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バイクの着せ替え

えーっと・・・ご存じのように去年末に脳梗塞を

患い、左半身麻痺になっちゃって・・・・・

(ノД`)・゜・。

何とか根性リハビリで奇跡的な回復をしてきた訳ですが

ヾ(*´∀`*)ノ

その時の・・・・目標と言うか心の支えに

(* ´艸`)

「いつかいつかと夢を先延ばししても今日死ぬか?も

判らないもんだなぁ・・・

日々一生懸命に生きても、いつかは必ず「志半ばになる」

のが人生の性。

私は、長年の憧れGPZ900Rに死ぬまでに、いつかは

乗りたいと思ってたけど、そんな自分都合の人生プラン通りに

行くとは限らない。もし、あの日に死んでたら・・・・

結局、乗れないまま死ぬ事になる。

なら、もっと今を生きよう。やりたいことしよう。

乗りたいバイクに見栄張って乗ろう!」

要約すると、そんな感じで・・・・

今や中古プレミアが付き過ぎてなんと数百万円は掛かる

GPZ900Rは一旦諦めて・・・

同じくらいバカっ速い高性能バイクとして有名な

HONDAのCBR1000RR、通称「センダボ」を

夫婦揃って2台で乗る事にした。

ヾ(*´∀`*)ノ

この話を聞いた当初、花子(嫁)も半信半疑と言うか、

まさか自分が1000CCもある、足がギリギリ届くかどうかの

バカっ速いバイクに乗る自信は全く無かったと思う。

中古とは言え、それなりに高額な買い物ですし・・・

女性が乗ってると「おおっ!スゲー!センダボ乗ってる!」

と、目立ちカッコいいのだけど、決して楽には乗れない。

乗るたびに、常にドキドキ緊張が強いられる・・・ってのが

彼女の本音だと思う。

私たちが選んだCBR1000RR「センダボ」と言うバイクは、

市販車でも最高速が300㎞出ちゃう(´・ω`・)エッ?

男性でも乗ってると自慢できるくらいのHONDAが誇る高性能バイク。

それを、しかも夫婦揃って2台で!っというのが、またカッコいいW

(* ´艸`)

正直、脳梗塞で半身麻痺から復活した私が乗るには

カナリのハードルだし・・・・

花子(嫁)も足がギリギリ届く1000CCもあるバイクだから

無理があるのは、最初から承知で見栄張ってる事になる。

しかし、また、何かの機会があれば詳しく書くけど、人間って合理的に

考えつつ・・・実は、内心、非合理が好きで(笑)人間の存在意義すら

あやふやなモノです。

(* ´艸`)

「見栄を張る」「やせ我慢する」「背伸びする」は決して悪い事では

無く、ソレに執着して囚われて劣等感を感じてはダメだけど、人生の

生きがいや、自分の人生に張り合いを持たせる為に、

少し見栄を張ったり背伸びしたりのモチベーションはとても大切なの。

(´・ω`・)エッ?

軽四で十分。新築で無くて十分。海外旅行に行けなくても十分。

( ̄~ ̄;)ソウソウ

確かにそうだけど、ソレを目標に仕事を頑張るのも一つの手段。

皆が出来てるなら自分も人並に出来なきゃ・・・・

なんて気構える必要は無いけど、だからって

低めの身の丈にハードルを下げ、頑張らない人生ってのは、

頑張らなくて良い分・・・

「やはり高みには届かずソコソコの人生になってしまう」ものです。

( ̄~ ̄;)ウムム

要は、追われて囚われるのはキツイけど、それだからこそ、

頑張って人より努力出来るモノでもある。

バランスよく使えば良いスパイスとして見栄を張るのも

大事って意味ね?

自分が超えられるギリギリ&達成できるかどうか?

