月別アーカイブ: 2019年3月

自立の理屈(≧∇≦)b

えーっと・・・・お問い合わせやリクエストで多い

「自立」について(≧∇≦)b

自立と言うのは、そのもの単体で立つ事。

常識的に、不安定でギリギリ立ってるだけでは駄目ですし、

「絶対にピクリとも倒れない」なーんてのも無理な場合が

多い。(そもそも安定してれば、そんな心配しないので)

本日は具体的に「薄い背の高い木箱を立てた時に自立するか?」

って事に的を絞って説明しまーす。(≧∇≦)b

判り易く例えとして・・・・・

30って書いてるのは、お馴染みの私のビス箱。ほぼ正方形の

立方体ですね。んで、右が大体、皆さんが「背が高くて厚みが薄い」

どうにか立たないでしょうか?の難問の例。(* ´艸`)アハハ

誰でも真四角で背が低い。底面が広い方が安定するくらいは

想像が付くと思います。

しかし・・・先ずね?(≧∇≦)b

「倒れるか?倒れないか?」の分岐点は何処にあるのか?

何処をどうすれば倒れ難くなるのか?つー事まではあんまり

深く考えないモンです。だから、敢えて説明します。

β(□-□ ) フムフム

こー言う風に側面に対角線を入れれば判り易い。

φ(°ρ°*)フーン

んま、中にモノが入ってない&同じ重さの材料で

作ってると仮定して・・・・・

コッチは、ほぼ真四角なので・・・対角線は45度。

その位は判りますよね?(≧∇≦)bハーイ!ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ!

一方、薄くて背の高いモノは、当然細くなるので

角度で言ったら45度よりもカナリ鈍角ですよね?

(逆に細い方で見れば、尖がった鋭角です)

この角度が大事。

β(□-□ ) フムフム

具体的に箱を傾けてみると・・・・・


これだけ傾けても・・・まだまだ余裕♪(≧∇≦)b

手を離せば、確実に元にストンと落ちて戻りますよね。

大事なのは、赤い対角線ラインと、手前に置いてる

90度直角定規を見ててね?(≧∇≦)b

んで・・・前にも後ろにも倒れそうで・・・バランス

する位置がココ。ラインを見れば判ると思うけど

45度くらい。つまり、超~不安定で、手を離すと

前か?後ろのどちらかに倒れます。

ココまで傾けると・・・・手を離すと100%後ろに

ガシャーン!っと倒れます。

β(□-□ ) フムフム

当たり前と言っちゃあ当たり前なんだけど、重心には

軸があって、ソコのラインがさっきの対角線。

これを90度になるまでの余裕(角度)が倒れにくい。

越すと急激に倒れ出すってのが判るでしょ?

β(□-□ ) フムフム

コレを背の高い&薄いモノで試すと・・・・

はい。たった・・・これだけ傾けただけで対角線ラインが

90度を超える。(≧∇≦)bナルヘソ!

だから倒れやすい。

実に簡単なんだけど・・・・

これを高さが半分になると・・・・ずいぶん角度は緩くなり

上画像の縦長よりも傾けても倒れない。

つまり、それだけ安定する。

これは同じように厚みを2倍にしても同じ効果が出る。

β(□-□ ) フムフム

ただ・・・・この薄い木箱で安定性を増そうと思ったら

厚みを数センチ広くした程度では、殆ど対角ラインの角度が

変わんない。┐(´д`)┌

「不安定なので、もう少し厚みを増せば安定しませんか?」

の願望とは裏腹に、倍の厚みにしても、大して倒れにくくは

ならないの。

例えば、薄い制約があって、あと何センチ広げれば・・・

っと言われても、少なくとも倍以上に広げるか?高さを

半分にしない限り、対角ラインがさほど変わらず、少し

厚みを増したところで・・・・焼け石に水。

総厚みが増すとコストが上がって追加料金が発生しても・・

大して倒れ難さには貢献しないの。

(ノД`)・゜・。

んじゃあ、どうすれば倒れにくくなるのか?つーと・・・

一番簡素なのは「自立脚」んま、こー言う形状じゃ無くて

ツバのように前後に張り出しても良い。

ただ、以前から言ってるように「倒れない」自立安定性を

望むなら、高さに対して3分の1、地面に埋めるか?

