「ちょっとしたコツ」カテゴリーアーカイブ

ピシっ(´・ω`・)アッ・・大失態

先日から、密かに製作を進めてた・・・・

この波柄ガラスを使ったストッカーBOX製作依頼。

こう言う風な前斜めの箱状で、上開きのパタパタ蓋。

ソコにこのガラスを採用したいとの事。

ただ、こう言う蓋の構造だと、ガラスで重くなった蓋を

パタンと閉じちゃうだけで割れそうです。

ソレと後に自作のステンドグラスと入れ替えられるように

嵌め殺しでは無く脱着式がリクエスト

( ̄~ ̄;)ウムム

益々、割れやすい要素満載な旨をお伝えしてあります。

(コレが後の大失態になろうとは・・・)

言い訳伏線みたいになっちゃいますが、この手の

手流し&型押しガラスは一般的な既製ガラスのような

平滑さでは無く(特に柄がある方が)冷める際の膨張差で

歪んでしまいやすい特徴があるの。

このガラスも下側に定規に充てると、乗せたガラスの

真ん中が1・5mmほど膨らんで歪んでるのが判る

と思います。

コレは元のガラスの問題なので、どうしようもないモノで

無理に押すと割れるので、木製枠でも修正できません。

微妙に・・・上から覗くとスキマが空いてしまっている

のが判ると思います。

コレ、何度もになりますが、依頼者さんからお預かりした

モノを採寸したりカット加工したり採用したり・・・・

と言うのは、大変なリスクを伴います。

特に「壊してしまっては、そもそものオーダー趣旨の根底が

狂う」ので「絶対に失敗できない&修正も効かない。」

コレを元に使って欲しいとか、と言う依頼なども稀に

ありますが、形見であったり、もう市場では購入できない

貴重モノなど、メチャクチャ緊張するものです。

普通は、割増料金貰っても、リスクが高過ぎなので断ります。

( ̄~ ̄;)ソッカァ・・

今回の依頼者さんはステンドグラスのお馴染みさんで、後に

自作のステンドグラスに入れ替えたいと言うリクエストなので

お受けさせて頂いてます。

っで・・・ご指定の色味を調合したペンキ塗装で仕上げて

こんなん出来ました(* ̄(エ) ̄*)ポワーン♪

見た目は良くある形状ですが、幅や高さは指定。っと言うより

ガラスのサイズに合わせて折衷サイズで設計&製作してます。

一応、開口部に衝撃吸収フェルトを全周貼ってますが、

それとてガラスを嵌めて重たくなった蓋を急に閉じれば

割れてしまうリスクは出てしまいます。

仮に布で蓋の枠がビタンと閉まる衝撃を吸収させたとて

重いガラス自体に振り子のような反動が付いてしまい

クッションを設けても割れるかも知れない。

リスクを承知で説明させて頂いたとて・・・

ダンパー付けるなど野暮(とても高額で不格好になります)

な事は避けたいモノの、どの程度まで耐えるのか試しておく

必要があるので・・・・

の、この直後・・・

ピシッ・・・(´・ω`・)アッ・・・・

(ノД`)・゜・。しまったぁ・・・

試しに半分くらい開けた位置からパタンと閉めてみたら

後からガラスを取り外し出来るようにとトンボ金具で

抑えてた中央(丁度、ガラスが歪んでた箇所)に応力集中して、

ピシっ・・・っと割れてしまいました。

(画像は割れる前で、妙に悲しく映りますね・・・)

スグに依頼書様に平謝り。(ノД`)・゜・。スビバチェーン

幸いにも依頼者様は快く「しかたない」と了解して

くれたのですが、逆に言うと、やはり懸念してたし

対策できないと判っていたにしろ・・・・

むしろ、お引き渡し後にお客さんが割らなくて良かった。

ケガしちゃったら大変ですしね。(*´σー`)エヘヘ

↑超~苦しい言い訳( ´,_ゝ`)プッ

ただ、こー言う大失態も、謝るのは無論、そのまま大っぴらに

ブログ掲載しちゃうもの・・・・私「らふ」

(`・∀・´)エッヘン!!ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ!

