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為せば成る

「為せば成る、為さねばならぬ、何事も、

成らぬは人の為さぬなりけり」

江戸時代の米沢藩主の上杉鷹山が次期藩主に送った

有名な言葉。

私は、元々あまり好きな言葉では無かったのだが、

たぶん・・「ならぬ」と言うのが強制っぽく感じてたんだろうね。

ですが年齢を重ねると意味がまた違った角度で取れて、素直に思う。

β(□-□ ) フムフム

意味はどんなことでもやろうと思って努力すれば、必ず実現できる

ですが、次の一節の「無理だと思ってあきらめ努力をしなければ、

絶対に実現できない」ココが正に大事。

人間、なかなか成果が出ないと、やる気が続きません。

「継続は力なり」と言えども「手早く諦め、見切りをつける損切り」

も大事な訳で、その見極めをしようにも・・・・・

成果や進捗など精査する材料が少ないと、たたでさえ辛いので

もはや「損切りした方が良いのかも?」と勘違いしやすい。

( ̄~ ̄;)ウムム

大事なのは、これら数多の格言と言うものは、

後人を励ましたり、その真意を旨く言い当てているのでは無くて・・・

(前途の「受ける側が意味を正しく受け止められない」場合が殆どなのでw)

結果から後に、納得する為の決めセリフ的な要素が強い。

つまり、この格言をマトモに信じて、事を成し得た人間のみが

成し得た後に「ああ・・なるほど」と納得する感じ。

( ´,_ゝ`)プッ

この言葉の意味合いが合ってるだの、座右の銘に選ぶかどうかなんぞ

成し得てない者が、とやかく屁理屈をこねくり回そうが、どーでも良いw

┐(´∀`)┌ヤレヤレ

「やったら判る。何事もwぎゃーぎゃー偉そうに言う前にやってみろ」

です。

もう少し掘り下げると、人間は自分の信じた事を正当化したがるのでw

例え、最終的に成し得なかったとしても、間違っては無かったと納得が行く。

昔から思うのだが、「ホイホイ周囲から煽てられた」者が、やがて

多くを巻き込み実力以上のチカラを得て、大義を成し得るし・・・・

どんな天才も成功者も、それなり以上に厳しい努力をしてきてる。

凡人には、その努力すら、きっと持って生まれた才能で楽してる風に

思ってしまうが、全く勉強せずに常に学年トップは決して取れない。

一流の人こそ努力は怠らないし、決して手を抜かない。

どちらかと言うと、凡人はスグに慢心して成果を欲しがり、

努力が足りなかったり成し得なかった時の言い訳ばかり考えてる。

そりゃあ、そういう卑怯でイジケル愚か者とは「頭の出来が違う」のだし

「住む世界が違う」のかも知れない。

向うが一段高いのでは無くて、自分が一段低い事に気付いてないんだから。

かく言う私も、若い頃は斜に構えてたし、言い訳ばかりでしたからw

(*´σー`)エヘヘ

っで、今回、脳梗塞を患い、元気だった自分がある意味、見下してた

「自分のケツも拭けない甘えた弱者」に否応なしに成り下がり・・・

カッコ付けようが強がろうが、どうにもならない逃げの全く効かない

窮地に追い込まれた。

もう、健常者と体力、身体機能的に同格は無理。以前の自分には

どうあがいても戻れない。

Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

あの夜・・・・

t-PA投薬の効き目が落ち、徐々に再び左半身が麻痺し

呂律が回らなくなっていく、成すすべない自分が

本当に情けなく、恐怖と失意のドン底に蹴落とされる・・・・・。

(;´Д`)アァアァ・・・・

今まで健康で体力に自信があり、多少の無理が効き、

何をするにも、器用で要領が良くスグに修得し・・・・

不器用な人を助け、技術を武器に生業として同業からも

一目置かれてた自分の得意分野が全て崩れ落ちる・・・

Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

器用は、だった、で、過去のモノとなり、実に不器用な

茶碗ひとつ持てないドンクサイ自分がはがゆく相当に凹む。

(ノД`)・゜・。

ある意味、器用が得意げで自慢でもあったので、それら今まで

磨いてきたモノ自体が全て無くなると・・・・・・

恐ろしい程に自信を失う。

;つД`)

「俺に任せとけ!貸してみろ。楽勝だよ♪」そう言えるモノが

何一つ無くなる・・・。

「はがゆい」「もどかしい」

この言葉がグルグルぐるぐる何をするにも付きまとう。

そんな底辺から「為せば成る」を本気で信じ

無我夢中で実践してみた。

モチロン、最初は「全く手応えが無い」

(´・ω`・)エッ?

合ってるか?間違ってるかも?やって出来るのかも?

