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泣けて来ちゃった(ノД`)

もう、徐々に木工作業をボチボチ再開しているのですが

何にも知らない生まれたての左手君は、まだまだ・・・

作業もおぼつかないし、筋力が足りず、危なっかしい。

素人同然だから不意に絶対に置いちゃダメな位置に

左手が疲れて休もうとする。

「あっぶねぇなぁ!」ゞ( ̄∇ ̄;)ッタクッ!

と自分の左手に叱る私。

(* ´艸`)

MTのクラッチペダルも慣れて来てるが、繋ぐ瞬間、

ミートの一瞬の「溜め」が出来ない。

脳の「こうすれば良い」記憶はあるんだけど、実際の

左手&左足の感触には「この辺で、この位だったかな?」

が全くない。

「口うるさいベテランの右オッサン」が「ヨチヨチのド素人

初心者の左君」にみっちり指導してる感じ。

(* ´艸`)

先日も書きましたが、「左手&左足が培ってきた感覚」は

スッカリ抜け落ちて、全く新しく脳指令を再構築してるので

ホントに「リセットボタンを押しちゃった」感じ。

まぁ・・・コツややり方は知識や記憶として覚えてるから、

またイチから左手君に感触を覚えさせつつ仕込めば良い。

(*´▽`*)

ただ、「この包丁、ちょっと研いで」とか・・・・

「リンゴをさぁーっと剥いて・・」みたいな、今まで楽勝だった事が

全くの素人になってるから、ちょっと凹む。

(*´σー`)エヘヘ

特に右脳でも左脳でも、脳梗塞を患うと感情のセーブが

効きにくい。涙を堪えたり、笑うのを我慢したり、悲しく

なる気持ちを抑えるのが、とても下手になる。

だから、ひょんな事で悲しくなると、一気に淋しく感じて

ポロポロと涙が溢れてくる。

んま、人間らしくなったと言えば、それまでだけどw

っで、日が暮れて気温が下がると一気に左半身が強張りだすので

以前みたいに真夜中まで木工作業する事なく・・・・

早めに帰って家事、パートの花子(嫁)に変わって夕飯作ったり

してます。(*´▽`*)←ヨイオット

切り傷も命取りになるので、包丁も慎重に扱ってるのですが・・・

昨日、ダイコンやニンジンを桂剥きしてる時に

「全く左手が忘れてる」事に愕然とした。

いや・・・判っちゃいるんだけど、板前修業時代に人の何倍も

「苦労して身に付けたテクニックは一生モノだ!」っとばかりに

練習して向うが透けるほど薄く剥いて途切れずに完璧に出来てたのを・・・

思い出した。

(*´σー`)エヘヘ

それが・・・今では全くダイコン持つ左手に

繊細さなんて無いし、あの程よくタイミング良く回すコツも

出来なくなってる。

ぎこちないんじゃなくて、あのニュアンスと言うか繊細な

感覚が全くのゼロw

かろうじてクルクルと普通に回せてはいるから皮は

剝けるんだけど「クッ・・・」悔しくなって泣けてきた。

(ノД`)・゜・。

「なにが!一生モンやねん!;つД`)忘れとるやんけっ!」

何度も指を切って練習しまくった板前時代が走馬灯のように

思い出す。涙がポロポロ溢れて・・・我慢できなくなる。

「あの感触が全くのゼロ」

判ってはいるけど、不意に直面すると妙に淋しくなっちゃう。

「またイチから覚えて上手くなれば良いじゃん♪」

判っちゃいるんだが、つい、むせび泣いちゃう。

(*´σー`)エヘヘ

帰ってきた花子(嫁)は訳が判らず焦るんだがw

気持ちは、もう落ち着いてるんだが涙は出る・・・。

コレは、刃物を研ぐときも、テーブルソーで後コンマ2mm寄せる時も

ちょい深めに46度で切る時も・・・その都度その都度、訪れる。

その度に凹んで泣いてたらキリが無い訳ですが、結構、心に響くので

早く慣れなきゃですね♪

(*´σー`)エヘヘ

自分でも言ってるように、左手をみっちり仕込むので「以前より左手は器用」

になるだけですが、つい「苦労して修得した技術を忘れる」なんて事が

本当に起こるんだな?とても悲しい、やるせない気持ちになるんだな?

