「意匠」カテゴリーアーカイブ

真っ白しろすけ

今日は、来週くらいに施工させて頂く予定のKM様のウッド・デッキ&テラス屋根の

木取り→ペンキ塗りです。

木取りは棟梁かっちゃんにお願いしていたので、私の担当は、ペンキ塗り♪

今回は、ウッド・デッキの天板を水にとっても強い!「ウリン」を使用するので、根太などの

床下部材は、防腐&防虫塗装。同時に施工するテラスの屋根組み&ラティス&手摺り

&柱が白のペイント。

予め、依頼主のKM様からは「出来れば、シャビー調で・・・」っとご希望なので、従来より

下地が透けるほど薄めに仕上げてます。

ちょっと汚しを入れたいトコロだけど・・・・・

出来れば全部、組みあがって全体のバランスを観ながらタッチ・アップ修正時に

同時に行うほうがキレイに行くと思うので、我慢です。

しっかし、手袋が見つからなくて、塗り終わった頃に見つかった。

・・・・だから、素手は真っ白け!おまけに、白い手で、そこいら中触ったから、アッチもコッチも

(アワワ)

そそ!今日は、この作業で昨日の箱は、明日までお預けれす。(^^;)>

ファイヤー!ごぉーごぉー!

そそ!昨日、土砂降りの中(笑)大阪ミナミに行ってました。ちょっとパークスなんかも覗いてみたんだけど、結構、アンティークと言うより、シャビー調の木工品が多くて・・・ビックリ!(^o^)>流行ってる?

それから、本屋でガーデニングとか、シャビーの本を読んでたら「下地を焼く」ってのを発見!おお!私と同じやり方じゃん!(←つーか、誰でも思いつくと思うんですが・・・・)

とは、言っても私の「焼く」のって、トーチやカセット・コンロのバーナーじゃないよ?

コレっす!(^o^)/じゃーん!!

実は、ウッド・デッキをはじめ、蘭ingで作っている大半の木製設備は、このバーナー(ガスボンベに直付けバーナー)で焼いてたので、「クラフトらふ」の木工製品も、コレで焼いてます。

そもそも、この強力バーナーは「カツオのたたき」の調理用に随分、昔に使ってたモノ。カツオのたたきは、カナリの火力で一気に焼かないと!!赤身がレアにならないから、超~っ火力重視のシロモノです。

実際、木を焼く時にも都合が良くて、表面をサァーっと焼き目を付けたいとか、真っ黒焦げとか・・・・耐腐食的には焦げる位に、焼き過ぎた位が良いんですよ~♪(^o^)/

入り組んだ隅々まで焼くのにも!広い範囲を一気に焼くにも!火力も幅広く調整できるので、実に好都合なのです。(ちょっと扱いは危険だけどw)

焼いてる最中は、「ファイヤー!!ごぉーごぉー!」って感じで、超~っ!強力な火力で一気に焼き目をつけます。裏返すのにも素手では・・・危険です。「あっ!」という間に大ヤケドですから。(*注意 バーナーをご使用の際には、片手撮影など危険な行為は、絶対にやめてくださいネw)

こう焼くと、表面は焼けてるのですが、木の水分を必要以上に奪わないので、急激な木の収縮による裂け&割れが少なくて済みます。

逆に言えば、ハンド・トーチとか、ましてやライターなど火力が弱いと、中まで焼けてしまいます。木は、水分含有率を完全ゼロに乾燥させるものではありません。

じんわりと焼くと、焚き火で「パキン!」と割れていくのと同じで、木の表面と内身や、木材の端と真ん中で、絶対に「乾きムラ」が出来て(収縮ズレが起こって)裂け&割れが発生します。

そーこー言ってる間に、アッ!っと言う間に焼けました。このあと、全面をペーパー掛けして、白のペイントを施しました。

明日には乾いてるので、続きをお見せ出来るかなぁ?