(電柱などや高層ビルの基礎杭がそうですね)もしくは

この場合だと前にも後ろにも、3分の1比率で前後に脚を

出すのが理想的です。先ず、押しても倒れない。

β(□-□ ) フムフム

ただ・・・現実的にコレでは邪魔ですし、100%倒れないのでは

無くて、写真立てのように(そりゃあ倒れる時もあるだろうけど)

倒れにくくって言う事で・・・・

世の中的には、遥かに短いこの程度の出幅の脚を

設定します。そりゃあ見るからに押したら倒れるけど

不安定では無い&簡単には倒れない。って言う意味ね?

そりゃあ誰だって判る。じゃあ、さっきの理屈に当てはめると

ココまで傾けても・・・倒れない。何故か?っと

言うと、脚の先端が自重を受け持つ支点になる。

つまり、物体は薄くて背が高くても、箱の下角では無くて

遠くに離れた自立脚の先端になるから。

点線ラインのココまで対角ラインが大きく変化する。

自立脚や底面にツバを設けると、箱の厚みうんぬんより

遥かに自立しやすくなる。

つ~訳で・・・・

ツバや脚の張り出しが高さの3分の1以下の短くても

「物体の元々の視点より、遠くに設定出来る」利点が

箱の厚みを増すよりも遥かに効果が大きい。

遠のけば遠のくほど、安定性が増すし、今は何も入れてない

重さが同じと仮定してるけど、下側の脚が重いと、

もっと安定する。

大して差が無いように思うけど、これだけの効果が出る。

だから、私は本体の厚みや高さに制約がある場合には

自立脚やツバを良く採用するの。

(≧∇≦)bナルヘソ!

厚みを増さなくても、ココまで増したのと、ほぼ同じ

倒れ難さになる。

逆に言うと、薄くて背の高いモノを、少しくらい厚みを

増しても、大して効果が無いよ?っと言うのが判るでしょ?

こー言う事です。

β(□-□ ) フムフム

つーかね?さっきから度々写ってる・・・・

この定規と同じ。( ´,_ゝ`)プッこーんな薄いのに

立ってられるのは、下のツバのお蔭で対角ラインが

ペラペラの時よりもカナリあるから。

それに金属製で余計に厚みのあるツバ部分が重いしね?

(≧∇≦)bソッカァ!

んでも・・・・前に脚が張り出すとNGな場合もある。

そー言う時は、後ろだけでも付ければ、後ろ向きには

倒れにくくなる。前向きに倒れるのを違う方法で対処すれば

OK(≧∇≦)b

具体的には・・・・

こーやって、後ろの脚の上に重石を置いちゃえば・・・

前にも後ろに倒れにくくなる。対角線の理屈(てこ)を

重量で相殺させるって訳。

なので、作り手にどーにか倒れにくいように・・・っと

他力本願しなくても・・・・工夫次第で

箱の下側に重いモノを置く。これだけで簡単に

相殺させる事が出来るかも知れない。

とにかく、理屈を理解して、もっと柔軟に考えましょ♪

これは重さで重心の傾きを相殺させてるけど・・・

例えば、コレね?私の作業時にメール&電話が来ても

見れる横向きスマホ自作スタンド。(* ´艸`)

