えーっと・・・昨年12月初旬に・・・
出刃包丁のリビルド依頼で・・・・
割れちゃった柄を交換出来ないか?ってご依頼が・・・
実は、出刃包丁そのものがひん曲がってたΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン
つー事でしたがぁ・・・(≧∇≦)bイクゼッ!
大修理なのと、7日にお引渡し予定なので ( *´艸‘)
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今回のメインは厄介な「柄」の部分。
先ずは、錆び腐った柄に差し込む部分ね?
(「茎=なかご」って言う柄の芯の部分)
もし、ちゃんと茎(金属柄)が残ってたら、
市販の柄を買って嵌めかえれば済むんだけど・・・
( ̄~ ̄;)
錆びて柄が無くなっちゃってるから、再生から
しなければならん訳です。 ( ̄~ ̄;)ゴクリ
先ずは錆びを除去して、高温&叩き上げて成型。
だが、コレだけ茎が短いと柄の強度は出ない。
┐(´д`)┌
なのでぇ・・出刃峰と同等の厚さ7mmの鉄板。
んな厚板は市販されて無いので・・・元から
鉄骨財から自分で切り出して作る。( ̄Д ̄;)エェェェ!
んで、高温圧着出来ないので、工夫を。 ( *´艸‘)
柄の根っこと同じ厚みで切り込みを入れて・・・
元の柄芯に嵌め込んで、貫通接ぎしつつ・・・
溶接&疑似高温圧着φ(°ρ°*)ジジジィを施すと・・・
はい!見事に接合完了♪ヽ( ´ ▽ ` )ノ
サラーっと書いてますが、高温窯も錬金設備も
無くても、工夫次第で強靭に接ぎ修復出来るって訳。
んで、どの茎形状&嵌め手法が良いのか?
全く判らないので(´~`ヾ)取り敢えず・・・
自作ナイフを作るのと同じ手法をMIXさせて
木製(ヒノキ)柄も作って行きます。
φ(°ρ°*)チマチマ
んで、柄が(芯から新しく)復活!(≧∇≦)b
少し太目&長めの柄だったので、同じようなタイプに。
茎を貫通タイプに換装したので「鈨=はばぎ」は
必要無く、エポキシで耐水&耐腐食性をUP!
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そして・・・肝心の曲がった出刃本体は・・・
一回り小さく&曲りを極力減らす芯取りを行って・・・
この妙な変形曲りは・・・・
殆ど曲りが無い状態まで修復(≧∇≦)bビシッ!
こりゃ・・・もう修復不可能だろ? ┐(´ー`)┌
って程の、峰の変形曲りも・・・・
溶接熱で加熱焼き入れ&叩き出しで・・・ ( *´艸‘)
ココまで真っ直ぐに直しましたぞ♪(≧∇≦)bスゲェ!
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心なしか?茎(柄芯)が頑丈になって重量バランスが
良くなったのか?振り下ろし性も良くなってます♪ ( *´艸‘)
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しっかし・・・(*´д`*)ハァハァ・・
試行錯誤で面白いながらも・・・ ( *´艸‘)ルンルン♪
これまた古材リメイクと同じで思い入れの品だからこそ!
ワザワザ、修復に切り替えてでも!のご依頼。β(□-□ ) ソッカァ・・
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設備も手法も、やった事も無い事を・・・
一発で成功させるには、イチかバチか?とか
チャレンジ精神なんかでは絶対に無理。
┐(´ー`)┌ アマイワ
幾多のテスト&試行錯誤を経て・・・・
(修理費的に折り合いが付かず)製造元でも
サジを投げちゃう再生リビルドが、ちゃんと♪
出来上がってる訳です。(≧∇≦)bエッヘン♪
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ただ、大事なのはイヤイヤ仕事だからやってるのでは
無く、難しいながらも、楽しんで面白いからやってるの。
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確かに無事に完成したし、お客様も喜んで頂ける筈だが、
その安堵&達成感よりも、その試行錯誤の過程が、実に
面白く濃厚で、本当の意味で経験となり身に付く。
それが私の経験値となり、次のステップの糧となる。
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依頼者さま。お待たせしました。ヽ( ´ ▽ ` )ノ
後は、スパーンと切れるように研いでおきますので
7日のお引き取りOKですヨン♪