「日本ミツバチの蜜蝋」を作ろう!

今日は、何たって「8月8日」!!ハチの日です!!

っで、昨日、採蜜した日本ミツバチの巣。

猛暑のお蔭で、自然落下だけでも、殆どの蜜が採取できたので・・・・

 

いよいよ!お楽しみの(?)「日本ミツバチの蜜蝋」作りです!!

 

・・・・・っと言っても、実に簡単♪熱して濾すだけです。(~~;)>

詳しい事はメニューの「日本ミツバチ」の方に書いてますが、要は蜜蝋、つまり

蜂の巣を溶かす融点は65℃なので、その温度で巣を熱します。

先ずは、巣をそのまま鍋にかけると、溶けるまでに焦げちゃうので、

鍋に半分弱のお湯(65℃以上)を沸かします。

っで、65℃を超えたお湯に、ドボーン!っと昨日、採蜜した「蜂の巣」を

放り込みます(* ´艸`)

前回と違って、採蜜したてなのと、大雑把に不純物を濾したいので、

採蜜時に吊るした網ごと入れてます。(賢くなったでしょ?)

往生際の悪いミツバチや、サナギや幼虫が・・・幾分か混じってるので、

この行程で「煮出す」ような感じで濾すと、後の作業が楽です。

 

・・・・・甘いハチミツの香りと共に蜜蝋成分が、アッ!っと言う間に溶け出します。

(↑この作業時に、残ったハチミツの甘い香りがしますが、実際の蜜蝋には

この臭いはしません。香料とかを入れない限り・・・・・(笑)はね?)

アレだけあった「巣の抜け殻」がアッ!っと言う間に溶けてました。

十分に溶けたのを確認したら、それを網で濾します。

「豚の角煮」を作るときに、浮いた脂分やアクを取るように、上に浮いた油(ロウ成分)

だけを、お玉ですくい取ります。

 

この時に、網の下に冷たい水を用意して、油を濾しながら冷却→凝固させます。

多少のお湯(油(ロウ)じゃない成分)が混じっても、ロウ以外は固まらないので

大丈夫ですヨ♪)

まるで、「天ぷらのサンプル模型」を作るように、天かすみたいに浮いて固まります。

んま、やってる事は「熱いロウを冷たい水にポタポタ落とす」なので、原理は同じですね。

うわぁ~!!ホントに、「天かす」みたい~ぃ!!(* ´艸`)

コレで、蜜蝋だけを分離&凝固させられました♪

簡単なようだけど、このロウ成分は65℃以上のお湯で無いと、洗剤でも落ちないので

別に、お湯を沸かして、そのお湯で用具に付いたロウ成分を溶かして洗いながらの

作業です。その洗った鍋も、お湯で洗わなきゃダメなので、結構・・・面倒です(~~;)>

結局、2つ(ウチ1つは2個分くらい巨大だから、巣3個分くらいに相当)の採蜜で

バケツ(ラップしてるヤツね?)約4杯分のハチミツと、コレだけの蜜蝋が採取できました♪

先ほど濾した「天かす」のような蜜蝋を、更に(今度は、お湯を入れず)に鍋に入れて

熱して溶かし、容器(ウチは灰皿です)に移して冷却→凝固させれば完成♪

入れる容器は、タッパでは無く、金属製&ガラス製にしないと、容器から

取れないときに、ゼリーみたく容器を熱して外す事が出来なくなりますからね。

この形で20個分くらい純粋な蜜蝋が取れました♪(大漁♪大漁♪)

 

いくつかの蜜蝋は、次回の巣箱製作時に「蜂をおびき寄せる」為に使うので、

残して、それ以外を今度は「蜜蝋WAX」にします。

(採蜜時もミツバチが寄ってきますが、この蜜蝋作りの最中も(巣の材料を取りに)

ミツバチが寄って来るので、気をつけましょう!)

さっき、濾して灰皿に凝固させた、純粋な蜜蝋を再び、テフロン加工の鍋に入れて

65℃まで熱します。純粋な蜜蝋になってれば、そのまま鍋に入れて火にかけても

焦げる前にちゃんと溶けます。

ソコに「エゴマ油」や「亜麻仁油」や「ボイル油(亜麻仁油を酸化重合させた油)」で

薄め(割り)ます。2倍~3倍くらいでしょうか?テキトーでもOKです。

 

ロウ成分が多いと、撥水性は高いですが、固くて塗り込みにくいし、薄め過ぎると

クリーム状から凝固しないので、塗り込み易いですが、ロウとしての働きは弱まります。

どれが正解!と言うのは無いので、各自のお好みで。(#^o^#)

 

今回は、同じ亜麻仁油成分のワトコ・オイル(ダーク・ウォールナット)を適量混ぜて

「色付き蜜蝋WAX」を作りました。右が「濃いブラウン」左が「薄めのブラウン」って感じに。

ココで着色させるのは、顔料でも良いのですが、「ワトコを塗って→蜜蝋仕上げ」の時の

塗り&拭き上げを一発で済まそう!って安易な考えです。(~~;)>

食器や子供用の木工には、別に「亜麻仁油」オンリーの自然派WAXも作りました♪

画像は精製直後で、熱いので濃い色の液体ですが、この後、固まったら白っぽい

クリーム状になります。

うーん・・・・コレって・・・完全に「木工屋さんに限定された」蜜蝋WAXですねぇ・・・。

「売って欲しい!」って人は、直接言ってください。数に限りがありますから。

 

そそ!「純正 百花蜜」は、ビン詰めして蘭ingで販売する予定です。

一応、調理師免許持ってるし、衛生面には気をつけてますが、ハチミツは生ものです。

抵抗力の無い零歳児にはハチミツは厳禁ですので、ご理解頂ける方に限ります。

 

販売許可かぁ・・・何かイチイチめんどーなので、販売するか?微妙かも?

まーホントに「食の安全」と称して、法律で雁字搦めにしちゃった近年。。。。

折角、作っても・・・・・売ろう!って気が失せちゃうわ(~~;)>

 

めちゃくちゃ新鮮で、香り高くて、甘いのにコクがあって、後味のキレが良い、最高の

ハチミツで美味いんだけどなぁ・・・(ボソソ)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です