日別アーカイブ: 2018年10月30日

意外と高価な金具類(* ´艸`)

2液ウレタンコーティングが出来た

軽量折り畳み机ですがぁ・・・・

一人座卓用で天高400と標準サイズよりも少し高め。

逆に言うと400高がナカナカ無かったから、

細部指定でオーダー頂いた訳ですがぁ(´~`ヾ)アザース

依頼者さんは当初、天板長さが800で高さが400。

脚を折り畳むとちょうど入る筈?っと思ってたらしいのですが

実際には、800mmに400mmの脚は入りません。

┐(´д`)┌

何でか?って言うと、上記画像のように

「天板の縁の余白分」と「脚を起こした時の厚み分」が

あるから。細かく言うと、天板にも高さに直結する厚みが

ありますし、ジャストだと畳んだ足先が当たって畳めないので

天板の余白シロ+脚の構成厚みー天板厚みー脚のクリアランスで

天板長さを50mmプラスの850mmに設定してます。

こー言うややこしい計算は私が行いますが・・・・

「えー?どうして?800の半分400なら入るんじゃないの?」

って思い込んでるのを説得してご理解頂くのがナカナカ難しく

時間が掛かったりしますね。

(´~`ヾ)シャーナイ

ただ、ちゃーんと意味&価値が判って貰えないと、

「そのくらい出来んじゃねーの?」って思われちゃいますし

例えば、ココに市販品のようなストッパー付きの金具を

装備すると・・・・簡易な汎用折り畳み脚金具でも

1つ¥700~¥1200程、掛かっちゃいます。

それが4か所で×4=・・・んね?結構、コストに響く。

(* ´艸`)ソーナノ

そー言えば、先日のネオ・水屋箪笥の・・・

引き出しの和風取っ手ね。これでなきゃ!って感じだけど

この鉄取っ手ひとつで約¥700ほどします。( ̄Д ̄;)エッ?

ホームセンターで見て来てください。金具って意外に高価です。

Σ( ̄ロ ̄lll)ヒェー!

それが計5か所、ふすま取っ手も一つでそのくらいしますから

金具って意外と言うか・・・結構、原価コストに影響します。

(´~`ヾ)ソーイウコト

だから良く自分で創ったりもしてるんだけど、あまりに複雑だと

余計に製作コストが掛かったり、複雑な加工が出来なかったり

結局、自作するより市販金具の方が良い時も(´~`ヾ)

やはり何度も使う可動箇所は信頼性の上でも高価でも

市販金具を使ったりしますが、これもご予算次第になってきます。

┐(´д`)┌ソーイウコト

さぁーて・・・折り畳み脚は出来たから、後は脚の固定方法

だなぁ・・・・ ( ̄~ ̄;)ポークポーク

一方・・・・(≧∇≦)bツギィ!

コチラは、折り畳み式天板装備のキャスターワゴンの

オーダー品。なんて事無いようですがぁ・・・・

キャスターが付いてる背の高いワゴンに折り畳み天板を

取り付けると・・・当然、画像のように重心バランスが

悪くなる。

今回は450mm幅の本体に対して300mmの

展開天板。 ( ̄~ ̄;)

これがもし、600mm(2倍)以上長ければ・・・

テコの作用が二分の一に弱まるので安定させやすいんだけど

これを倒れない重量バランスで設計するのも一苦労。

(* ´艸`)

んま、無事に「倒れにくく」は出来ましたが、やはり

ボトル(プッシュ式)や重いモノ、また不意に手をつけば

ワゴンごと倒れるリスクがあるので、敢えて・・・・

天板はフルフラットでは無くて縁でワザと仕切ってます。

(´~`ヾ)

重いモノを展開した天板側に置いちゃダメって言っても・・

作業してる時には、出来るだけ手元に置きたいものだから

ツイツイ・・・すると「物理的に必ず」ガシャーン!(*´д`*)

っとやっちゃうから、その為です。

(≧∇≦)bゴリカイヲ

便利なモノと言うのは、ツイツイ(物理法則を無視して)

億劫になっちゃいますが、折り畳み式にしたり&出来るだけ

倒れにくい設計には出来ますが(物理法則&重力を無視して)

「絶対に倒れないように」は叶えられません。(´~`ヾ)

魔法じゃないんだから。┐(´д`)┌ソーイウコト

なので、敢えて仕切ることで意識を促すって技です。

また、これまた物理的に天板を畳んだ際には、

こー言う風に天板の厚み&逃げ分、隙間が出来ます。

これを回避するには・・・(天板をフレキシブル接続に

加工してシャフトヒンジで繋げば出来ない事も無いけど)

カナーリ加工&施工が高額になっちゃいます。

(´~`ヾ)

この程度なら当然&自然ですからご理解頂きやすいので

この方式が「最もコストパフォーマンスが良い」です。

ただ、さっきも書いたように「えっ?ならないの?」っと

言う範囲が素人さんは安易に捉えすぎ&広すぎるし

ゼロ円&簡単じゃない事も正直、多いです。

「可能は可能ですが、相当に金額が上がっちゃいますよ?」

とは説明しますが・・・・

例えば、世にある不可能を可能にしている機構は、実は

必ず何処か「物理に反してる箇所」に負担が集中し壊れやすい。

また、複雑なほど修理が難しい場合が多いです。

私が出来るだけシンプル&簡素な構造に・・・っと言うのは

単にコストを抑えるだけでなく、出来るだけ物理法則に

逆らわないように。ひいては丈夫で壊れにくいって意味です。

例えば湾曲した椅子とか・・・普通はそうならないモノを

そう構成してる事は素晴らしいが、やはり無理があって

圧倒的に簡易構造よりも壊れやすいし修復できない。

┐(´д`)┌

駄目なのでは無くて「市販品のように・・・」っと言うのが

結構、金具にコストが掛かったり、やたらと高額になる割に

さほど効果対費用が見合わない事も現実、多いです。

するのが面倒なのでは無くて、あんまり意味が無いなら勧めない。

( ̄~ ̄;)ソッカァ・・

「希望と現実」ソコを良いバランスで調整、あるいは

ご説明してご理解頂くのも私のウデの一つなのです。