自分でも疑わしい? ( ̄~ ̄;)ウムム

くらい「自分にとって少し高い目標」を設定するのは大事な事。

β(□-□ ) フムフム

私の場合、バイクで言ったら最高峰の高性能バイク「センダボ」を

夫婦2台揃ってになるし・・・・・

仕事だったら、設計図も見本も作り方も判らない、まだ誰も作った事の

無いワンオフ注文を請けて、なんとか具現化する・・と言うのも似てる。

(*´σー`)エヘヘ

今になってみれば、花子(嫁)は「自分の愛車」として男顔負けなくらい

センダボを軽々乗ってる。「意外に簡単よ?」なんて言うくらいにw

この高みには「えー?私にはちょっと・・・」なんて言って避けてたら

絶対に届かない訳です。

左手のクラッチ操作が今でも大変ですが、私も何とか軽快に乗れるように

なってきました。それもコレも「センダボに乗るぞ!」と決めたから。

ヾ(*´∀`*)ノ

っで、話は戻って・・・・

入院中に愛車センダボをヤフオクで格安購入した訳ですが・・・

カウル(ABS樹脂製の外装)の色が艶消し黒。

なのよね?

(´・ω`・)ダセェ・・

今どきの若者には艶消し黒って渋カッコいいらしいけど、

私にしたら社用ワゴン車の安物バンパーっぽくて余計に

安価プラスチック感が出てて嫌だったの。

ゴキブリみたいで暑苦しいし・・その上、艶消しは

ちょっとした傷やオイル汚れやリタッチでも一部だけ

テカって、スンゲー補修跡が目立つW

っで・・少し解説すると・・・・

今どきのバイクは総じて「カウル」と言うカバーで

車両全体をフルカバーされた「フルカウル」が一般的なの。

感じで言うと、車の外装パネルが全部プラスチックに

置き換わってるようなもんですね。

昔のバイクは、エンジンやメカがむき出しでカウル自体が

無かったし、整備する側から見ればイチイチ服を脱がすような

メンドクセー感覚があるんですけどね・・・

一昔前なら日本製の純正カウルが高価だけど最高品質だった。

プラモデルみたいに合わせ目もピッタリ合う精度だった。

トコロが・・・・デフレで中国が台頭してきて以来、

純正カウルを完全コピーして中国で塗装までして売る形態が

出来て来て、現在では、ほぼ完ぺきな仕上がりなの。

(´・ω`・)ヘェ・・

とは言っても、「専用設計」「車検対応」「無加工ボルトオンで

装着可能」とは言うけど、バイクメーカーに許可取ってる訳無いし

OEM生産でも無い。純正カウルから勝手に複製金型を作って

自社ABS射出成型して量産する・・・・

今も昔もたんなる「パチモン」です。

(´・ω`・)ソッカァ・・

んま、著作権無視の違法コピーなんだけど、スグに傷つく

ABS樹脂製カウルなのに日本のメーカー純正が20万円超え

で高価すぎるのも問題・・・・

で、中古市場でも中華カウルより純正カウル装着車のほうが

人気が高く高額だけど、現状、国内を走ってる中古バイクの

半分以上は5~13万円前後の中華製カウルだったりします。

(*´σー`)マジデ

なので転倒したり事故れば、バイク屋で板金や塗装をするよりも、

手軽にカウルごとポチッて着せ替えするのが一般的。

ソレと、ABS樹脂の原価が安いからなのか?量産模造カウルと

同じくらい全塗装が一般的で「特注カラーで頼んでも同額」なの。

オリジナル塗装費込みって感じかな?

純正カラーそっくりでも良いし、有名レーシングチームと

同色とか、色違いとかも、全部、塗装費も含むシステム。

なので・・・・

見た目を大きく左右するプラスチック製のカウルを

着せ替え人形っぽく気軽に替える感じなの。

っで、イメチェンと言うより艶消し黒を買った当初から

カウル換装を前提に計画してたの。

っで、私が選択したのは・・・

FIM世界耐久選手権で活躍している

日本のTSRと言うレーシングチームのカラー。

バイクのル・マン24時間耐久や鈴鹿8時間耐久にも

参戦していてバイク好きなら知ってる有名チームカラーです。

これまた、クラッチの国内シェア1のFFC(不二クラッチ)って

言う日本パーツ老舗メーカーのスポンサー色でもあります。

ヾ(*´∀`*)ノ

青地にF・F・Cの白文字って、バイク好きなら大抵は

知ってる有名なチームカラーです。

(因みに著作権無視の中華コピーなので、チームの関係者が

見たら微妙な感じになります。この辺りが「好きだから

プライベートで色を真似て塗って貰った」の消費者の感覚と

模写塗装を請け負って著作権無視してしまう行為だと言う事の

大きくズレるトコロ。 ( ̄~ ̄;)ウムム

実際、日本国内への関税対策なのか?塗装後、各社メーカーの

ロゴをテープを隠して送って来ます。

っで・・・

実は、このカウルにこのカラーは、関東の某youtuberが

自分の動画企画で中国カウル業者に依頼したのと同色。

(´・ω`・)エッ?