よし!また頑張ってイチからマスターしよう!っと♪

(*´▽`*)

どう頑張れば(* ´艸`)

昨日、|ω・`)チラリ・・と

今回の私の脳梗塞のリハビリは誰にでも出来るもんじゃない。

っと書きましたが、せっかく同じような脳梗塞の患者に

「諦めるな!」を伝えたいのに、それじゃあ身も蓋も・・・・

Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

ですが、それはその通りw(*´σー`)エヘヘ(´・ω`・)エッ?

当たり前なんですが、

誰でも苦も無く出来るんならワザワザ励ます必要なんてないでしょ?

誰も絶望で心が折れて諦めるような事じゃ無ければワザワザ希望なんて

示さなくて良い。当然だけどw

普通だったら、心が折れて諦める。しょうがないとしてハードルを

下げた自分を、99%の多くが、どうにか納得させちゃう。;つД`)

それが人間。それが普通。だけど「諦めないで頑張る」と

言うのは、その普通より・・・・必ず高難易度になる。

超えられるかも判んないくらいの嵩みなの。

モチロン、俺様だったから・・・の自負って意味じゃないけど

他の人だったら、冷静に考えて本当に回復なんて絶望的だし、

何か「このくらいだったら頑張れば、この位まで回復しますよ?」的な

指標みたいなモノは無い。あるのは私が医師に言われた「残念ですが

左手は麻痺が残り不自由なまま、左足も麻痺が残るので、手すりに

掴まって伝え歩き位でしょう」←これが傷つけず、やんわりと本人を

納得させる落としどころ。

諦めの悪い私じゃ無かったら「命があっただけでも」で、コッチだった筈。

どっちが良い悪い&努力したかの話じゃないよ?

でも、もし「ですよねー」で納得してたら、今の回復は無かったの。

(´・ω`・)ソッカァ・・

パラレルワールド的に、もし、あの時、医師の言う通りの妥協点で

厄災だったと打ちひしがれたママだったら・・・その選択をしたもう一人が

まさかの今の私の回復を見たら、悔やむに悔やみきれないだろう。

「どうしてだ!どうして!あの時!(ノД`)・゜・。」と悔やむ筈。

でも、実際には・・・現実はもっと残酷で・・・・・

ソッチの私には今の私の回復は、どうやっても知り得ない。

きっと万が一、見れたとしても

「アレは私より発見が早く脳ダメージが軽傷だったのだろう」

「私より若いからきっと回復したのだろう」でどうにか納得してしまう筈。

判るかな?

実際、退院までに何度も同じような脳梗塞患者に言われた。

過去に患った方からも「軽微で良かったね」と言われた。

人は自分が体験した事しか知り得ないし、自分の選択や努力、

ましてや無理にでも、どうにか納得させた自分を覆す事は出来ない。

┐(´∀`)┌ヤレヤレ

だから、同程度の脳梗塞でも、本当に本人の努力次第で回復量は違う。

ホントに「立つのがやっと」「歩くのがやっと」が大半の筈。

脳のダメージ具合も個人差が大き過ぎMRI脳画像以外、見た目では判らない。

しかし、その努力と言うのが「がんばってー」の声援に応える程度の

生半可なモノでは無く「コレでどうしろと?」「こんなモン出来る訳無い」

の連続なのw

私は、その時も前例が無い訳だから「はたして自分の願望は叶うのか?」

とも向き合う事になる。

今だから言えるが登ってる最中は登ってるのか?下ってるのか?

合ってるのか?間違ってるのか?たどり着くのか?

すら判らない。

でも、人生の中で幾多の試練や逆境を乗り越えてれば・・・・

「そもそも世の中は、何でもいつだって、この位に不親切でハードなもんだ」と

判ってる筈。だから私は頑張れた。

(*´▽`*)

