棟梁かっちゃんからの
「ちょっと、床の貼り替え工事を手伝ってネ♪」の筈が・・・
急遽!柱を触るビフォー&アフター並みの大掛かりな工事に
なっちゃったので・・・・木工(もっこう)が進んでません。ゴメンなさいm(__)m
っと言うのも、昔の山の民の家屋は「基礎」が無いのよね。(≧∇≦)b
えーっと・・・今は、普通に「布基礎(凸状のコンクリートの基礎の意)」って
あるのですが、昔の日本建築には、それが無くて・・・
「塚石」って言う大きな石の上に、そのまま柱を乗せて建ててたりします。ゞ( ̄∇ ̄;)
っで、今回は「床の貼り替え工事」の予定が・・・・
「引き戸が開き難くなった」と言うので(元々、床を作るためにも
水平レベルを合わせるのですが)水平レベルを検査してみたら・・・
大変な事態でして・・・柱の高さがバラバラ状態( ̄□ ̄;)
基礎土壌や自然災害&経年劣化&シロアリなどで・・・・
塚石自体が沈んでしまってて、家を持ち上げなきゃいけないって
オオゴトに・・・(´~`ヾ)
んま、油圧ジャッキを使えば、1~2人の人力でも(平屋なら)ジワジワっと
持ち上げられるモンなのですが、メインの中央柱が最も沈んでて、さらに
周囲もバラバラに沈んで来ちゃってるから・・・さぁ大変。(* ´艸`) ウォォォ!
やっと、アッチを上げては、コッチも上げて・・・・ってな感じで、徐々に持ち上げて
補強を施し・・・何とか、中央柱以外の部分は直ったのですが、
真ん中が、とにかく重い!!(*`ε´*)ノ_彡パシッパシッ!
昔の土&瓦屋根だから、相当な重量で、しかも、その土台が弱いから
経年劣化で沈んで来てる訳ですから・・・・持ち上がるどころか・・・
油圧ジャッキも地面に沈みこんでしまう状態ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
なので、ちゃんとしたコンクリート基礎でガッシリ!とした
基礎になるベース材を作ってから・・・改めて、油圧ジャッキで
持ち上げる事になったので・・・ちょっと大掛かりで、基礎が
出来上がってから、再び、何日か?大工仕事でお休みしまーす。
オーダーをお待たせしちゃってるお客さまには、
まことに勝手ながら・・・スミマセン。m(__)m
建築のお仕事が無い暇な時代だと言うのに・・・・
ほとんど断ってるのですが、次々と話が舞い込んできます。ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
ありがたい反面・・・・「アレもコレも、確実に出来る」建築人材が
急激に減っているので、当然なのかも知れませんネ。(´~`ヾ)フミュー
熟練の経験豊富な大工さんが、次々と引退していって・・・
若いのは、経験が足りなかったり・・・小回り&融通が利かなかったり・・・
この先・・・・昔の家屋を直せる人が、ドンドン減って行きます。
でも、正直、それで食べて行けるような時代では無い。伝承も「全く」していない。
この先、20年後とか・・・どーなるんだろ?って、少し心配になりますね。(´~`ヾ)