日別アーカイブ: 2021年3月6日

独学のススメ

えーっと・・・先日から後輩に(アーク溶接)溶接を

教えてるのね。

β(□-□ ) フムフム

まぁ・・・無知ゆえに溶接機はホームセンターで買える程度の

安価でショボいし、溶接棒も安価品。

┐(´д`)┌ヤレヤレ

でもさぁ・・・経験値も低いしテクニック応用も未熟。

加えて、道具や機器までショボかったら・・・・

「ウデが未熟なのか?道具が悪いのか?その両方なのか?」

が判らないよね?

っと言うか、そー言うケチ臭い&安易に舐めた考え方だと

素直に自分の未熟さや不器用さが受け入れられなくなる。

要は「言い訳」の材料が自分に増えちゃう。

また正面で向き合わないから「まぁ・・初めてにしては」

とか「素人の割には・・」と言う風に自分に都合良く

解釈を変えてしまうの。誰でもね?

┐(´д`)┌ヤレヤレ

だから、安価でショボいので出来が悪い事に納得してしまう。

だけど・・・どれじゃあ「何処が悪くて何が駄目なのか?」

の技術向上には結びつかないよね?

それじゃあ100回やっても何も学べない。何も上達しない。

なので、私が使ってるホンモノの業務用溶接機と高価で

性能の高い専用の溶接棒を貸し与えた。

電圧設定から溶接棒選定、下処理まで全てお膳立てしてw

(* ´艸`)メンドクセー

そりゃあ、今までのショボい道具より上手く行きやすい。

だけど、ソコで初めて「自分の溶接棒の当て方が悪いのだな?」

とか「角度が悪いのだな?動かし方が悪いのだな?」って

自分の知識や経験や思い込みやウデの未熟さを痛感する。

あとは・・・

「経験あるのみ。考えて工夫して経験して上達するしかない」

アドバイスするにも、「あー違う。その角度ではダメだよ」

とか「いや、溶接前に箇所をよく見た?キレイにした?」って

的確にアドバイス出来る。

後輩は私の弟子みたいなモンで考え方が似てるから(* ´艸`)クスクス

「先ずやってみて」「失敗してみて」の連続でスポンジのように

急速に経験し工夫し一人でも数をこなせば、勝手に上達する。

(≧∇≦)bソーイウコト

でもね?失敗しちゃあいけないモノだとしてしまうと・・・

途端に経験も無いし全容も判ってないから恐くなっちゃう。

何がどう違って、何が重要なのか?暗中模索で見当すら付かない。

コレで幾らやっても(自分が楽な方向に)堕落してしまう。

遂には「材料も道具も良いのにヘタなのは自分」だとしても・・

それを受け入れられなくなっちゃう。つい・・言い訳しちゃうw

┐(´д`)┌ヤレヤレ

コッチは、それを遥か昔に経験している。その上「恥を掻いた」

と感じる心すら、その当人の想像の範疇でしかない。

でも、教える側として一番、教えにくいのは

「すぐ言い訳する」「すぐ恥ずかしがる」「すぐ失敗を避ける」

コレが一番邪魔で当人の思考の中の障害なので、コチラから

取り除く事は出来ない。

コレはクルマの運転だろうが、料理だろうが、木工だろうが

ガラスの切り方や溶接やセメントの練り方でも何でも同じ。

無論、勉強や人付き合いや世渡りや交渉や商売でも同じ。

β(□-□ ) フムフム

つまり、自分側に言い訳を作らない事こそが!

「失敗は、成功の母って言いますもんね?」じゃねーのw

それは失敗した事が無い側の間違った一般解釈で、本当は

失敗するから間違いが判り、改善し、是非が判るから

成功するし、上達するし、コツも掴むの。

┐(´д`)┌ヤレヤレ

逆説すると「失敗しないと成功しない」の。

失敗するから成功との差が判り、マズいモノ食うから

美味いモノが判る。

美味いモンばっかりしか食った事なかったら、何が美味しくて

何がマズいか・・・究極言うと、今食ってるのが本当に美味いか?

すら自分で判別出来なくなる。

独学で言ったら「一番陥ってはいけない泥沼」に陥る。

自分の運転に自信が無くても誤魔化して乗ってると・・・

そりゃあ無知で思い込みで誤った操作でもクルマが他車が

躱して許容してくれてるからなのに・・・気付かない。

まだ「あら?私の操作方法が悪いのね?何処だろう?」の

方が100倍、上達の見込みがある。

( ´,_ゝ`)プッ

「いや・・・でもこの道具では・・」って言い訳し始めちゃったら

まぁ・・・人付き合いが苦手、商売が苦手、箸の持ち方が苦手

何でも(全て自分が無知で経験不足で劣ってるだけなのに)

言い訳出来てしまう。

でも・・・それって「自分の保身」のツモリでも教える側には

見透かされてるし、自分の上達を自分でブレーキ掛けてるのと

同じ事になっちゃう。

┐(´д`)┌ヤレヤレ

本当に上達したいなら、学びたいなら「先ずソレ要らんから取れ」

でしょ?

