「調色」タグアーカイブ

青緑調色

えーっと・・「青緑」「緑青」「エメラルドグリーン」

「浅葱色」「コバルト色」「花緑青」・・・

青でも緑でも無い中途半端(?)な色味だけに・・

色々な呼び方や文献&憶測も入ってて判り難いですがw

要は「青み掛かった緑」の話。

β(□-□ ) フムフム

私個人的には「緑青」は緑寄りの青。「青緑」は

青寄りの緑と勝手に決めてますw

雑学的な話をすると視覚の錐体細胞の話になるし・・・

色の波長的な話では、青が455~485nmで、

緑が500~570nmなの。っで、その中間の

490~500nm前後の波長を指します。

β(□-□ ) フムフム

ただ、錐体の個人差もあるし、付近の色の錯覚で

青寄りにも緑寄りにもw人によって微妙な違いが

出る、ややこしい微妙な色味だったりしますね。

個人的には好きな色味で、近年、この手の色味が

オシャレと流行ったので人気があったりもします。

(´~`ヾ)

ぶっちゃけ・・・言葉を濁さず書きますがw

色弱って、意外に男性に限らず若者や女性にも多く

(* ´艸`)モゴモゴ

同じ色を見てる筈なのにニュアンス的に違ってたり

近年はスマホやPCの普及からなのか?

スマホやTVの光源からの加法混色(例えば黄色では

無くても赤錐体と緑錐体を混合刺激させれば黄色に

見えてしまう等)とインクや顔料の減法混色や

実際の実物(モノ)の反射波長の区別が付きにくい

場合も多いです。

逆に芸術や画家さんや写真家にも多い

「思い入れ(ニュアンスや先入観含む)」も

脳内変換されるので「曖昧な波長の色味」で

あると同時に「同じ色でも誰もが同じに見えてない」

色味でもあります。

( ̄~ ̄;)ウムム

ただ、前にも書きましたが色弱でも「劣っている

訳では無い」ですし、個人差で多少違った色味に

見えてたとしても、その色に対するニュアンスが

同じなら、別にどうと言う事は無いと思います。

(´~`ヾ)ソーイウコト

因みに「青信号」は緑色で国際規格で決まってます。

でも当時の白黒新聞で「青信号」と表記したので

そのまま今でも「青信号」と呼んでるだけです。

天邪鬼には「緑なのに?青信号って変じゃない?」って

思っちゃうと思いますが、日本古来の表現なのでw

じゃあ「青葉」「青汁」は青いの?って話。

( ̄Д ̄;)アッ・・・ソッカァ・・( ´,_ゝ`)プッ

話は脱線しましたがぁ・・・(´~`ヾ)

ただ、色の指定があったり、PCでやり取りする

モニターに光源で映るRGB(光の加法)と、実際に

塗料で塗るCMYK(色素の減法)とでも違う上に

近年のスマホカメラやモニターには必ず補正が

入るので微妙な色合いまで寄せるのが極めて難しい。

( ̄~ ̄;)ウムム

それと、私が木工で施す水性ペンキは蛍光が少なく

ペンキ同士が引っ付いたり剥がれにくいよう、また

色味が柔らかくなる狙いもあって「つや消し塗料」を

メインで使います。

アクリルラッカー系などは蛍光も多いし艶があって良いし、

後記しますが色の沈着&退色劣化が少ないのですが

テカテカは木工には似合わない(もはや木材で無くても

良い)のと、引っ付いたりするのはペンキの特性上

避けられないのですが・・あまり好きじゃ無いので。

β(□-□ ) フムフム

っで、今度は「つや消し」となると、塗膜表面に

凹凸が出来て光を乱反射させる分、更に色味が

合わせにくくなります。

( ̄~ ̄;)ウムム

特に、原色、赤や黄色は隠ぺい力が弱く発色が出難いし、

塗膜が厚く乾きにくい分、青などの重い成分が乾いた時の

色味が違って見えたり、数年後から妙に青が際立って来たり、

妙に黄色の退色が早くなって(黄が抜けた。赤が抜けた)

