日別アーカイブ: 2019年2月18日

古き良き(* ´艸`)

今日もリノベーション工事を進めてるのですがぁ(*´д`*)フゥ

棟梁かっちゃんが、懐かしい水レベルを持ってきた。(* ´艸`)

コレはカナリ古い骨董レベルだけど、機能としては現役。

水と言うのは、ある一定の高さでタンクを保持すれば、

ソコから伸ばしたホースの先端もタンクと同じ水位で止まる。

今や水平器やレーザーレベルなんて便利なモノがありますが(´~`ヾ)

昔はこーやって家の水平基準レベル(+FL)を出してたの。

なんとも頼んない感じですがぁ・・・・原理通り、最も狂いが少なく

実は正確さで言ったら、高性能レーザーレベルに引けを取らない。

β(□-□ ) フムフム

んま・・・ホースを零さないように段取りして、水位が安定するまで

結構な待ち時間が掛っちゃうんですけど(* ´艸`)

小部屋が入り組んで、土間など家屋の中に段差が多い古民家には

実はカナリ有効な測定方法だったりします♪

今日はまた昨日とは違う箇所の土塀開口&この後、

窓を上げたり、敷居ごと上げたり・・・色々してます。

元々がシッカリ水平&直角なら簡単なんだけど、古民家に

そー言うのは100%あり得ないので、仕上がった時には

バッチリになるように、良い意味で妥協点を探りながら

作業を進めなきゃあならない。

んで・・・・古民家リノベーションって案外、安価だと

思ってる人も多いかも知れないけど、実際は(特に)

屋根&水回りが痛みやすく、ソコの修繕にビックリする

費用が掛かる場合が多いです。 ( ̄~ ̄;)

安い古民家だと飛びつくと・・・後々面倒な事も多い。

ココは有難い事に、近年まで(プチ・リフォームして)

人が住んでいたり、屋根は痛みが少なく、水回りは

全面的に新たに新設するので全く問題なし。

運よく、殆ど白アリの被害も無かった良賢物件。

ただ・・・それとて、解体工事に伴う「産廃処分費」ってのが

バカにならない。環境保全は良い事だけど、徹底的に雁字搦め

の法整備のお蔭で、畳一枚すら捨てるのが難しい。

今回の土塀撤去も、本来なら相当に処分費用が掛かるが、

棟梁の知り合いに(費用を出して)依頼するとの事。

こー言う人脈があれば別だが、普通は「捨てるのに金が要る」

個人の改装レベルなら地元のゴミ処分場に行けば、少額で

引き取り処分して貰えるが、我々建築業は「産業廃棄物」なので

一切受け付けて貰えない。

地元だろうが何だろうが・・・「ココに持ち込まないでお帰り下さい」

の門前払いです。当たり前ですけど。(* ´艸`)

んで、産廃コンテナ業者を呼ぶと・・・・だいたい今だと

10年前の処分コンテナ台の2倍強くらい。数万円では済まない。

( ̄Д ̄;)ゲッ

昔は、それ以上に儲かってれば「良いよ。ついでに捨てておくよ」が

今じゃあ処分費は、施工費とは別に費用が必要な時代。

( ̄~ ̄;)

だから、現場でもゴミは分別しないと処理費が高くつく。

私は建築時代から結構、コマメに掃除して現場をキレイに保ちたい

タイプだったんだけど、それでも分別しながらだと片付けひとつ

時間が掛る。コレも時代だなぁ。(* ´艸`)ニャハハ

昔だったら「土塀の土?ウチの畑に捨てとくよ♪」が・・・・

今では分別しても、処分費&処分先に頭を悩ませなきゃならん。

( ̄~ ̄;)ダヨネェ・・

私もたまに個人出張で施工工事も承ったりもするけど、

この「ゴミの処分費」ってのが結構ネック。

(´~`ヾ)エヘヘ

工事をして貰ったんだから、当然、後片付けしてゴミは

持って帰って貰えるのがお施主さんの感覚&常識。

だけど、ココまで施工単価が下がって、逆に処分費用が

上がってると、おいそれと安価で承ると赤字に転落しちゃうので

「ゴミの処分にもカナリの費用が掛かる」ってご理解頂けないと

難しい。

「えっ?そんなのタダ&安いんじゃあ無いの?」って思われてると

先ず費用面で無理になって来る。┐(´д`)┌ヤレヤレ

例えば、この前から生段ボールの仕入原価も値上がりしたし・・・

庶民の「都合の良いトコロは昔の感覚のまま。費用やコストは

いまどきの低価格」だと・・・折り合いがつかない事も多い。

難しい時代になったもんだなぁ。ヽ( ´ ▽ ` )ノヘラヘラ