えーっと・・・依頼者さまのデザイン屋号を
表札にするご依頼。
(≧∇≦)bアザース
ロゴの全体像は、お見せ出来ませんが(´~`ヾ)
元々は、レーザー焼き印のご依頼でしたが・・・・
( ̄~ ̄;)ウムム
施す木材が予想よりも遥かに高額になっちゃう事と、
木材はどれだけ耐候性塗料を塗ろうが、いずれは
紫外線&風化で劣化します。
(*´д`*)アワワ
また、機会があれば掲載しますが、木製表札って
どうやっても経年劣化は避けられないの。
( ̄~ ̄;)ウムム
つーか・・・・本来「最初からメチャ高価な部材」で
厚みを厚く作って、その都度、磨き直し&作り直しに
出すからキレイを保ってる風に見えてるの。
だから大抵は、軒中で濡れなかったり、玄関門は石造や
耐腐食性の高い金属製だったりする訳です。
β(□-□ ) フムフム
立派な木製だったら劣化しないのでは無くて、和風の
屋敷や表札も定期的なメンテ修繕(する財力)込みの
話で「木製だから何百年も不変では無い」の。
┐(´д`)┌ヤレヤレ
神社仏閣などは上遷宮で度々、数年スパン定期メンテを
してるから何百年も保ってる話で、古民家や鳥居も同じく。
ソコの知識や経緯を知らなかったら・・・・
土に還る筈の天然部材が「木製だから何百年でも持つ」
と言う変な誤解が生まれちゃうの。
ゞ( ̄∇ ̄;)ソンナワケネーダロ
相当な厚みの高価な材料になりますし、それとて・・・
経年劣化で反りも出るし腐食も進みます。
高耐久クリアー塗料でも、もって3~4年でパキパキに
剥がれて余計に見っとも無くなる事も常。
(*´д`*)アワワ
湿度の高い日本では当たり前で、格式のある富豪の家は
常に何処かしら修繕し続けてるから保ってる風に見えてる。
「なのに凛として素晴らしい状態を保つ。」
ソコに木造維持&保守管理のステータスが存在するの。
(≧∇≦)bスンバラスィ!
立派な邸宅の日本庭園の年間維持費に数十万円掛ってる
のは当たり前の話。無駄ではない。ステータスなの。
(´~`ヾ)タハハ
まぁ・・・その辺をしっかりご理解頂いた上で・・・
では、経年劣化の少ない(無いでは無いですよ)
アクリル板にCNC彫刻を施す、ご依頼に変更です。
・
トコロが・・・レーザー焼き印とCNC切削のNCデータでは
元のデータは共有できるけど、駆動プログラム変換も違えば
編集方法も別。
先にお送り頂いた高解像度JPEG画像から既にデータを
起こしてますが・・・CNC切削(NCデータ化)には
もう、ひと手間、ふた手間が必要。
具体的には・・・・
筆書きでデザインされたロゴなんですがぁ・・
大きくみるとこー言うラインに見えますがぁ・・
拡大すると、和紙に墨汁が染みた「筆感」が
ある訳です。プリンター印刷やレーザーなら
大した問題には成らないのですが・・・・
CNC切削は、座標を指定して、ソコを削るので
このミクロのガタガタも読み込んじゃうと・・・
データは膨大だし、エンドミルの波形によっては
数回に分けないと切削不可能箇所も出てしまう。
つーか・・・このままだと1mm深さの切削に
数十時間掛かってしまう。(見た目はほぼ線なのに)
┐(´д`)┌ヤレヤレ
なので・・・・コレを「間引いて、スムーズなラインに
編集し直す」作業が必要。
コマンドでスムージング化すると筆感が失われるし
エンドミルの切削可能かどうか?は無視される。
( ̄~ ̄;)ウムム
なので、拡大しながら手作業で1ポイントずつ
φ(°ρ°*)チマチマ全体のバランスを考えながら・・・
間引いたりラインの修正をしています。
(*´д`*)アワワ
肩が凝るし目がショボショボで、やっと1センチ分・・
ってな感じで手直し。思いっきりアナログ作業w
・
CNCもレーザーもプログラムしてデーターを流せば
後は機械が自動なんだけど・・・それでも位置修正や
彫り進め方の微調整&修正が必要で、始点がズレるので
一時停止は無し。不具合があろうが無かろうが機械は
動いちゃうので・・・・
うーん・・・イメージ的には、「凄く器用なんだけど
もの凄い物覚えの悪い人に1~10全部指定してあげる」
ような感じ。そのお膳立て(プログラム)を如何に
簡素でスムーズに詳細まで煮詰められるか?が
たかがロゴをCNC切削するのに必要な技術。
・
たぶん、「そんなのデータ変換して後は自動でしょ?」
と素人には思われるけど、確かに文章化すればそうですが
言うのとやるのでは大違い。
もし、このままデーターをそのままNC変換したら、
高性能CPUでもフリーズしてCNCもエラーが出て動かない。
Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
どんなジャンルも地道にコツコツφ(°ρ°*)を省く方法は
無いの。ソコがプロと素人の違いなのかもね?