やり方も、努力の方法も、弊害があるのか?無いのかさえ

どっちに進めば正解なのか?たどり着くかさえ分からない・・

完全に真っ暗な大海原だった。

しかも、じっとしてると自分がドンドン沈んで溺れる・・・・

と・・取り合えず・・・の予断も、落ち着く暇も一切無い。

「まぁ・・慌てずリハビリをコツコツ頑張って・・」

適当で無責任なもっともらしいウワベのやさしさは要らない。

┐(´∀`)┌ヤレヤレ

脳梗塞は発症(つまり脳細胞が壊死して)約2週間、

(脳のダメージを受けていない他の部分の記憶が残ってる間に)

大まかでもシナプス結合を進めないと、その後の絶対的な回復量が

決まってしまう。

医師は決して患者を急かさないが、実は猶予なんて全くないの。

;つД`)

目を開ければチューブだらけで左半身がピクリとも動かない

自分と直面する。逃げたくとも起き上がることすら出来ない。

泣いても、左目が濡れてるのかさえも分からない。

うずくまりたいが、頭を抱えようにも、それすら不可能。

感情は、情けないも恥ずかしいも通り越して何にもない。

そんな状況で「為せば成る」本気で信じたの。

やがて、戻る見込みの無かった半身の神経は戻り、

麻痺も次第になくなった。

細かい部分は割愛しますし自分で言うのはなんだけど・・・・

「ムチャムチャ死ぬ気で頑張った」の。

(* ´艸`)

成果と言えば成果だが、やり始めても当面は、全く

無反応で「良くなっていく」そんな気配すら無かった。

逆にワンテンポ遅れて、成果と言うか、やった努力が

徐々に見え始め、面白くなってもっともっと頑張って進めた。

誰かに褒めて欲しいからでは無い。

自分の為。自分の将来の為。自分の人生の為。

全く苦とは思わなかった。無駄になるかも?

そんなチンケな発想は全く思わなかった。

イメージで言えば・・・真っすぐ。一直線だったように思う。

何かに通じてるんだろうな?とか思ったが・・・先は

ずーっと先で見えねーし、そんな事は気にならなかった。

っで、結局、左半身麻痺どころか・・・・

一人で自立歩行出来て・・・風呂もトイレも一人でOK。

リハビリ退院までに「ラジオ体操第一」が指先ピン!と

伸ばしてシッカリ通しでノーマル速度で出来て・・・・・

縄跳びを10回(最長23回)ちゃんと飛べて・・・・・

反復横跳びを20秒で32回(平均は45回)出来て、

左半身の痺れは無く、左手握力も25kgまで回復した。

こんなに長いブログ文章も左手が使えるからこそのタイピングで

以前より、もはや早く打ててるw

っで・・・思った。

「ああ・・・こー言う事か?ホント為せば成るもんだなぁ・・」

馬鹿みたいに、この言葉を信じて良かった。

(*´▽`*)

案の定、他の患者や一般の人は回復した私を見て・・・

「あー・・・発見が早く脳ダメージが少なかったのだろう?」

「ま・まぁ・・・50歳と言ってもまだまだ若いし回復が早いだろう?」

こー言う風に自分が納得しやすい落としどころに勝手に落とし込もうとする。

( ´,_ゝ`)プッ

多分、やり始めた時は、縋りたい一心で・・・

私もきっと解釈を間違えてた筈。

(*´σー`)エヘヘ

っでも、成し得た今だから判る。ホントに為せば成る。

座右の銘では無く、モロに自分で体現した。

「上杉さん!マジ本気で、ぱねぇっすね♪」

足元にも及ばないけど・・・私なりに精一杯、人生で一番努力したw

(* ´艸`)

やる前からクヨクヨ言うなってw言えるだけマダ甘えてんだよw

追い込まれた時にどう動くか?であって、どうにでも自分で

動ける間は片鱗にもヒントにもならねーよw

やろうが、やらまいが、時間は万人に等しく秒速で過ぎていく・・・

人生の寿命は生まれたその日から、導火線のように燃え進んでる。

立ち止まろうが、ゆっくり行こうが好きにすればいい。

でも、やらなきゃホント始まんない。やんなきゃ成し得る事が

出来ない。

やっても無い。成し得ても無い自分がアレコレ予測を立てても

頓珍漢だろうし、そもそも、どうやって実現して未来を掴める?

┐(´∀`)┌ソーイウコト

結局、進むしかねーし、やるならトコトンしかねーの。

ホント、やっと、この歳になって理解出来たワン♪

(* ´艸`)エラソーニゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ!

