今日は・・・・木工機械の話です。(´~`ヾ)
専門的な事をダラダラ書いているので、興味の無い方は
読み飛ばして下さーい♪ヽ( ´ ▽ ‘ )ノヘラヘラゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ!
私が愛用している「スライド丸ノコ」はマキタの「M244」です。(≧∇≦)b
丸ノコをテコの原理で上から押し下げてチュィーン!っと切る機械。
台座が半回転するので、好きな角度で斜めカットが出来て、本体が
前後にスライドする事で、ノコ刃の直径よりも幅の広い板でも切れちゃう♪
M244は更に、2段階でスライドするので、312mmもの幅広板でも(* ´艸`)
一発カット出来るので、クロスカット(横切り)の大半はコレ!
凄く便利で、木工を始めた当初から・・・ずーっと愛用しています。(≧∇≦)b
ただ・・・・ちょっと前と言うか・・・・ずーっと前から( ̄Д ̄;)エッ?
(↑正確には、後に説明しますが最初から( ̄Д ̄;)エッ?)
安全カバーの調子が悪い。 ( ̄~ ̄;)
マキタの、このリンク連動式の安全カバーは、とっても画期的な機構で
丸ノコを押し下げると、テコの原理で、回転刃が出る分だけ安全カバーが
上に逃げる仕組み。出来るだけ危ない回転刃をカバーして、危険性と
飛び散る粉塵をまき散らさないアイデア機構(≧∇≦)bエライッ!
ただ・・・・この連動して上がる筈の安全カバーの動きが渋く・・・・
丸ノコを押し下げる(切る行為)時に、テコが引っ掛かり、やたらと
チカラが要るようになったの。(ノД`)・゜・。
んま、テコが引っ掛かってるのは判ってるので ┐(´ー`)┌ メーハク
押し下げる時に安全カバーを、ひょいと上に、手で補助してやれば
後はスムーズに動く。 ( ̄~ ̄;)でもぉ・・・安全カバーを片手で
上げてる時点で危ねーし・・・・・
そもそも・・・・・こー言う「動かしにくい」為にあるカバーでは無い(*`ε´*)ノ
つ~事で(≧∇≦)b分解&修理してみます。(木工のみ参考に)
安全カバーは切らない時(上がってる時)は、こーやって
回転刃全体をカバーしてて・・・・
切る為に押し下げると・・・こーやって安全カバーが連動して
回転する事で必要最小限の回転刃だけが出る仕組み。(≧∇≦)bカシコイ!
とっても複雑(実際に、構造を理解していないとセンタープレートを
分解すると、バネの組み込みや向きで苦労します)っぽいけど・・・
実は、原理は単純♪(≧∇≦)bアハハ
安全カバーの裏面から見ると・・・β(□-□ ) フムフム
穴が開いた丸いプレート(センタープレート)の折り曲げ凸部分に
ベアリングが先端に付いたプレート(リンクプレート)が当たって・・・
押し下げる→リンクプレートが押し出て→センタープレートを、くるりん♪
っと回転させる事で、「安全カバーが勝手に連動する」テコの原理。
(画像上=今回、ベアリングが壊れたリンクプレート
画像下=部品で取り寄せた新品のリンクプレート)
んで、私の場合は、「ん?なんか固いなぁ?( ̄~ ̄;)ウリャ」で
毎回、チカラを入れて押し下げてたら、リンクプレート先端のベアリングが
偏摩耗して、揚句に壊れちゃった。 ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ
これでは、引っ掛かっちゃうので、安全カバーは上手く連動しない。
だから「手で安全カバーを補助して上げる」ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ!なんて
無茶な事で・・・凌いでたって訳(≧∇≦)bアハハ( ̄Д ̄;)バカカ・・・?
んで、ネットでのマキタ修理&部品に対応してくれる
マキタショップの「カメカメ」さんに問い合わせて・・・
部品だけ購入。分解図も掲載されてるので、品番も
探しやすいので気に入ってます。マキタに直接修理に出すと
やたらと時間が掛かるし、結構、修理費が高額だし。(* ´艸`)
んで・・・・自分で交換修理をします♪(≧∇≦)b自己責任で!