コレは鉄製のテーブルソーの上に置いて、ちょっと当たった

程度で落ちると困るから・・・

裏面4隅に強力ネオジム磁石を仕込んで、鉄製のテーブルソーの

何処にでも引っ付くようにしてる。

コレは、重量の代わりに磁力で相殺させてる。

だから傾いてんのに、押しても引いても倒れない。

β(□-□ ) フムフム

こー言う風に、重力と言うのは地球で住む限り避けられないし

思い付きや願望や思惑と、実際の理屈と言うか「理(コトワリ)」

が違えば、そうならない。

「そんなモン簡単に対処できんじゃねーの?」とか

「なんとか頼み込んで他力本願&責任転嫁」では対処しきれなかったり

「不可能を可能にしてる」有難みや所有満足感が薄れる。

β(□-□ ) フムフム

もし簡単じゃね?で軽視されてれば、追加費用が掛かったり

物凄く手間が掛かったり、アイデアでは対処しきれない場合に

納得して貰えないし「えっ?なんで?」ってなっちゃうし、

対価(費用&ご予算)を(そんなの簡単についでにタダで出来る

事だろう)と低く見積もられると・・・・困っちゃう。

┐(´д`)┌

苦労して実現しても、本人すら気付かない&対価に見合わないなら

やっても意味が無いし、そもそも絶対に対処しないといけないモノ

って程でも無い「聞いてみただけ。(´~`ヾ)」かも知んない。

出来る限りの事を私や他人にやって貰う事に付属的&タダなんてのは

無いし、例え善意で施したとて本人が有難いとご理解頂けないなら

骨折り損に陥ってしまう。

とかく、情報が蔓延して「こんな事くらい私にも出来るかも?」っで

実際にはやらない&人にやって貰う時に意味が分かって無いと見合う

対価&評価を示せないって事に成っちゃう。

「クラフトらふさんの腕を見込んで」で、アイデアや工夫をゼロ円。

他で頼むより得と言う程度にしか思って貰えないモノは、所詮は

私が創らなくても良い誰でも作れるモノって事にもなっちゃう。

安ければ安い方が良い。と同じで短絡的で深く考えないと、ものすごく

チンプンカンプンな突拍子もない(例えば、自分で考えてないモノを

人に創れなど)訳の分からんオーダーになり得ない話になっちゃう。

空想的な理想を言って・・・具現化して貰うオーダーメイドと言うのも

確かにあるけど・・・お姫様的な「おまかせオーダーメイド」みたいな

それは私とではオーダー製作費&価格が一桁違うでしょ?

┐(´д`)┌

そーでは無くて、ある程度シッカリ自分の頭でカタチに出来て、ラフ画でも

書けるモノなら作れますし、精一杯のアドバイスや工夫も出来ます。

その為には、何が難しくて何が簡単なのか?が判って貰えてないと・・・

上記を全く理解せずに「なんか難しい事は判らんけどプロだから、ついでに

チョチョイと出来るでしょ?」的なのでは破断してしまう。

つーかね?こんなの、何処まで考えて、どれだけ知ってるか?なんて

メールの文面見れば判るのよ。それこそ接客メールもプロだから。

邪険にしたいんじゃ無くて、判らないなら判るように説明します。

難しい計算は私がしますのでご安心を♪

(≧∇≦)b

ただ、判らないままだと評価&対価を(知らない故に)低く見積もって

しまわれてると・・・理解しようとすらして貰えないと・・・

どーにもなんない。

難しく考えなくても良いですよ?っと言っても、本人が本当に考えないのは

作りたくても創れない。そーいう事です。

ヽ( ´ ▽ ` )ノヘラヘラ

抜ける算段(* ´艸`)

えーっと・・・いよいよ3月に入っちゃってるので

このままでは木工に影響が出ます。(≧∇≦)bゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ!

なのでぇ・・・・

来週の火曜日あたりから、現場から抜けさせて貰えるように

(* ´艸`)コソコソ・・・算段しております。

んま、ぶっちゃけ、工事スタートが遅れた分はシッカリ!(≧∇≦)b

取り戻せたし、施工上、問題だらけな部分は殆ど私が駆逐したので

思いのほか順調に(リノベーション工事自体は)トントン拍子で

進んでます。

お施主さんも他業種も棟梁も大喜びで一安心♪

ヽ( ´ ▽ ` )ノエッヘン♪

ただ、出来れば・・・このまま最後まで一気にフィニッシュまで

畳みかけたいってのは人間の心情。(´~`ヾ)デショ?

しかし、これ以上、木工に支障が出れば・・・そうとも

言ってられないので。(´~`ヾ)スマーン

つ~訳で(一番の難所の)ココのシステムキッチンが

収まるスペースも、無事!下地は完成♪(≧∇≦)bイェイ!