レプリカと言うより、特注も同額で施す代わりに以降は

同じデザインが気に入った他人も同額で同カラーリングが

発注出来るシステムって訳。

私の好きな白&青(メタリック)に差し色で赤。

有名チームなのでバイク好きからの注目もあるし、

単純にぱっと見、普通にカッコいい。映えるカラー。

もう20年も前の中古バイクには見えないし、

なんだか高価そうで速そうに見えますよね♪

んま、実際、2004年式とは言え、中身の性能は

バリバリの現役だから見掛け倒しって事も無いし。

目立つし、カッコいいので、気に入ってます。

ただ、コレはSC57と言う2004年式モデルに

(強引に)2006年式のマイナーチェンジモデルの

スッキリしたデザインのカウルに換装したので・・・・

そりゃあ、アチコチ合わないので、大変でしたW

(*´σー`)エヘヘ

本来、同じ車種でも年式デザインが違えば、ネジを

止める位置とかも違うから・・・普通は合わないの。

(´・ω`・)エッ?

まぁ・・・それを承知で、どうにか工夫して

無理やり取り付けるので「もしかして無理かも?」の

試行錯誤だったのですが、ついてしまえばコッチのモン!

カッコいいじゃん♪(≧▽≦)

細かく見ればインナーカウルや諸々と処理が甘いですが、

徐々に手直ししていきます。

とにかく、仕事終わりにガレージでφ(°ρ°*)チマチマと

結構長く掛ったので・・・やっと完成♪です。

人生最高の花見

えー・・年末に脳梗塞を患い緊急入院で何とか

命を取り留めた私。(*´σー`)エヘヘ

しかしながら現実は残酷で、脳のダメージにより

左半身麻痺に(ノД`)・゜・。

「ああ・・・・俺の人生終わったな・・」

50歳にして花子(嫁)に介護を強いるのか・・

まだまだやりたい事あったのになぁ・・・

数年前からバイクと言う共通の趣味で花子(嫁)と楽しく

あんな所やこんな所もバイクで一緒に行ってみたい。

そう思ってたのに・・・・もうバイクなんて乗れないだろうな・・・

また乗りたいなぁ・・・・残念だなぁ・・悔しいなぁ・・

(ノД`)・゜・。

それから怒涛のリハビリ猛訓練で、左半身麻痺を克服し

自力で歩けるように!

つらくても、やればやるだけ可動域が増え、後遺症が減る。

もう死に物狂いで寝る間も惜しんで2か月半、必死でした。

っで、退院するまでに「ラジオ体操第一」を通しで出来て

半身麻痺からは絶対不可能な筈の「縄跳び10回」も

見事に達成!リハビリ療法士さんのご協力あっての回復。

っで・・・・・密かにリハビリの大きな目標&励みに

「もう一度、花子(嫁)と大型バイクで2台で一緒に走る」

コレも当初から周囲やセンセー達にも宣言して目標の一つに

リハビリに励みました。

無理だと笑われても、「自分が一番好きなバイクに絶対に

また花子(嫁)と楽しく乗れるように頑張るんだ!」っと、

本気で真剣に目指してました。

一時は免許停止で、再交付&再取得は難しいと言われましたが

MT自動車免許と同時に無事に免許停止は解け運転できるように♪

(*´▽`*)