でも、そうじゃない人は普通は頑張れない。辛いとか苦しいとかとは別に

「何をどうすれば良いのか?どう努力すれば良いのか?」が判らない筈。

現実、何不自由なく普通に生きてても、この問題にぶち当たる人が多いのにw

そして、どんな優秀な脳外科医でも、有名なリハビリ療法士さんでも

実際には、殆どの場合「自分では症状を体験してない」って事なの。

┐(´∀`)┌ソーイウコト

知識やデータや経験則、通説はたくさんあっても、患者さんに

「こういう時はこう脳で指令すれば動くようになる」「脳から指令を

送ると言うは、こうやって・・・」とは教えられないの。

(´・ω`・)アッ・・・

客観的に見える、歩く時の筋肉の動かし方は教えてくれるけど、

手の伸ばし方、筋肉の使い方は教えてくれるけど・・・・

念力のように気張って念じても動かない筋肉を、どうすれば

動くようになるのか?医師は知らないし、教えようが無いの。

┐(´∀`)┌ヤレヤレ

判る?正解は無いし、教えてくれる教授は居ないし教科書も無ければ

前例も無いの。

┐(´∀`)┌ヤレヤレ

でも、私は今までも奇天烈な発想やお客さんの無理難題を

答えも正解もやり方も前例も無い中で解いて具現化してきた。

だから、私以外にも逆境にも耐え一筋の希望の光を見出す事は

出来る筈。そー言う意味よ?無我夢中、がむしゃらに成れるか?

どうかの話であって・・・

「誰でも簡単!脳梗塞でも後遺症ゼロに!」のハウツー本じゃねーのw

こーやれば動くようになりますよ?の前例じゃ無いの。

その程度だったら、そもそも指し示す必要ないでしょ?

「絶対に無理」と言うその先に・・・の話。

多分、私と同程度のダメージで、私より不自由なままの人も多い筈。

でも、納得してるならそれで良いんだし、ワザワザ蒸し返そうなんて

気は毛頭ない。とてもセンシティブで、医師にも判らない本人以外

誰にも判らない領域だから。

しかし、私が大大的に目立てば、脳梗塞を患った患者は落ち着かないし

啓蒙ってのじゃない。そんなん、誰でも、あの状態に陥ったら、

絶望で打ちひしがれたら・・・こんな文章じゃあトゲがあり過ぎて

聞き入れられない筈。

でも、潜在的にでも記憶の片隅でもあれば、万が一自分がそうなった時に

「絶望って決めつけないで、よし!頑張ろう!」と言う気が芽生えて欲しい。

50歳にして半身麻痺で嫁に介護を強いて色んな夢を諦めるのは勿体ない!

医師が言ったんだから、その道しか・・・・無いんじゃない!

色んな可能性や明るい未来、今より数倍納得する人生、一発逆転、起死回生!

その道を閉ざしてるのは・・・・・結局は自分なんだって!

(*´▽`*)

新生!左半身1年生(* ´艸`)

去年の年末に脳梗塞を患い、リハビリで驚異の復活を

遂げた私(*´σー`)エヘヘ

お蔭さまで、日々リハビリしながら木工作業再開に向け!

日々、身体を慣らしてます。

っが、こうなると周囲の皆さんが抱くイメージと・・・

実際の私の症状&回復との齟齬が出てるような?

( ̄~ ̄;)ウムム

あのぉ・・・リハビリを頑張りまくって後遺症を減らして

障害者手帳の申請しませんし!要介護認定でも無い!ですが

「後遺症ゼロ」=「スッカリ元通り」では無いです。

┐(´∀`)┌ヤレヤレ

(たまたま昼間に脳梗塞になって早期発見で緊急入院してtPA剤で

脳ダメージ軽微で治って翌日退院みたいなのでは無くて・・・)

(*´σー`)エヘヘ

私はガッツリ右脳にダメージを食らって、左半身麻痺と言語障害

「左手は動かず伝え歩きがやっとだろう・・・」くらいの

大半の左半身の左手と左足の運動神経は壊滅的ダメージ。

コレは治んないです。

;つД`)ソーナノ・・・・(´・ω`・)エッ?

「もうスッカリ元通り」でも無ければ「徐々に回復して行って

左半身も昔の感覚を取り戻し・・・」も無いです。

Σ( ̄ロ ̄lll)エッ?

右脳の運動神経の大部分が壊死し、脳細胞は復活しません。

スッコーンと抜け落ちてリセットされてる感じだから、

「徐々に慣れる」と言ってるのは、骨折やケガ回復の時のような

「そのうちに昔の左手&左脚の感覚を取り戻す」のとは

根本的に違います。

そんなんで治るんだったら二か月半も入院しませんw

「運動神経も記憶も全く無くなった」の。Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

左半身の身体&筋肉は50歳のオッサンですが、ソコに指令を出す

右脳運動神経の大半は新生児なんです。

β(□-□ ) フムフム

「へぇ・・・すっかり後遺症も無く元通りになって良かったぁ!」

っと・・・・・・みえるかも知れませんが、そんな甘い訳ないの。

┐(´∀`)┌ヤレヤレ

今、自立して両足で歩いたり左手を動かしてるのは、全く新しく

「失われた運動神経を迂回して別の脳神経を再構築して動かしてる」

ので、懐かしさは微塵も無い。

「あー・・・なんとなくこんなんだった?」思い出した!なんて

以前の感覚が戻る訳無いの。

(ノД`)・゜・。

だから、まだまだ新生児並みに洗練されてない無駄だらけの指令なので

無茶苦茶疲れるし、ぎこちない、バランスとるもの下手だし筋力も無い。

(厳密には筋力は衰えてもあるのだが、その筋肉に上手く指令を出せない)

