月別アーカイブ: 2024年4月

ピザ窯の内部設計

えーっと、先日でピザ窯のベース基礎が出来たので・・・・

いよいよ!その上に耐火レンガを敷き詰めてφ(°ρ°*)チマチマ

火床と焼き床を作って行きます。

先ずは、ブロック4段積みで腰高さまで上げた

基礎ベースの天板に耐火ブロックを敷き詰めます。

9×4=36枚分の平面積がピザ窯全体の大きさです。

β(□-□ ) フムフム

っで、前から3列分、アーチ状にR曲線で構成します。

ざっくり並べると、こー言う断面イメージです。

(判りやすく窯の断面を寝かせた状態で説明してます。)

下(手前)が薪を焚く火床で、真ん中の横一列の

上(R曲線の上部との隙間)がピザを焼く焼き床で、

窯の天井は並べてるようにR曲線のアーチ状です。

β(□-□ ) フムフム

設計的には上部のアーチ状のR曲線をワザと緩くして

焼き床の全高を下げてます。

こうしないと、良くある半球アーチ状では真ん中が

高過ぎて天井面が蓄積せず輻射熱が足りない上に、

ピザとの距離が遠過ぎて、上手く焼けないようです。

β(□-□ ) フムフム

つまり、下の火床の炎を焼き床側面のすき間から

上部に伝えてR曲線天井を熱し輻射熱で焼く。

(実際は、この積み方で立たせた立体構造に組み立てます。)

β(□-□ ) フムフム

それと、火床の背面の炎も焼き床上部に導きたい

ので、本来では立体的な半球状となり、その立体的な

曲面を耐火レンガで苦労して積んだりするものですが・・・

私はそんな事はしないで、耐火セメントで立体半球を

別に作って乗せれば良いじゃん?っと思ってます。

炎の流体力学的にはティアドロップ(しずく形状)立体が

良いようですが、正面から見てアーチ状に組むと、

背面が真っすぐになってしまうので、ソコを良い形状で

炎の周りを良くしたい。って事は・・・っと言う感じ。

四角いおもちゃのブロックでは半球に組めませんよね?

それと似たような感じです。

燃焼試験での仮窯は四角く平面に積んだだけでしたが、

やはり四角は吹き溜まりが出来て無駄が多い。実際には

燃焼ガス(炎)は気体的に立体に振る舞い、温度が上昇する程、

上に上にと上昇気流を生み出します。

炎の流れを邪魔しないように効率よく、上手く窯内部壁面に

蓄熱する為に・・・・出来るだけ流体がスムーズに無駄なく

流れるような滑らかな内壁にしたい。そー言う発想です。

β(□-□ ) フムフム

簡単に言うと、お椀をひっくり返したような窯内部が良いのですが

ソレを四角い耐火レンガでどう積むか?ピザを出し入れする

出入り口や煙突を何処に配置するか?

そして、アーチ半径や窯の奥行き直径によって積む個数と角度が

違ってきますし、初めての私でも組めるようにしなきゃいけない。

( ̄~ ̄;)ウムム

中には、そー言う専門書やピザ窯事例紹介ブログをまんま真似れば?

っと思う人も居るかも知れないけど・・・違うんだよねぁ・・

それだと、人が成功した事をなぞるだけ。知恵を使わず真似ても

何も工夫も面白みも湧かない。その例にはベストでも、私が実際に

使うのにベストとは限らない。

┐(´∀`)┌ヤレヤレ

作り手のコダワリとかじゃ無くてね?真似るだけで満足しちゃうなら

自分が作らなくても良いんじゃね?ワザワザ費用も時間も掛けて、

もう人が味わった満足感の二番煎じって・・・意味あんの?

それなら単純に業務用のピザ窯買うか?職人に作らせる方が早くない?

