月別アーカイブ: 2018年12月

Tスロットル加工(* ´艸`)

スミマセン・・・先に宣伝です。(≧∇≦)bエヘ

明日までから下記イベント委託展示にて

期間限定展示販売です。

第15回 「蚤の市」

開催期間・・・11月30日~12月2日

開催場所・・・高野口ラーニングセンター

商品だけ委託出品させて頂きます。

私本人は製作作業継続の為、委託のみで不在ですが

実姉apois他の作家さん達は在廊してます。

(≧∇≦)bスマーン

場所は、高野口の伊都高校の斜め前くらいです。

ヽ( ´ ▽ ` )ノゼヒ!

んでからぁ・・・(≧∇≦)bツギィ!

いよいよ、一式オーダー最後の卓上L字什器の

製作を進めてるのですがぁ・・・(*´д`*)

本体構成のリクエストの中に「右でも左でもL字展開」

っと言うご希望があるの。

コレ・・・何て事無いご希望のようで( ̄Д ̄;)エッ?

実は・・・無茶苦茶!難しい無理難題だったりします。

(´~`ヾ)エヘヘ

そもそもL字什器と言うのは「2辺をL字に繋ぐ」事で

平面では自立しない壁面2面を自立させます。

畳めるようにヒンジを設けたりもしてますが、

1面が倒れそうなのを、もう1面が支える事で自立し合うので

肝心なのは「2面をシッカリ繋いでいるから自立」します。

β(□-□ ) フムフム

っと言う事は右向き90度と左向き90度では向きが逆に

なる。繋がってる角が左右で反対になるでしょ?

つまり・・・ビスやヒンジで2辺をシッカリ繋ぐ事が

出来ない訳です。

マグネットやワンタッチ程度の強度では足りないし、

ネジ式にしようにもパネル状だと打ち込む厚みが

絶対的に足りない。恐らくネジ式を居込めば割れてしまう。

( ̄~ ̄;)ウムム

常識的に高さが600mmもある平面を脚だけで

自立させるのは、そもそも物理的に不可能です。

以前に書いたことがありますが、平面の壁と言うのは

前にも後ろにも倒れやすい。

( ̄~ ̄;)デスヨネェ・・

それを自立させようとすると、高さに対して3分の1の

足を前後に持ち出さないとテコの原理で自立しないの。

600mmの3分の1と言えば200mm、それも

前側と後ろ側の両方(計400mmも)に張り出さないと

倒れてしまう訳です。ソコに棚に商品を載せれば、もっと

前に重心がよって100%倒れてしまう。

( ̄Д ̄;)アッ・・ソッカァ

つまり、L字結合にすると、この前足分が一辺の足代わりに

なり、更にお互いに持ち合う重心が前に寄るので・・・

L字であれば後ろ向きにも倒れにくいので、小さい邪魔に

ならない足でも自立OKにゃのね?

(≧∇≦)bナルホド

ただ、それはL字展開して「2辺をシッカリ繋いでいる」から

こそ実現しているので、「左右どちらにでも」と言うのは

2辺を繋がずに・・・・( ̄Д ̄;)エッ?って事にゃの。

だから・・・よくあるご希望ながら・・・現実は難しいのね。

(´~`ヾ)ソーイウコト

ただ!アイデア次第で出来なくもない。って言う事で・・・

( ̄~ ̄;)ポークポークポーク・・・・(≧∇≦)bチーン!

そそっ!考えられる「着脱可能で、2辺を繋ぎとめる」方式に

「アリ溝」と言う繋ぎ方もあります。

以前に違うオーダーで何度か?採用しましたよね?

(* ´艸`)アレ!アレ!

