えーっと・・・ちょっと判り難いけど、
どうしようもない事なので、ご理解頂きたい
「木の取り合い(ロス長さ)」の話。
β(□-□ ) フムフム
以前にも書いたと思うけど、昭和以降の学校教育で
センチやメートル法の事を書いたと思うけど・・・
日本は古来から尺貫法、米国はヤードポンド法で、
後から世界統一しよう!とメートル法が日本でも採用されたのね。
・
でも、それを当たり前に学んでると「区切りの良いサイズ」と
感じるけど・・・・
実際は、人間工学にも通じる「人間が使いやすいサイズ感」と
言うのは尺だったりインチだったりします。
要は人間の身長や手を広げたサイズ、座りやすい高さ、
通りやすい通路の幅、家や家具のサイズ。そう言うモノ全て。
丁度良いから、尺もインチも古来から使われてきてるの。
ただ・・・メートル法が人間が扱いにくい妙な数値に
決めちゃった事に、本来の大きな問題点はあるの。
β(□-□ ) フムフム
私は「日本もメートル法なんて導入しなかったら良いのに」
とは思うけど、今さら正せないし使い難くても仕方ない。
┐(´д`)┌ヤレヤレ
「30センチ定規」なんて(* ´艸`)愚の骨頂w
使いやすい長い定規が30なんて中途半端な表記だけど
やっぱり単純に1尺(303mm)だったって事w
中途半端なセンチ表記も併用してるから余計に使い難い。
( ´,_ゝ`)プッ
1m80センチ20ミリなんて妙な表記になる。
1820mmであり6尺であり6フィートなのにね?
┐(´д`)┌ヤレヤレ
っで、私は出来るだけ依頼者さんからの寸法はミリに
正しく変換して「誤解が無いように」伝えてます。
(≧∇≦)b
例えば・・・30,3センチとお客さんが書いたけど、
303mmなのか?30センチと3センチ=330mmを
混同して勘違いしてる方も居ますからね。
ただ、工業規格&建築規格は全てmm表記(妙な区切りの
センチを使わない)で、先ずセンチは使いません。
でもぉ・・・モノを創らない人口が増えて・・・
別に?困らないけど?と感じる人が多いと思うけど、
製造業界や建築業界で「センチを入れたりメートル法が
正しい」と思い込んでると、ホントに困りますw
とても尺やインチは中途半端な数字に見えちゃう。
・
でも、先に言ったように家や家具や自動車や農具など
人間が使う道具は人間のサイズに合わせるしかない。
2mが数字的に切りが良くても大抵、扉は1800(6尺)
前後になるし30センチや45センチって単純に1尺、
1尺半(1尺5寸)だったりする訳です。
β(□-□ ) フムフム
っでね?ココからなんだけど、殆どの建築部材は未だに
表記上は法律で決められてるのでメートル法なんだけど
実際には尺&寸だったりSPFなどの外材はインチサイズ。
ポリカーボネート屋根も尺寸法ですし、軽天や大工もです。
( ̄Д ̄;)エッ?
つまり、畳のサイズやベニヤ板、合板のサイズは2mでは無く
910mm×1820mm。つまり3尺×6尺。
2×4材もインチだし、長さも6フィート(1828mm)
なのね。ソッチの方が「木の取りが良い(ロスが少ない)から。
┐(´д`)┌ヤレヤレ
なんだか、ややこしい風に感じるかも知れませんが・・・・
要は、殆どの一般の人がメートル法を覚えちゃったが為に
算数は計算しやすくなったけど、実際の身の回りのモノの
サイズにもメートル法を基準に考えちゃうって事ね?
β(□-□ ) フムフム
なので・・・・何気なく「じゃあ幅は1メートルで!」っと
言う切りの良い筈が、自動車に積めなかったり収納し難かったり
手で持つにはちょっと長すぎて扱いにくい寸法になっちゃうし・・・
先に言った「木の取り(ロス)」が妙に増えちゃう。
具体的に言ったら・・・例えば、サイズ指定が1mの場合。
コレが2本必要だったら910mmの次1820mmから
1mを切り出すしかない。つまり900mmなら1本で
2本取れるけど、たった100mm長いだけで材料が2倍。
残った820mmもこれまた中途半端でロスになっちゃう。
(例えば、別のオーダーが800×2本だったら1本買えば
済むから、無駄になった中途半端はロス処理し難い)
コレはベニヤ板でも、木材でも同じ。6尺&6Fから
1枚しか取れないので2倍の材料コストが掛かってしまう。
(*´д`*)アワワ
判りやすく言うと900mmから少しでも長ければ単純に
コスト2倍で・・・究極、1800mmでも材料コストは同じ。
でも2mだったら、また2倍(つまり半分取り出来ないロス)
に材料コストだけでも跳ね上がっちゃう。
45センチ(半分でロスが無い)と、たった5センチ長い
50センチ(半分で取れないのでロスが多い)でも上がっちゃう。
( ̄~ ̄;)ウムム
ただ、言っておきますが「それがダメ」なのでは無いです。
ご依頼者さんがご指定した欲しいサイズを正して!と言う
話ではないです。また、これを意識して委縮してサイズを
小さく・・・っと言う忠告でも無いです。
でも、依頼者さんが「このくらいかな?」のサイズが
メートル法で切りの良い寸法だと、反ってロスが多くて
割高になるのも事実。
これと同じで、殆どの量産品、既製品と言うのは上記理由から
45センチだったり180センチだったりする訳で・・・
それ故に指定サイズが敢えて指定で「あと、もう少し長ければ&
短ければ・・・の既製品には無いサイズ」と言うご希望も多いので
私はどちらでもOK。
ただ、大体で寸法を決めるなら、丁度使いやすいサイズの方が
良いし、ご依頼頂く理由も兼ねるのですが・・・・
「えっ?たったちょっと伸びただけで、こんなに上がるの??」
っと思われる事も、実際に多いです。
・
特に1820mmの次は3640mmなので、例えば
2mだったら一気にロスが多くてコストが上がっちゃう。
「メートル法でキリが良いのは机上算数だけ」だと言う事。
って、ご理解を♪
何度も言うけど「ダメ」なんじゃあ無い。ですよん♪
ヽ( ´ ▽ ` )ノ