ココは元々がタイル張りのガスコンロの水屋。

ただ、ココの元々の精度が経年劣化に伴い骨組みから

精度がカナリ悪い。 ( ̄~ ̄;)ウムム

しかし、システムキッチンと言うのは規格のサイズが

あって、システムキッチン屋さんが、壁にパネルを貼って

サイズピッタリに収めるので、幅サイズもシビア。

平行&直角もシビア。

ただ単に、一回り小さいとか、新築なら全く楽勝なんだけど

修正しつつ・・・で、計算上3mmしか余裕が無いビチビチ。

┐(´д`)┌

3mmもあれば普通は計算通りに行けばいける筈なんだけど

平行&直角が全く当てにならないベースに対して、正確な基準を

設けにくい。僅かにでも平行直角が狂えば、根元があってても

手前で足りなくなる事もあり得る。

(*´д`*)アワワ

なので、親墨基準を自分で割り出して・・・キッチリ確認しながら

進めるんだけど、いかんせん、元がガタガタに狂ってるので、アッチも

当たるしコッチは足りない。3方とも壁が平行でも直角でもない場所に

違和感なく調整しながら真四角を作る。

両方のミラーを畳んでも両方とも擦りそうなビチビチのガレージに

車庫入れするより難しい。( ´,_ゝ`)プッ

車は入れば終わりだけど、全ての壁を新たに、僅か3mmしか

余裕のないギリギリのスペースに起こす話ですから。

(*´д`*)ヒィ!

かなーり手間が掛かるしややこしいので、難しかったのですがぁ

バッチリ!ピッタリ!コレで後はキッチンパネル屋さんが

キレイな壁パネルで仕上げて、ジャストサイズのシステムを

スポっ!っと嵌めれば、新築物件並みにスッキリしますね♪

ヽ( ´ ▽ ` )ノ

んま・・・私の苦労など微塵も知らずに・・・(* ´艸`)

最終チェックでもバッチリ!仕様書通り♪上手く行って

良かった♪(*´д`*)ホッ♪

逆に言うと、前から懸念してた難所はコレで全てクリアー

したので、後の工程は普通のリノベーション工事と同じ程度に。

私が抜けても大丈夫かなぁ?(* ´艸`)ソワソワ

一方、木工オーダーの方は・・・・オーダー品の

レジポシェットに施す屋号ステンシル。

依頼者さんは、お友達のチョークアート作家さんが

描いたカタカナのロゴを、そのままステンシルにして

施して欲しい。って事で(原始的ですが(´~`ヾ))

送って頂いた(小っちゃい)画像を拡大&縮小コピーを

駆使してサイズを合わせ・・・

なんとかコレでステンシル原版を作る元版が

出来ました♪あとはφ(°ρ°*)チマチマ切るだけですね。

もう3月(*´д`*)アワワ

もう3月。明日はひな祭りですゾ?

(*´д`*)ヒェー!

んま、2月は28日で終わっちゃうのと、今は

リノベーション工事で思うように木工が進められなくて

私がカナリ焦ってるので・・・(´~`ヾ)ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ!

余計に早く感じちゃうんでしょうけどね?

(* ´艸`)ニャハハ

コチラもφ(°ρ°*)チマチマ進めてるんですけどねぇ

(´~`ヾ)ノロノロ

一方、コチラは本日、梱包&発送完了です♪

ヽ( ´ ▽ ` )ノマッテテネェー♪

んでからぁ・・・(≧∇≦)bツギィ

コチラのサイズ指定の木製トランクタイプの

陳列棚什器も本体構成まで進めてます。(*´д`*)フゥ

これが1箱で作って半分に割る。って意味です。

β(□-□ ) フムフム

木目を合わせるってのもあるんだけど、どんなに高精度

でも、木工ではコンマmmの誤差がどうしても出ちゃう。

┐(´д`)┌

ただ、そんなちょっとのズレは普通は気にならないんだけど

トランクのようにピッタリ蓋が閉じる場合は、その僅かな

ズレが素人でも気付く。

寸法ピッタリに切って、正確に合わせれば確実にピッタリ

なーんて机上通りなら・・・簡単なんすけど、どんだけ

高精度にしても、湿度膨張でも簡単に狂う。

┐(´д`)┌シャーナイ

布モノほども柔らかく無いけど、金属並みの精度を保ったとて

僅かに狂う。んま、それが少ない高精度と謳う私ですら・・・

なので、わざわざ総厚みで箱を作ってから半分に割ってます。

(´~`ヾ)