木のアテや反り β(□-□ ) フムフム

昨日、|ω・‘)・・チラリと書いたように、

無垢材の木と言うのは、天然の植物。生き物です。

β(□-□ ) フムフム

難しい植物学的な話は避けますが(´~`ヾ)

要は、人間が思い描いてるように簡単では無いの。

┐(´д`)┌

真っ直ぐでピターッ!ピシーッ!っとしてる木なんか

殆ど存在しない。貴方の姿勢と同じです。 ( *´艸`)クスクス

特に近年、モノを創らなくなって、買えば済む&お勤めの

サラリーマンや第三次産業が多いこんにち、素人であれば

あるほど・・・・安易に考え気味だったりします。

(´~`ヾ)

例えば、男の人に限らず、精度が良いと言うのが、

「ピッタリに加工すれば良い」と(作った事が無いだけに)

思い込んでる人が多い。

( *´艸`)ンナ、アホナ

簡単に言うと、木材やプラスチックに限らず、アルミだって

鉄だって、どんなに真っ直ぐっぽく見えても・・・・

必ずコンマmm単位の歪みや反りがありますし、加工すれば

必ず誤差は出ます。

( ̄Д ̄;)エッ?

巨大なビルも寸分狂わず建ってるのでは無くて(地盤変動を含めて)

必ず数センチは(障害にならない範囲で)狂ってるモノです。

┐(´д`)┌ヤレヤレ

要は「完璧に狂いが無い」なーんてのは、潔癖症と同じで

「そう思い込んでる」だけだったりします。

(´~`ヾ)

なので、恐らくそー言う事に拘るタイプは・・・・

最後までモノを創れない。最終的に納得する完璧なモノ

には完成出来なかったりする。 ( *´艸`)ココガミソ!

だからって・・・

妥協とか、いい加減に・・・って意味じゃあ無いですよ?

ゞ( ̄∇ ̄;)チゲーヨ!

例えば、木工では0.5mm程度までの精度は大事だけど

0.02mmまで追い込んでしまうと、木の収縮誤差や

加工誤差で必ず不具合が出てしまう。

┐(´д`)┌ヤレヤレ

ただ、片側0.5mmでも(上&下や左&右で)両側だと

1mmの誤差になってしまうし、例えば10段の引き出しだったら

合計誤差がスンゴイ事になってしまう ( *´艸`)ダメダァ!

要は、どれだけ誤差&クリアランスを考慮して、誤差を

減らせるか?ってのが精度なので、例えば生真面目な人が

一本ずつ0,01mmの精度でφ(°ρ°*)チマチマ丁寧に切った

トコロで、次の日が雨天なら・・・・

軽く0,5mmは狂ってる。そー言うモノなの。

(´~`ヾ)

最終的にそれで0,5mmのズレも無くピシッ!っと

出来上がったとて、膨大な時間とコストが掛かる割に(*´д`*)アワワ

ちょっと湿度が高いだけで引き出しやドアが開かなくなっちゃう。

┐(´д`)┌

それと・・・それとは別に何と言うか、木の繊維や年輪は、

動物の筋肉組織に似た感じで「一定では無い」の。

( *´艸`)アタリマエダケド

例えば、コレは節の無いソコソコの国産杉の白木材です。

一見、真っ直ぐっぽいけど・・・・

手前に微妙に左下がりに捻りが入ってます。

横を向けると・・・更に向こうに左向きに反りが

あるのが判るかな?コレでも(普段使わない)一級材です。

もっと厳密に見てみると・・・・真ん中くらいの

トコロに0,8mmほどの反りもある。_φ(□□ヘ)

私はこの材を手に持った瞬間に「左向きにツイストしながら

真ん中から向こうに垂れ下がった材」と判ってます。

そりゃあ、もっと高価なヒノキ材の特一級品を使えば

こー言うリスクは減るのですが、それじゃあコストが合わない。

むしろ、私はこれよりも、もっと狂いの多い安価なグリーン材や

節有りもメインに使ってますからね?

