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定規を作ってました(´~`ヾ)

今週末のイベントに向けて・・・・

色々と準備してたり、新作も作ってたりするのですがぁ・・・

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コレはメンズライクな、カックィィq(≧∇≦*)本棚になる予定ッス♪

 

んで・・・・明日は、クリスマスの「4人展」用の撮影があるので・・・

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仮に、リハーサルで配置してみました♪(* ´艸`)イサミアシ?

 

カード作家の「sanasanana」さん&お馴染み「anon-non」さん

私「クラフトらふ」と、極悪実姉で布小物の「apois Factory」さんの4人展。

ちょっと大人っぽい「甘すぎないクリマスマス」がテーマらしいッス♪(´~`ヾ)

 

テーマに沿った木工やコラボ作品&新作も作ります♪

開催中のみ現品販売もしてまーす。(*/∇\*)オタノシミニィ♪

 

そんな事より・・・・

精度の良い木工のカナメ!(*`ε´*)ノ_彡パシッパシッ!

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丸ノコ用の定規を作ってました。(´~`ヾ)エヘヘ

 

私は、テーブル・ソーやバンド・ゾーなんぞ・・・・

大掛かりで高額な工作設備なんて持ってません。

 

大半は・・・卓上と手押しの丸ノコで!チュィーン!っと(≧∇≦)b

何でも切っちゃってます♪(* ´艸`)ビンボー♪

 

だから、ガイドとなる定規!!コレ大事なの!(*`ε´*)ノ_彡パシッパシッ!

コレが狂ってると・・・・何を作っても微妙~に・・・狂っちゃいます。

 

んま、本当は・・・精度の良いのが市販されてるのですが、高額なので

私は簡易で自作して・・・・定期的に作り直してます。( ̄ー ̄)ゞ-☆

 

ぶっちゃけ、大工さんも定規を自作してたりもするのですが、大事なのは

「定期的に作り直す」こと!(≧∇≦)bダイジー!

つまり、精度を保つ為に・・・作り直すの。

 

木で作ると、微妙に反って来たり・・・歪みが出たり、ちょっと欠けちゃったり・・・

そーなっちゃう直前に「今日は定規を作ろう!」そー思う訳です。ゞ( ̄∇ ̄;)シゴトシロー!

 

機械の目盛りだけを信じてると、エライ目に遭っちゃったりしますから・・・・

しっかりと、珍しく真面目に慎重に・・・直線と直角の定規を作りましたのぢゃ♪ヽ( ´ ▽ ` )ノ

 

「狂う前に」作り直すので・・・・その前、その後でも製作するモノには、

なーんにも変化無いのですが・・・(´~`ヾ)

その「変化無い」のが・・・・精度なのですぢゃ♪(≧∇≦)b

 

・・・・・・今秋のイベント出店情報です。・・・・

・今年の春にも出店させて頂きました、ガネ福市の秋イベントです。

第二回なのに・・・・大いに賑わった今春のガネ福市!ヽ( ´ ▽ ` )ノ

好評につき、今年から「春」と「秋」の年二回開催なんですヨ♪

いよいよ!今週末デス( ̄ー ̄)ゞ-☆デスデス

「第三回 ガネ福市(秋)」

開催日時・・・・10月27日(日曜日)

開催場所・・・・岩出緑化センター

*同センターへの入場料が必要です。(駐車場は無料です。)

大人(高校生以上)250円 小人(小・中学生)100円

・クラフトらふは、1・5ブース分でapois Factoryの隣です。

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あと、12月のクリスマス前に4人展を予定しています。

などなど・・・・

あと、もう数イベント「クラフトらふ」として、出店予定です。

オーダーは随時承っておりますが、イベントが重なる時期は、少しだけ

納期に余裕をもって、ご注文頂けると幸いです。m(__)m

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W・W(ホワイト・ウッド)って何よ?

ホワイト・ウッドって何よ?