ただ、退院して左半身麻痺の後遺症無しで克服したからと言って

以前のように感覚を取り戻しすんなり乗れる・・・・訳が無い。

┐(´∀`)┌アマーイ

当然、左の感覚は思い出そうにも全く記憶には無くリセット状態。

イメージで言うと「昔の感覚を思い出して・・・」と言うのは

全くのゼロ。ニュアンスや感覚的な感性は全く無くて、

イメージ的に判りやすく言うと

左手は自分の手では無くてマジックハンドを操作してる感じで・・・

左足は竹馬乗ってるような感触。

そう言われれば、見た目の違和感なく普通に歩けてる。とか

普通に左手使えてる風に見えてるけど、実際の当人の頭は

スンゲー中国雑技団並みに難しい事をやってると言うのが

判るかと?( ´,_ゝ`)プッ

実際の脳の指令は今までとは全く違う感じ。

普通に歩く行為が命令が複雑で早いので・・・相当に難しい感じです。

っで、左手がマジックハンドで左脚が竹馬に乗ったような感じ・・・

そんな感覚でバイクを乗るとなると、もうメチャ難しいです。

今まで慣れで出来てた操作や姿勢、それら一つ一つ指令に出さないと

動かないので、無茶苦茶、高速で頭をフル回転です。

( ̄~ ̄;)ウムム

あと、脳梗塞を患うと平衡感覚(自分の真ん中の感覚)にが狂いやすい。

私の場合、自分がセンターだと思ってるのが、やや左にズレてしまい

歩く時も相当に意識しないと・・・・・左にズレて行く。

イメージ的には斜め45度くらい右に向かってるように歩いて

やっと真っすぐに歩けるような感じ。

コレは歩行訓練でも相当に苦労しましたw自分じゃ真っすぐだと

思ってるのに思いっきりズレてる。実に受け入れにくいですw

(*´σー`)エヘヘ

当然、乗車姿勢から花子(嫁)に客観的に見て貰いながら修正して

駐車場内で半クラの練習と8の字を何度も練習した。

バイクは左手がクラッチレバーで、左足がシフトレバーなので

ホントあれだけ得意だった私でもパニックになるほど難しい。

あと、「不意に足がパっ出て支える」当たり前の動作がイチイチ

命令を出さないと足が出ないのでマジで冷や冷やします。

(*´σー`)エヘヘ

「次、停車するから左足を出して地面に付ける」コレを

イチイチ、口で言ってやらないと本当に足が出なくて

パタンと倒れる感じw

「おっと!あぶねー」で反射的にはスグ足が出ない。って感じ。

コレは反射神経を新たに鍛え直すしかないです。

ソレと、今後の課題として「左ケツの筋力不足」簡単に言うと

「お尻歩き」ですね。アレが全く出来なくなってるのでコレも

練習しないとバイクは載りにくい。

後、ニーグリップは出来てるんだけど、下半身の体幹が

極端に左の筋力が足りなくてズレてる。

着座位置、お尻の位置を意識してセンターに持っていっても

左のコーナリングでリーンさせる感覚が全く感じ取れない。

Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

曲がる&傾ける姿勢やモーションは出来るんだけど、左半身君は

今回がバイクの運転が始めてだから初心者よりも感じ取れる

インフォメーションが少ない。一言で言うと「不安定で恐い」

んま、コレも左半身の筋力強化と乗り慣れて経験を積むしかない。

厳しく言うともっとあるんだけど・・・・

「得意で、寝ぼけながらでも乗れてたバイク」に、今や超~初心者w

多分、花子(嫁)より下手になってる。

んま、最終的には「経験をまた積んで慣れるしかない」のです。

(*´σー`)エヘヘ

っで・・・やっと「立ちごけしない程度」には練習出来たので・・・

ここ数年、恒例にしてた近所の花見プチツーリングに♪

平日だった事もあって最初が峰も空いてました♪

見晴らしの良いココにバイクを停めて・・・・

眼下に見える桜に・・・思わず涙が溢れた。

コレ・・・この景色。リハビリの時に歯を食いしばり

「もう一度、花子(嫁)とバイクで一緒に見るぞ!」

と思い描いてた景色。横にはバイクと嫁が居る♪

(*´▽`*)

感無量・・・・こんな涙が込みあげる感覚って

ほんと・・・久々w( ´,_ゝ`)プッ

「まだ生きてんじゃん?何が、もうダメかな?だよ?

全然、まだまだ色々出来るじゃん?頑張って行けよ?」

なんか天に言われたようで気持ちがスカッ!っとした。

「バイクも乗れてるじゃん?1000ccだぜ?

かっこいいじゃん?後遺症も克服出来たんだし

まだまだ頑張れるじゃん?頑張って行こぜー」

自分に自分で励ました。

(*´σー`)エヘヘ

なんか九死に一生を得た病室で夢にまで見た今年の花見は

50年間で一番、心が晴れ晴れ踊るような人生最高の花見だった。

「あー♪生きてて良かったぁ♪人生!最高♪」

写真撮りながら一人で泣いてたw(* ´艸`)