左半身の運動神経部分、右脳の約半分がゴソッっと抉れて無くなってる。

と言えばイメージ的に判るかな?

「えっ?大怪我ですやん。良くそれで・・・歩けて動いてますよね?」

そうなのwだから快挙なの。奇跡的回復なの!

( ´,_ゝ`)プッ

一般の人には「たまたま早期発見で後遺症が少なかった」風に

勝手に良いように解釈されてしまいますが・・・・

夜に起きた時には、もう半身麻痺だったの。緊急搬送でtPA剤投与で

一時的回復はしたけど、再度詰まったと言うか、もう時既に遅しで

右脳の「左半身の運動神経」は手遅れで壊死しちゃったの。

↑コレはもう二度と復活しないし脳細胞が生き返ったりしません。

なのでMRIの私の脳画像は右脳の中心に近い側の大半が壊死してます。

だから、左手は動かないだろうし、歩くのも困難。な後遺症確定だった筈。

(ノД`)・゜・。

それを・・・ド根性のリハビリで(新たに)左手が動くように、

(新たに)左足が動くようにして克服してるの。スゲー事なの。

だからリハビリ学会で発表するって事なの。

だから・・・言っちゃうと脳梗塞患者、誰しもに「諦めない希望」と

して思って貰えるのは、とても名誉な事だけど・・・・・

同じような脳ダメージの患者全員が、私と同程度まで回復するとは

正直・・・・思いません。

死ぬほど大変だもんwたぶん、心が折れて無理だと思うw

┐(´∀`)┌ソーイウコト

なので「徐々に慣らして」とは言っても、新たな新生!左半身に

これから必死で50年ベテランの右半身に追いつこう!と言う・・・・・

気が遠くなるような話で、「徐々に昔の感覚を取り戻す」ような

甘い話じゃないです。

(*´σー`)エヘヘ

一般の人には、自立して歩いて左手も動かせて喋れるから

「すっかり治って、元通りに(ノД`)・゜・。」回復してるように

見えるので「また元の感覚を徐々に取り戻して頑張って♪」っと言う

勝手な解釈が生まれてるんだと思います。

┐(´∀`)┌ンナワケナイ

人間の脳の神秘と言うか、周囲組織や他の細胞や機能がカバーして

全く新しい新生!左半身(見た目はオンボロのオッサン体系w)なの。

だから「(半身)生き返った」とも言えるし医師が驚いてるのw

(*´σー`)エヘヘ

今後も頑張って、また以前のようにモノづくりを頑張って行く所存ですが

身体を慣らしていけば「そのうちに昔の感覚を取り戻す」類では無く

「今から新たに左半身にイチから全ての動作を叩き込む」訓練なの。

似てるけど全然違う。

んま、頑張るのは私だし、ココまで頑張ったんだから、なんとしてでも

昔並み、いや昔以上に器用になってやろうと思ってますが・・・・

「いつからまた元通りに出来るんですか?」と言う問いに(´・ω`・)エッ?

「えっ?ちょ・・待ってゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ!」って、ビックリするくらい

殆どの人が「元通りに戻る」「昔の感覚を取り戻せるんでしょ?」と

思われてるので、改めて書いてます。

「そんな骨折程度の甘い話じゃねーの。今からイチから覚えるの!」

モチロン、全ての人に理解して貰えないだろうし、コレやって出来た

トコロで「また木工を再開したのね」に過ぎないw

どーだ!凄いだろ?っと言いたいのでは無くて、んま、これから

無理難題でも、やっていくしか無い。前例の無い長い道のりですが

リハビリの成功体験から推測すると、たぶん数年は以前よりも

ギコチナクて、もどかしいだろうけど・・・頑張れば以前よりも

左半身が器用になるだろう?と予測してます。

なので「新生!らふの左半身」にご期待くださいね♪(≧▽≦)