(´~`ヾ)

更に古材やパレット廃材だと、もっと反りや捻りがあります。

んで、それだけでは無くて・・・切って分割していくと

(材の全体的な拘束力が減ると)余計に顕著に出る。

(*´д`*)アワワ

開いてきたり、反ってきたり・・・特に潜在的に

アテ(樹木の成長過程のズレによる潜在応力)が

入ってると、テーブルソーが止まっちゃう程に

食い込む材もあります。 ( *´艸`)

さっきのを寝かせると・・・縦方向だけでなく横向きにも

反りがあるのが判る。要は3Dに反ってるって事ね?

┐(´д`)┌

向こう側の反りは強烈で、一番左のように薄く切ると

もう手に負えないほどの捻りが出てます。

(´~`ヾ)アリャリャ

こー言う風に、一見、素人目に真っ直ぐに見える木ですら

この有様。薄い広い板&細く長い材なら、もっと顕著に出ますし

ベニヤ板ですら、必ず反りや捻りがあるモノです。

それを判らずに使っちゃうと・・・同じ寸法なのに蓋が

合わなかったり、箱が全体的に捻ってケコケコしてしまう。

この手のアテや反りは、何かに接合すれば(組んだり格子にすれば)

ある程度は収拾出来ますが、単板やパーティションやハシゴでは

収拾出来なくて、反りが残ってしまい、使い物にはならない。

┐(´д`)┌

ただ・・・(アテは破棄すべきですが)反りと言う反りを

全部捨ててしまっては、部材の50%も残らなくなっちゃう。

つまり原価2倍の材料と同じ事だし、ココまでの手間コストも

掛かりますから、膨大な廃棄ロスと2倍以上で売らなきゃ採算が

合わなくなっちゃう。 ┐(´ー`)┌ ソーイウコト

それを「下手くそ」って言います。( ´,_ゝ`)プッ

良い部材で、精度良く作って、拘った絶品を希望価格で

売れてた時代なら、それはソレでアリなのでしょうけど・・・

そんなグウタラなら今の時代、とっくに倒産してます。

( *´艸`)アハハ

しかし、コレを私は「(修正可能な部分の多い)良い部材」

として・・・(≧∇≦)b

使える材にする。それで精度良く作って、安く提供する。

ソコが手作りの融通の利く良いトコロで、端材も必ずしも

ロスでは無いし、ココから反りを減らす製材も出来る。

だから、なーんて事無いように、精度良く作ってそうですが

(≧∇≦)bイェーイ!

良い材料でビシッ!っと切れば、ビタッ!っと100%精度良く

行くのでも無いし、良い材料は他社さんにお任せして、私は

私なりに工夫して、安価部材でも精度を上げて創ってます♪

あまりに簡単に「プロなんでしょ?」っで片付けちゃう人も

増えてるけど、そんだけプロだと言うなら、そんだけちゃんと

その道のプロが製作した数万円以上のモノを買え。( ´,_ゝ`)プッ

価格だけ、中華製安価量販品並に低くて、何が「プロなんでしょ?」

だ?都合良過ぎるし、プロの技術はタダ扱いか? ┐(´ー`)┌ アホカ?

んま、木工に限らず、世の中全てのモノが、こー言う風に

(素人が考えるよりも)難しく&誤差や材の違いがあるもので

その中で(コストに見合うレベルで)精度を上げるのが技術です。

高級食材を仕入れ、最新の調理器具で卓越したコックが作るのも

プロならではの技術ですが、私はどちらかと言うと、ご家庭の

冷蔵庫の残り物から、見違えるほど美味しい創作料理を作る感じ。

( *´艸`)アハハ

なんとか工夫して、今の時代に沿う低価格で販売するってのは

無茶苦茶難しかったりしますが、どうか簡単に「プロなんでしょ!」

で片付けちゃう人は、私ごときでは無く、どうぞ、その道のプロの

高価な本物を買ってくだちゃい。 ( *´艸`)イッチャウ?ソレ?

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