(´・ω`・)アッ・・・

モノを創らない人は、そー言う根本が無いから安易に真似る方が効率が

良いように思っちゃうケド、効率だけなら自分で作る意味無いし、

自分で作る経験に意義があるなら既にあるモノを真似ちゃあ意味が無い。

今、私がやってるように「どのくらいの直径にするかなぁ?」

「斜めでしかも球体に組むには・・」とか自分の頭で考える事が

楽しくて、意味があって、自分の経験値となり、上手く行っても

失敗しても、自分が納得行く。

そー言う事です。ググってスグに真似る人はココがスッポリ無いから

中身が無くて、自身や経験にもならず、満足度が低くスグに飽きちゃうの。

遠回りしてるんじゃ無くて、ソレで何を得るか?基礎の基礎です。

んま、週末に飲食イベント出店しながら、平日に木工オーダー

しながら・・・なのでノロノロですが(*´σー`)エヘヘ

頑張って進めまーす♪

30度鋭角カッターのアタッチメント完成♪

えーっと・・・前回、細工用の30度鋭角カッターに

ピッタリ嵌る木製アタッチメントを再販依頼製作する

と言う話の続き。

こんなん出来ましたぁ♪

(* ̄(エ) ̄*)ポワーン♪

今回から材質は、贅沢にも高価な良質ウォルナット材です。

(私が柾目に挽き直して製材してます)

柾目と言うのは木目が素直に真っすぐ通ってる部材で

例えるなら、日本酒の大吟醸みたいな感じなのです。

(´・ω`・)エッ?

特に広葉樹でグネグネに曲がって育つウォルナット

(オニグルミ)では、なんと70%ほど大半を削いで、

ホント言うと勿体ないのですが・・・・

僅か30%ほど残った木目繊維が真っすぐの柾目の

良い部分だけを使うので本当に稀な部位です。

後端は、カッター本体の刃交換時に外す、クリップ兼用

後端ロック部分を彫り下げて(←ココが私は変に指に

当たるのでこの商品を開発しました)ピッタリ嵌るように

作ってます。

30度鋭角刃って、刃の鋭利さを保つために頻繁に

刃を折ったり交換するので、カッター本体と同様に

簡単に違和感なく着脱交換出来るように工夫してます。

(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪

後端もそうですが前端部分(人差し指付近)も極限

近くまで削りこんで指で挟み持つ部分をスムーズな

流れるようなラインで構成。

モチロンこのままでもいいのですが、お手元に届いた後

使ってみてからご本人さんがヤスリ等で自分の指に

合うように、更に削り込んで微調整出来るように、

ほんの僅かだけ削り込めるように余白を残してます。

(´・ω`・)ホヘェー!

良質柾目ウォルナット採用なので、ココまでギリギリに

薄く削っても、まだ大丈夫です♪

今回から仕上げを目の細かいペーパー磨き仕上げ。

使ってみるまで判って貰いにくいのですが、手垢が

付かないようにクリアーコーティングしたり、薄く

ワトコやBRIWAXのオイル仕上げ等色々試しましたが

使う側として一番指にしっくりとフィットするのは

何も塗らない素地仕上げでした。

30度鋭角カッターを使う作業で指先が汚れている事は

まず無いので、手垢が付く心配はなく、逆に何も塗らない

(若干のハンドクリーム程度)方が手汗を吸い込み滑らず

使いやすいです。

ヾ(*´∀`*)ノ

まぁ、折角のウォルナット材なのでクリアー塗った方が

色が濃くなって木目が際立ち、渋みが増してカッコいいの

ですが・・・・

ご自分でヤスリで削ったりもするので結局、仕上げは

塗装やWAXなど何も塗らない方が良いです。

まぁ、四の五の言うより使い込めば判って貰えると思います。

ご覧のように付属するオルファ製カッターにピッタリサイズ!

ジャストフィットに製作してるので接着してません。

グィッっとチカラを入れれば外せますが、カッターを

押すチカラ程度ではスポっっと抜けたりはしません。

β(□-□ ) フムフム

コレも0・02mmずつ削っては嵌まり具合を何度も

見て微調整を繰り返してるので、絶妙なキツさ。

まぁ・・・外そうと思えば外れ、着脱感はカポッっと

気持ちよくキッチリ嵌るので、使って貰えば判ると

思います。もし心配なら接着してください。

( *´艸`)

っと言う訳で、依頼者様。お待たせしました。

OKでしたら、ご精算&発送準備に移行させて頂きます。

(開封時以降、使わないパッケージに無駄にコストを

掛けたくないのでご進物用の化粧箱などは無いですが)