微妙に色味が変化したりもします。

β(□-□ ) フムフム

まぁ、私はそれら色味の特性やペンキの性質をを知ってますが

「それも手作りの色味」として皆さんに許容して貰ったりしてます。

(´~`ヾ)ニャハハ

なので、どうしても外せない色味はその道のプロに

塗装を頼めば良いし、その車の塗料、外壁の塗料ですら

いずれは(紫外線等によって)変色&退色するモノです。

まして、ワザと擦れて古びた印象のシャビーや

ダメージ塗装をしてるのでw

( ´,_ゝ`)プッ

なので「出来るだけリクエストに沿った調色」は

対応出来ますが、経年劣化で多少は退色しますし、

参考にお送り頂いた画像(RGB)で見たモノを→

似せて調色して施し→更にそれを撮影した画像を

ブログに掲載(RBG)→それをスマホやPCで確認

して貰う。っと元々カナリ無理がありますので・・

(特に)微妙な色合いまで完璧に再現する事は不可能。

なので、「完璧じゃない」ですよん♪

ヽ( ´ ▽ ` )ノヘラヘラ

っで、リクエストの参考画像から、青緑と言うよりは

青掛かった緑、エメラルドグリーンに近い色味。

それをペンキを自家調合したのがφ(°ρ°*)チマチマ・・・コチラ。

色味を見ながら、その色の構成色を見抜いて

同じ色に調色して行く訳ですがぁ・・・・

ただ単に色味を似せるだけなら誰でも出来ますw

でもぉ・・・なんと言うか、有名店コラボの

インスタントラーメンって、店舗と同じ材料、

同じ味付けでは再現出来なかったりします。

保存や粉末化だけでなく、ある程度の誇張

ディフォルメや誰が作っても同じように・・・

独自の代替えアイデアやレシピがあったりします。

まぁ・・・身近な例で例えると市販されてる

白のTシャツは無色では無く、既に蛍光剤が

塗り込められてるし、皆さんお使いの洗剤にも

「際立つ白さ」の蛍光剤が普通に入ってますw

無色=真っ白では無いし、蛍光灯の白も、

本当の白では無いです。

( ̄Д ̄;)エッ?

それらと同じように「如何に似せるか?」と言う

独特の難しさがあったりします。

これも・・・(濡れた)塗料としては近いが・・・

乾くと「青が沈んで緑が際立ち、更に色も暗くなる」

のが判って貰えるはず。

っで・・・・ココから、「白と青」を足していき・・

微調整をして行きます。

あっ、そうそう「青が少し入った緑」ですが

実際には緑のペンキに青のペンキをほぼ同量

入れてますw( ̄Д ̄;)エッ?

こー言う感じにペンキの特性によっても、

想像やイメージと配分や発色が違うのも

調色が難しいトコロだったりします。

っで、右が先の青足らず。っで、左が調色済。

それでもデジカメやスマホの色調補正が入るので

あんまり大差ないようだけど・・実際は違う色

なんですが・・・補正入っちゃってますねw

(´~`ヾ)シャーナイ

これまた「黒バック」で「黄のフチ」が入るので

塗ったラインのイメージも変わってきます。

んま、コッチのゴチャゴチャは私が考え調色し

「施し出来上がった色がどうか?」が全て。

(≧∇≦)bソーイウコト!

なので、コッチの話で覚えて貰う必要は無いですが

「結構、いや、カナリ調色って難しいんだな?」

ってだけ判って貰えれば良いです。

ヽ( ´ ▽ ` )ノララーン♪

ダスティ・ピンクの色味合わせ

スッカリ秋めいてヽ( ´ ▽ ` )ノ

気候的に涼しくなって来ましたがぁ・・

夏場に大活躍した愛用の業務用扇風機を

倒してしまってグラ・・( ̄Д ̄;)アッ!

首が折れた(ノД`)・゜・。

折れたと言うか・・・首振り機能がグラングラン。

┐(´д`)┌アーア

っで、修理&解説を兼ねて・・・分解(≧∇≦)bゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ!

扇風機の首振りと言うのは、中身がこーなってて

羽根を回す動力から縦軸にギア駆動させてて・・・

このギア(左の細いギア)から右の大きいギアに

動力を伝えてる。

んで、その大きいギアにクランクが付いてて、

その往復運動変換が、首振りとして機能するの。

んで・・・この(首から上の重量を受け持つ)

大きいギアが割れた。って訳。

本来は、こーなってて、首を無理矢理に振ると

カチカチッっとノッチするのは、このギアです。

後ろのノブを押すと、左の細いギアが動いて

大きいギアと連結→首振りするって訳。

(≧∇≦)bナルヘソ!