毎回、無理難題でも解決できてる訳でも無いし、モチロン

今回のように失敗も沢山します。ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ!

ただ「ホラっ、やっぱり!だから今後はこー言うのは承らない!」

と消極的に閉ざすのでは無いの。

(*´σー`)エヘヘゞ( ̄∇ ̄;)コリネーヤツメッ!

こー言う事も起こりえますし、今の世の中、何でも無難に

リスクを冒してまで・・・でリスクを承ける職人が減ってるので。

だから、私は今後も面白い&作ってみたいと思えば、承けると思います。

(*´σー`)エヘヘ

前から言ってるように誰でも作れるモノは作らないし、

自分の保身ばかりでリスクを取らなければ、ギブ&テイクの

世の中・・・・

「虎穴に入らずんば虎子を得ず」と同じく「しょーもない、

誰も想像の付く、ありきたりの平凡」しかなくなります。

┐(´∀`)┌ヤレヤレ

私は、そー言うのが嫌でモノを創ってるんだから、そりゃあ

無様で無難な保守的思考では「なんで??」っと言う風な

理解不能でヘタクソな(に見える)生き方になります。

でも、無難に利口に生きたとて、それだと本当に利口ならば、

賢く平凡に生きる事が、成功や幸福とは、ほど遠い事にも気付く筈。

( ゚Д゚)ギクッ

自分の人生が幾ら上手く行ったと思っても所詮は、何処まで

行っても自己満足でしかなく他人の評価は操作出来ませんからね。

( ̄~ ̄;)ウムム

エリートで良い大学行って大金持ちになっても・・・ソレは

その人物の一部分でしかなく、ソレを優先した人間が「必ず

失うモノの重大さ」を知ってるから、私は一概に尊敬したりもしない。

┐(´∀`)┌ヤレヤレ

だから、「割れるかもしれない」と判ってても面白がってやるし、

そもそも、絶対に上手く行くと予測できる無難な事は

「挑戦」とも「チャレンジ」とも「自分の100%で一生懸命」とも

言いませんからね♪

ヾ(*´∀`*)ノヘラヘラ♪

まぁ・・・・だからって割ってしまった言い訳には成らんわなw

(;´д`)トホホ

スマートレター発送完了

えーっと・・・・先に(≧▽≦)

早速、再販したウォルナット製30度鋭角カッター

アタッチメントを新品カッター本体に装着した状態で

発送完了( ̄▽ ̄)ゞハイッ!

スマートレター便は全国一律¥180と大変リーズナブルな

送料ですが、「運送追跡」「運送事故補償」が効きません。

なので、少しでも運送事故を減らす為に本製品&スマートレター

発送は新品カッター付属(装着)のみ通販可能にしてます。

薄くて中空の木製アタッチメントだけだと養生しても運送中に

折れたり割れたりのリスクが増えますからね。

万が一、そうなった時に運送事故の補償も効かない=コチラから

どうする事も出来ませんからね?(´・ω`・)ソッカー!ご留意を。

(*´σー`)ソッカァ

普通郵便と同程度の日数でご自宅に投函到着される予定です。

ヾ(*´∀`*)ノマッテテネェー♪

んで、モチロンそのままご使用頂けますが、到着後、ご自身の

指先に合わせて微調整出来るように、簡易式の「中目」「細目」

「仕上げ」3種類の使い捨てヤスリをサービス同封してます。

個人差があり、使い込んで使ってもらいたいですからね♪

ピザ窯の内部設計

えーっと、先日でピザ窯のベース基礎が出来たので・・・・

いよいよ!その上に耐火レンガを敷き詰めてφ(°ρ°*)チマチマ

火床と焼き床を作って行きます。

先ずは、ブロック4段積みで腰高さまで上げた

基礎ベースの天板に耐火ブロックを敷き詰めます。

9×4=36枚分の平面積がピザ窯全体の大きさです。

β(□-□ ) フムフム

っで、前から3列分、アーチ状にR曲線で構成します。

ざっくり並べると、こー言う断面イメージです。

(判りやすく窯の断面を寝かせた状態で説明してます。)