最近よく、ホーム・センターとかで日曜大工用に「W・W(ホワイト・ウッド)」と言う木材を見かける人も多いと思います。白木で節も少なく、角を落としてあって手触りもスベスベですよね。それらは、別名「SPF」とも言い、「スプルース(トウヒ)」「パイン(黒松)」「ファー(モミ)」の頭文字を取った総称です。

「トウヒ(唐檜)」と言うのは、日本の高度成長期の住宅ラッシュで建築材が足りなくなった時期のヒノキの代用品(唐檜=ヒノキに似たと言う意味)で、ヒノキでは無く、松の種類。どちらかと言うとモミの木に似てます。「ヨーロッパ・トウヒ」「ロシア・スプルース」と言うくらいでアラスカ・カナダ・北米・北欧が原産。外材で節が少なく、年輪が広い白い木(松の種類)の総称です。そして安価ですが・・・・・・ビックリするくらい、耐候性がありません。

家の購入を考えた方なら知ってると思いますが、野外で使うと、一年ほどでポキッ!っと折れたり、杭とか地面に挿してると、腐ると言うより消えてなくなる程・・・・耐候性がありません。雨漏りやシロアリ、腐朽菌に大変弱く、地震などで揺れたときの「木の粘り」も殆ど無いです。これらを警告する建築業者さんも多いですが、私も野外に使用して・・・・あまりの耐候性の無さに唖然・・・・ビックリした事があります。(~~;)>

ホワイト・ウッドは、成長が早く大量に伐採、木材に切り出し加工する時に、蒸気で強制乾燥させて(KD材=Kiln Dry Wood=人工乾燥木材)その後、表面をキレイにプレーナー処理(電動カンナ)して、厚みや大きさを「2×4(ツー・バイ・フォー)」や「1×4(ワン・バイ・フォー)」と言う定形サイズに切り出してます。(因みに、この時に切り出した木クズを量販店で「園芸用バーグ」として安価で売っていますね。

木材の寸法

「2×4」とは、木口のインチ表記なのですが(1インチ=25.4mm)正確には、2インチ×4インチでは無く、1インチ1/2(約38mm)3インチ1/2(約89mm)と言うように、1・5インチを約2インチとし、3・5インチを約4インチと繰り上げて言います。だからワンバイの1も約19mmです。全長もフィート単位なので、1フィート(304.8mm)単位で、3フィート(914.4mm)10フィート(3048mm)12フィート(3657.6mm)などの定形にカットされ販売されています。ややこしい話ですね。

因みに定形材と言えば聞こえは良いですが、日本の木材も「寸角」(1寸角材)とか「ニイチ(タテ1寸×ヨコ2寸)」とか・・・・殆どの国産木材は定形ですよ。インチやmmと同じように日本にも「尺(しゃく)」と言う寸法が昔からあります。

歴史の中で、長さや重さや距離と言う尺度は、時の権力者達により年貢や関所の勝手な都合で、多少の変化はあったのですが・・・師匠から弟子に脈々と受け継がれてきた「日本建築での尺だけ」は、殆ど変わらず、今でも長さは一尺=303mm、その10分の1が一寸=30.3mm、その10分の1が一分=3.03mmで、日本の曲尺と言う単位は、1mを33で割った数値で303刻みです。

更に、一尺の3倍が約910mm、その倍、つまり6倍が1間(約1820mm)で3×6(サブログ)と呼ばれ、タタミ一畳分。その大きさがコンパネやベニヤ板の定形サイズで、それが2枚(2畳=1820×1820=約3.31㎡)で一坪ですね。日本の木材は、大体が4mに切り出されています。最近のホーム・センターでは扱いやすい3mモノも多いですね。

湿気や雨天、腐朽菌、シロアリに弱いです。

ホワイト・ウッドは日本のような、杉やヒノキのような木目の細かい丈夫な針葉樹が生えない極寒で生えてる木材で「年輪が広い(成長が早い)」「軽い&柔らかく手ノコで挽ける程、加工性が抜群に良い(木材の密度が低い)」木材で、一部の良質なウッド材はギターやバイオリンなどの弦楽器にも利用されていますが・・・・・何かの表面保護をしないと、雨天に晒されると、スグに腐ってしまいます。だから、家具などではオイル・ステインや蜜蝋で表面を保護しますし、建築材としては外壁板で覆った内部でしか使わない訳です。

野外でも使う木工製品に、これらを使うと、例えば椅子とかベンチだと、地面に接地する脚部分とかから侵食が進み、アッ!っと言う間に腐ります。お父さんがホーム・センターで買ってきて慣れない手付きで作ったホワイト・ウッドの犬小屋は不恰好な見た目以上に(笑)スグに腐ってボロボロになっていますよね。腐朽菌にアッ!っと言う間に食われます。