不安症なんだってばw

「脳梗塞」って聞くと誰でも嫌なイメージがあり・・

「お若いのに・・・・」「親も患った事が・・・」とか

また逆に(予防して防げるものだとして)

「恐いですね?予防方法は?」

とか「再発とか恐いですよね?今後は注意して・・」

とか・・・まぁ・・・好きな事を言われますw

( ´,_ゝ`)プッ

コレがね?今の世の中、ひとり一人が傲慢で誰しもが

「不安症に掛かってるよ?」っと言ってるのw

┐(´∀`)┌ヤレヤレ

誰でも怖い。避けるモノなら避けたいし防げるものなら防ぎたい。

当たり前です。

でも、地震に備えるとは言っても「防災グッズ」「避難所の徹底周知」

「災害時の避難の心得」「地震保険」「家財保険」くらいのモンで

地震そのものを止める&避けられないのは社会許容してますよね?

┐(´∀`)┌ヤレヤレ

ガンも心筋梗塞もアルツハイマーも、くも膜下出血も誰でも怖い。

地震も台風も大寒波も猛暑も水不足も火事も飛行機事故も誰でも怖い。

人は、恐いモノの対象がはっきりしてると「恐怖」に感じ、ハッキリと

判らない(判ってない)モノに「不安」を覚える。

「死ぬのは嫌だ」コレは不安です。ですが、コレに死亡原因を足すと

「私も脳卒中で半身麻痺とか絶対にヤダ!」と恐怖になる。

でも、予防できるなら私は予防を怠ったから?脳卒中患者全員が予防を

疎かにした罰かなんかで患ってるとでも?防げただろうとでも?

┐(´∀`)┌ヤレヤレ

じゃあ、地震止めてみせろよw( ´,_ゝ`)プッ

脳卒中と地震が同じって意味じゃ無くて・・・・

うーん・・・ハッキリ言って・・・

毎年健康診断受けてても、毎日欠かさず血圧測定してても、

高血圧症の薬飲んでても、有機野菜で減塩で無農薬食ってても

私は脳梗塞を避けられたとは思わないよ?

┐(´∀`)┌ヤレヤレ

むしろ、こういう不安に付け込んで、無いモノに理由をこじつける

「高血圧が」とか「農薬が身体に悪い」とか「水分取れ」だとか

そう言う「努めやすい」憂い回避と言うか「不安解消」ビジネスが

蔓延し過ぎて、何か原因があって、ソレを回避できるんじゃないか?

(結局、ソレは当人に芽生えた不安を解消するだけにしかならないけど)

っと言う傲慢さが世を混沌とさせてるのが良く判る。

判り難い?じゃあ「脳梗塞は誰にでもいつでも起こり得る」と

ココを見てる全員が理解出来てる?( ゚д゚)ハッ!