カッター本体に装着して、しっかり保護して発送予定です。

ヾ(*´∀`*)ノオマタセー♪

本体込みの値段をココで書きたいけど、これまた十年後とかに

このページをみて同額で出来ますか?とか言われると

(*´σー`)トホホなので・・・・・

掲載表記しませんが、良質ウォルナットで掛けたφ(°ρ°*)チマチマ

手間を鑑みると、自分ご褒美やプレゼントにも最適な

リーズナブルな価格です。

欲しいと思った方はメールでお問い合わせくださいね。

ノロノロでスミマセン。

えーっと・・・・・

木工オーダーも進めなきゃだし・・・飲食ブース出店も・・・

ピザ窯製作も・・・新製品も・・・・なんだけど

毎日忙しく、フル稼働で頑張ってます。

(”◇”)ゞ

「ピザ窯!楽しみにしてます♪」「今度の新メニュー楽しみです」

「今年もカキ氷!楽しみにしてます」「木工オーダーを・・・」

とか色々急かされてますがぁ・・・

私は、超~欲張りでアチコチ多方面に渡って色々やってます。

ですが、するのは私一人なので、そんなにススっとは進まない。

コレ、勘違いされるとマズいのですが・・・

ソレって・・・・「待ってるだけですよね?」

(´・ω`・)エッ?

モチロン、期待値が高い有難い事ですし、そのプレッシャーも

心地よいのですが・・・・

うーん・・・何と言えば良いのか?微妙なんですが、

楽しみにお待ち頂く事は有難いし、少し心苦しいと言うか・・・

なのですが、俗に言う「ワクワクが待ちきれない」と言う言葉は

一見、良い表現風に思われるかも知れないけど・・・

実は当人の感情の問題。遠足前日にナカナカ寝付けないみたいな話。

ワクワクと言う緊張状態を自分で上手く楽しめてない状態・・・・

なんですよ。(*´σー`)エヘヘ

一言で言うと深層心理は「一秒でも早く緊張状態から解き放たれたい」

に近いの。┐(´∀`)┌ヤレヤレ

今度、オープンするあの店に、誰よりも早く行ってみたいが・・・

一度行ったら、もう気が済んだ・・・みたいな拙速な感情。

「〇〇までに・・」のソレが自分のついでだったり都合だったり

だと目も当てられませんよね?(*´σー`)エヘヘ

コレが消費者主導になって世の中に蔓延すると、新しいモノに

熱狂してはスグに冷めるを繰り返す(そのモノ自体を)弱い市場に

陥り、流行りなどに流されやすく、文化を急速劣化させてしまいます。

新しいお笑いの新ギャグでも・・・・新人アーティストの新曲でも・・・

YoutubeやTikTokのバズり動画でも・・・新製品でも・・・・

画期的な何かでも・・・・・大手メーカーの新メニューでも・・・

まぁ・・・コトゴトク、一瞬に刹那的に粗悪に・・浪費されます。

金銭を対価として払う消費と言うシステム上、うつろぎやすく

正に(新しい文化や楽しみを)消費という行動はギブ&テイクだが、

新しいモノを作る開発&構築&生産&販売より遥かに早食いで

大飯ぐらいなの。

しかも、消費はマンネリを嫌い、より刺激を求める行為なので、徐々に

さらなる刺激を求めてエスカレートしやすい特徴がある。

現代社会においては、新曲で一か月持てば良い方、お笑い芸人の新ネタも

3か月も持たない。流行りのスイーツだって、高性能新製品でも、良くて

半年~1年程度でしょ?

┐(´∀`)┌ヤレヤレ

判るかなぁ?飲食業の新メニュー、アパレル業界の新デザイン、お笑い芸人の

新ネタでも、有名アーティストの新曲でも、自動車メーカーの新車でも

生産工程はスタッフ100人体制でも、そんなに早く次々と生み出せない。

┐(´∀`)┌アマーイ

新車や新製品は設計からだと開発からだと少なくとも5年弱のスパンが必要だし、

新曲も新ネタも、新メニューだって、そうそうポンポンと思いつくものでも無い。

( ̄~ ̄;)ウムム

アーティストは即興では無く、何度も何度も練り直し、修正を繰り返し紡ぎ、

お笑い新ギャグも、何十人、何百人に披露して反応を見て切磋琢磨してる

つまり、消費が生産の数倍の速度で、更に加速度的に「もっともっと」とより

刺激を求める為に、余計に「生産」が「消費と言うより浪費されまくってる」の。

浪費と言うのは、何もミクロな無駄なモノを散財するだけでなくマクロ的に

伝統や文化、魅力や熟慮を食い漁る事もある。

新曲や新ネタ、せっかく新製品を買って貰えても、飽きるのが早くて

実は味わう間もなく、次!次!もっと!もっと!と喉の渇きを海水で潤そうと

ガブ呑みしてるようなのが現状の社会。

もう、本当に美味しいのか?本当に欲しいのか?本当に心から願った事なのか?