逆に言うと、このギアで首から上の全ての重量を

受け持ってるから、倒したり強引に首をひん曲げると

このプラスチック製ギアが割れる。

んで、支えが無くなるからグラングランになっちゃうの。

んで、エポキシ2液接着剤でギアの割れを修理。

(強靭にギアを修復できるなら)コレで直せます。

ヽ( ´ ▽ ` )ノララーン♪

こんなトコロの構造が判っても、しゃーないと

言えばそうだけど、中にちっちゃな小人が

入ってるのでは無く(* ´艸`)人間の英知が詰まってる。

たった、こんなパーツひとつにすら設計者が居て

色んな試行錯誤の上で成り立ってるのら♪

ヽ( ´ ▽ ` )ノスンバラスィ♪

んで・・・・(≧∇≦)bツギィ!

現在、複数個オーダーを進めてる「植え込み額縁」

某花屋さんから一括してオーダーを承ってるのですが

それぞれ、オーダー依頼時にカスタマイズと言うか

細かい注文&ご希望が添えられてる訳です。

ヽ( ´ ▽ ` )ノアザース

んで・・・「四方にバラのレリーフで、カラーを

シャビーのダスティーピンク」って言うご依頼。

 

色見本(カラーシート)を持ち込んで頂いたのでぇ

φ(°ρ°*)自家調合してます。

少しくすんだ淡いピンク色なのですが、実際には

色調的に白と赤と・・・・灰色(黒)と黄色が

微量入った色ですね?(≧∇≦)b

↑この色分析が出来ないと調色と言うのは出来ません。

因みにシートに一滴だけ落としてるのが調合した色。

厳密に言うとラミネートされた艶ありの見本ピンクと

艶ありの液体ペンキの状態で幾ら厳密に色調色しても

乾けば艶消しになるので、当然、艶ありと艶消しの

明度差は必ず出ますし・・・・

全体に塗った時、またアンティーク風に色を

塗り重ねた色とは微妙に必ず差が出ます。

なので、厳密に色合わせ(出来ますが)よりも

全体に施した色相的に(ニュアンスや色イメージ)

出来るだけ、見本色に合うようにアレンジしてます。

(≧∇≦)bナルホド!

なので、全体的には色味は合ってるけど・・・

照らし合わずと必ずしも「敢えて」一致しません。

┐(´д`)┌

つーか、見本の色そのまま単色で塗れば、単に

野暮ったいし、全体的に黄色が立ってオレンジ気味に

見える。ディティールの陰影やアンティーク塗装の

明暗もあるので、全体的に暗く見える。

その辺りを最終的に塗り重ねで「色相を合わせてる」

って訳です。(≧∇≦)b

色を忠実に調色する技術は、それなりに難しいのですが

(´~`ヾ)

更に、それを施した時の(依頼者さんは想像出来てない

まだ見ぬ現物の色)全体的な色相バランスを配慮しないと

完璧に色合わせしたとて「なんか・・・思ってたのと違う」

っとなっちゃう訳です。←コレが技術的に鈑金屋並みにムズい。

特に指定色となると、余計にその辺りはある意味、

思い入れ&イメージがあるので・・・厳格に!

そしてある意味、イメージ先行で曖昧だったりするので

・・・

その相反するバランスをとってアレンジ調整(さじ加減)を

施してます。

(単に全く同じ色を塗ればOKと言うのはPC内だけです)

これとて「画像として出力」してる画像を見せてるので

現物とは微妙に色が違って見えます。( ̄Д ̄;)ソッカァ・・

「人の色イメージ」や・・・←コレ大きい

「人の肉眼(色弱&思い込み含む)」「光の当たり具合」

「撮影カメラのスペック&補正」「モニターのスペック」

と、そもそも媒体が違うモノで完璧に色を合わせるのは

不可能に近い。 ( ̄~ ̄;)

ただ、ココでハッキリ!調色工程を見せてるように、

ほぼ完璧に色合わせしても、それで終わりでは無い。

って訳です。調色ってのは、ホントに奥が深いですヨン♪

ヽ( ´ ▽ ` )ノヘラヘラ