っと言う訳で、連続して作業しに行って、翌日には
完成して「いよいよ火入れ」テストです。
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何を見たいのか?っと言うと、先ず窯のサイズです。
ピザを焼くスペース、縦横寸法もそうですが特に「内部高さ」。
手作りピザ窯に良くあるのは(窯内は袋小路になるので)
出来るだけ作業しやすいようにドーム状の窯内部の高さを
高く設定したくなるけど、そうなると窯温度に重要な
天井や壁面の耐火レンガに蓄熱した輻射熱から遠くなる。
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おさらいなんだけど、ピサ窯や薪オーブンと言うのは
薪を焚いて窯内の温度を上げ、熱エネルギーを耐火レンガに
蓄熱させる事で高温に保ち、その輻射熱で香ばしく焼くのね。
つまり、輻射熱と言うのは、真夏のアスファルトの照り返しや、
石油ストーブのミラー背面や岩盤浴みたいな事で、直接の
炎の火力では焼きません。
間接的にジリジリと・・・炎が見えないのに「あっつい!」って
言うアレね?アレが大事なの。
つまり、窯内を広く大きく高くとれば、それだけ蓄熱したレンガからの
輻射熱効果も薄れちゃうの。
こればっかりは大は小を兼ねない。
無駄に大きいと温めるのに蓄熱時間も燃焼燃料も沢山必要。
どっちかと言うと、スグに高温に温めて、その高温を出来るだけ
窯内の耐火レンガに蓄熱させて保温して放熱を防いで、出来るだけ
高温輻射熱を維持して・・・ササッっと早く焼く。
のがピザ窯の基本です。
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私が目指してる窯の炉内部(上部)温度は約400度。
逆に言えば、パンをジックリ焼いたりオーブンのように
内部まで熱を入れるのは苦手。
なので必然的に160~200度でジックリ焼くパン生地は
窯温度が下がってからの過渡期にしか焼けず、稼働中は
薄くてササッっと焼けるクリスピー生地が主体になります。
その200度の温度差を薪だけで管理するのは無理なので
終わり頃だけパン生地も焼けるかなぁ?っと言う感じ。
ピザ窯を上段にはピザを焼くスペース、その下に
追い炊きする火床の2段式にしてるのは、その為。
β(□-□ ) フムフム
実際、数日間、アレコレ試行錯誤してますが、温度を
一定に保つのが凄く難しく、薪を足してもスグに温度が
上がるのでは無くてタイムラグがあるので難しい。
例えるなら・・・
踏んで2秒後に一気にアクセル全開になるドッカンパワーの
ギクシャクしたクルマで、何とか安定して速度維持巡行
するような感じ。常に先読みしながら先手を打つような
独特の難しさがある。
んま、完成後の窯は、周囲に保温も施すので、ある程度は
緩やかになるし気温も上がって安定してくれば楽にはなると
思うけど・・・・
燃やしてもドンドン冷めていく冬場はホントに難しいだろうなぁ。
(*´σー`)エヘヘ
コレも見聞きするより自分でやったら、スグに実感できますが
Youtubeみたり参考雑誌やブログを見るだけでは掴みきれない。
「たぶん・・・難しいんだろうな?」の憶測の予想は全くの無意味で
実際にやってみて「うわぁ、コレ、マジにホントに難しいな?」と
体感で知る事が大事。
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ぶっちゃけ、燃料コスト面や温度調整の安定を考えたら
LPガス式や電気窯の方が遥かに焼きやすい。
でも、やはり薪で焼いた方が美味しく感じるし、何でも楽で
イージーな方向では無くて、難しいのも楽しみの一つ。
(* ´艸`)
数日の燃焼テストのお蔭で、予想に憶測成分が殆ど無くなって
「やっぱ、コレがネックか?」とか「あー、なるほど」と
概要が掴めた感じ。こりゃあ、カナリ保温も重要だし、燃料の薪の
材質(木種)も大事って事が理解出来た。
まぁ・・・予想はしてたけど処分に困る地元の柿の剪定枝は、
有効活用としては良いんだけど、ホントに燃焼温度が低い。
燃え残るのに燃えてる温度も低いし、持続時間も極端に短い。
( ̄~ ̄;)ウムム
私の木工の廃棄物は杉やヒノキ、松などの針葉樹で、
蜜、油分の多い良質木質が多く、燃えると一気に
高い温度に上げられるんだけど・・・・・
今の木工の廃棄ゴミでは追いつく訳が無く当然、燃料
としてのコストも高くなる。
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徐々に判って来ると、次々と問題が浮上してくるので
まだまだ色々と試さないとダメですが、面白がって
テストしてるので楽しみ♪
ヾ(*´∀`*)ノ