それとも皆が美味しいと言うモノだから、皆が行きたい、皆が羨ましいと褒めてくれるから

優越感を味わいたいからなのか?も怪しくなってくる。

正直、〇〇のパンより美味いパンはあるし、ス〇バの季節限定メニューが

並ぶほども美味いとも思わない。ホントは皆も知ってるでしょ?

┐(´∀`)┌ヤレヤレ

「一度食べてみたかった」「前から行きたかった」その動機の元が

インスタで見た的なSNS由来の集団心理に元づく欲求だったら・・・

カナリ情緒不安定で価値観、主観性の無い流されやすい心理とも言えます。

皆の関心が高く、皆がまだ知らない情報を自分だけが持てば、社会的に

自分に魅力が増す。ソレが先んじて味わうだけで良いんだから「早く!早く!」

急かす事にもなりますw

┐(´∀`)┌ヤレヤレ

コレでは、消費は浪費に成り下がり、本当に良いモノよりも、ドンドン

素人受けするポっと出の付け焼刃的な文化しか続かなくなる。

世代で受け継がれるような名曲は無くなり、何百年も続く老舗は廃り

本当に使い込んで良さが判るモノが減り、噛めば噛む程に味が出るような

絶品は消えゆく・・・・・・

そのね?一番の元凶は「ただ待つことも抑えられない」

ただ何もせず待ってるだけなのに、もの凄く傲慢に消費を武器に

急かす&欲する姿勢なの。急かせばそれだけ未熟なモノになったり

練ってない浅いモノになっちゃうのに・・・待って頂ける事は

作り手冥利に尽きますが、遠足の前夜、興奮して寝付けないガキのように

何でもかんでも「待ちきれない」単なる感情だだ洩れは、丹念に積み重ね、

丁寧に作り込んでいくモノ作りの文化を急速浪費し、その当人の嬉しさや

楽しさや美味しさや満足を急速に劣化させてしまいます。

だから、ちまたで噂の名店行ってもSNS投稿しただけで味あえずに終わるし

新製品を買っても、スグに飽きて何処に置いたのかも忘れる始末。

没頭熟読した本も、毎日聞いたあの名曲も、楽しかったと思い出す

料理や旅行も、ドンドン掠れてしまう。

それは世の中の生み出される文化や商品や食事や映像や笑いを愚弄して

消費と言うよりガブ喰いの浪費をしてるから。

そんなペースだと、あっと言う間に良いモノは廃れ、どーでも良い

にわか人気の目先のモノだらけになるよ?っと言うか、現にもうなってる。

ホントに熟慮の足りない、素人が飛びつくメッキみたいな偽物だらけになってる。

もう一度言う。

「ワクワクで待ちきれない」は良い言葉ではない。その感情ダダ洩れが

本当に良いモノを、ペラペラでダメな見掛け倒しに貶める。

( ̄~ ̄;)ウムム

私に限らず、なんでもかんでも急かす前に、ほんの少し・・・・

心に留め置いて欲しい。

モノを創る、モノを生み出す事は、ただ待つだけ「コッチは客だぞ」の

お金で贖える事とは全然違うベクトルなの。

急かされようが期待されまいが、淡々と着々と進めるほかなく、

中途半端なモノにならないよう、熟慮を重ね、改良を加えしっかり

作り込んでこそ!私が納得するモノ、何処に出しても恥ずかしくない

皆さんにご満足いただけるモノが出来上がるのです。

待たせたいのではなく、生産と消費は当然そうなる構図ですよ?

っと言う当たり前の話。

(*´σー`)エラソーニ

だから「ノロノロでスミマセン」なの。待って貰うしか無いんだけど、

逆に言えば、ニヤッとするくらい期待してお待ち頂ければ、その間に

私は一生懸命、頑張ってより良いモノに作り込んで完成させます。

我が子がスクスクと一日でも早く育って欲しい。植えた苗から新芽が

出てくる・・・そのワクワクって我慢できずに急かすものでは無く、

本当は期待して「急かさず」心待ちに楽しむモノなんですよ?

ヾ(*´∀`*)ノ