SPF材の特徴

*最近、SPFのワード検索で、ココのページがHITするようですが

「roughish.net」(私の商用ブログです)の画像やこのページに

無断で勝手にリンクを貼る無礼者が増えてます。

┐(´д`)┌

ココの記事は皆さんに読んで貰う分には良いですが、ココは

私の「商用ブログ」なので、全て画像&リンクはお断りしています。

(≧∇≦)b

引用コピペや勝手にココにリンクを貼るような業者&販売サイトは

画像や文章すら自分で用意をせず引用すると言う輩ですから、

皆さん、あんまり信用しない方が良いですよ♪(≧∇≦)bチクリ!

さぁさぁ!SPF材を買ってきましたヨ♪

他の木材と違って、ホーム・センターで誰でも安価で買えるので便利♪

 

ただ・・・・・誰に聞かなくても何の知識がなくても買えちゃうから・・・・・

タダでさえ、あまり良い木材とは言えないので、ちょっと注意する点があります。

 

「SPF材」とは、Spruce(スプルース=トウヒ)、Pine(パイン=松)、

Fir(ファー=モミの木)の頭文字をとった総称で、北米のロッキー山脈とか

カナダとか・・・・あー言う、北米のでっかい針葉樹の事です。

成長が早いので、柔らかくて木目が浅くて、とても加工性が良いです。

逆に言うと・・・・・キメが荒く、木材としての密度が低くて柔らかく、

水分を吸いやすくて、腐朽菌やシロアリ等にも、とても弱いって事なんですが・・・(~~;)>

 

(良い木材、丈夫な木材と言うのは、成長が遅いので→密度が高いので→重いので→

硬いので→耐水性や耐腐食性が高い→加工性が悪い→値段も高い。

・・・例外もありますが、大体こんな感じなので、SPF材は、その真逆ですね。)

 

建築木材の規格「2×4(ツー・バイ・フォー)」とかに良く使われていますね。

建築で使われてるから丈夫なの?って意味では無く、「外壁で守られてて、外気には

触れない」って前提なだけです。

外壁や屋根、ルーフィングや、防水&防湿シートが万全ならば・・・っと言う大前提なの。

ヒビ割れや雨漏り、シロアリや床下の通気が悪けりゃ・・・・そりゃあ相当に・・・・

杉やヒノキとは、比較にならない程に弱いですよ?

何度も言いますが、SPF材が悪いと言うより「湿気の多い日本の風土に合わない」

って事です。

カナダのような、湿気の少ない、爽やかな涼しい気候では、全く問題ない。

それと比較したら熱帯ジャングルのようなムシムシ湿度の高い地震大国の

日本に乱用するから、欠陥住宅とかが多いだけです。

 

外人さんは(悪い言い方をすると)日本建築のような高等な技術は無いので(* ´艸`)

2×4を2本合わせて4×4みたいな・・・単純な計算しかしないの(笑)

2×4が最新工法って訳でもありません。ごくフツーの単純な木材規格ですよ。

んま、使う建築側から見れば、品質は安定してるし、使いやすい規格なんですけどね・・・。

 

「北洋エゾマツ」や、「ホワイト・ウッド」なんて呼び方もします。安価な住宅の大半は、

コレだったりしますネ。

2×4や1×4と言う、建築材規格の話は、以前の記事を参考にしてくださいネ。

 

簡単に言うと「エゾ松」「ホワイト・ウッド」「スプルース」「2×4材」「SPF材」は

殆ど、同じ意味だと思って良いです。

この松属の3種類は、松と言っても・・・・日本のクネクネ曲がった枝が沢山ある盆栽の松

みたいなイメージでは無くて、どれもモミの木などのクリスマス・ツリーのような真っ直ぐな

巨木です。

S・P・Fの三種とも同じ松属で、特に似ています。樹木や木目をパッ!見ても、

とても似ているし、分布も大体は似てるので、ごちゃ混ぜになってるって感じですね。

 

ホーム・センターで買える「SPF材」。つまり「2×4材」は四面プレーナー済み。

更にボーズ加工済みで、角も丸いし手触りが良いし、KD材(強制乾燥済み)なので、

木材としての品質(サイズや木質&水分含有量)は大変、安定しています。

 

その中でも、更に選ぶ時の注意点として、つまりは「白い松」な訳で・・・・・・

「節が多い」「反りやすい」「割れやすい」「水に弱い」「松ヤニ&アクが出る」のね。

 

購入する時は

「節が少なく」「反りが少なく」「ヒビ割れていない」「野外に放置していない」

「松ヤニやアクが出ていない」モノを選びましょう。

 