シャビーの好み

近頃は「シャビー」な木工が、ガーデニング業界や女性の間でも人気だそうです。

シャビーとは「寂れた&くたびれた感では無く、良い感じに使い古したオシャレなヨーロピアン調&アメリカン・カントリー調」っと言った定義だそうです。難しい区分けをするツモリはありませんが「ボロい」「汚く汚した」のでは無い、馴染みやすく、温かみがあって手作りっぽくて、それでいてオシャレ・・・・っと言う感じだと思っています。(正確な定義は無いので私の主観です)

っで、私の作品にもシャビーな商品が多いのですが、私のシャビーでもいくつかのタイプがあります。同じシャビー調でも、観た印象、手に取った質感、周囲とのバランスの調和などで、少し変化させています。

どれが良いのか?お客様の「シャビー」に対するイメージの持ち方で、シャビーの塗装の仕方を3種類ほどに分けてます。では、同じ木工商品で比べてみましょう。

~ライト・シャビー~

例えば、コチラは淡いイメージのシャビー塗装。塗料を薄めて、うっすらと木目と刷毛ムラを出してます。出来るだけ、ペンキのボテボテ感を抜いて、アッサリ仕上げてます。

もちろん、シャビーなので、少しエッジ(角)を落としていますが、シャープな感じが生きて、透明感があります。

 

シャープな分、こういう作品よりも、繊細なラインの多い作品に合うと思います。

水性ペンキをシャバシャバに薄めて塗りますが、下地も刷毛ムラもそのまま仕上がりに出ちゃうので、下地をしっかり仕上げないと出来上がりが「塗り足りない」感じになってしまいます。ペーパー研磨も最終に当てますが、エッジを落としすぎないように注意してます。野外放置は不向き。室内向きです。

 

~ポテ塗りシャビー~

通称「ポテっ塗り」の通り、粘度の高いペンキで、わざと刷毛ムラを大きくして、カントリーな雰囲気をUPさせています。下地には、殆ど影響されませんが、ミルク・ペンキ等、粘度の高いペンキは塗り過ぎると、塗装面がひび割れてきます。そのひび割れを逆に利用する手法もあります。

 

 

「ポテッ」っとさせる分、全体的に重たくなるとダルいので、出来る限りエッジを落として、表面もペーパー研磨をしっかりして「刷毛ムラがあるのに、触るとツルツル」っと言う感じに仕上げると良いです。粘度が高いので乾き難いですが、確実にコーティング出来てるので野外放置も全然OK!ですね。

 

 

~ハード・シャビー~

これぞ!シャビーって感じのペンキがコテコテ、刷毛ムラはもちろん、所々にペンキの剥げがあります。一般的に、この塗り方の場合は、予めグレーで下地を塗っておき、上から粘度の高いペンキで塗った後にヤスリで削っていきます。

 

 

 

私の場合は「本物のシャビー木材」も使っているので、本来の質感を無理矢理に塗装で真似るのでは無く「コレはコレ」っという感じで使い分けてます。下地にグレー塗装では無く、バーナーで焼入れをして、その上に粘度の高いペンキを塗って、最終にガンガン!ペーパー研磨を当てています。二重塗装より遥かに早くて、質感も良いですよ。

 

 

っと言う感じで、同じシャビーでも大まかに3種類に塗り分けてます。

繊細なラインを消したくない小物は、ライト・シャビーで。大きな存在感のある商品にはハード・シャビーで佇まいごと演出するって感じです。個人の好みもあると思います。

スッキリ透明感があって、ラインがクッキリ出るのが、好みの方も居れば、ぽてっ!っとしてて「長年使い込んで、何度も塗り重ねてます」感や錆びた金具がアンニュイに思う人も居ます。

どちらかと言うと、洗練されたデザインを目にする機会の多い方は、シャビーな雰囲気が好みのようで、逆に田舎や年配の方にはシャビーの良さよりも「新品らしさ」が好みのようです。

私はどちらも良いと思います。シャビーは可愛いと思うし、そのニュアンスを大切にしたい。だけど、刷毛ムラなど全く無い、ビシーっ!っと真っ直ぐな「真新しい」のが良いと言うのも判ります。

センスと言うのは、多数決では無く、その人それぞれの個性やイメージだと思うので、私はその人が望むニュアンスを汲んで商品として具体化したいなぁ・・って思います。