日別アーカイブ: 2020年1月17日

チギリ補強

えーっと先に(≧∇≦)b

昨日になっちゃいますが(´~`ヾ)

梱包&発送完了が完了してます♪( ̄▽ ̄)ゞビシッ!

ラージ便の適合サイズ220まで目一杯の6枚セット

ですから、サイズも大きいし木製キャンバス一枚は軽くても、

さすがに6枚も入ってると相当に重いです。

(*´д`*)ヒィ!

厳重に梱包&タイロープで結束してますが、どうか

無事に届きますように♪(別途運送保険に加入しています)

ヽ( ´ ▽ ` )ノマッテテネェー♪

んでからぁ・・・簡単な椅子の修理の筈が(´~`ヾ)

座面を引き裂くように応力が掛かる特殊な構造で

しかも「非分解で修理」と言う・・・なんとも難しい

修理だと発覚した訳ですがぁ(´~`ヾ)タハハ

くれぐれも言っておきますが、大袈裟に、ややこしいだの

言い訳したい訳でも無いし、嫌嫌で仕方ないから修理って

意味でも無いですよ?

┐(´д`)┌ソージャネェー

でも、単に「簡単に引っ付けるだけっしょ?」

なーんて安易に思われてると・・・直す気も失せるw

(* ´艸`)アハハ

っと言うか「ちょっと難しいっすねぇ?(´~`ヾ)」とか

テキトーな事を言って断れば良いだけのトコロを・・・

私を信頼頂いてる訳ですし、何事も経験&ノウハウになります。

なので「面白そうだから修理してみよう!」って話。

(* ´艸`)クスクス

んで、修理プランが立ったのでぇ、早速(≧∇≦)b

先ずは、広い目に合わせた木板を差し込み・・・

(*´д`*)ムギギィ!無理矢理、座面奥側の亀裂の

隙間を大きく開けます。

背板&裏面脚の接合位置的に、僅かに座面を挟む

応力も加わってるので、こうやってます。

φ(°ρ°*)チマチマ

隙間を確保出来たので、接着力&硬化速度&信頼性の高い

2液エポキシを板の接合面の全てに隙間なく塗布充填し・・・・

座面のズレをピタっ!っと修正しながら・・・

強靭に締め付け&固定保持。

こう言う接着と言うのは「接着剤がはみ出てこそ

隙間なく充填」出来ます。つまり、はみ出す事が前提。

β(□-□ ) フムフム

なので、接合部ギリギリにマスキングを施してからです。

(≧∇≦)bダイジ!

先ずは、座面を接着して、椅子本来の形に戻す。

ただ、この時に微妙なズレが出ると椅子脚の高さも

微妙にズレてしまうので、エポキシ硬化まで(*´д`*)アワワ

急ぎながらも慎重にφ(°ρ°*)チマチマ

んで!接着完了♪( ̄▽ ̄)ゞピタッ!

前後&左右もピッタリ!んま、コレだけでも

エポキシなので、大丈夫っちゃあ大丈夫なのですがぁ・・

座面の接合部ね?一見、上手くピッタリについてますが

座面の手前と奥側はピッタリ合ってるのに・・・

微妙に中央の凹み部分が合わない。

コレは予見してましたが、木材をしならせて癖がついた

場合、掛かってる癖の度合いが左右ピッタリとは

限らない。右側の板そのものに癖が付いちゃってるの。

( ̄Д ̄;)エッ?

この場合、座面の広い面の方が撓みが大きい為、

平らな手前と奥を合わせても、微妙に段差が出来てるの。

( ̄~ ̄;)ウムム

因みにコチラは座面裏。裏面は平面なので、

この面はピッタリ、隙間も段差もほとんど無い。

(厳密に言うと平面の筈が、板自体が微妙に撓んでます)

なのに・・・んね?不思議と言うか、ピッタリ合わせれば

絶対にピッタリ!とか・・・・

木の癖って、そう簡単には上手く行かないモンにゃの。

┐(´д`)┌ソーイウコト

なのでぇ・・・

各部に使い込んだ塗装剥げもある事ですし・・・

この色はチーク色。なので上手く調合すれば、

ほぼ判らない程に塗装タッチアップ出来ると踏んで・・・

座面の段差をペーパーで消してしまおう!( ̄Д ̄;)エッ?

手間うんぬんでは無くて、こー言う補修の際は、

「元に戻せませんでした」「塗れませんでした」では

取り返しがつかない。余程に慎重に考えて英断してます。

(´~`ヾ)

んで、座面の表面は再塗装するとしてぇ・・・・

肝心の引っ付けた座面を引き裂く応力に耐えうるだけの

強靭な強度が欲しいのでぇ ( ̄~ ̄;)ウムム

平坦な裏面にチギリ補強を施しまーす♪

(≧∇≦)bソレェー♪

リボン状の堅木に合わせて裏面を同形状に彫って・・

φ(°ρ°*)チマチマ

んま、難しいっちゃあ難しいのですが、先に

チギリのパーツを作って、それに合わせて彫ってる

(微妙にテーパー側面にしてるので、ホンの少しキツイ)

だけなので、ノミでジックリ時間を掛けて彫って行きます。

φ(°ρ°*)ゴリゴリ・・・

んで・・・・計3か所。これだけ入れれば相当に強い。

ガバガバだと全く意味を為さないので、慎重に彫りますが

そんなに匠の技・・・って程じゃあ無いです。

(* ´艸`)イッチャウ?ソレ?ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ!

ただ・・・コレは昭和の木工人に多いんだけど、木は湿度で

膨張&収縮します。んで、ビスケットジョイントの場合も

そうなんだけど、水分を含む木工ボンドの水分で膨らんで・・・

的な説明を良く書いてますが、厳密には木殺し(角を叩いて

キツ目に嵌める)は有効ですけど、木工ボンドの水分膨張分を

期待しても、結局、(接着時に)水分で膨張した後、木工ボンドが

乾いて水分が蒸発した後、その膨張を保持できるとは限らない。

( ̄Д ̄;)アッ・・

膨張したままボンドが固まれば、僅かなボンド内部がスカスカだし、

通常「ひけ」が出る分、水分膨張の体積分(キツイ塩梅)は

フツーに乾燥後に収縮します。それではキツくなってない。

乾燥後に強引に割って、実際、自分の目で確かめれば一目瞭然。

んな机上の憶測話にならない筈なのになぁ?なんで信じるの?

(* ´艸`)バーカ

なので、木工ボンド使用時の水分膨張を期待するのは、そもそも

間違ってます。

私は2液エボキシ樹脂ボンド(重合硬化なので、ほぼヒケ無し)

で、木殺し&キツい目にカチ込んで、隙間なく充填接着しています。

(´~`ヾ)

んで、カンナで均してペーパー掛ければ完了♪

たまたまココの周囲が空き気味だったので(* ´艸`)

パシャッ! Σp[【◎】]ω・´)

これが木工ボンドだと、乾燥後に僅かに空いてしまうって事。

だけど、私はエポキシ充填接着なので、むしろこの周囲が

木質より硬質でガッチリ互いに接着出来てるから乾燥後

(硬化後)の緩みも割れも誘発しない。って事です。

(≧∇≦)bソーイウコト

コレでシッカリ座面強度が出たので、後は表面の再塗装ですね。

上手く経年劣化に合わせて暈し塗装が出来るかなぁ?

(* ´艸`)ワクワク♪