「節」は見て判りますよね?少ないほうが良いです。見た目の話だけじゃ無くて、

節が多いと、「木目が変わって捻りやすい」からですヨ。

「反り」も、板の薄い面の反りでは無く、タテ方向の反り!ペラペラの「2」側では無くて

まさかのぶ厚い「4」側ですぞ?タテが反ってて真っ直ぐじゃないと・・・・・どんなに

桟を足して修正しても、直んないですヨ。(薄い「2」側だったら、多少はOKです)

特に1820mm以上の長モノになると、目視で真っ直ぐ通っているか?だけでも

確認をしましょう。側面に節があると、結構、反ってるモノですヨ。

「松ヤニ」は見て判るでしょう。酷いのは・・・・ハチミツみたいにニチャ!ニチャ出てます。

後で、どーにか出来るものでは無いし、本当に厄介なので絶対にNGです。

 

「アク」は黒っぽいシミ。塗装すると更に目立つし、表面に出てるようなのは、ペーパー掛け

くらいでは取り除けないほど!意外に深い層までアクが入ってて、さらに、後からドンドンと

黒染みが滲み出てきます。ですが、ペンキで塗ってしまうなら問題ないのでOKです。

 

「ヒビ割れ」は木目が白くて・・・・見難いですが、あるとドンドン裂けてきます。

見えていない部分まで木目に沿って割れてくるので、絶対にNGです。

「野外放置」「水濡れ」は論外。あと、大量生産で製材過程が雑なので、打撃痕とか

引っ掛けた跡、欠けがあったりします。表面のプレーナーが逆目で妙に波打ってたり、

(プレーナーの回転刃で)エグレてるのも、稀にあります。

SPF材の殆どが、外周付近の「白身」や樹皮に近い「辺材」です。樹皮側過ぎて、

「丸み」がカブっちゃってる場合も有ります。裏表をしっかり確認しましょう。

 

「痩せ」「ヒケ」・・・・手で表面を触って、妙に木目状に凸凹してるものは、「お店番」が

長くて乾き過ぎ。水分含有量が少なすぎで、加工過程でドンドン毛羽立ってきますヨ。

 

あんまり、ホーム・センターでSPF材を一本ずつ選り好みなんて・・・・

恥ずかしくてナカナカ出来難いでしょうけど、同じ値段なら・・・

んね?・・・出来るだけ状態のいい物を選びましょうね。(#^0^#)

大量に積んであっても、50本中・・・10本くらいしかマトモじゃないロットもありますから。

 

んま、「広告の品!!」以外は、何処のホームセンターにも置いてるだろうし・・・

値段も大差ない規格モノですから、どーしてもソコに良いのが無かったら・・・・

諦めて、違う店で選びましょう(笑)

 

経験から言うと、大量に木材が良く売れてるホーム・センターは、(コーナ○PROとか、

パワー○メリなど)商品回転率が良いし、それだけ(同じように見えても)大工さんが

御用達!!だからなのか?SPF材に限らず、木材全般の品質も良かったりしますよ。

SPF材の特徴」への2件のフィードバック

  1. ガーデニングに関する木材を調べていたら、こちらのサイトにたどり着きました。
    薔薇の誘引をするための木材ですが、4x4のSPF材の柱にキシラデコールを塗りパーゴラを作ろうとおもっていましたが、こちらの説明ですとあまり長持ちしないようですが、国産の杉材などはいかがですか?またお安くてある程度耐久性がある木材などありましたらおしえてください。

    1. >たらぱぱさん
       なんだか、SPF材で検索するとHitするようで・・・(~~;)>

      正直・・・・DIYならSPF材でも良いかと思います。ウチは商売として・・・
      自分が作るなら使わないって意味です。
      寿命も、それぞれ思い方が違うので10年持つと思うなら無理ですが、
      2~3年持って、また作り変えれば良いや?的なら良いのでは?

      そもそも、野外に雨ざらしで10年経っても持つ・・・お手製木工なんて
      ほとんど無いですから。
      ガーデニング雑誌やDIY雑誌に作り方や見本が載ってたりしますが、
      経年劣化まで説明してないし、足元が腐ってボロボロでも・・・・・・
      写してなきゃ判んないですからね。(~~;)>ヒデーハナシ

      素材も、密度(質)の問題で、安モノのヒノキや杉なら、ちゃんと防腐処理したSPF材より朽ちるのが早い事もザラです。

      焼き締めてから、キシラデコールやペンキをシッカリ塗ればSPF材でも
      (施工&環境によりますが)数年は持つのでは?

      ただ、バーコラなら、変に弱ってグラグラになると厄介なので・・・
      ちゃんと塚石で地切りしたり・・・・(接地&水を吸うと、どんな木材でも腐ります)、妙な切欠きを作らず(その隙間から腐りやすい)コーナーを金具で補強したり(適当でも何とかなる)組んだ後で、ビス頭や木口をシッカリ塗らなきゃダメ(錆びたり腐ったりします)ですよ。

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