアリング外輪ごと、本体の嵌め込み穴の中で回転してたらしく・・・

ベアリングがズタボロです。軸受けケース側も少し削れてます。

(ノД`)・゜・。カワイソーニ・・・

私は、こー言う場合はベアリングプーラー(引き抜く専用具)なんぞ

使いません。どうせ交換ですから、ベアリングをそのまま叩いて

シャフトから叩き抜いてます。 ( *´艸‘)

普通は、ベアリングに品番が刻印されてます。(≧∇≦)b

コレは「JAPAN」「NACHI」「6200ZE」って書いてます。

日本の「NACHI製(大手メーカーです)」の6200シリーズ。

後ろのZEは片スチール・シール付。ZZEだと両スチール・シール

って意味。

恐らくココは、ケースの端になるので片シールで良かったんだろう。

( ̄~ ̄;)

因みに、ベアリングはJIS&各メーカーに規格があって、

「内径(d寸法)10mm」「外径(D寸法)30mm」で、

「厚み(B寸法)9mm」と言う(一番良く使われてる汎用サイズ)

のをイチイチ覚えて無くても「6200」ってだけ合えばOK。

ZZEでもZEでもサイズ自体は同じなので適合します。

(≧∇≦)b

ただ、6202とか、数字は、ちょっと違うだけでも寸法が

違って来るので、絶対に合いません。(*´д`*)

ホームセンターで探してきたけど・・・・

一番汎用性の高い「6200ZZE」しか無かったですね。

( ̄~ ̄;)

因みに「6200ZE」だとモノタロウで300円以下。 ( *´艸‘)

これはホームセンターで700円前後でした。( ̄Д ̄;)エッ?

んで、このベアリングに嵌めかえて(コレも片側面一なので

単にシャフトに嵌めてシャフトを木槌で叩き込んで挿入しました。)

本体ケース側もやや偏摩耗してたので、自作のシムを入れて

ベアリング外径の空回りを防止してかち込んでます。

んで、試運転すれば・・・おお!新品並みに静かに軽快に

高速回転します。実は「芯振り」もコレで直せます。 ( *´艸‘)

こー言う道具は、長く使えるモノは使えば良いし、新品買えるなら

買い替えもアリだろうケド・・・たった数百円のベアリングを自分で

打ち変えれば、難なく後、数年は使えます。(≧∇≦)b

モノを大事にする・・・とか以前に、その位、構造を知ってた方が

道具の扱いも良くなりますし、応用も効きます。

私は別にケチケチしてるんじゃあ無くて、こーやってスグに

分解して原因を特定して(大抵はベアリング)を修理してます。

ベアリングを使ってると言う事は、経年劣化で痛む回転部分で

逆に言えば、ソコだけ交換すれば致命傷に成らずに直る確率が高い。

とも言えます。

本当はメンテナンスすれば、寿命も長いんだろうケド、ナカナカ

日々の忙しい中、壊れても無いモノを分解洗浄なんて出来ないのも

事実。 ( ̄~ ̄;)

壊れちゃったら「早い目に修理する」事で、故障個所&原因も

特定しやすいし、実際・・回転する機械はベアリングが原因。

そんな何十年も無交換のベアリングなんて存在しませんし、

ベアリングと言うモノは摩耗する消耗品。だから安価なの。

簡単な修理なので、是非、交換してみるのも良いかも?

ただ、私は修理屋でも無いし、自分の事は他力本願では無く、

自分で調べろ!って意味でコメント等の質問には一切答えません。

┐(´д`)┌

これ見て判らんようでは、自分で修理なんぞ出来ませんぞ。