独学=「誰からも教わらず我流」と言うのは、物理的な事象から

自分独自で工夫し経験を積み覚えて修得する事なの。

実は相当にハイレベルで「絶対に自分に嘘をついてはいけない」

自分が何もかもを受け入れるだけの度量が無いと無理なの。

その為には、良い道具が必要だし、本物を良く見て無いといけない。

自分が躓いたり、毎回失敗したりするポイントを知ってこそ

人から教わる時の要点が、上手い人がやってる何処を見るか?

が見えてくるの。

決して「誰からも怒られないで失敗しても攻められない独学」

と言うチンケな位置では無いの。

自分がどれほど経験を積みノウハウを貯めたトコロで、

殆ど全て先人が試し成功し答えが確立されてる事もある。

β(□-□ ) フムフム

だけど、コレを一発目から頭に叩き込んで失敗ゼロで・・・

良いトコロだけ上手く修得して無駄なく・・は100%出来ない。

一見、客観的に見れば「失敗」や無駄に見える事すら・・・・

そのステップを踏まねーと人間って覚えねーし身につかないの。

┐(´д`)┌ヤレヤレ

熟練と言うのは「回数」じゃないの。数だけで上達するなら

苦労は要らないw

主婦なら数百回、料理作ってる筈でしょ?

箸の持ち方なんて毎日の事でしょ?

人付き合いでも金の計算も家事も、あれだけやって・・ソレ?

上達スピード遅すぎない?って話w

回数じゃねーの。学びはポジティブ側じゃ無いと得られないの。

( ´,_ゝ`)プッ

出来るだけ多くの眼に触れ、お代金を頂戴し責任を持つから・・

真剣に学んで本当に自分のモノに出来るの。

確かにそれで100%では無いし、何事も上には上がいて

奥行きや深さも、知れば知るほど広くて深いw

( ´,_ゝ`)ソーダヨ♪

やった事も無い不器用なド素人がググったり、ちょっと安価な

道具を一通り揃えたトコロで・・・修得なんて出来る訳が無い。

自己満足は出来るだろうけど、仕事としてお代金を頂戴する

責任を持ってこの先も続けて行く・・は、そんなに生易しいモノ

では無い。

自動車屋に金払って溶接修理したのに壊れたら・・・・

誰だって「プロだろ!!」って怒る筈。プロと言うのは

何も言い訳出来ないのでは無くて「しない」の。

そんな「いやぁ・・・初めてだったので」「道具がショボくて」

なんて言い訳にならんでしょ?医者が言ったらどう思う?

確かに近年「対価は少ないのにプロに責任転嫁をする比率」が

異常なまでに上がってる。その上、耐久性や安心まで担保しろ!

なんて言い出す始末。

もし、責任感がウワベ上強くw(本当は自分が責任を負うのが

嫌で逃げたいだけ)プロに異常な妄想意識を持ってたら・・・

そりゃあ何にもチャレンジ出来ないし三日坊主で飽きちゃう。

「先ずは・・・基本から学ばないと・・」なんて見え透いた嘘

(後に鎧&呪縛となるだけなのにw)を思ってしまうw

そんなもんある訳ねーだろwあっても判んねーよw

┐(´д`)┌ヤレヤレ

つまりはマインドなんだけど、そのマインドが責任感を重圧に

感じてしまうだけでは、そりゃあ失敗&ロスは避けたくなるだろう。

でも、言っちゃえばノウハウや経験は「失敗した数」に比例し

その失敗の原因を知ってるから「リカバリー」が上がる。

逆説的に言えば、それらを全部放棄して一度のミスも失敗も無く

修得できるかも?なんて思い上がり以外の何物でもないw

( ´,_ゝ`)プッ

なので、気前よく、1から10まで教え、全部私が用意して

お膳立てしたのは、彼の「言い訳と言う逃げ道」を塞ぐ為w

でも、この真意ってナカナカ理解されにくいし・・・

知らずに自分でも自己防衛しようとしてしまう。

↑(≧∇≦)bコレッ!

この自分のマインド(逃げ道を塞ぐ)が無いと、独学修得なんて

絶対に不可能にゃの。

コレは、溶接に限らず、覚える事全て。ただ単に・・・

気負いせず真正面から向き合う事なんだけどw

コレが実は難しい。実に難しいのです。

ヽ( ´ ▽ ` )ノララーン♪

ともあれ、万全の溶接準備が良かったのか?教え方が

上手なのか?スッカリ溶接がさまになって来た後輩。

(≧∇≦)bイェーイ!

まだまだ一人前の技術には遠いけど(* ´艸`)アマーイ

「溶接って奥が深くて面白い」と言うのは

伝わったみたい♪自信も少し、ついてきたらしいw

(´~`ヾ)ハヤイワ!

でも、何より大事な好奇心&向上心は「楽しさ」が

判ってこそ!彼はまだまだ上達するし、そのマインドなら

数をこなして失敗を繰り返せば、自分の技術に出来る。

その為の、お膳立てやアドバイス♪

ホント、興味が沸いて、少しずつ成功体験を積んで・・

面白くて、もっとやりたい!と思えないと

独学だろうが教えを乞おうが上達しない。

(≧∇≦)bダイジダヨ!