湿気が少なく温度も低い欧米なら、さほど問題にならないんだろうケド、高温多湿な日本では、昔から使われている国内木材とは、比較にならない程に耐候性に難があります。ログ・ハウスやウッド・デッキも日本で作るには、先ず、湿度との違いで欧米よりも遥かに腐りやすい。

劣っていると言うか・・・日本の風土に合わないと言う方が正しいかと。日本の杉でも、マレーシアなどの熱帯雨林に持って行けば、虫に食われるし、ボトボトに腐って朽ち果てます。逆にマレーシアには水に、とても強いアイアン・ウッドと呼ばれる「ウリン」が自生しています。要は、その風土に合わないと木材はダメなんです。

そんな訳で、私は国内杉を好んで使ってます。杉でも白い周囲の部分(シラタ)よりも赤い心材を使うほうが耐久性&強度は高いです。要は、木の密度が高い(重い)固い(虫や腐朽菌に冒され難い)木材が良くて、軽く柔らかい「ホワイト・ウッド」「バルサ」や「パイン」などの安価な木材は、日本では耐久性が劣る訳です。

腐朽菌って?何ですか?

ちなみに腐朽菌(ふきゅうきん)とは、木材腐朽菌の事で、木材中の成分である「リグニン」を分解する能力を持っていて、「リグニン」が分解された後に残留する「セルロース」「ヘミセルロース」の色である白色に木を朽ちさせ変色させることから、白色腐朽菌と呼ばれます。何だか、恐ろしい菌のように思うかも知れませんが、椎茸やナメコやエノキ茸とかのキノコは全部、白色腐朽菌ですよ。椎茸は、ブナなど密度の低い腐朽菌に弱い木材に菌を植え付けて栽培します。

コレの逆で針葉樹に大敵な「セルロース」と「ヘミセルロース」を分解させて褐色の「リグニン」を残留させる褐色腐朽菌や、これらが生息できないほどのビショ濡れの木だけを腐らせる軟腐朽菌などもあります。ヒノキなどと比べると、これらの腐朽菌耐性はやや劣りますが、杉も割と腐朽菌には中(そこそこ)に強い木材です。

そういったバランス「加工性(固さ)「耐久性(密度)」「価格」のバランスが良く、良質な国産杉が入手し易い和歌山だからこそ「CrafTraf(クラフトらふ)」では、国産杉を好んで使ってます。

木の種類の話。

「CrafTraf(クラフトらふ)」の木工製品は、和歌山の国産杉をメインに使っています。

何故、国産杉を好んで使っているか?

和歌山には、良質なヒノキや杉が多く、昔から吉野と並んで林業が盛んで品質の良い木材が入手しやすいです。スギやヒノキの針葉樹は、日本に広く分布しますが、本州より以北、寒い方が成長が遅くなり、木目が細かく良質になります。同じ和歌山でも北向き山と南向き山では品質が違います。ヒノキは良いのですが・・やはり杉と比較すると、カナリ高価になるし、杉よりは固いので・・・・・私のショボイ技術と工具では加工面で劣ります。

「高価で末代まで長持ちする数万円する高級な木工」をコツコツ作るなら、そりゃあ誰だって、杉よりヒノキの方が良いです。捻りや反りも杉と違って、簡単に言うと穏やかです。(一般人にわかり易く言うと・・・って意味です)

現に、和歌山の日本家屋の大半はヒノキで、私が近所の大工さんのお手伝いに行っても、殆ど使用されている木材はヒノキがメインです。杉よりヒノキが木質的に良いのを判ってて、「加工性」「価格」「耐久性」「入手し易さ」のバランスがベストな国産杉を使ってます。

一方、広葉樹や赤松、米松などの輸入材では加工性が良いものは、やはり木質密度が緩い。つまり安い輸入木材は、国内木材と比較にならない程、耐久性と言うか野外放置した時の耐候性が落ちる。ガーデニング木工には、ある程度の耐候性が必要ですから致命傷ですもの。

逆に、固くて高品質なアンティーク家具に使われるような良質オークやチークなどの高級輸入木になると、今度は一気に高価になり、硬くて加工性も劣ります。輸入経路に依存するので一般では買えないし高価です。

荒れていく針葉樹林。ダメな国策が原因?