ただ、アリ溝と言うのは三角の溝に逆三角形を差し込む

形状なので、スライドさせる程度、自立を補佐する程度なら

充分耐えるんだけど・・・・

1面の倒れを支えるような横向き応力が大きいと・・・

角が割れてしまう可能性があるの。それにパネル板状では

ソコまで深い溝が彫れない。

┐(´д`)┌ソッカァ・・

なので・・・・(≧∇≦)b

全く新しいTスロットル形状の加工を開発(≧∇≦)b

どうやって加工するか?が難しいのですがぁ(´~`ヾ)

「その加工方法から独自開発」しました。(* ´艸`)スゲェ!

コレでスライドさせて差し込めばシッカリ結合し、

両側に同じ加工を施せば、左右どちらも着脱OK!

(≧∇≦)bキテレツー!

これが出来ると言う事は・・・・

そうです!パネル状の壁面の左右端に僅かにスロットル溝を

加工すれば、溝はあまり目立たず、左右どちらにも差し替え可能♪

ヽ( ´ ▽ ` )ノスンバラスィ!

2面にTスロットルを加工し左右連結箇所(L字の繋ぎ目)に

柱のようにセット出来れば左右どちら向きの90度L字展開にも

差し替え出来ます♪

(* ´艸`)ヤッタァ!

なのでぇ・・・・

こー言う風に特殊なTスロットル2面加工を施すと・・

こー言う風にバラバラに分解&コンパクトに畳めて・・・

右向きL字90度展開も・・・・

左向き90度展開にも対応出来ます。

棚が無ければ反転させれば済むけど、上下が決まってる壁を

左右入れ替える&分解出来ると言うのは、カナリ画期的!

(≧∇≦)bキテレツー!

ちょっと納期が無いので慌ててるのですが(´~`ヾ)スミマチェン

やっと・・・・良いアイデアが出来た♪(*´д`*)ホッ♪

急いで実用化して採用。完成に向けて頑張りますね♪

(≧∇≦)bイソゲェ!

っとまぁ・・・「頭は生きている間に使え」

「どんな難題もアイデアで切り開く」を地で行ってる私ですがぁ

(´~`ヾ)

もしかすると・・・・素人目には「へぇ?( ̄Д ̄;)」ってくらいにしか

理解出来ないかも知れない。

既製品なら似たような構造や加工も簡単かも知れない。

ただ・・・既製品で当たり前にあるような機構を

個人レベルで少ないご予算で叶えると言うのは、

実は無茶苦茶、難しく・・・普通は「不可能」な話。

┐(´д`)┌

「それは・・・さすがに無理です。(´~`ヾ)」

こー断っちゃう事を、私は加工方法&特殊刃自体を

自分のアイデアで実現する。

だから、逆に言うと「へぇ?」ともならない事が実はスゴイ!

独自アイデアで個人木工レベル&個人依頼レベルのご予算内で

従業員が居て、ソコソコの設備のある木工所並みに・・・

(そー言うトコロに依頼すれば、私の3倍は費用が必要です)

実現出来てる事がスゴイ訳です。

(* ´艸`)

このTスロットルに切る加工。特殊刃として業務用にあるには

あるんだけどビックリするくらい高価で、サイズ種類も限られる。

往々にして深さに対して幅が広い(つまり合わない)ので

私用に特注で作らせたら・・・幾ら請求が来るか?判んないほどw

( ̄~ ̄;)

 

通常Tスロットルだと加工深さに対して彫る幅が広いのね?

ただ、それだと9mm幅で9mm嵌めると言う今回の

シュチュエーションには対応出来ない。

┐(´д`)┌

なので、その加工刃そのものを・・・独自でφ(°ρ°*)開発したの。

( ̄Д ̄;)エッ?

本来、こう言うTスロットル加工できる大きな設備が整って無いと

採用できない加工が、アイデア次第で私ごとき、個人木工なのに

いかようにも対応できる。

(≧∇≦)bイェイ!

なので、10mm幅でも20mm幅でも加工刃自体を

創る方法を思いついたので、今回、開発&採用してるって訳

(≧∇≦)bスゲェ!

やっぱ、頭使わないとね♪ヽ( ´ ▽ ` )ノガンバルルー♪