日別アーカイブ: 2018年7月26日

色味を愉しむ(* ´艸`)

えーっと・・・またまた引き出し木箱を

量産しましてぇφ(°ρ°*)チマチマ

今日は、色味のお話。(≧∇≦)b

私が主に木材塗装に使ってるのは・・・・

耐候性&防腐性の高いアルキド系染色塗料の

「キシラデコール」(≧∇≦)b

ホームセンターでも市販されてるので知ってる人も

多いと思いますが・・・・結構、高価です。

(* ´艸`)ニャハハ

性能に惚れ込んでる・・・っと言うよりは、

優れた耐候性と防腐性&製品安定性とロングセラーで

知名度が高く、スグに入手が楽♪ってが大きな理由。

似たような安価な屋外塗料もあるのですが、アルキドの

配合量が全然違うので、安価塗料流用は一切してないです。

(キシラデコールで3年持つのが安価な屋外塗料だと

1年持つか?くらいの大きな差があります。(´~`ヾ))

んで、室内利用で素地風合いを生かす場合は、

イギリス製のBRIWAXを好んで使ってます。

これもカナリ高価な染色WAXなのですが、知名度が高く、

製品安定性が高く(バラつきが少ない)私が使い慣れてて

コントロールしやすい。ってのがあります。

夏場に溶けやすく、厚塗りするとヌルヌルが残りやすいので

嫌う木工人も多いですが、とある対策を施して解消してます♪

(* ´艸`)ナイショ♪要は工夫です。

んで、色味ね?

染色系は、元の木材の木質や木色に影響されやすいの。

要は「染物」のような事で、ペンキのように思った色に

必ずしも染色できる・・・とは限らないです。

(´~`ヾ)

逆に言うと、木材それぞれに同じ染色塗料でも・・・

色合い&風合いが違ったりってのが良い味になる訳です。

(≧∇≦)bンネ♪

して・・・5箱ずつ色を変えてみました。(* ´艸`)

一番手前が私が自家調合したBRIWAXの極淡い

ナチュラル色。殆ど素地っぽい感じですが、

淡い色ほど木材の染色度合いに影響を受けるので

微妙なコントロールは難しい。 ( ̄~ ̄;)

同じ色でもヒノキやパイン材に塗れば、もっと淡く

白っぽくなるし、杉材に塗るともっと濃くなります。

これはBRIWAXのウォールナット色。

カナリ、チョコレートっぽいこげ茶色で

BRIWAXのこの色には赤紫系の色が入ってるので

アカマツなどに塗るとほんのり赤っぽくなりますね。

ただ、濃いほど木材の染色差が出難いので

コントロールはし易いです。

コチラはBRIWAXのジャコビアン色。

スタンダードより少しだけ濃いビンテージっぽい

色味ですね。コレも赤松に塗るのと杉に塗るのでは

仕上がる色合いが全然、違います。

コチラはBRIWAXで私が一番好んで使う(* ´艸`)

ラスティック・パイン色。

ナチュラルっぽくて、少し濃い色合いがバランス的に

コントロールし易く、アンティークにもビンテージにも

ナチュラル風にも合いますね。

因みにコチラも私が好んで使う、キシラデコールの

ウォールナット色。コッチはWAXでは無いので

つや消しっぽく全体的に色付きます。

コレにも・・・・

濃い目(画像左)と淡い目(画像右)と多少の

コントロールは出来ます。

要は、この中から色を選んで貰ったり、好みの

色を(厳密に)設定したくても「全体的に近い色」

には対応出来ますが「コレと全く同じ色で!」っと

言うのが、そもそも出来ない。って事です。

┐(´ー`)┌ ヤレヤレ

既製品のように木材風のフィルムシートだったり、

シーラー下塗りすれば、もう少し明白に色を固定

出来ますが、もうそうなると数万円台ではコスト的に

無理になって来る。

もっと本格的な家具屋のように、オークの無垢材とか

ウォールナットの無垢材を使うようにすれば・・・

一枚数万円しますからネ?10万円以下なんて無くなる。

それも無理。

(素人は、銘木と言うのが名前は利いた事あるけど、

ココまで100倍以上の価格差がある事を知らない。)

つーか・・・そもそも木材の風合いを生かした、

銘木に拘らない木工を得意としてるので、

大体の色味の好みや雰囲気を大まかにお伺いして

後は(色味は)任せて頂いた方が作りやすいです。

(´~`ヾ)ソーナノ

「絶対!この色じゃ無いと嫌!(# ゚Д゚) ムカッ! 」って

コダワリがある人は、それなりの高額出して他店で

どーぞ。どうかご理解を♪

ヽ( ´ ▽ ` )ノヘラヘラ♪