先に、のこ刃の後方についてるゴムブーツを、側面のネジを緩めて
引き抜きます。あ・・・・このゴムブーツは、ボロボロになったので ( *´艸‘)
自分でゴムシートを切って自作してます。
今回、¥160だし・・・ついでなので、取り寄せましたが・・・
1ミリのゴムシートで代用しても同じ事です。(* ´艸`)クスクス
純正は、穴とか色々開いてますが、本当はタテのスリットだけ
あれば同じ事です。(ゴムシートが¥90くらいなので、どっちでも)
回転刃を外して&ゴムブーツのパーツも外せば・・・・
本体の下裏から・・・ココのEリングを抜いて、今度は表の
本体付け根側面の六角をレンチで緩めれば・・・
リンクプレートが抜けます。ヽ( ´ ▽ ‘ )ノポロン♪
悪いのは先端のベアリング破損って原因は判ってるので・・・・・
んで、このパーツを新品に換装するだけ。完了(≧∇≦)b
早速、動かしてみると、スムーズに・・・・あれ? ( ̄~ ̄;)ウムム
確かに・・・ベアリングが新品になった事で、押し下げて連動するようには
なったんだけど・・・・どーにも妙な引っ掛かりがある。( ̄Д ̄;)エッ?
つーか・・・・コレを買った当初から・・・(´~`ヾ)
この妙な引っ掛かりがあったような・・・・ ( ̄~ ̄;)ウムム
んで、修理は終わったけど、今度は「何故?そうなったか?」の
原因究明です♪(≧∇≦)b
押す側のリンクプレートは新調したので、問題無し。
問題&元凶は・・・コイツ!受ける側の「センタープレート」(*`ε´*)ノテメェ!
センタープレートの裏面、プレス加工で直角に曲げた突起部分が
あります。ココに、さっきのリンクプレートのベアリングが当たって、
押し上げてる訳ですが・・・・
良く見ると・・・・ベアリングが妙に当たって削れた痕跡がっ!( ̄Д ̄;)
ココです!このプレス折り曲げ(直角に曲がってる方向では無くて)の
折り曲げてるライン(方向)角が悪い!
丸ノコが上がってる時=安全カバーが下がった状態・・・・
この時に、この折り曲げが垂直(水平時に)以下の角度になってる。
要は、回転運動する半径の軌道ラインに合って無い。
だから、押し下げる(安全カバーが押し上げられる起点)時に
ベアリングが(逆向きに回ろうと)引っ掛かってしまうの。 ┐(´ー`)┌ ココダッ!
一旦、下がり始めて・・・垂直(水平)ラインを超えると・・・後は
リンクプレートが押す方向には大差は無いから、スムーズに動くんだけど
この押し始め(カバー上がり始め)の折り曲げてる角度が悪い。
だから、毎回、ベアリングが妙に擦れて、偏摩耗して壊れたって訳。(≧∇≦)b
試しに・・・・折り曲げ部分でベアリングが当たり過ぎてる部分を1mm前後
「回転運動の軌道のラインに」テーパー状に鉄部分を削ってみると・・・・
超~スムーズ(≧∇≦)bそれこそ!マキタさんが設計した通りの
「安全カバーが付いていないような軽くて、スゥーっと連動する」感じに♪
これで本当に治りました(≧∇≦)bつーか・・・買った時からの
妙な引っ掛かりも解消♪ヽ(´▽`)ノワーイ♪
今までみたいなベアリングに妙な負担も掛かってないので、ベアリングも
偏摩耗しない筈!(≧∇≦)bウンウン♪
実は・・・(´~`ヾ)リンクプレートの発注時にマキタの方から、センタープレートの
同時交換も進められたのですが・・・・この為だろうな。 ( ̄~ ̄;)タブン
だけど・・・新調しても、このパーツの折り曲げ角度が悪けりゃあ・・・
何度交換しても同じ事。 ┐(´ー`)┌
たまたま、部品のロットが悪かっただけかも?判んないけど ( *´艸‘)
んま、何にしても、原因も修理も自分ですれば、今後の扱いも上手になりますし、
こーやって機械にも詳しくなってこそ!「使い込む」って事です。 ( *´艸‘)エラソーニ
んで、更に長々と木工の工具ネタ(* ´艸`)マニアックゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ!