下(手前)が薪を焚く火床で、真ん中の横一列の

上(R曲線の上部との隙間)がピザを焼く焼き床で、

窯の天井は並べてるようにR曲線のアーチ状です。

β(□-□ ) フムフム

設計的には上部のアーチ状のR曲線をワザと緩くして

焼き床の全高を下げてます。

こうしないと、良くある半球アーチ状では真ん中が

高過ぎて天井面が蓄積せず輻射熱が足りない上に、

ピザとの距離が遠過ぎて、上手く焼けないようです。

β(□-□ ) フムフム

つまり、下の火床の炎を焼き床側面のすき間から

上部に伝えてR曲線天井を熱し輻射熱で焼く。

(実際は、この積み方で立たせた立体構造に組み立てます。)

β(□-□ ) フムフム

それと、火床の背面の炎も焼き床上部に導きたい

ので、本来では立体的な半球状となり、その立体的な

曲面を耐火レンガで苦労して積んだりするものですが・・・

私はそんな事はしないで、耐火セメントで立体半球を

別に作って乗せれば良いじゃん?っと思ってます。

炎の流体力学的にはティアドロップ(しずく形状)立体が

良いようですが、正面から見てアーチ状に組むと、

背面が真っすぐになってしまうので、ソコを良い形状で

炎の周りを良くしたい。って事は・・・っと言う感じ。

四角いおもちゃのブロックでは半球に組めませんよね?

それと似たような感じです。

燃焼試験での仮窯は四角く平面に積んだだけでしたが、

やはり四角は吹き溜まりが出来て無駄が多い。実際には

燃焼ガス(炎)は気体的に立体に振る舞い、温度が上昇する程、

上に上にと上昇気流を生み出します。

炎の流れを邪魔しないように効率よく、上手く窯内部壁面に

蓄熱する為に・・・・出来るだけ流体がスムーズに無駄なく

流れるような滑らかな内壁にしたい。そー言う発想です。

β(□-□ ) フムフム

簡単に言うと、お椀をひっくり返したような窯内部が良いのですが

ソレを四角い耐火レンガでどう積むか?ピザを出し入れする

出入り口や煙突を何処に配置するか?

そして、アーチ半径や窯の奥行き直径によって積む個数と角度が

違ってきますし、初めての私でも組めるようにしなきゃいけない。

( ̄~ ̄;)ウムム

中には、そー言う専門書やピザ窯事例紹介ブログをまんま真似れば?

っと思う人も居るかも知れないけど・・・違うんだよねぁ・・

それだと、人が成功した事をなぞるだけ。知恵を使わず真似ても

何も工夫も面白みも湧かない。その例にはベストでも、私が実際に

使うのにベストとは限らない。

┐(´∀`)┌ヤレヤレ

作り手のコダワリとかじゃ無くてね?真似るだけで満足しちゃうなら

自分が作らなくても良いんじゃね?ワザワザ費用も時間も掛けて、

もう人が味わった満足感の二番煎じって・・・意味あんの?

それなら単純に業務用のピザ窯買うか?職人に作らせる方が早くない?

(´・ω`・)アッ・・・

モノを創らない人は、そー言う根本が無いから安易に真似る方が効率が

良いように思っちゃうケド、効率だけなら自分で作る意味無いし、

自分で作る経験に意義があるなら既にあるモノを真似ちゃあ意味が無い。

今、私がやってるように「どのくらいの直径にするかなぁ?」

「斜めでしかも球体に組むには・・」とか自分の頭で考える事が

楽しくて、意味があって、自分の経験値となり、上手く行っても

失敗しても、自分が納得行く。

そー言う事です。ググってスグに真似る人はココがスッポリ無いから

中身が無くて、自身や経験にもならず、満足度が低くスグに飽きちゃうの。

遠回りしてるんじゃ無くて、ソレで何を得るか?基礎の基礎です。

んま、週末に飲食イベント出店しながら、平日に木工オーダー

しながら・・・なのでノロノロですが(*´σー`)エヘヘ

頑張って進めまーす♪