日別アーカイブ: 2017年3月29日

日本ミツバチの蜜蝋精製(≧∇≦)b

本日は・・・久々のミツバチ系のネタ ( *´艸‘)

あっ!先に書いておきますけど、こー言うのを載せると

教えて&質問して来る人が居ますけど、答えませんよ?

「教えて欲しい(タダで)」と言うのが甘い。と言うのも

あるけど・・・・

この程度の事にイチイチ、人に聞かなきゃ行動出来ないような

マニュアル人間(つまり、やった事もない&知識も無いのに

一発で成功しようと言うマヌケな思考)に教える義理はない。

┐(´д`)┌アマイ

ただ、蜜蝋ってこうやって、採取するんですよ?

貴重だとか、高価だと言うのは、こー言う理由なのよ。

そして、ソレで自分で蜜蝋WAXをもマジで作ってるんですよ?

って言う私の宣伝の為。( ´,_ゝ`)プッ

ググって、たまたまHITして(タダで)読んで、

(んで、その上、都合よく)教えてくれ? ┐(´ー`)┌ ハァ?

ココのブログは、私のお客さんに向けて書いてるんだ。

「ホワイトウッド」や「LINE引き継ぎ方法」とか

「シャビー塗り方」とかの検索ワードで、ココに来る

人も多いんだけど・・・・

(´~`ヾ)ンモー

そんな場当たり的な、情報抜きは読まなくて結構。

読むな!と言ってもWebだから誰でも見れてるだけの事。

どーせ、そんな浅知恵では真意も極意も学べない。

情報を獲ようとする前に、自分の立場を弁えろ。 ( *´艸‘)

つ~訳で本題(≧∇≦)b

(ココまで書いても懲りずに質問して来るんだろうなぁ?笑)

去年、分蜂フィーバーで10巣以上にも増えた

棟梁かっちゃんヽ(´▽`)ノワーイ♪

・・・・だけど、今年は周期的に日本各地でも、

病気やダニ、女王蜂の突然死等で、とても全滅しやすい。

(°◇°;)ゲッ!

んま、自然の摂理で、だからこそ、その危険を察知して

去年、分蜂が異様に多かった。とも言えるのですが・・・

(´~`ヾ)

棟梁かっちゃんも、ご多分に漏れず・・・

大きな2巣ごと全滅したらしい。(ノД`)・゜・。

つ~訳で、抜け殻と化した巣の残骸を譲って頂いたの。

(≧∇≦)bアザース♪

ただ・・・このまま放置すると・・・

(巣の製作材料として)別の群の日本ミツバチや、

(巣の臭いで寄って来る)天敵の「スムシ」が

寄ってきたり、大量発生したりします。

(*´д`*)オエェェ

なので、早速、蜜蝋として精製して採取しちゃいます。

(≧∇≦)bイクゼ!

先ずは、大鍋で水を沸かす。

最終的に「蝋と水分は分離する」ので、水の量は

どーだって良い。どちらかと言うと多い方が楽。

この巣の量に対して、この位。

前にも書いたけど、蝋は沸騰100度まで上げると

急速に酸化して品質劣化するので、沸騰はさせない。

(≧∇≦)bダイジ!

65度程度で良いんだけど、ワザワザ温度計で

測る意味はない。ただ、こー言う風に蜜蝋を浮かべておくと

65度前後で溶け出してバラバラになる。

もう、弱火にして、この温度より上げなきゃ良い。

65度と言うと・・・・ロウソクの溶けた蝋の温度。

だから、作業がSMっぽいとか言ってるんですが ( *´艸‘)

お風呂より熱く、やけどしない程度、我慢できない

ギリギリ。つまり、ロウソクが垂れる温度=溶ける温度。

(≧∇≦)bソリャソーダ!

そしたら・・・全部の巣をブチ込む。 (#`Д´)ノノ

あれだけあった巣が、みるみる溶けて行く。

ハニカム構造=つまり、ほぼ空洞なので、溶けると

見た目よりも、実質の蝋の量は遥かに少ないです。

んで、ココからが肝!殆どのミツバチ愛好家が

勘違いして失敗するので、「教えてやろう」 ( *´艸‘)

ココで沸騰させない。65度をキープ!