因みに・・・・・サラァーっと言っちゃいますが ( *´艸‘)
下部のキャスター付きベース台座の棚を改良して、自作の
サイクロン集塵機能を内蔵してたりします。 ( *´艸‘)スゲー!ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ!
実は、ペール缶は当初、この為に調達した動機だったり( ̄Д ̄;)エッ?
んま、また今度、機会があればご紹介&解説しますけど(´~`ヾ)
自作サイクロン・・・って聞くと、ダイソンみたいな強力な吸引力を
想像するでしょうけど・・・木屑や粉塵と空気を分ける「セパレーター」が
本来の意義。(≧∇≦)b
「木屑だけがペール缶に溜まるので、捨てるのが楽」なのと、結果的に
フィルターの目詰まりが起こり難く、長持ち&「吸引力持続」が目的です。
趣味木工の多くが自作サイクロン(って言うか真似てるだけ)を
ブログのネタにしてますが(´~`ヾ)オオイデスヨネェ・・・
掃除機=絶対的な吸引力(仕事量)なのは無論ですが、木屑を集積する
集塵機=風量とは根本が違う。(≧∇≦)bダイジ!
要は、ダイソンのように真空負圧を発生させ、より強力に吸引するなら
吸い込み口径を大きくできない。逆に言えば細いほど吸引力は増す。
木屑集積には少なくとも45ミリ以上、65とか、100ミリ直径が無いと
詰まって仕方がない。 ┐(´ー`)┌
最新鋭のダイソンだって、100ミリ口径じゃあ、紙も吸えない。 ( *´艸‘)
逆に、大きな木片すら吸い込んじゃう100mm直径の2HPの強力集塵機では
フローリングの隙間のゴミは・・・ちっとも吸えない。 ┐(´ー`)┌
木工が求めてるサイクロン機能は、ダイソンみたいな真空負圧よりも
遠心力と自重落下によるセパレーター(ゴミと空気を分離)が目的だから、
幾ら高速でクルクルとゴミを回しても・・・・分離サイクロンの意味は無いし、
「負圧の吸引力でゴミを吸い寄せる」のと「空気ごと、その場の体積を
移動させる」のとをごちゃ混ぜにしてる方が多い。
フツーに考えれば、そんな集塵用の大口径のノズルでダイソン並みの
吸引力を求めたら、負圧に負けてペール缶なら簡単に潰れてしまうでしょ?
騒音だって大きくなるし、モーターの負荷&消費電力&発熱もバカになんない。
例えば、フェラーリのエンジンをトラックに載せても積載量&登坂力が
上がる訳では無いし、数万ccもある戦車のエンジンをフェラーリに
載せてもF1エンジンどころか、普通より遅くなっちゃうのと同じ事。 ┐(´ー`)┌
海外の木工は、それがセパレーターだと判ってて自作してるのに、
日本の木工ヲタの大半は、ダイソンみたいなモノを求めようとしてる。 ┐(´ー`)┌
幾ら手先が器用で、アイデアや情報量が多くても、肝心の「目的」で
幼稚な勘違いをしてる頭でっかち日本人が増えてるような・・・ ( ̄~ ̄;)ウムム
そー言う観点で、セパレーターを自作してます。だからコーン状にする
必要は無いし、分離するだけの高さがあれば、撹拌では無く分離が
目的なんだから、妙に高さが要る事も無い。
これは、掃除機の置き場に困るのと、スライド丸ノコの位置だけ
遠いので、組み込んだだけ。それと、横引きは木屑が一定で細かく、
また、本体を含めた内管&内径が狭くホースジョイントでも
大半の集塵が出来るので、採用&装備してまーす。(≧∇≦)b
それから・・・こう言う事を書くと、スグ質問してくる方が居ますが・・・
ココまで書いてるんだから、後は自力で頑張んなさい。(´~`ヾ)
ネジの位置や品番を聞いて来る時点で、自己責任じゃ無くて
他力本願な思考です。危ないから自分ではしないように。(≧∇≦)b