だから今回の脳梗塞が不運だったと言いたいんじゃない。

避けられるんだったら避けたいわw←コレ本音w

不安になるな!とは言っても無理だし、その不安原因を探って調べて

恐怖に変換する行動も全く意味ないよ?とは言っても止められない。

「不安」→「恐い」→「どうすれば防げる?」→「調べて余計に不安になる」

を延々繰り返す。病気だけでなく、保険でもスマホでも住宅ローンでも・・・

何でも検索理由が不安発端だったら、なんにも回避も解消も出来ない。

そもそもね?・・・

人は安定すると「この幸せはいつまで続くだろうか?」と勝手に

不安を自分の中に芽生えさせる。生きてる内に自分以外に降りかかる

災難を見て不安を掻き立てられる。

でもね?情緒不安定じゃ無くて、不安を抱えながら社会許容して

共存していくしか無いの。人間は脆く、命は儚いの。

┐(´∀`)┌ヤレヤレ

儚いからこそ、大事にするし、弱いからこそ助け合うの。

その人間の脆さの大原則を当たり前のように忘れ・・・

いつしか傲慢に付けあがる。自分では野生なら飲み水も確保できない

弱小がw自然災害を止めた事も無い人類がwついつい、もう地球を

支配しつくしたかのように・・なにが「私たちの地球」だw

┐(´∀`)┌ヤレヤレ

傲慢も、はなはだしいw

現代でも、弱っちいままで自分で不安を作っては怯える始末w

( ´,_ゝ`)プッ

だからね?昔の人は「人間は考える葦である」と説いたの。

風が吹いたら揺らされ、嵐が来たらなぎ倒され、水が枯れれば干からびる・・

翻弄され弱いながらも生きて行く・・・・それしかねーの。

確かに「飛行機事故」をどうしても掛けたいなら「飛行機を利用しない」

って手段はある。自動車事故から身を守るなら家から一歩も出なきゃいいw

( ´,_ゝ`)プッ

でも、ドンドン自己規制が増えるだけで、そんな事は出来ないし、そもそもの

飛行機事故の原因は当人の予防とは別のトコロ(整備とか安全策とか)にある。

えげつない話だけど、言ってしまえば不幸な航空機事故があったから繰り返すまいと

尊い犠牲から墜落しにくい安全策が講じれてるのw

┐(´∀`)┌ヤレヤレ

飛行機は落ちると大勢の被害が出るけど、利便性との天秤で、社会許容されて

存在してる。数多の病気も、全部人類はまだ駆逐で来てないし、地震や台風には

人類は未だ成すがままなんだけど・・・・ちゃんと社会許容してるの。

不安がったら「いつか天が落ちてくるかも?」になっちゃう。

不安とは共存するしかねーし、社会は満たされモノが何不自由なく溢れてる時代

そんな時代で確実に購買意欲を掻き立てるのは「不安」であり、その不安商法を

毎日大量に浴び、ふと、人間の傲慢さが出ると・・・・今の世になっちゃう。

人はいつかは必ず死ぬし、貴方も私もいつかは絶対に死ぬ。

そして死ぬその時まで自分の死は判らないし、先日「もうダメかも?」の

私の予想は見事に外れて、今、ブログを書いてんのw

( ´,_ゝ`)プッ

不安がっても心配で気を揉んでも根本原因は解消せず、何も変わらない。

襲るに足りんモノに怯える必要など無いし、取り越し苦労はタダの無駄。

予防出来るモノは徹底して防げばいいけど、出来るモノと出来ないものが

あり・・・・最近で言うと「新型コロナ」は防げなかったよね?

「ロシアウクライナ戦争」も防げなかったし「トルコ地震」もw

んね?思いあがって机上の上で右往左往してんのよw

「脳梗塞?心配だわ」・・・・・してもしなくて何にも変わんねーだろ。

予防にはならんが、無駄に沸いた不安な心を落ち着かせたいなら

「水分を良く取って、玉ねぎとか食べると良いですよ?」

( ´,_ゝ`)プッ

その程度のもんなの。リスクを考えるのは、賢く利口なのでは無くて

「不安症」って心が弱い故の病気なのw

桃の節句(* ´艸`)

早いモノで、もう3月3日。

今年は年末に入院してて正月どころでは無かったので

(*´σー`)エヘヘ

年末の大掃除も初詣もおせちもスルーで┐(´∀`)┌ソリャソーダ

何となく・・・・・時節感覚がズレてる。

大寒波だー!積雪だぁー!とか騒いでたのは知ってるけど

窓の向こうの世界で、傍観でしたからなぁ。

(*´σー`)エヘヘ

そうそう!

私の退院も朗報ですが、実は昨日は実姉apoisの娘、つまり姪っ子が

無事に男の子を出産したらしい♪(≧▽≦)

丁度、時期的に退院と重なると思ってたけど、良い事が重なると

嬉しくなっちゃいますね♪

私の近況ですが、驚異的な回復とは言え、ダメージが浅かった訳では

無いのでまだまだ、退院後も歩行訓練など自主トレを重ねて、

もう少し歩けるようになったり、不意でもバランスが取れるようにと

これからも当面はリハビリ優先です。

退院=さぁ!元気に明日からバリバリ!っと・・・・・・

そんな甘い訳では無いです。死に掛けましたからw

(*´σー`)エヘヘ

ココの温度差が人によって(特に年齢によって)スゴク差が

あって、面白い。

隣の80歳の婆さんは、退院して歩いてる姿を見て「死人が蘇った」

ような、本当に驚いて慄くような態度でしたw

当時の感覚だと脳梗塞=寝たきりか?中風で障害が残るのが一般的で

半分、諦めてたと言うか覚悟してたのに拍子抜けみたいな感じ。

棟梁かっちゃんも、相当に落胆してたらしいが、退院して後遺症が

ほぼ見えない私を見て、本当に信じられない様子で思わず身体を

ツイツイ触りに来たくらい。

近所の噂を聞きつけた自治会の爺さんも散歩してる私を口を

あんぐり開けて、ボーっと見てますw

たまたま居合わせた高齢のお客さんも「こんなに回復するなんて!」

と拝み始める始末w

年齢的にも身近な病気で、昔の後遺症やむ無しを知ってる高齢者は

だいたい、揃って同じような反応。

一方、同年代~40歳台未満は、そもそも脳梗塞は知識として

知ってるけど・・・程度で良く判ってない。

「後遺症なんて今の時代、ないらしい?」とか勝手な憶測でw

風邪か?骨折程度に思ってる人が多い。

私の回復度合いも「へぇ?良くなったんですね?」と言いながら

全く理解してない感じ。当然ですね。

コレ、脳梗塞になった人や関係者だと判って貰えるんだけど・・・

「きっと若いし脳のダメージも浅かったのでは?」っと憶測で

置き換えて見られるのは・・・「へぇ?そう解釈して見るんだ?」って

ある意味、新鮮に感じますw

まぁ・・・どっちでも良いです。直ったもん勝ちですから♪