何となーく、煮物のように「煮出す」と勘違いしてる

人が多いが、煮出すのでは無い。

ロウ成分を溶かして分離させるだけ。既に溶けてる。

つまり、ココでボコボコと10分とか沸騰させても、

何も成分は出てこない。

( ̄Д ̄;)ソッカァ・・

逆に・・・無駄に完全に酸化してしまいコチコチの

白っぽい、融点の高い「粗悪な蜜蝋」にしかなんない。

だから、火で炙らんと溶けない粗悪蜜蝋は、

蜜蝋WAXにも、ミツバチの来季の巣の材料補助材にも使えない。

┐(´д`)┌

だから、素人のオッサンがテキトーに作った系の蜜蝋は

犬も食わん粗悪なの。( ´,_ゝ`)プッ

んま、散々ディスっちゃってますがぁ・・・

上画像の状態(65度付近でキープ)から、

不純物(ミツバチ幼虫&成虫やスムシの死骸や

成分の違う外装の固い構成被膜やゴミ)だけを

取り除く。(≧∇≦)b

「取り除く」とは簡単に書いてるけど、実はムズい。

判り易く言うと・・・鍋のアク取りと同じ。

油分や、うま味(蝋)は残して、アク(ゴミ)だけ取る。

どうやるかは主婦の方が知ってる筈です。 ( *´艸‘)

特に鍋の上に浮いてるのは油では無く、全て純度の高い

良質な蝋成分。アク取りアミなどで濾して取るのは不可能。

でも、上手く摂ると、上画像のように蝋成分とゴミは

キレイに分離できます。 ( *´艸‘)ナイショ♪

(こー言うのは試行錯誤のノウハウ。教える訳がない)

んで、こー言う風に、澄んだ溶けた蝋成分のみが

鍋の上に層として貯まる。これが純粋な蜜蝋。(≧∇≦)b

んで、勘違いして欲しく無いのが、鍋の中の

蜜蝋は「この上澄みの僅かな量」のみ。

この下のは、タダの濁って汚れた破棄する水です。

この上澄みを、上手く掬って・・・・

冷水に落として固める。ヽ(´▽`)ノトロトロトロ・・・

食品サンプル(パラフィン)の天ぷらの衣作り方と

一緒。(≧∇≦)bオモローイ!

すると。。。天かすみたいに ( *´艸‘)

不純物が少なく純度の高い&融点の低い

上質な蜜蝋が採取出来ます。

ヽ(´▽`)ノワーイ♪

成分中の花粉成分も酸化劣化して無いので、

色が真っ黄色でキレイ。

( *´艸‘)ウマウマ

これが「一番蜜蝋」(≧∇≦)b最高級で、アレだけの巣から

アレだけの時間と行程を経て・・・・たったこれだけ。

|ω・‘)・・チョットダケ

んで、ほぼ同量の「二番蜜蝋」も精製。

これは不純物が多少混じるし、融点もやや高い。

この後、「三番蜜蝋」まで摂れるけど、純度は

更に落ちます。

全量からして、たった、これだけしか採れない。

ハチミツ産業化されてる西洋ミツバチとは違い、

圧倒的に飼育数の少ない日本固有種の日本ミツバチ。

そして、その日本ミツバチから年に一度だけ、

採取出来るハチミツの搾りかす&全滅した空巣。

ソコから、数時間の精製工程を経て・・・・

たった、これだけしか採取出来ない

だから貴重&高価になっちゃう。┐(´д`)┌

ましてや・・・・ココまで根気よく純度を上げて

精製した蜜蝋なんて稀。

品質には絶対の自信があるので、アトピーの方や

敏感肌の人にも使える高純度。(≧∇≦)b

だけどもコレ・・・1万円でも売らないっすよ? ( *´艸‘)

でもぉ・・・私は、コレで蜜蝋WAXも自作して

惜しげもなく、手作り木工の適材適所に使っちゃう。

ヽ(´▽`)ノ

全部の木工製品に使うのでは無いですが、

こー言う風にイチイチ、イチイチφ(°ρ°*)チマチマ

自分で作ってるから自信がある訳です。

(≧∇≦)bエッヘン!

コダワリとか、そー言うのじゃ無く、

本来、こう言うのが当たり前なのに、

今の時代は、何でもかんでも人が作ったモノを

買って済ませる。

ソコとは根本的にアプローチが違う。

半日掛けて、蜜蝋を精製して採算なんて

合う訳が無いし、大量生産&製品化もしない。

自分が納得する蜜蝋WAXを自分で作ってるだけ。

棟梁かっちゃんに譲って頂いた抜け殻巣を

無駄にしたくないから、ココまでやる。

ひいては、自然やミツバチの労力を無駄にしない。

こー言うのは、金儲けとか安心の品質をお届け・・・

とか、チンケな人間のエゴとは全く違う次元なんだよなぁ。

作りたいから作ってる。ただそれだけ。 ( *´艸‘)アハハ