それと・・・・近年、輸入材に推されて、また、国産杉の建築需要が減少が拍車をかけ、国産杉が大量に余っています。和歌山もご他聞に漏れず・・・・。

ただ、国の政策や目先の緑化ブームで一気に杉&ヒノキの植樹が増えた為に、根の浅い針葉樹林では地すべりが起こり易かったり、需要とのバランスを考えないで増やし過ぎた為に、成長して出荷出来るまでの約25年間に掛かる「間引き」「枝打ち」などの膨大な維持管理費が見合わず、放置されて荒れ放題に陥る針葉樹林も大変、多いのです。スギが花粉症の原因になる程、植えまくった挙句、荒れ放題に放置してるのは、国の林業政策が甘いからです。すべて国策が悪い!っと言いたくないですが、やるだけやって後は放置ってのは・・・・山も生き物ですから、手入れをしないと国有林もドンドン荒れていきますよ。

実家も杉の山を持っていますが、間引き(細い木から順次切り出して、選抜された良質を育てる)して切り出した木材の収入で、年々の維持費を賄っていたものが、ココ数年で値段が下落し、林業離れも進み、逆に伐採費用が高騰しているので、間引きして、それを売っても切り出し&運び出した費用でチャラになっちゃうくらい。

針葉樹林を所持してる=お金持ちは過去の話で、今では原木を売っても大した収入にならない&維持管理費や税金だけが毎年出て行く・・・しかも、その収益は成長し25年以上経過した後・・・

最近では、より良い原木を育てる為に、25年よりも、もっと長く!50年とか100年育てよう!っと言う動きになってる。(確かに立派で高価な原木にはなりますが・・・)つまり、そうなれば成長する途中の世代は、維持管理の費用だけ掛かって・・・収益自体は、ひ孫ほど先の後世に残すことになる。

山を沢山持ってる田舎の心優しいお爺ちゃんは、そう願って託しても、次にバトンを渡された中間世代(息子や孫)が、そこまで寛容だとは限らない。っと言うか、経済成長率が下がった今の日本で、木の事も山の事も知らないサラリーマンの息子だったら、譲り受けても「偉いもんを相続させられた・・・・」と大半が思うだろう。

儲かるどころか、毎年、維持管理が掛かってくるだけ・・・・お爺ちゃんの心意気は伝わらず、志半ばで放置されるか?単に土地価格として売買されてしまう・・・。これが日本の林業をダメにしてる実態なのかも?

実は、日本の杉やヒノキは、成長がゆっくりで木目が細かく、且つ硬い。東北とか日照時間の少なく、寒さ厳しい山側の年輪は細かくて、密度も高く、良質な原木が多いです。和歌山も寒さが厳しく、山の傾斜がキツく、針葉樹林に適しているので、地場産業として栄えました。

捻りや反りが少なく精度が良い、それでいて加工性も良い。世界一の品質の木材なのに・・・。コレに変わる木材や新素材も未来になっても出て来ないよ?日本の風土と違う外国に杉やヒノキを大量に植えても、同じようには育たないよ?日本ならでは!の誇れる木材なのに。それが徐々に放置されて失われる・・・。国益と言うか、世界が羨む最高品質で高バランス!良質な国内木材に「日本人が一番、理解出来ていない」って・・・情けなくなりますよね。

現在の建売住宅は、殆どがツー・バイ・フォー材。私も建築業をしているので、使いやすいのは判りますが、耐久性の無い湿度に弱い木材をワザワザ輸入して、国内の宝を使わず腐らせるってのは・・・知らない人が多過ぎですね。

昔は、歩いて行けるウチの近所でも、5箇所くらいあった製材所は・・・殆ど潰れちゃいました。

大工さんが急場しのぎで「安くて何でも良いから、急いで持ってきて!」っと木材屋に言えば、一昔前なら、安価な輸入材を慌てて持って来る場面があったのに、今ではボトボトに濡れたGreen Wood(グリーン材=切り出した乾燥させていない木材)国産スギを持ってきます。(苦笑)もう、輸入材よりも安く、値打ちが無いとは・・・。

そう言う「国内産の杉よ!頑張れー!」って意味でも、和歌山の杉を好んで使ってます。